一刀の日記 
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       一刀の日記

 

 

 

 

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○月○日 晴れ

 

 

 

 

こっちでの生活も大分落ち着いたので、今日から日記を書いてみようと思う。

 

 

一日で起こる事が多いので、掻い摘んで書くとしよう。

 

 

 

 

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○月±日 昼から曇り

 

 

 

裸の王様の話をしたのがいけなかったのか・・・

 

 

 

 

 

 

華琳が馬鹿には見えない服を、空箱に入れて桂花にプレゼントするとは。

 

 

 

 

 

その後、便乗した春蘭が、

 

 

「見事なもの頂戴できて良かったなぁ、桂花!」

 

「ぐぐぐ、こ、この脳筋、覚えてなさい・・・」

 

「あら?さすが春蘭ね。貴方、この服の良さが分かるのね。」

 

「も、もちろんです華琳様!」

 

「じゃあ、箱に春蘭の分も入れてあるのも、当然″分かるわよね?」

 

「へ?」

 

「着替えて見せて頂戴。まさか、嫌とは・・言わないわよねぇ?」

 

 

 

と、自爆するいつもの流れでしたとさ。

 

 

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○月×日 晴れ

 

 

 

久しぶりに華佗が来た。

 

当然、漢女のお二方もご一緒に。

 

 

しばらく滞在するらしいので、みんなの体を検診して貰う約束をする。

 

 

 

 

 

 

 

貂蝉が股間から出したお土産はどうしようか?

 

 

 

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○月△日 晴れ

 

 

 

呉のお屋敷でお茶。

 

 

 

庭にある休憩所みたいな所で、お茶とお菓子と会話を楽しむ。

 

 

ふと廊下を見ると、ぶきっちょスキップしている穏の姿が。

 

揺れる二つのモノを楽しんでると、どこからか飛んできた竹簡が穏の足に挟まり転んでいた。

 

 

ドタバタと音がして来たと思ったら案の定、雪蓮。

 

追いかける冥琳に投げたが手元が狂ったらしい。

 

 

 

蓮華はため息を吐き、明命は穏の潰れた巨乳に目を細め、思春は竹簡ストライクにツボったらしく笑いを堪えていた。

 

 

 

 

 

 

 

蓮華に華佗から検診を受けるように話をすると顔を赤くして怒られた。

 

なんでだ?

 

 

 

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○月■日 晴れ

 

 

 

華佗達から貰ったお土産(貂蝉が股間から出した物とは別)に唐辛子があった。

 

なんでも、こちらで栽培されてるものより辛さが違うらしい。

 

 

 

凪にあげたら、お礼に辛いお菓子を作って持って来た。

 

 

 

 

 

 

暴君だった事は言うまでも無い。

 

 

 

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○月☆日 局地が雨

 

 

 

 

今日は黄金翠。

 

 

 

 

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○月>日 ←なぜか生き物に見える

 

 

 

山に住んでる左慈から苦情が来た。

 

なんでも、

 

 

「干吉に聞いたが、俺とお前のBL本が出回ってるらしいのでどうにかしろ!安心してカスミも食えねぇ!」

 

 

との事。

 

 

 

穏やかじゃないので、犯人であろう朱里と雛里を呼び出し、本の回収の協力をお願いした。

 

貂蝉の股間土産を使ったら快くご理解いただいた。

 

 

 

山登りが趣味である馬謖ちゃんに、左慈に便りを届けて貰う。

 

 

 

 

「真犯人はお前の隣にいるぞ。」

 

と。

 

 

 

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○月=日 雨

 

 

 

蜀の屋敷で仕事。

 

 

桃香が筆を机から落としてしまい、それを拾おうとして顔を机の縁にぶつけた。

 

目のところに横棒型の痣ができていて、たまたま来ていた思春は必死に笑いを堪えてた。

 

 

 

 

 

 

やさしく抱きしめて慰めていたら、あちらこちらから舌打ちが聞こえたが気のせいだろう。

 

 

 

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×月○日 晴れ

 

 

 

華琳の所に行くと春蘭と桂花が口喧嘩してた。

 

いつもの事なので、みんなで見物しながらお茶してたら、

 

 

 

「誰が馬鹿だとぉ!」

 

「馬鹿だから馬鹿って馬鹿に言ってるんでしょ!アンタ風邪ひかないものね!」

 

「ん?風邪とはなんだ?」

 

 

 

時が凍った。

 

 

 

 

 

 

まさか「馬鹿は風邪知らないのか?」と思ったが、

 

 

 

「姉者、軟弱病の事だ。」

 

「お?おお!それならそうと言え!」

 

 

 

 

なんでも、春蘭の中ではあれは軟弱者の病気らしい。自分の管理もできない奴が武を揮えるか!との事。

 

 

 

 

実に春蘭らしい話でしたとさ。

 

 

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×月×日 小雨

 

 

 

深夜すぎ、

 

 

凪、真桜、沙和がジェットストリームアタックを仕掛けて来た。

 

 

とりあえず、凪を避け、沙和を踏み台にして、真桜の「新穴堀機:淳于導くん」を取り上げ、そのままガラ空きのお尻に差し込む。

 

 

 

「白い(ぽりえすてる)悪魔」は伊達じゃない。

 

 

 

 

とりあえず、これだけは何時か言いたかったので言っておこう。

 

 

 

 

 

敵将:李典 討ち取ったりーーー!

 

 

 

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×月△日 晴れ

 

 

 

今日は美以達南蛮メンバーと、4人を見てほくほくしてた明命を誘って近くの川へ。

 

 

 

4人が魚を相手に格闘してる横で、川の淵に屈んで顔を洗ってると、

 

 

「あ、あの、一刀様、これよろしければお使い下さい!」

 

 

と、明命の声が。

 

 

どうやら手ぬぐいを貸してくれてるらしい。

 

 

目を瞑ったまま、顔を拭いてお礼を言おうとしたが、

 

 

 

 

気が付いたら川に浮いていた。

 

 

 

 

 

どうやら、間違えてふんどしで顔を拭いてしまい、混乱した明命に投げられたらしい。

 

 

 

美以いわく、

 

「虹が見えたじょ。」

 

 

と、綺麗なフォームだった事を教えてくれました。

 

 

 

どうせなら目を開けて拭けばよかった。と布団で寝込みながら後悔しましたとさ。

 

 

 

 

あー風邪ひいた。

 

 

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×月■日 晴れ

 

 

 

ずっと看病してくれた明命に感謝。

 

 

 

忙しい仕事の合間に見舞いに来てくれたみんなにも感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がはは!聞いたぞご主人様。だがワシの褌で汗をふきふきすれば風邪なぞ一撃だ!キラル・メキレルのゴーグルも・・ぬ?」

 

「あ〜ら、ダメよ卑弥呼。ご主人様のあ〜んなとことか、こ〜んなとこふきふきするのはこの・・・あらん?開かないわねん?」

 

 

閂をかけてくれてた明命にはホント感謝してもし足りない。

 

 

 

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×月=日 曇り

 

 

 

風邪も治ったので御見舞いのお礼をしに行く。

 

 

 

蜀の屋敷で、へこんだ白蓮を慰めて舌打ちを貰い、

 

魏の屋敷で、凪が献上したお菓子「暴君」を見て固まってる華琳から目を背けたり、

 

呉の屋敷で、そういえば呉の親衛隊って全員ふんどしって設定を思い出す。

 

 

 

 

 

これからもこんな平和な毎日が続くのだろうと思った。なぜなら、

 

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「なぜなら、彼女らも特別な存在だからですっと。」

 

満足げに筆を置く一刀。そこへ、

 

 

 

「失礼します、ご主人様。警備隊のみなさんから至急来て欲しいとの事です。」

 

「ん?なんだろ?」

 

「また街で麗羽達が騒いでるらしいわよ。」

 

「なんでも、麗羽さんがお御輿の上で立ってよろけて、こ、股間を打って、そこに手を当ててうずくまったまま運ばれてるそうなんです。」

 

「なんてシュールな。」

 

「さらにそれを美羽達が笑って煽ってるらしいわよ。」

 

「そりゃ急がないとな。ところで麗羽はどこ打ったんだっけ?」

 

「そ、それは、へぅ、こ、こか・・」

 

「アンタいい度胸ね。」

 

「イタ!イタタ!横から膝蹴ったら割れちゃう!皿割れちゃう!」

 

「詠ちゃん!ダ、ダメだよ!」

 

「まったく、さっさと行きなさいよ。たまたま近くにいた思春が、必死に笑いを堪えて死にそうらしいからそっちもね。」

 

「相変わらず、笑いのツボが絶望的だなぁ!」

 

 

 

 

 

 

部屋を飛び出して行く一刀。

 

 

 

 

 

 

 

城を出る時に、新しい日記帳を買わなきゃなと思いついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら、こんな毎日がまだまだ続くのだから。

 

 

 

 

 

                                     おわり

 

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読んで頂いた皆様に感謝を。

 

 

 

思いついた小ネタを無理矢理まとめてみました。

 

 

最初は「壊れ」と言われるものにしようかと思いましたが、初心者の自分には無理でしたね。

 

 

設定は無印と真を混ぜたものにしてみましたが、オチが思い浮かばずなんだか最後もおかしな感じに。

 

 

 

 

 

読んで頂いてありがとうございました。

 

感想お待ちしております。

 

 

 

 

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没ネタ:1

 

 

 

 

 

 

「誰が馬鹿だとぉ!」

 

「馬鹿だから馬鹿って馬鹿に言ってるんでしょ!アンタ風邪ひかないものね!」

 

「ん?風邪とはなんだ?」

 

 

 

時が凍った。

 

 

 

 

 

 

 

その日から桂花は春蘭に少し優しくなった。

 

 

       ↓

 

 

風邪の日

 

「おい、北郷。風邪とはどんな感じだ?聞いているのか北郷?」

 

 

 

 

 

 

さすがにそこまで馬鹿じゃないだろうと思い没。

 

 

 

 

没ネタ:2

 

 

暴君ハバネロ

 

 

「か、一刀、あ、貴方が食べなさい」

   ↓

一刀、大量に食わされる。

   ↓

「そ、それくらい、お、王なら耐えて見せなさい」

   ↓

そのまま、華琳にキスをする。

   ↓

王だから耐えようとするが、辛さと恥ずかしさで真っ赤。

 

 

 

長くなりすぎて日記の範囲では無くなったので泣く泣く没。

 

 

 

 

 

 

 

没ネタ:3

 

 

 

 

カリン様の仙豆をオラに(略

 

 

 

 

書いてて一番楽しかったが、この話だけ下ネタが過ぎたので没。

 

 

 

説明
一刀の日記
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コメント
次の日記は〜?(ヒロアキ)
>無双様 書かれて怒る人と、書かれなくて怒る人とで一刀君は大変な事にw(いじり)
これが見つかったらどうなるんだろう・・・www(無双)
>320i様 思い出してクスッと笑えるものがツボって設定にしたら、思いのほか出番がw(いじり)
>だめぱんだ様 「ペロ・・・これは超神翠!」ってのもあったんですw(いじり)
>ポチ様 ありがとうございます。続きが書ければ出てない人物を書きたいですね。(いじり)
>うたまる様 自分もあのどや顔を思い浮かべましたw その後でPSPしてる左慈と于吉を想像していただければ完璧かとw(いじり)
>YTA様 登山家ですからw その後、「4人の一般兵のカラミ」を出版するも、朱理に泣いて斬らせるってのも考えてましたw(いじり)
>yosi様 一刀「股間のこれは華琳の塔、カリン塔だ」ってのも書こうとしてたんですけどねw(いじり)
>タタリ様 ほっこりありがとうございます。二冊目はネタが溜まったら書きたいですね。(いじり)
>よーぜふ様 逃げてーw(いじり)
>ロンギヌス様 ほっこりありがとうございます。最後は無理矢理終らそうとしてるのが見え見えですねw(いじり)
カリン様の仙豆…一番ツボったわwww(だめぱんだ♪)
なんとも平和な感じで面白かったです。 二冊目、三冊目の日記も期待しています。(ポチ)
馬謖のところで、金髪のグゥレイトゥ!様のドヤ顔の馬謖ちゃんを脳裏に浮かべてしまいました(w (うたまる)
やっぱり、山登り好きだったんだね、罵謖ちゃん……。(YTA)
カリン様の仙豆・・・   一発で全快するな(yosi)
はっはっはっ、とりあえず左慈逃げてーw(よーぜふ)
アホなことやってるなと思ったら、最後の最後でホッコリとしたww(ロンギヌス)
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恋姫†無双 真・恋姫†無双 一刀 日記 

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