夏のころ
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気づいた頃には緑が深い

夏の日差しがやってきた

春の花は緑でしげり

次から次へと生え茂る

夏の木々は深い色

光に負けない濃厚色

 

つくつくぼうしが鳴いている

遠いお山で鳴いている

近くの木々でも蝉時雨

ミンミンジワジワ鳴いている

そんなに鳴いてどうしたの

ミンミンジワジワ鳴いている

 

つくつくぼうしはお山の向こう

遠いお山を埋め尽くす

近くを埋めるは蝉時雨

遠い山からやってきた

蝉ばかりの夏のそら

山から森から聞き渡る

 

つくつくぼうしはお山の上へ

遠いお山に昇ってく

蝉時雨は川下り

ながい川を渡り行く

蝉ばかりの夏のそら

気付く時には鈴虫の声

説明
夏物ということで
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