魔法少女リリカルなのはEA−堕ちた天使− 第1話 part1
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満天の星が浮かぶ空を切り裂くように、一筋の光が差した。

 

その光が落ちた先は夜の公園。

 

まばゆい光が収まると、光が落ちた場所には9歳くらいの少年が立っていた。

 

彼の名はシオン・R・ハーデンス。

 

長くて黒い綺麗な黒髪と、見たものを引き込んでしまいそうな深い黒の瞳。

 

中性的な顔に浮かぶ愁いを帯びた表情。

 

どれをとっても幻想的で美しい、そんな少年だった。

 

「ここは・・・どこ?

 なんでこんなところにいるんだろう・・・」

 

今まで辺りを物珍しそうに見渡していたシオンは、ここにはいない誰かに尋ねるように呟いた。

 

だが、現在の時刻は午前2時。

 

誰もが自分の寝床で身体を休めている時間だ。

 

それゆえに彼の問いに答えるものはいない。

 

今自分が置かれている状況がわからない彼が途方に暮れていると、ふと夜空に光るものが見えた。

 

最初シオンは、流れ星かなと思っていたが、いつまでたっても消えず、徐々に大きくなっていく様子を見て、おもった。

 

嗚呼・・・これ・・・隕石だよ・・・と。

 

そんなことを思っている間に隕石?はすぐ目の前に来ていた。

 

「あわわわッ!!??ど、どうしよう!?

 早く逃げなくちゃ!!

 でも何処に!?」

 

こんなことを言っている間に隕石?はもう目の前。

 

とにかくここから逃げ出そうと走るモーションにはいるシオン。

 

だが、ときすでに遅し・・・

 

隕石?は無慈悲にも小さな少年のその身体にタックルをくらわせていた・・・。

 

薄れ行く意識の中、シオンはこう思った

 

――――――この世界に神なんていないんだ・・・と。

説明
今回は少し短いです。
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