無双強靭究極王 第7話
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オープニング

 

 

 

 

 

 

大学の中庭で寝転び、空を眺める一刀。

 

その一刀の上を飛ぶ、強王、Q王、クー王。

 

一刀の側に近づき、寝転ぶ一刀に手を差し伸べる桃香。

 

一刀は手で顔を隠す。

 

格納庫にいる初老の男と胸を揺らす真桜。

 

司令室らしき場所で座り、椅子を回して振り向く弘嵩。

 

暗闇の中、月光でわずかに光って映る真王と明命、凪、恋。

 

空を飛ぶ強王に乗る一刀とクー王に乗る華琳とQ王に乗る亜莎が映る。

 

一刀は横にあるレバーを思いっきり引く。

 

3機は合体し、究極王へとなる。

 

宇宙空間が映し出され、そこに三人の敵幹部と敵のボスが立体映像のように映し出される。

 

究極王が宇宙へと飛んで行き、立体映像の人物達に突っ込んでいくと立体映像が消え、人型ロボットが1機現れ、究極王と拳を合わせるも、究極王が勝ち、究極王はさらに上昇する。

 

究極王は背中から刀を出し、その刀を手に持ち、画面に向かって斬りかかる。

 

画面が切り替わり、大学の入り口で並ぶ私服の一刀とパイロットスーツ姿の華琳とパイロットスーツ姿の亜莎。

 

その三人の下の桃香を初めとする大学の生徒や先生が来る。

 

そして全員がジャンプし、その後ろにはジャンプする究極王があった。

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第7話  闇の使者、登場

 

 

 

 

数週間前の曹達財閥所有の格納庫

 

 

 

真・究極王から降りた一刀達は斬馬や真桜から色々な事を聞いていた。

 

「あの真・究極王はそんなに危険なの?」

「別にパイロットの命が危険とかはないけどやな…」

「ただな〜」

「何だ?」

「コントロールを間違えると星一つは壊せる。あれにはそれくらいの力がある」

 

斬馬達が真・究極王の方を見る。

 

「そんなにパワーがあるのか」

「まあ初めてだったから力はセーブしてあるが、今後は力のセーブを無くすつもりだが……」

「せやけど、さっきも言ったように力の加減を間違えるとこの星なくなってまうで」

「つまり、私達が真・究極王を使う時は注意が必要なんですね」

「そういうことだ。そのための特訓を……」

「まあ参加はするけど、いつものようにするさ」

 

そう言って一刀は去って行った。

 

「一刀さん、本当によく分かってるんでしょうか?」

 

明命が心配がる。

 

「それは大丈夫だ」

 

そこに弘嵩がやって来る。

 

「指令」

「大丈夫とはどういう意味でしょうか? 総帥」

 

凪が弘嵩に尋ねる。

 

「あの子はああ見えて、結構使命感とか感じられるタイプだよ」

「……(コクッ)」

 

恋も頷く。

 

「恋さんもそう思いますか?」

「……うん」

「まあ一刀はロボットものとか特撮ものとか結構見てるけど、現実とかはきちんと見比べる人間よ」

 

華琳もフォローした。

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一刀達が住む街の近くの山

 

 

その場所に一人の男が突如と姿を現した。

その男は黒いマントに白シャツに黒い長ズボンを履いており、黒い短髪をしていた。

 

「さてと……この世界は……」

 

その男はその場で呆然と立ち尽くす。

 

「………なるほどな…。今回は前調べしてないからどんな世界かと思ったがこの世界にもいるようだな。

北郷一刀が……。ま、しかも俺が知ってるどの世界にも当てはまらないとびっきりの変わった一刀のようだがな……」

 

そう言うと男はマントを薄い長袖の上着に替えた。

 

「気分的にこっちだな」

 

男は街の方へと歩いていった。

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ガベージャー帝国要塞

 

 

「さてと、次はどうするべきか……」

 

フレー皇帝は、少々焦っていた。

ここ数週間、ガベージャー帝国のロボットを送り込んでいるのだが、真・究極王に返り討ちにあっているのだ。

しかもその数週間の間で真・究極王ではなく合体前の究極王や真王にやられる事も多々あった。

 

「やつらは完全に戦いなれをしてきている。真・究極王ではなくその合体前でもやられるようになってきたな…」

 

ガベージャー帝国のロボットも日々強くしてあるのだが、一刀だけでなく、華琳や亞莎、訓練を長くしていた明命達にもやられるようになっていた。

 

「そろそろまた俺自身が行くべき……」

 

フレー皇帝はそう考えていると突如と声が聞こえてくる。

 

(まだ様子を見てみろ)

「! 誰だ!?」

 

フレー皇帝は突如と聞こえてきた声により、椅子から立ち上がる。

 

(私はその場にはいない)

「質問に答えろ! お前は誰だ?」

(それはお前が今知ることではない)

「何?」

(今は様子を見ろ。まあ何か送り込むこと自体に反対はしないがな………)

 

そしてその謎の声が突如と止んだ。

 

「何だ今の声は? しかし…俺はあの声の主を知っているような気がするのは何故だ?」

 

フレー皇帝は不審がるものの、ロボットを1体送り込む事にした。

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街のゲームセンター

 

 

一刀は格闘ゲームで連勝していた。

 

「よし、これで10連勝だ」

 

一刀がそのままアーケードモードをしようとするとまたしても乱入者が現れる。

 

「また乱入か…」

 

この格闘ゲームの機会は向かい合わせになっているため、相手の顔は回り込まないと見えないのだ。

乱入者は一刀と同じキャラを選ぶ。

 

「死闘、同キャラ対戦!」

 

その乱入者は男のようであり、男はそう叫んだ。

 

「同キャラ対戦か。面白い」

 

一刀と乱入者の男が戦う。二人の戦いは乱入者の勝利に終わった。

 

「あ、負けちまった…」

 

一刀はその台から離れる。

そして自分を倒した乱入者がどんな人物か見てみる。

その乱入してきた男は数十分前に突如と近くの山に現れた男であった。

 

「あんた、強いね」

「そうでもないぜ」

 

男はそう言いながら、アーケードモードをクリアしていった。

 

「そのまま全クリかよ」

「ああ。それでまだ俺のところに居るって事は何か用か?」

「いや、あんたのプレイを見てただけだ」

「そうか…」

 

そんな時であった突如とアラートがなり始める。

 

「!」

「ガベージャー帝国、来たか!」

 

人々はアラートと避難指示に従い、避難し始める。

一刀はともかくその男も逃げようとしなかった。

 

「お前、何で逃げないんだ?」

「逃げる必要がないからな」

「何?」

「お前、北郷一刀だろ」

「俺の事知ってるのか。それなりに有名になったのか?」

「そう言うわけじゃないけどな。今やって来たロボット、お前が究極王に乗って倒すんだろ」

「そこまで知ってるのか」

「俺も少しは手助けしてやるさ」

「は?」

「とりあえず外に出ないとな」

 

二人はゲームセンターから外に出る。

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二人が外に出てみると人型のロボットが暴れていた。

そのロボットは仮面をつけた悪の戦士という感じであった。

 

「嫌だな〜あんな感じの機体……」

「同感だな」

 

二人は共感した。

 

「一刀!」

 

そこに究極王と真王が飛んできた。

 

「華琳か」

「早く乗りなさい! そしてそこの男! 早く逃げなさい!」

「逃げる必要は無い」

 

その男は歩きながら敵ロボットの方に近づく。

 

「ちょっと!」

「危険ですよ!」

 

凪や明命がその男を止めようとするが、男は止まろうとしない。

男はその場で飛び上がる。そのジャンプ力は人間のものとは思えないくらいのジャンプ力であり、究極王の頭辺りの高さまで飛んだのだ。

 

「ふん!」

 

男は敵ロボットの頭部を蹴り、敵を吹き飛ばした。

 

「え!?」

「あの人、本当に人間ですか?」

 

その様子を見て全員が驚いた。

 

「俺は人間だ。まあ普通の人間越えちまってるけどな」

「あなたは一体?」

「俺か。俺は秋山総司郎。『邪悪なる闇の魂』ってのを持った人間だ」

「厨二か?」

 

一刀はふとそう思った。

 

「悪いが本当にそう言う名称だ。それとこのままでもいいんだが、俺の機体を出すとしよう」

 

秋山がそう言うと突如と秋山や究極王や真王の側に1体のロボットが姿を現す。

そのロボットは究極王などと同じ人型で全身が黒く、翼も黒く、形はドラゴンと悪魔をあわせたように禍々しく手と足も鋭かった。

そしてそんな翼をしていながらも黒いマントを装着している。

顔はマスクをしているような状態であり、目も少し凶暴な感じであった。

 

「それは…」

「俺の機体『ダークマスター』だ」

 

秋山はそのままダークマスターと呼ばれる機体に飛んで行き、ダークマスターのコックピットを開けて、そのまま入って行った。

 

「さあてと……」

 

ダークマスターのコックピットはリクライニングシートのような席であり、秋山はそこで寝転がった。

 

「俺の機体は俺の意思で自由に動かせるタイプなんでな。俺が思いっきり操縦する必要はない。

たまに俺が自分の気分で操縦するけどな……」

 

ダークマスターは超高速移動をし、その鋭い手の爪で敵機体を切り裂く!

 

「は、早い!」

「前に戦ったあのオオカミとか熊とか馬の合体したもの以上の早さだ」

「……攻撃力も半端じゃない」

 

ダークマスターはそのまま切り裂かれ、落ちそうになる敵の機体に向けて片手を広げる。

その広げた手からエネルギー波を放ち、敵の機体を完全に消滅させた。

 

「つ、強い……」

「あんなに強いなんて……」

「まだこんなの序の口だぞ」

 

秋山が華琳達にそう言った。

 

「それはそうと……少し特訓するか」

「え?」

 

秋山が指を鳴らすと突如とダークマスターを中心にフィールドが展開された。

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「ここは?」

 

一刀達は突如と暗い空間にいた。

周りはとても暗く先ほどまでいた街の建物がそのままあった。

 

「ここは俺が作り出したフィールドだ」

「どういうこと?」

「ここならどんな邪魔も入らん。それにこのフィールドならどれだけ時間が経っても現実では1秒も経っていないから安心して特訓できるぞ」

「特訓って……あなた何者なの?」

「さっきも言ったように俺は秋山総司郎。『邪悪なる闇の魂』というのを持った異世界人だ」

「異世界人って……」

「言っておくがガベージャー帝国とはまったく別の世界だぞ」

「ガベージャー帝国とは別?」

 

その言葉に亞莎が不審がるが、一刀はすぐに答えを出す。

 

「並行世界はいくつもある……。そう言いたいんだな」

「そうだ。っても俺はこの世界から見てかなり遠くの世界から来てるんだがな」

「その遠くの世界とは?」

「あまり言う気はない。俺の中にある闇の魂は俺が元居た世界からさらに遠くから来たものだがな」

「そんな人が何の用でこの世界に?」

「特にこれと言ったのはないと言えば変だな。俺は色んな世界を旅をしている。

そんな中で俺はその世界の主役とも言える人物達と接触して、行動を共にしている」

「その目的は?」

「俺の中にある闇の魂があることを学ぼうと思っているからだ」

「あること?」

「まあ正直な話、この世界じゃ全然関係ないことだがな」

「それじゃあ何でこの世界に来たのですか?」

「たまたま……だな」

「たまたま?」

「ああ。俺はこの世界に来る一つ前の世界でお前達と会っているからな」

「私達と?」

 

その言葉にまたもや一刀以外が疑問に思う。

 

「別の世界の俺達か」

「お前、よく分かるな」

「そういうもんも見てたからな」

「アニメの見過ぎだ。だが、今回はそれのお陰で助かるな。

そうだ。俺は別の世界のお前達にあった。

その世界ではお前達が三国志の人物となっていた。そして北郷一刀、お前はイレギュラーに存在でその世界に居た」

「俺がイレギュラーの存在?」

「その世界とは別の世界……とは言っても郡は同じ郡だからな。その世界においては異世界だが、この世界から見たら同じ世界だ」

「…よく分からない…」

「無理もない。正直、分かってもらえるとは思ってないからな」

「それでまた同じ質問になるが、この世界に何の用だ?」

「さっきも言ったが、俺はこの世界の主役となる人物達接触する」

「つまり、俺達がこの世界の主役ってことか?」

「そう言う事になる。そして今のお前達では完全勝利を得るのは恐らく難しいだろ」

「何?」

「だから俺が特訓してやるんだ。こいつの強さは半端じゃないからな」

「それじゃあ、その強さを見せてもらおうか」

「ああ、その前に真・究極王に合体しろ」

「そこまで知ってるのか」

「俺は基本的に世界を渡る際にいろいろな情報を得るからな。全部調べるってわけじゃないけどな」

「じゃあ、見せてやるぜ。真・究極王を!」

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「真!!! 究極合体!!!!!!!」

 

 

 

 

一刀がそう叫ぶと2機は遥か上空に飛ぶ。

 

 

 

 

真王の兜が分離し、頭が胴体に引っ込む。それと同時に胴体は両腕、両足と4つに分離、それと同時に胴体についていた翼も二つに分離する。

 

 

 

 

真王の翼が究極王の翼と合体し、2対の巨大な翼となる。

 

 

 

 

両腕、両足が究極王の腕と足と合体し、色が2機を合わせた色へと変わっていく。

 

 

 

 

両肩から「極」と書かれた肩を守るパーツが現れる。

 

 

 

 

そして最後に究極王の頭の羽飾りが分離し、究極王は頭に真王の兜を装着。

 

 

 

 

真王の兜に究極王の頭にあった羽飾りがつく。

 

 

 

 

「真! 究極王ーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

一刀は叫ぶと同時に腕と翼を広げる。「真・究極王」が姿を現した。

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真・究極王が着地する。

 

「さあ、始めようか!」

 

真・究極王とダークマスターが正面から激突する。

互いの拳がぶつかりあった。

 

「ぐぅ!」

「くっ…」

 

互いの拳は互角であった。

 

「どおおおおりゃああああ!!」

 

秋山が叫び、真・究極王は後ろに派手に吹き飛ぶ。

ダークマスターはすぐに追撃しようと、飛ばされる真・究極王の上に飛ぶ。

ダークマスターは真・究極王を下にたたきつけようとするが、真・究極王は飛ばされがらも足を巧みに使い、ダークマスターを蹴り飛ばす。

 

「どわっと! やるな…」

「お前こそな……」

 

2機は距離を取る。

 

「くらいな! ファングスラッシュ!」

 

ダークマスターの手の爪を尖らせ、その切り裂くエネルギー波を真・究極王にぶつける。

真・究極王は傷つく。

 

「こいつもいくぞ!」

 

ダークマスターは剣を召還する。

 

「ダークブレード…。まんまだな」

 

ダークマスターはダークブレードなる刀を手に持ち、真・究極王に迫る。

 

「真・究極刀!」

 

真・究極王は究極刀を出す時と同じように、クー王の部分から取り出す。

 

「えゃあ!」

「たあっ!」

 

2機の剣がぶつかり合い、二人は剣同士を何度もぶつけあう。

 

「だああああああっ!」

「てゃあああああっ!」

 

2機の剣がぶつかりあった結果、2機の剣は互いに弾き飛ばされる。

 

「ふん!」

 

ダークマスターが銃を召還する。

 

「真・究極銃!」

 

一刀がそう言うと、真・究極王の両手のパーツがパージされ、パージされたパーツが銃の形に変わる。

真・究極王がその銃を握り、ダークマスターの頭部に銃を突きつける。

しかしダークマスターも同時に真・究極王の頭部に銃を突きつけていた。

 

「引き分け……」

「いや……」

「俺の負け……」

 

一刀が自身の負けを宣言する。何故ならダークマスターのマスク部分が取れており、開けられた口が何かを発射する体勢になっていたから。

しかし……。

 

「そうでもないだろ?」

 

負けを宣言一刀に、秋山がフォローする。

 

「何?」

「お前はミサイル発射体勢になってるだろ」

「ばれたか」

『え?』

 

明命達が秋山の発言に驚く。

一刀と秋山以外が真・究極王の足部分を見る。すると足の一部が開いており、ミサイルが発射準備されていた。

 

「あ」

「一刀さん、いつの間に真・究極ミサイルの発射準備を……」

「というより、一刀さん、いつこれらの装備に気付いたんですか?」

 

凪と亞莎はとても不思議に思った。一刀は訓練に全く参加していないわけではないが、内蔵武器の事についてはまだ斬馬からきちんと聞いていないのだ。

一刀が訓練などで使っていたのは真・究極刀くらいであった。

 

「こいつのことを考えればどんな武器があるか、想像できる」

「……簡単じゃない…」

 

恋がそう言った。

 

「そいつは乗った機体にどんな装備があるのか想像、予想が出来る……そんな才能があるんだ」

 

秋山が一刀について教えた。

 

「何でお前が俺のことを語れる?」

「この世界のお前の事を調べたからな。別の世界のお前……まあ複数の世界でなんだが、お前はかなり特殊な立場の人間だからな。

この世界も同じかと思ったが、特別な立場とか特殊な能力とかは持っていない。正直、俺が知ってる北郷一刀の中でお前は一番異端だな。何も特殊な事を持っていないという意味でな…」

「じゃあ一刀が持っている才能は…」

「そいつがアニメとかの見すぎで手に入れたもんだ。それ以外のものでもない」

 

秋山はそう語った。

 

「まあ、お前がロボット乗りという時点がかなり異端だけどな」

 

ダークマスターは攻撃態勢を解いて、直立する。

真・究極王もそれに合わせて直立する。

 

「しかし頭で動かしてるだけなのに強いなお前…」

「さっきまではそうだが、お前達と戦ってる時は俺が操縦してたぞ」

「マジでか?」

「マジだ。まあ、俺はある特殊な存在じゃない限り殺すことは出来んから、お前達が俺に勝つことは無理だけどな」

 

秋山が指を鳴らすとフィールドが解かれ、元の場所に戻った。

 

「やっと連絡できたわい」

 

斬馬が一刀達に通信を入れる。

 

「じいさん」

「お主も聞こえておるじゃろ」

 

斬馬が秋山に尋ねる。

 

「ああ。サウンドオンリーじゃなくてモニターも出てるぜ」

「お主とその機体の事について詳しく聞きたい。同行願いないだろうか?」

「いいぜ」

 

秋山はすんなり受け入れ、一刀達と共に格納庫へと戻って行った。

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ガベージャー帝国要塞

 

 

「何だあのロボットは!」

「一撃でシカーを葬るとは……」

 

ダークマスターの強さはガベージャー帝国にも届いていた。

 

「しかもあの機体、私達とは全く別の技術で作られてるわね」

「う〜む……」

 

フレー皇帝は少し悩みこむ。

 

「皇帝?」

「ああ、すまない。お前達にあることを伝えておきたい」

「あること?」

 

フレー皇帝は今回、自身が出撃しようかと思ったが、謎の声によりそれを踏みとどまった事を3幹部に伝えた。

 

「そんなことが…」

「様子見は結果的に正解だった。だが、あの声の正体が分からん」

「我らの世界とは今通信が途絶えているはず……」

「うむ、少し嫌な予感がする。お前達もその謎の声には注意してくれ」

「「「分かりました」」」

 

フレー皇帝は玉座から立ち上がる。

 

(この戦い、誰かに操られたり、いいように使われている気がしてきた……。

ならば……)

 

フレー皇帝はある決意をするのであった。

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次回予告

 

 

一刀「秋山総司郎。自分を闇の人間って言ってるけどそんな悪い奴じゃなさそうだ。っても戦いにはあんま参加してくれないけど…。

 

 

そしていよいよガベージャー帝国との最終決戦だ!?

 

 

エンペイザーは当たり前だとしても他の奴らの機体まで来るなんてな……。

 

 

そんで戦ってる最中に突然何かが現れやがった!? 手前、人の戦いに何しやがるんだ!

 

 

次回、無双強靭究極王  『最終決戦の幕開け』

 

 

最終決戦を迎えても、究極王の力は究極だ!」

 

 

 

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おまけ(少し真面目です)

 

 

作者「…」

一刀「また地震だな」

作者「ああ。静岡のほうでな…」

一刀「懸念されている南海地震とは別物みたいだが…」

作者「それでも原因は東北の地震だろうな。新潟の地震は誘発されたと聞いている」

一刀「それで今度は我が身だと考えてるな」

作者「当たり前だ。東、北、南ときたら西に行く可能性があるからな」

一刀「それでも生き残る気だろ?」

作者「当たり前だ。俺はまだ死ねない。死んでたまるか。折角新しいネタを考えたというのに…」

一刀「また考えたのか」

作者「今のところ世界観とか主要キャラ設定だけだけどな」

一刀「どんな奴なんだ?」

作者「『テイルズシリーズ』と『魔法少女まどか☆マギカ』をあわせたもんだ」

一刀「よく思いつくな」

作者「しかしテイルズ系で考えるとなるとキャラ設定を考えるだけでもかなり苦労する」

一刀「まあ頑張りな。しかしお前の分身がこの作品にも出てきたな」

作者「以前に仮面ライダー×真・恋姫†無双とそらのおとしものの映画系のネタを送っただろ?」

一刀「ああ」

作者「あれはこの話の後の話だ」

一刀「なるほど。あの時お前が3人目と言ったのはこの作品の俺とあっていたからなのか」

作者「まあもしかしたらあの時の台詞を変えるかもしれないけどな」

一刀「どうして?」

作者「スパロボ的なことを考えてるからだ」

一刀「しかし『ダークマスター』って安直な名前だな」

作者「闇の魂を持っているからな。闇の支配者と言う名前がピッタリだと思っただけだ。

もしかしたら同じような名前が出ていたかもしれないな」

一刀「思いつきやすいからな」

作者「まあその時は全くの別物と思ってもらうしかないな。

それでは…」

説明
この物語は『真・恋姫†無双』のキャラを使っただけのオリジナル作品。言うなればスター・システムの作品です。
また内容は色々なロボットアニメを参考にしているため似たような展開があることをご了承下さい。
また、本作品のみのオリジナルキャラもいることをご了承下さい。
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闇=悪ではないと個人的に思う、闇も自然に必要な要素の一つ(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
秋山出た!?(アーマイル)
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真・恋姫†無双 北郷一刀 真・恋姫無双 無双強靭究極王 ロボット 第7話 秋山総司郎 

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