真・恋姫無双〜武神の兄〜 第11話
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side刃

 

俺は、本屋に向かっている。

多少の読み書きは、できるが余り自信がない。

自身の勉強のために本を買おうと思い向かっていたが……

 

「あの人は、なんで本屋に入らないんだろう?」

 

本屋の前で女性が腰をクネクネしながら。

店の外で本を見ていた。

 

なんか、恐い。

とりあえず、声をかけておくか……

 

「すみません」

 

「はぁ、はぁ……んん、、何ですか?」

 

何でこの人息が荒いの!?

 

「なんで本屋に入らないんですか?」

 

「入ったらだめと言われているんですよ〜」

 

じゃあなんで、入ろうとしているの!?

 

「せっかく新しい本が出ましたのに〜」

 

「なら、俺が買ってきてあげましょうか?」

 

「本当ですか!?」

 

「どわぁ!!」

 

何この人!?

ものすごい速さで俺に金を渡して、書名を言って、本屋に押し込んでいるの!?

 

とりあえず言われたものと自分用の二つを買った。

 

「買ってきました」

 

「ありがとうございます〜あ、名前がまだでしたね。

 私は、陸遜と言います〜」

 

「あぁ、俺は関轟です」

 

お互いに自己紹介した。

 

「ん?穏お主そこで何をやっておるのじゃ?」

 

「祭様じゃないですか〜」

 

「えっとこの人は?」

 

「儂か、儂は黄蓋じゃ。

 して、小僧よお主は?」

 

「俺は関轟と言います、黄蓋さん」

 

「ふむ、関轟と言ったな」

 

「はい、そうですけど」

 

「お主は、氣を使うのか?」

 

「わかるんですか」

 

「儂も氣を使えるからの」

 

凪以外で氣を使う人初めて見た。

 

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「黄蓋さんは、氣を飛ばすことができるんですか?」

 

「いや、儂にできるのは身体強化だけじゃ。

 関轟は、氣を飛ばすことができるみたいじゃな」

 

「うまく飛ばすことは、できませんが」

 

「そうか、ふむ………」

 

黄蓋さんは、いきなり考え出した。

 

「二人して何の話をしているのですか?」

 

「すこし、氣の話をしていただけだよ」

 

「関轟さんは、氣が使えるのですか?」

 

「ちょっとね」

 

「氣が使えるなんてすごいですね〜」

 

「そんなに、すごいの?」

 

「氣が使えるだけでその人の身体能力が高いですからね〜」

 

たしかに、氣が使えるようになってから。

以前と比べ身体能力が上がっていた。

たしかに、氣が使える時点ですごいからな……

 

「よし、決めたぞ」

 

「何を決めたんですか黄蓋さん?」

 

「関轟、付いてこい」

 

「えっ、ちょっと。

 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

「うるさい」

 

ゴンッ!!

 

「グヘッ!?」

 

気を失った。

 

「がんばってください〜関轟さん〜」

 

陸遜さん見送りよりも止めてください。

 

しばらく、黄蓋さんに引きずられていた。

 

………

 

……

 

 

 

 

「黄蓋さん。

 どうしてあなたは、剣を持っているのですか?」

 

「それは、お主と戦うからの」

 

「状況説明を求めます!!」

 

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俺の状態

 

目が覚める。

 

黄蓋さんが俺を立たせる。

 

剣を持たされる(刃抜きは、されている)

 

黄蓋さんも剣を持っている(刃抜きは、されている)

 

うん、やっぱり。

 

「状況説明を求めます!!」

 

さっぱり状況がわからん。

 

「二回も同じことを言わなくてもわかるぞ」

 

「俺自身がわかってないんですよ!?」

 

「ええい、男なら覚悟を決めておとなしくせい」

 

「理不尽すぎるよ!?」

 

黄蓋さんが切りかかってきた。

俺は、それを受け流し蹴りを放つ。

だが、黄蓋さんは。剣の柄でたたき落とした。

 

二人は、距離をおいた。

 

「関轟よ、なかなかやりおるの」

 

「黄蓋さんもやるじゃないですか」

 

その後も何度か打ち合ったがなかなか決着がつかない。

 

打ち合ってからだいたい二刻ぐらいたった。

 

「はぁ、はぁ………黄蓋さんそろそろやめませんか?」

 

「はぁ、はぁ………そうじゃの。

 それに、策殿も来たようじゃしな」

 

「策殿って「刃〜」なんで雪蓮が此処に!?」

 

「私もいるぞ」

 

「冥林まで!?どうして!?」

 

「刃の方こそなんで呉の屋敷にいるのよ」

 

「此処って、屋敷だったの!?」

 

もしかして、黄蓋さん。

俺の足止めをしていたの。

と、辺りを見たが黄蓋さんがいない。

 

「あれ?黄蓋さんは?」

 

「祭殿は、先ほど酒を買いに行くと出かけていったぞ」

 

あの人、逃げたな。

 

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「で、どうなの?」

 

「ん、何が?」

 

「呉に来るかどうかだ」

 

あぁ〜そういえば前にも言っていたな。

 

「すみませんがその話は、ちょっと……」

 

「あら、そうなの?残念だわ」

 

「まぁ、気が向いたら来てくれ」

 

「あぁ、うん。

 覚えておくよ」

 

「すぐに旅に出るの?」

 

「一刻したら出るよ」

 

一刻もこの場から離れないと危険だと勘がいっている。

 

「そうか、次に行く宛てはあるのか?」

 

「んん〜此処から陳留に向かおうと思っています」

 

「それは、確かめるためか?」

 

「まぁ、そうですね」

 

「??二人して何を理解したの?」

 

雪蓮だけ話についていけなかった。

 

「では、また」

 

「ああ、またな」

 

「バイバイ」

 

俺は呉の街を出た。

 

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あとがき

 

どうも、お久しぶりです。

 

最近忙しくて投稿が遅れてすみません。

 

次回からまた新しい話ですので

 

それでは、また次回

 

 

説明
第11話、12作品目!!
久しぶりです。
本編を考えるのにかなり時間がかかりました。

それでは………どうぞ!!

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コメント
楽しみにまってください。(ガルGC)
次は華琳か!続きが楽しみです^^(tukasa)
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