√蜀続き7
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俺達が実家に戻って数日

一刀視点

「プールに行こう!」

「「「「「はい?」」」」」

父さんが朝食時に発した言葉だ

「だから、プールに行くぞって言ってるんだ」

「刀矢・・・仕事は?」

「有給取る!」

「・・・はぁ〜・・・・・分かったわ 一刀、沙耶、準備して!」

「おう!」

「私はパ〜ス」

「何でさ!沙耶」

「この歳になって家族でプールってどうよ(この面子で行ったら孤立するし)」

「そうか?分かった」

「あ、あの〜お母様?よろしいんですか?そんな簡単に決めてしまって」

「いいのよ!却下する妥当な理由もない以上口論するだけ時間の無駄ってね」

「愛紗ちゃん・・・分かるでしょ?」

「お兄ちゃんのとと様なのだ」

「・・・・・・納得しました」

「何故!?」

俺はみんなを振り回した記憶なんて・・・・・・・少ししかないぞ?

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準備中

「ねぇねぇ・・・一刀様」

「何?」

「そもそもプールって・・・何?」

「あ〜教えたことなかったね・・・・要するに泳ぐ所だよ!・・・・ってそうだ!」

「「一刀様!?」」

俺は大事なことを思い出して親のところに行った

「どうしたの?一刀」

「プールの道すがらに水着買える所ってあったっけ?」

「え?・・・・プールで買えるけど・・・それが?」

「彼女達、水着持ってないんだよ」

「なるほどね!買ってあげるからそう伝えて・・・・・刀矢のポケットマネーで」

「何!?」

「当然でしょ?」

「・・・・・・・はい」

「(やっぱり尻に敷かれてるな)ありがとう母さん!」

「・・・・払うのは俺なんだぞ?」

俺は戻って三人に伝えた

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プール施設内売店前

女性陣の水着選びをどんなのを選ぶか期待しながら待っていた

横の父さんがやけに静かだと思って見るとパンフレットを見ながら

「・・・・・・・ここだとここから見えてしまうな・・・・・だがこっちだと・・・」

うん!聞かなかったことにしよう

「二人共お待たせ!」

「終わったか!」

「私も買っちゃった」

「何!」

「そ・の・代わり、刀矢が好きそうなの選んだから期待しててね」

「本当か!?楽しみだ」

「三人はどう?」

「すっごく可愛いの選んだから!」

「鈴々の色気でお兄ちゃんをめろめろにするのだ」

「///」

これは期待できそうだ

「それじゃ行くぞ!」

「「「「おおー」」」」

「・・・・・・・」

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プール

期待していた三人の水着も良く似合っていた・・・桃香と愛紗の大きい部分にはすこし布が足りない気もするが

「・・・・・・で、どうしてこうなった?」

今俺は両腕を桃香と愛紗に挟まれて鈴々を肩車している状態だ

「だってこんなに女の人がいるんだもん」

「あなたのことです!鼻の下が伸びるに違いありません」

「だからこうしてらぶらぶな所を見せれば・・・」

「誰も寄り付かないし一刀様も・・・ね?」

「はっ・・・はっ・・・はっ!」

乾いた笑いしか出なかった

両親もどっか行っちゃったし

「とりあえず遊ぼう」

「「うん」」

「・・・・・・・」

「愛紗?」

「!あ、はい」

「どうかしたの?」

「いえ・・・何でも」

「いっちばん!!なのだ」

バッシャ〜ン

「鈴々!飛びこんだら危ないだろ」

「へへ・・ごめんなさいなのだ!」

俺達も入った

「うわ〜冷たい」

「でも気持ちいいだろ?」

「うん」

「とりあえず泳ぐのだ」

「負けなっ・・って速っ!」

負けないぞって言おうとしたけど鈴々は言い終わる前に猛スピードで泳いで行っちゃった

「一刀様!無理だよ!運動で鈴々ちゃんと競り合うのは」

「それもそうだな・・・自分のペースで行こう」

「うん!そうだよ」

と、少し桃香と泳いでいるが

「あれ?愛紗は?」

「そういえば」

辺りを見てみると後ろの方で浮いていた

「・・・・・泳がないの?」

「一刀様!えっと・・・その・・・ですね」

「?」

「///・・・ないんです」

「?何がないの?」

「///ですから!!泳げないんです!!」

「・・・・・・・へ?」

「何ですか!!笑うならいっそ人思いに」

「い、いや・・・あんまりに意外で」

「仕方ないではないですか!!泳いだことないんですから!!」

「落ち着いて愛紗」

で、

「えぇ〜!?愛紗ちゃん泳げないの」

「桃香様・・・・・」

「あ!ごめん・・・あんまりに意外だから・・・・・でも、確かに蜀って泳ぐ時ってなかったもんね」

「そう考えると何で桃香は泳げるんだ?」

「あはは〜私の場合小さい時、母に何度も川に投げ込まれたから泳がないと命に関わったからね」

「へ〜・・・だからそういうのに向いてる所で練習しようと思うんだけど」

「私もついて行くよ(一人占めはずるいもん)」

「後は鈴々は・・・そろそろ戻ってくるかな」

バシャシャシャシャ

「やっぱり」

バシャシャシャドンッ!

「ぐぶっ!」

「ぷはっ〜お兄ちゃんただいまなのだ」

「う、うんお帰り」

「鈴々すごい?」

「うんすごいと思うよ・・・・冗談抜きで」

「それでね?鈴々ちゃん」

桃香が説明した結果

「にゃはははは〜愛紗だっさいの〜」

「り〜ん〜り〜ん〜」

「鈴々を遊んでばっかって言った罰なのだ」

「見ていろ!すぐに泳げるようになってみせる」

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50mプール

「はい!じゃあ力抜いて足伸ばして」

「こう・・・ですか?」

「良い感じ!じゃあ次に足を上下に振って」

バシャバシャバシャ

「足は伸ばしたままで」

「はい!」

バシャバシャバシャ

「うん!じゃあ次は俺が手を持って引っ張るからその動作をしてみて」

「はい」

バシャバシャバシャ

「うん!確かに泳ぎ方を知らないだけみたいだねすごい上達だよ」

「ありがとうございます!一刀様のご指導のおかげです」

「(う〜入り込めないよ〜)」

バシャシャシャシャ

「・・・・鈴々ぐらい上達するにはどれくらいかかるのでしょうか」

「・・・さあ?」

「一刀様!私の泳ぎも見て」

横で見ている桃香がいきなり言ってきた

「え?うん、分かったよ桃香」

こうして午前中が過ぎて行った

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食事処

「やっぱり愛紗は凄いよ!もう泳げるようになっちゃったんだから」

「///そんなことは・・・・一刀様のご指導が良いだけですよ」

「ぶーぶー!一刀様〜私も上達したんだから褒めてよ〜」

「悪い悪い・・・桃香も上達したね・・・クロール」

「///えへへ・・・」

「お兄ちゃん!!鈴々もね?泳いでたら知らないおじちゃんが来てね『君の泳ぎは滅茶苦茶だが、私が指導すれば世界を取れる やってみないか?』って言われたのだ!・・・・これってお兄ちゃんの言ってた軟派ってやつなのか?」

「!!っで、鈴々はどうしたの?」

「昔、知らない人について行っちゃ駄目って言われたから断ったのだ」

「そうなんだ」

「偉いぞ!鈴々」

「鈴々ちゃんは良い子だね」

「にゃはは・・・鈴々は良い子なのだ」

「ははは(すみません!どこかの水泳のコーチさん)・・・鈴々、教えておくけどそれはナンパじゃなくって勧誘っていうんだよ」

「はにゃ?・・・勧誘?」

「そう、まぁ・・・我が軍に来ませんか?というのも勧誘だね」

「ふ〜ん・・・でも鈴々はお兄ちゃんとお姉ちゃんの家臣だからやっぱりお断りなのだ」

「そうだね・・・で、ナンパって言うのは「おぅ!そこの可愛い子ちゃん」「俺達と遊ばない?」・・・こういうのを言うんだよ」

「分かったのだ」

「おい!無視するんじゃねぇ」

「あ〜・・・ナンパなら他当たってくれないかな?」

「あぁん?てめぇみたいには痩せ男にはもったいないぜ!」

「そうさ!俺達の方がお似合いだ」

「・・・・しょうがない・・・・・・・ほいっと」

「うぎゃぁあ」

俺は男の1人の腕を背中の後ろに回した

「ふんっ!ガラ空きだぜ・・・!?」

「・・・・・・貴様等、誰に手を出しているか分かっているのか?・・・・それにさっきのこの方への侮辱・・・・・・死ぬ覚悟はあるんだろうなぁ?」

「ひぃいいい」

「・・・・・・」(フルフル)

「分かってます 貴様等、この方の優しさに感謝するんだな」

「「は、はい!」」

俺も手を放した・・・途端

「「すみませんでした〜」」

猛スピードで逃げだした・・・・・・・・こんなにも好い気味だと思ったのは久しぶりだ

「大丈夫?一刀様」

「大丈夫だよ・・・・愛紗もありがとうね」

「当然のことをしたまでです」

「ねぇねぇお兄ちゃん、ご飯食べたらアレ、やりたいのだ」

「アレ?」

鈴々が指差した先にあるのはウォータースライダーだった

「そうだね!プールに来たんなら一度はやらないと」

「やった〜」

「二人もいいよね?」

「「うん(はい)」」

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ウォータースライダー

「お兄ちゃんも一緒に滑るのだ」

「おう、分かった」

「あ〜ずるい!一刀様!次に滑る時は私と一緒だよ」

「はいはい」

「///・・・・・・私ともお願いします」

「・・・・分かった」

「いっくぞ〜えい!なのだ」

「よっと!」

しゅるるるるるる・・・ばっしゃ〜ん

「・・・・・ぷっはぁ〜!おもしろいのだ!もう一回行こ!お兄ちゃん」

「二人が来てからね」

「ちぇ・・・分かったのだ」

「(あ〜そういえばウォータースライダーって運動の法則とかで水着が取れるハプニングがあるんだっけなぁ・・・・・・・・・・って、二人も危ないだろ!?)」

案の定

「「//////一刀様〜」」

二人共取れてしまった・・・・しかもどっか行っちゃったし

「鈴々!探して来てくれないか?・・・・・後で特大サイズのアイス買ってあげるから」

「合点なのだ」

鈴々に探しに行ってもらった

生乳状態の二人を見て俺の一部が固くなったのはご愛嬌・・・でいいよね?

それでも見つけた後、さらに2回滑って約束通り1人1回ずつ一緒に滑ったけど

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プール施設入口付近

「ったく、父さんも母さんも遅いなぁ」

「そうですね」

「少しぐらい遅れることもあるよ」

「あぐあぐあぐ」

俺達は両親を待っている

鈴々は約束通り特大アイス(1キロ入りカップ)を抱えて食べている

「おお!待たせたな」

「父さん!集合時間過ぎちゃってるよ」

「いやぁ〜悪い悪い!ついハッス・・・・着替えに手間取ってな」

「///」

「(今、ハッスルって言いそうになったぞ!?)」

確かに二人共何となくツヤツヤしてるし母さんなんか顔赤いし・・・・・今までの情報を総合すると導き出される答えは一つだろうな・・でも

「「「(まさか、ずっとじゃないよな(ですよね)?)」」」

「さ、帰ろう」

父さんが無理やり帰宅に話を逸らして終わった

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俺はこの晩、部屋の防音設備に感謝した

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おまけ

同日の沙耶は

ある友人の家

「沙耶ちゃん・・・そんなプレーしたらコントローラーが壊れるよ?」

「うるさい!!(どいつもこいつもいちゃいちゃしてぇ〜・・・私もいちゃいちゃする彼氏欲しいよぉ〜)」

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補足説明

この作品中の場所表記において

プール施設→更衣室入る前の受付とかの所

プール→更衣室を出た所謂プール

です 分かるとは思いますが

また、ウォータースライダーをやったことがないので作中の様な滑り方が危ないのかも分かりません

 

今さらながら作中では桃香は一刀に対してほぼタメ口ですが原作では敬語だった気も

その辺は大目に見てください

 

説明
第7話です
今回はプール話
妄想が入ってる気も
批判はしないでください
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コメント
うわ〜・・・親のあれは・・・・想像もしたくないな;うっぷ(llーノー)(スターダスト)
血が濃いなー(山)(TAPEt)
まあ、プールでポロリは必須イベントということで。(mokiti1976-2010)
俺だってプールでイチャイチャできる彼女が欲しいわ##一刀め、SATSUGAIしてくれるわ!!(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
一刀のお父さんに間違いない!(アロンアルファ)
タグ
真・恋姫†無双 北郷一刀 桃香 愛紗 鈴々 

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