真・恋姫†無双外史をかける一刀 21話
[全5ページ]
-1ページ-

「さあ北郷殿、ここからが本番だ。孫堅軍が将、葉錬。押して参る!!」

 

葉錬が取り出した酒を飲んだ瞬間吐き出したと思えば急に葉錬の雰囲気が変わった。

それまでの静かで強い気から過激で威圧感のある気へと変わった。

 

「・・・これが葉錬さんの本気か。これは戦い方を変えないといけないかなっと!!」

 

葉錬の変化を見た一刀はそれまでの接近戦から気弾を打ちながら一定の距離を取る中距離戦へと変えた。

 

「ははは、流石北郷殿ですな。私の変化を見ての戦い方の変更、実に的確だ。楽しくなってきましたな!!」

 

一刀と葉錬はそれぞれ気弾を放ちながら互いの隙を窺っていた。

 

「これが一刀さんと父上の戦い・・・私とは格が違いすぎる」

 

「それにしても一刀さんは何で素手で戦っているのでしょうか?一刀さんの十字戟は壊れてないのに?」

 

「絶えられんからじゃろ。一刀と葉錬殿の乱撃戦においてあの武器はむしろ邪魔になるということじゃろう。さまざまな戦い方を組み込んでいっとる一刀らしい戦い方ということじゃ」

 

二人の試合を観戦している者達は、その苛烈さに興奮を覚えていた。

そんな中先に仕掛けたのは葉錬だった。

-2ページ-

「今度は私の技をお見せしよう。あ せーの、拳破拳破(けんぱけんぱ)「拳々破ァッ!!」(けんけんぱ)」

ドガガガガガ!!ボゴォッ!!!

 

葉錬が一刀に向かって高速で連続ストレートを放った。

一刀はすんでのところでよけると一刀が元いた場所には巨大な穴が開いていた。

 

「ふぅ、間一髪でしたよ。・・・葉錬さんここからは・・・肉弾戦といきましょうか!!」

 

体勢を整えた一刀はすぐに葉錬に向かって言いった。

 

「北郷剛力旋風!!続けて北郷大旋風!!!」

 

一刀はまず葉錬に驚異の速さで強烈な後ろ回し蹴りを繰り出す。葉錬は両腕でこれを防ぐと一刀はそのままローキックからスタートし、高速に回転しながら徐々に上段蹴りに入り、最後はかかと落としという連続攻撃を食らわした。

葉錬は防御をしていたが耐え切れずに吹き飛んだ。

 

「父上!!」

 

思わず葉雄が近寄ろうとすると

 

「まだじゃ柚葉!!まだおわっとらん!!」

 

マツリがそう叫ぶと同時に一刀の服が大きく破けその周りがかすかに燃えていた。

-3ページ-

「くっ!!避け切れなかったか!!」

 

「いやいや、北郷殿。あなたが初めてだ。私の「朝孔雀(あさくじゃく)」に反応できた者は」

 

葉錬が何をしたのか、実際に戦っている一刀以外にはわからなかった。

ただ、唯一わかるのは二人とも限界に近いということだった。

 

「・・・北郷殿、提案があるのだが?」

 

「奇遇ですね、俺もです」

 

「「・・・どうやら同じ事を思いついたようだ」」

 

そういうと二人はただ近づいていった。途中、一刀は己の十字戟を拾いそれを二つに分け片方を葉錬に投げた。

 

そして二人の距離がごくわずかになると二人は自身の後ろに戟を刺し、その刃の前に片足を置いた。

 

「あれなにをやっているのでしょうか?」

 

「あれこそ、葉錬の戦の十八番「剣陣闘」だ。まさか北郷も同じ戦い方を心得ているとはな。ここからは派手なものなど一切ない、純粋な殴り合いだ」

-4ページ-

孫堅の説明が終わった瞬間に二人が動いた。

孫堅の言うとおり、二人はただ殴り合っていた。

二人は一切引かずに防御などもせずにただ殴りあう。相手に少しでもダメージを与えるために。

 

「ふはははは、楽しい。楽しいですぞ、北郷殿。ここまで相性のいい相手は初めてだ。そう、まるで己自身をあいてしてるが如く。戦い方の根本が同じが故に、相手の動きが読めど防げぬ。・・・どうやら私はやっと好敵手と言う者に出会えたようだ」

 

「ははは、光栄ですね。葉錬さんにそこまで認められるとは。・・・・・・という事は最後の一撃もわかりますよね?」

 

一刀が不敵な笑みを浮かべながら聞くと、葉錬は同じように不敵な笑みを浮かべ

 

「ああ、もちろんだとも。その挑戦受けてたとう!!」

 

葉錬の言葉と共に二人は最後の一撃を放った。

 

「・・・ずっ頭突きか。どちらが勝つ!?」

 

二人は互いに頭突きを放ちぶつかった状態で動きが止まった。

しばらく動きがなかったが

 

「見事だ。最後の一撃のための余力を残していたか・・・私の負けだ」

 

「・・・勝者、北郷一刀!!」

 

二人の勝負は一刀の勝利で幕を閉じた。

-5ページ-

あとがき

 

遅くなってすみません。21話あげました。

 

ノーパソのキーボードが不調になったのでPC買って設置などしてたら予定より二日も長引いてしまいました。

 

戦闘シーンどうだったでしょうか?

苦手ながらもがんばって書いてみました。

ナイフエッジデスマッチは前から書いてみたかったんですよね。

原作読み返して気づいたのですが刃から後ろに下がってはいけないとはありますが離してはいけないとはなかったんですね。

蹴りを使ってもよかったみたいですがあえて原作に合わせました。

 

出来がどうか気になりますのでよろしければコメで感想聞かせてください。

 

・・・・・・ジャンプネタ使いすぎたな(笑)

説明
真・恋姫†無双外史をかける一刀 21話を投稿します。

作者の暴走がひどいですが「こいつまたか」ていう感じで楽しんでください
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
3303 2837 25
コメント
デビルヨーヨーで犬の散歩でもするのかWWW(ミクボン)
流々はこの調子だとデビルヨーヨー使いそうだ(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
完全にチュウさんW(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
幽白とめだボックをあわせたか・・・・・(黄昏☆ハリマエ)
タグ
真・恋姫†無双

南華老仙version 1.25さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com