とある狭間の楽屋裏
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 ここはとある外史の狭間。

 

 無数に散らばる幾多の外史。そのわずかな隙間に創り出されたとある空間。そこにぽつん、と、一枚の扉が漂っていた。その扉には、こんな文字が書かれている。

 

 

 『狼一座の楽屋』

 

 さて。

 

 何度目かになる楽屋話。今回もまた久々に覗いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内輪ネタを、ねw

 

 

 

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 「・・・おっし。来れた来れた、と」

 

 『ふむ。どうやら特に問題は無いようだな』

 

 先の扉の中にある、割とこじんまりとしたその部屋に、その姿を現した人物が一人。金縁眼鏡を顔にかけ、その腕に狼を象った手甲をつけた、結構いい年したおっさん。この部屋の主こと、外史の選定者兼記録者である、狭乃狼(はざまのろう)である。

 

 「いやあ〜、これでようやく、有料の通路を通らなくて済むぜ。・・・まあ、その代わり、定期的に別の料金取られるが」

 

 『それは仕方あるまい。世の中ただで何でも出来るわけではないからな』

 

 「世知辛い世の中だね〜・・・。ま、それはともかくとして、だ。一応、管理局にも連絡いれておかないと駄目・・・だろうな〜」

 

 『それもまた仕方の無いことよ。あやつらが管理者である以上、避けて通るわけにもいかんだろう?』

 

 「・・・だな。ん?そういえば今日は、輝里たちは居ないのかな?あっちでの出番が無いときは、大体ここでだべっているのに」

 

 『・・・ボケたか狼?あやつらに休暇をやったのはお前だろうが』

 

 「・・・そうだったか?む〜、年はとりたくないもんだな〜。・・・さて!気を取り直して、管理局に行くとするか。牙、頼む」

 

 『分かった。・・・ガアオオオオン!!』

 

 狼のつけている手甲。それは名を牙といい、それ自体が意思を持って生きている。必要とあれば単独で活動することも出来、あらゆる外史、あらゆる世界の『狼』をモチーフにしたヒーローや、その力のすべてを、己自身を触媒にして、宿主である狼に使用させることも可能。

 

 要するに、ガ○○ンジャーとかゲ○○ンジャーとか、どっかの黄金騎士とかのことである。

 

 取り合えず、牙の能力のことはおいといて。

 

 その空間をも震撼させる咆哮がこだますると共に、部屋の扉が光とともにその姿をわずかに変える。・・・どピンクの色をした、一体いつの時代の少女マンガに出てくるんだと、そう思わず突っ込みたくなるような、少女趣味丸出しの扉に。

 

 「・・・ほんと。何度見ても吐き気がする・・・」

 

 『・・・同感だ』

 

 と。そんないつもどおりの感想を、吐き気をもよおしつつ呟く二人(?)だった。

 

 

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 ぎいー、と。

 

 どピンクの扉をゆっくりと開けながら、そ〜っと中を覗く狼。そこにいたのは、はい、お約束のこの方々w

 

 「ぶるああああっ!いいいらっさあ〜い!!」

 

 「ふんぬうううっ!良く来た男(おのこ)よ!!さあ、われらの歓迎のべーぜを受けとれい!」

 

 むちゅう〜っと、その唇をとがらせ突き出す筋肉二人。で、そんなものが目の前に迫ってくれば当然の反応をするわけで。

 

 「悪霊(も)退散〜っっっ!!」

 

 「だあ〜れが妖怪も裸足で逃げる異世界からの物体エックスですって〜?!」

 

 「お前らにきまっとるわ!!いきなり気持ち悪いことすんなっていつも言っているだろうが!!」

 

 「むふううん!われらの愛を理解できぬか、狼」

 

 「永遠にしたくないわい!」

 

 そこにいたのは化け物二匹・・・じゃなくて、貂蝉・卑弥呼という名の、二人の人物。・・・まあ、その名前をおそらく最初に聞いた人間は、後から必ずこう言うだろう。

 

 「この世で一番の詐欺だーー!!」

 

 という感じで、その名前と姿のギャップに身悶えるであろう、その二人。両者とも外史の管理者という立場にある、漢女(おとめ)という名の筋肉だるまである。

 

 「それで?今日は一体何の御用か知らん?」

 

 「ああ、いや、な。一応、今日から直通の通路が開通したんでさ。それの報告だけだ」

 

 「ほう。それはつまり、光の道が通じたと。そういうことじゃな」

 

 「そうそう。というわけで、用はそれだけだ。じゃ、そゆことで」

 

 と、そそくさと化物二体から逃げるように、先ほどの扉へと入ろうとした狼・・・だったのだが。

  

 

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 「あ〜ら。そんなめでたい報告聞いて黙って返しちゃ悪いわあん。お祝いのパーティ、開いてあげるからゆっくりしていきなさいな」

 

 「い!?あ〜、いや。気持ちはうれしいけど、俺今日はこれから外史の記録(ss執筆)があるんで」

 

 「まあまあ、逃げずとも良いではないか」

  

 「そうそう♪ 今日は他に誰もいないし、私たち二人でたあ〜っぷり、貴方を祝福してあ・げ・る♪」

 がっし、と。もんのすごい力で漢女二人につかまれる狼。

 

 「き、牙!こいつら何とかしてくれ!!」

 

 『・・・・・・無理。というわけでさらばだ、狼。吾は先に戻っているぞ』

 

 ひょい、と。狼の腕から離れて本来の姿―白銀色の狼になった牙は、一人でとっとと扉をくぐり、もとの楽屋へと帰っていった。

 

 「は、はくじょうもの〜〜〜〜〜!!」

 

 「さあ〜、狼ちゃん。ゆ〜〜〜〜〜〜っくり、パーティを楽しんでってねえん?」

 

 「良い機会だ。ここはじっくり、漢女道の素晴らしさを教えてやろうぞ。・・・その体全身に、な?」

 

 

 「いいいいいいやああああああああああ!!」

 

 

 

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 「やっほー。父さんいるー?直通路が開いたって聞いたから、お祝いに来たんだけど〜?」

 

 「・・・なんじゃ。牙しか居らんのか?これ、親父殿はどうしたのじゃ」

 

 『輝里と命か。狼ならば居らぬぞ。今頃は管理局で管理者二人に祝ってもらっているはずだ』

 

 「・・・あ〜。それはまたなんとも・・・」

 

 「・・・帰ってきたら正気に戻す準備をしておかんといかんかの。・・・裸エプロンでもしてやるかの?」

 

 「そういうのは一刀さんだけにするものです。父さんには・・・華雄さんと桂花さんでも呼んでおきましょうか」

 

 「ま、それが一番特効薬じゃの。華雄に慰めさせて、桂花になじらせるのが、の」

 

 『・・・・・・違いない』

 

 『あははははは!』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「誰かあああああっっ!!たあすけてえええええええっっっ!!やめろお前ら!こっち来るんじゃない!それ以上近づくな!!よせ、やめr、あっーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 おしまいw 

 

説明
というわけで(なにがどういうわけだ)w

本日、自宅にネットの回線が繋がりましたw

それを記念しての楽屋ネタです。

これからはもうちょっと、
ss投稿のペース、上げれると良いなあ。
なんて思ってる今日この頃w

というわけで。

しょうもない馬鹿話、ごらんくださいませw
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コメント
君の雄姿は俺の心に刻みつけたぞ!(ドッペルゲンガー)
そんなときは「あ、あんなところにいい男が!!」でしょうww これは間違いなしww(無双)
まったく、生け贄(一刀)を縛って放り出す準備を怠った結果やな。ばk・・・ゲフンゲフン美女の方々にプレゼント(いけn)を用意していないからです反省せ〜や(^^;)(さとッチ)
土産(逃走用の生贄)を忘れた結果…(アロンアルファ)
だから漢女達の部屋に行く前には防護用にイケメンの写真たくさん持ってけとあれほど・・・ 南無w (村主7)
ええっと、本日おかs・・・もとい惜しい方を亡くされたのでとりあえず黙祷。ち〜ん。(mokiti1976-2010)
狼兄様ーーー!応答して下さい!狼兄様!狼兄様ーーー!(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
あぁ、狼さんが貂蝉と卑弥呼の餌食に!!(ほわちゃーなマリア)
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恋姫 狭乃狼 楽屋ネタ 貂蝉 卑弥呼 輝里  

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