第三章 バトルには幼女はでない?
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 第三章バトルには幼女はでない?

 

 

 

  1

 

 いやいや人間というものが瞬間移動を使える筈もなく、生徒会二人が到着するまでに部屋は地獄

絵図となった。

 

「まだ頑張るのー?早くどかないと本当に死んじゃうよ・・・」

 委員長は指一本で俺を床にひれ伏さしていた。

「うあああああああああああああああああっ」

「へー、まだ戦うんだー。無駄なのに・・・」

 ぐわっ。

 俺の視界がまたゆがむ。俺もかなりの武術の使い手のつもりなのだがまるで赤子同然だ。

 

 人間は無意識に勝てないと思う相手には避け気味になる。委員長はその特性を利用して、俺が攻

撃をして身体に触れる瞬間にバカでかい気を発する。

 

 ごっしゃぁーーっ

 再び地面にひれ伏す俺。力量差がありすぎる・・・

「ふふふふふ。もうちょっと遊びたいけど残念・・・

 消えて・・・」

 俺の頭をつかみ持ち上げる委員長。右手で手刀を繰り出す。

 ボソッ

「死なないで、崩刀斬苦、一式・・・」

 ひゅっ、ガキィィィィーーーン・・・・・

 シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・

 

「ん?」

 誰かが委員長の手刀を止めた・・・

「あんさん誰の許可とってウチの会長をいぢめてはるんや?」

 

「いじめじゃないわよ舞華さん・・・

 わたしが用があるのは後ろの幼女だけだから・・・・」

「怖いわぁ。幼女に嫉妬して暴れとるんか?

 悪いけどなぁーこれから三人でカラオケいくねん。穏便に済ませたいから手ぇ引いてや」

「腐れロリがまたたぶらかそうと・・・」

「いいやんかどうでも、せ、生徒会のメンバーなんやしあんたみたいなBBA正直迷惑やで」

 

 いやいや舞華ちゃーーん、もっと穏便に頼むよ(・_・;)

 「とにかくお子様は無事保護したんやし戦う必要ないやろ」

 この会話の最中にうまく松さんがアリスちゃんを保護してくれたようだ。

「松さんが相手かぁ。ねぇ彰文、部屋ぶっ壊れるけど構わないよね・・・・」

 ちょおま

 俺が突っ込む前にはすでに戦いは始まっていた。

「その子を守りながらいつまで戦えるかしら。悪魔の牙(デイモン・スプラッシュ)」

「うっ」

 かろうじて避ける松さん。おいおい一階がむき出しになったぞ・・・・

「わたしがおるんを忘れてもろたらこまるで」

「あら、そんなに出張っていいのかしら?辻斬り一線!!」

 

   ずばああああっ!!!

「舞華ーーーーーーーーーーーぁぁぁ」

 俺をかばって舞華が斬られた。

「人質持ってるのはあなたも同じよね。あんまり離れると危ないわよ。っていってもこの狭い部屋

すべてわたしの攻撃範囲だけど・・・」

 まずい。地の利をとられた。

 

「舞華ちゃん。二人を連れて外に出て!ここはわたしが引き受ける!!」

「でもマーちゃん」

「早く!!」

「行かせると思って?」

 委員長が刀を構える。

「千線(ちせん)乱切り宴舞、」

「縮地!!」

「天下崩しの剣戯!!」

 最初からこちらを狙った如く斬檄が飛ぶ。

 アリスちゃんをこちらに飛ばした松さん。委員長も読んでいたのかの如く冷静だ。

「消えなさい」

「お痛はあかんえ」

 舞華さんが立ち止り一歩前へ。

 松さんからの目配せ。

「何か作戦考えてたみたいだけどその距離で反撃できるのかしら?」

「反撃なんて必要ない」

 扇子を取り出す舞華ちゃん。

「舞桜!!」

 桜の花びらとともに強力な風魔障壁が斬檄を止めた。

 

「な!?」

 驚く委員長。

 もう俺たちがいた六畳間には、松さんと委員長しか残っていなかった。

 

「どうやらうまくいったみたいね」

 ふぅっっと一息ついた松さん。

「追跡範囲外かぁ。」

「どーするの?わたしと戦う?」

「いえいえ、あの子がいないんじゃ無理してあなたと戦う必要はないわ。それに・・・」

「ん(・・?」

「あなたの中にいる女神が起きてしまったら困るもの」

「ふふふーー。じゃあ今日は引き分けだね。でもね、わたしは穏便なほうだけどあの子はこうもい

かないわ。会長に手を出すなら覚悟しなさいな・・・」

 なにか意味深なセリフだが裏生徒会四天王に手を出したら危険だということだ。

「今日は悪かったわ。バカみたいに頭に血が上っちゃって・・・」

 何かを公開するように言う委員長。

「てゆうかマッキーはなんで会長の家に来たの?」

 話の根本を聞く松さん。まさか最初から殺しに来たわけではあるまい。

「・・・・・てきたの・・・」

「えええええええええええーーー、きこえないよぉーーー」

 わざとらしく含み笑いの松さん。黒いです。

「クッキー焼いていたの!!っもう・・・恥ずかしいんだから何度も言わせないでよねっ!」

 

 でれた委員長ww

「可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

 

 松さん壊れてますゆおおおおおおおおおおおおおお

「こんな可愛いのに会長なんかもったいないよぉ。どうせ付き合うの無理なんだしわたし

が・・・・」

「やっ、やめてよさわらないで」

「よいではないかー」

「彰文は今はロリコンだけど絶対わたしのものにしてやるんだからねっ!!!」

 

 はいいただきました

 

 

 

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次回予告

 

まさかの続バトル?!

学園編でまさかの展開が!!

 

 

 

ではではノシ

 

説明
バトルと言うよりもはや殺し合いのレベルに


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バトル 委員長 生徒会 

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