真・恋姫†無双 〜夢の中で〜 序章
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ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

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夏だ。

 

セミが鳴いている。

 

うるさい。

 

只でさえ暑いのにセミの騒音がそれを増長させる。

 

半袖のシャツがじっとりと肌に張りついている。

 

自分は今どこにいる?

 

ベッドの上。

 

頭の中で自問自答する。

 

当然掛け布団など無い。あったら暑くて死んでしまう。

 

窓を開けよう。夜の俺は何を思って窓を開けずに寝たんだ?馬鹿か?

 

だが起き上がれない。暑いから。

 

動くのも面倒くさい。

 

「もっかい寝よ・・・・。」

 

しかしそれでいいのか?今何時だ?もし昼過ぎなら学校に遅れてしまう。

 

それもそうだ。

 

なら起きよう。

 

そうして一刀はのっそりと体を起こす。

 

そしてベッドから出ようとして――――――

 

  (ぼて)

 

寝た。

 

床で。

 

 

 

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ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・・

 

 

夏だ。

セミが鳴いている。

うるさい。

只でさえ暑いのにセミの騒音がそれを増長させる。

半袖のシャツがじっとりと肌に張りついている。

 

これさっきも言ってなかったっけ?

ん?さっきっていつだ?

 

ドタドタドタドタ・・・・・・

 

うるさいなぁ・・・・。なんだよ朝っぱらから。

 

ドタドタドタドタドタドタ・・・・・・

 

だからうるさいって・・・・。

 

(バン!!)

 

「おにーちゃんおはよー!!!」

「うげ」

「何その反応」

「朝からテンション高いな・・・」

「おにーちゃんが低いんだよ。ていうか何してんの?」

「寝てる」

「床で?」

「床で」

 

(・・・・・・・・・・)

 

 

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五分後

 

「で?何だよ、し《ザァァ》」

 

あれ?

 

「おにーちゃん起こしに来た。お母さんが起こしてきてって言うから」

「あれ?今何時だっけ?」

 

一刀は時計を見て時間を確かめた。

 

「まだ九時じゃん」

「まだってなによ。もう、でしょ」

「だって夏休みだろ?」

 

――夏休み そう、学校が夏休みになって、一旦実家に帰って来たのだ。

 

及川が「かぁずピぃぃぃぃぃ!!!夏休みは是非、ワイの家に来てくれー!!親に紹介し」

 

とか言ってたけど、無視してきた。

 

ていうか何だよ、「親に紹介」って・・。

何の為にだ?寒気がするわ。

 

「夏休みだから!だよ!只でさえおにーちゃんヘタレなんだから夏休みくらいしっかりしなきゃ!」

 

妹にヘタレって言われる兄ってどうよ?

 

「はいはいわかったわかった。 じゃ、そろそろ下行こうぜ、し《ザァァ》。母さん待ってるんだろ?」

 

「そうだった!」

 

し《ザァァ》が焦ったようにして言う。この妹の事だ。食事を待ってくれてたんだろう。

いつもなら八時に食べているのに今は九時十分。お腹が空いてるに違いない。

 

「早く行こっ」

 

「ん」

 

何気ない俺の日常。今日も始まる。

そして俺は、ドアを開けた。

 

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そこで、俺は目を覚ました。

すごく懐かしいものを見ていた。

 

「夢・・・か・・・」

 

視界にはベージュ色の天井。

日本とは少し違った匂いがする。

 

当然だ、ここは日本などではない。

 

外国?

それも違う。

 

 

――コンコン

 

「ご主人様、起きて下さい」

 

――女性の声。

――知ってる。

――とても大切な女の子。

――一人じゃないけど。

 

寝ぼけた頭でそんな事を考える。

 

「ご主人様?入りますよ?」

 

 (ガチャリ)

 

入って来たのは美しい髪を持つ女の子。

 

「愛紗」

「起きていたのなら返事くらいして下さい」

 

少し怒ったようにして愛紗が言う。

 

「ごめんごめん。ちょっと寝ぼけててさ」

 

まったく・・・、とか言う愛紗をぼーっと見つめる。

 

「・・・・・・・・・・・」

「ご、ご主人様?どうしたのですか?さっきからぼーっとして・・」

 

意図してやったわけでは無かった。体が勝手に動いた。

 

(ぎゅっ)

 

「!?ご、ご主人様ぁっ!?」

 

愛紗を抱きしめる。

 

ふむ、抱きしめた愛紗の体は温かい。滑らかで、綺麗な肌も見える。

しかもすごくいい香りがする。こう、なんていうか「あー、これ愛紗だー」っていう香りだ。

アホか俺は。そののままだろ。

 

あと欠かせないのが、何と言っても・・・服越しにも分かる、この胸だ。

むにょん、としている。これ以上描写すると何かマズイ気がする。

 

今まで何度も揉m・・ゲフンゲフン。

 

ずっとこうしていたい。ん、だ、け、ど・・・・

 

クルリと愛紗が首だけこちらを見る。

耳はもちろん、首まで真っ赤になっている。

 

が、

 

「気は済みましたか・・・?」

 

やー、あれだね。背後に般若がー!!とかいうのはコレの事を言うんだねー。はっはっは。

 

 

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「へぇー、そんな事してたんだ−」

 

ぼっろぼろの俺を見て桃香が言う。

しかし何か・・ちょっと怒ってないか?

 

「と、桃香、どうした?」

「べつにぃー。何でもないよー」

 

無くは無いだろう。無くは。

愛紗といえば、後ろで顔を赤くしながら、俯かせている。

 

「いいもん別に。そのかわり、愛紗ちゃんにした事ぜーんぶ皆に言ってもらうからね!」

「と、桃香様ぁ!!」

 

愛紗が顔を真っ赤にしながら桃香に詰め寄る。

いやいや、恥ずかしいのこっちだよ?愛紗君。

 

「ふぅ・・桃香」

「なぁに・・・ふぇぇっ!?」

 

顔を背けている桃香を抱きしめる。

 

「・・・・(パクパク)」

「ご、ごごごごごごご主人様!?ななななな、何をしているんですか!?」

「何って・・桃香、抱きしめてる」

「そうゆう事じゃありません!!」

 

 

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「じゃあ、ご主人様、愛紗ちゃん、行こっか!」

 

まあ何というか桃香の機嫌はすぐに直った。

ちょっと男としてどうだ〜って感じだけど、まぁ良しとしよう。

 

「ていうか桃香、どこ行くんだ?」

 

「・・・・・」

「・・・・・」

 

え?何その反応。

二人ともポカンとしている。

 

「ご主人様、お腹空いてないの?」

「・・・あぁ、朝ご飯ね」

 

そうだよ〜私すっごくお腹空いてて・・・・

皆を待たせています・・・・・

 

とか二人が喋っている。

 

「なんで今更あんな夢見たんだろう・・・」

 

「「え?」」

 

二人が俺の発言に対して振り向く。

 

「いや、何でもないよ」

 

なんでもない訳がない。

この世界に来てから、何度か元の世界の夢は見たが、最近では見なくなっていたのに。

 

それよりも、重要なことがある。

 

聞こえなかった。

名前が。

自分の、妹なのに。

 

 

 

                           〈続く・・・んだろうか〉

 

 

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(あとがき)

 

えー、はい、レインと申します。

 

恋姫が好きで、TINAMIでいろんなSSを見ていたんですが、萌将伝で

『一刀にマジに妹がいる!』と分かり、俺もSS書いてみたいな〜なんて思って投稿しました。

 

駄文ですよね?

 

言って下さい。「読みづれえ」とか「書かなくていいよ」とか!!

 

初めてなんです!小説書くの!それでもう、震える手でタイプして・・・。

これが出来上がりました。はい。・・すみません。

 

あの、できれば何か感想お願いしたいな〜とか考えております。

それではこれで失礼します。

  

                             〈レイン〉

 

 

 

説明
何か作品を投稿するなんて初めてです。

駄文です。それでもいいなら読んで下さい。お願いします。
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コメント
各地(SS)で様々な想像がなされている『一刀の妹』が参戦ですか。(ドッペルゲンガー)
妹参戦フラグですね、わかります(悠なるかな)
故郷を思う一刀良いなあ。続きが楽しみです。(readman )
是非、続いて欲しいです。(劉邦柾棟)
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真・恋姫†無双  一刀 蜀ENDアフター 三国統一 愛紗 ハーレム(?)  

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