蒼に還る夏(改)目次及び初期設定資料
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蒼に還る夏(改)

 

始めに:設定資料編

 

プロローグ:The Wide Blue Ocean

 

第1話:The Glacial Period

 

第2話:The Medieval Warm Period

 

第3話:The Younger Dryas Events

 

第4話:The Balmy Autumn Day

 

第5話:The Last Glacial Maximum Period

 

エピローグ:The Warmth Blue Ocean

 

あとがき:日付無き墓標

 

真・設定資料:黒歴史

 

真・設定資料:暗黒面

 

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設定資料編

 

※産業界の思惑

 産業界は火星の地球化により大規模な経済圏の確立を期待していた

 しかし少なすぎる陸地は人口や産業拠点の制限となり投資家に見捨てられた

 

※失われた自然

 この世界の地球では「完新世の大量絶滅」(人間の活動による種の大量絶滅)

 が起こり地球上の自然はほとんどが「人為的な自然」と化してしまっている

 

※人々の食卓

 この時代、地球は食料生産のほとんどを宇宙に頼っている

 火星は水産物の生産を受け持ち、それを輸出することで主要な資金を得ていた

 

※種への悔悛

 「完新世の大量絶滅」を引き起こした人類が自らに課した自制の誓い

 人類にとっていかなる不都合な種でも絶滅させてはならないという考え

 そのため、鮫も駆除は許されるが絶滅に追い込むことは禁じられている

 駆除も人間が直接手を下すことは禁忌とされ、戦闘オルカが創られた

 ゆえに戦闘オルカ達の戦いは永遠に終わらない

 

※海洋管理局

 AQUAの海の管理を行う行政機関、人々の話題に登ることはまず無い

 管理局は全ての人間(住民及び観光客)の安全の確保の任を負っている

 イルカやオルカは全て管理局の管轄下にある

 

※管理水域

 管理局の定めた水域区分、A・C・E・Lの4区分からなる

 絶対圏=A(Absolute)・エリア(5海里以内)

 領海圏=C(Closed)・エリア(5海里〜12海里)

 経済圏=E(Economic)・エリア(12海里〜200海里)

 管理外=L(Lawless)・エリア(200海里以遠)

 尚、非公式にACエリアを合わせてB(Backyard)・ゾーン

 ELエリアをD(Danger)・ゾーンと呼ぶ場合がある

 

※A・エリア

 人が立って見通すことの出来る水平線の距離は地球の曲率で約4.5km、

 直径が半分強の火星ではもっと短くなり約3.2km程度先までしか

 見通すことができない、街や施設の絶対圏はこの3倍の距離で設定されている

 尚、ネオ・ヴェネツィアは観光客の多い多島海であるため、海域全体がA・エリア

 として特別指定されている

 

※C・エリア

 地球の旧い概念では領海、AQUAでは各街の漁師の優先漁場とされている

 

※E・エリア

 各街及び各漁業基地の船団が持つ優先漁場、他の船団の操業は許可がいる

 

※L・エリア

 200海里から先は全ての船団に等しく機会が与えられている

 

※火星イルカ

 火星イルカには2種類あり、観光客の歓待を受け持つ小型のアダンカス・タイプと

 救助と海洋監視を受け持つ大型のトランセタス・タイプである、数も非常に多い

 2種類とも遺伝子操作と知性強化により人の言葉を話すことこそ出来ないものの

 直接理解することが可能にされており積極的に人間へ接触する事が許されている

 最も顕著な例は海洋サナトリウムでの精神治療補助である

 アダンカスはA・エリア内で活動し、トランセタスはC・エリアでレジデント・オルカと

 共に行動している場合が多い、基本的にB・ゾーンの外へは出ない

 もともとの種族はバンドウイルカであった

 

※火星オルカ

 火星オルカは3種類あり、それぞれ分担で鮫の排除を担っている

 最も重要な任務は人身被害の未然防止であり、ついで漁業保護である

 観光客に鮫の存在を知られないため、先制排除は必ずA・エリア以遠で行う

 機械中継無しでは人の言葉を理解することは出来ないが、

 人間の4倍もある極度に発達した脳と遺伝子操作により

 ある種のテレパスが可能とも噂されている。

 ゆえに原則として特別な管理局員以外の人間と接触する事は固く禁じられており

 観光客はおろか一般の住民に対して姿を見せることすら控えるように言われている

 

※レジデント・オルカ

 C・エリアの防衛を担う沿岸型戦闘オルカ群

 実はシャチではなくオキゴンドウである

 シャチ以外にキラー・ホエールと呼ばれる唯一の種類

 管理局はシャチと同じ「オルカ」の呼称で呼んでいる

 性格が極めて温和でよく人になつくことと、

 万一観光客に見られてもその外見で誤魔化しが効く事から選ばれた

 体長3m程度のオキゴンドウ10頭〜20頭で1群が構成されている

 自然界と同様にイルカと混合群を築いて行動している場合が多い

 主な目標はオオメジロザメのような淡水順化可能な鮫である

 

※オフショア・オルカ

 D・ゾーンにおいて漁業船団の操業を守る沖合型戦闘オルカ群

 こちらがいわゆるシャチ、体長5m前後の小型オルカで構成されている

 群れの規模がやや大きく、船団に帰属しており決して離れない

 主な目標はイタチザメやヨシキリザメといった中小型種

 

※トランジエント・オルカ

 単独行動をとる回遊型戦闘オルカ、AQUA全土で僅か213個体しかいない

 体長8メートル、体重7tとかなり大きい、純粋な戦闘種とする為、雄のみ創造された

 特定の海域に縛られず全てのエリアで鮫を駆除する

 主な目標はオフショアでは対抗できないホホジロザメやシュモクザメといった大型種である

 さらにその中の13個体は特別なクローンで産み出された「α個体」と呼ばれる希少存在

 体長は12mに達し体重も10tを超える、極めて高価な「装備」である

説明
2006年8月「天野こずえ同盟」様にて初掲載、2009年4月「つちのこの里」様にて挿絵付き細部修正版掲載
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天野こずえ ARIA 谷甲州 星の墓標 航空宇宙軍史 

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