仮面ライダーEINS 挿入編2
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学園都市に関する報告書(最重要機密)

 

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1,序論

1−1 序論

 かねてより我々は学園都市設立から内偵を送り破壊工作を行ってきた。だがその殆どが学園都市の保持戦力である"仮面ライダー"によって阻止されている。

 また学園都市に関する情報は公表しているもの以外はとても少量であり、未確認情報も多数寄せられている。

 このレポートは学園都市と仮面ライダーについて、噂の類までをまとめた物である。

 

1−2 問題提起

 学園都市が持つ技術の質と量は我々のそれを凌駕しており、我々の計画を妨害しつつある。

またその危険性は、内在的に我々の想像を超えているものと考えられている。

 

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2,学園都市

2−1 経歴

 学園都市とは、2006年に採決された教育改革法案と大学改革法案によって一部の弱小大学を吸収し巨大化した大学が、実験都市や機密保持を目的に建造した都市である。研究に莫大な費用が投資され、その利権及び旧世代の技術を売ることによって維持されている。

 

2−2 特徴および構成

 また日本国とは違い、スパイ防衛法など独自の条例が制定されており、事実上の独立国家と言える。

意志決定組織として十人委員会と呼ばれる最高権力保持者十人によって学園都市は運営されており、三人の門外顧問及び一人の海外顧問が助言を行っている。

その管理下で研究が行われているため学園都市の倫理感は非常に高いものである。

また某国の議会を操作した際に学園都市に政治的圧力を行ったが、それに対する筋の通った証拠によって打ち消され、非常に優秀なクラッカーが駐在していると考えられる。

 あらゆる機関の研究者や試料を吸収しており巨大化を続ける一方である。

 

2−3 位置

 学園都市は、日本国の領海の一部を埋め立てた場所に位置し、通じる道は陸路と海路、そして空路の全てが考えられるが、何れも厳重な警戒と膨大な監視によって、我々の工作員が進入することは極めて困難である。現状で我々が学園都市に破壊工作を行う場合内通者を利用するが、この手段をとった場合は学園都市を警備する者によって排他されるため二度と使えないことが殆どである。

 学園都市は大きく分けて4つのブロックに分かれており、それぞれ中央、理系、文系、商業と分かれており、さらに細かく分かれそれぞれの分野を司っている。インフラは非常に整っているため、逃走には路地を使うことを推奨する。

また都市の地下に巨大な安置施設が設置されていることが公表されているが、我々の組織でこの施設に侵入したことがあるのは一人だけである。また2007年にファンガイアのキングにこの施設の破壊を依頼したが失敗している。この安置施設には研究試料等が数多く眠っていると言われ、かのファイズギアもここに安置されているものと考えられる。

 

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3,仮面ライダー

3−1 仮面ライダーとは

 2000年当初から我々の計画を阻止し続ける者達の呼称であり、学園都市だけではなく日本中にその暗躍が確認されている。

何れも大きな複眼と触覚の両方もしくはいずれかを有しているのが特徴だが、これら全員に接点が密接にあるわけでもないに関わらず共通点となっており、人間が内包的にその形に何かを求めているものと推察される。先日集結した、コアメダルを巡る抗争において確認されたオーズと呼ばれる勢力も仮面ライダーであり、某学園に現れた新勢力も仮面ライダーであると推察される。

 

3−2 学園都市における仮面ライダー

 学園都市には仮面ライダーが現在三種確認されており、未確認情報を含めると四種存在する。

 

3−2−1 仮面ライダーアインツ

 仮面ライダーアインツ(以下アインツと呼称)学園都市の仮面ライダーの中で単騎における最大戦力である。現在確認されている仮面ライダーの殆どから技術提供を受けており、技術(一)の集合が1になったものとしてアインツとして名付けられたと言われる。また公表されているスペックは非常に低いものであり、これほどの戦果を挙げていることには懐疑的である。これに関しては装着者である雨無一騎が、装着者であると同時に設計者であることから、アインツそのものを限界以上まで引き出している物だと考察される。

以下に技術提供元を記載する。

・ジェネレーションシリーズより強化外骨格及び外筋の技術

・スマートブレイン社よりフォトンストリーム技術とエネルギー循環経路技術

・IXAシステムより装甲や装備の転送技術

・ガイアメモリよりエネルギーの濾過と変換

また最新に確認されてた仮面ライダーからも技術提供を受けたらしく、我々が送り込んだ新型であるタイプブラッドを撃退している。

 フォームチェンジと呼ばれる換装によって格闘、打撃、射撃にそれぞれ対応できる。また未確認情報だが特殊操作によってスペック以上の実力を発揮したとの報告がある。

 

3−2−2 ツヴァイ

 我々から技術を提供したライダー。学園都市はこれを仮面ライダーと認めていないらしく、日本国政府から派遣されている名目のため渋々駐在させている。装着者は優秀な人間だが、ツヴァイをもてあましているためスペック以上の実力を出すアインツの足下にも及んでいない。

 我々の産み出した仮面ライダーだが、使用ツールにカードを用いる珍しいものであり、防御力を重視した「ヴィクトリー」速力と武器を重視した「オルタナティブ」攻撃力を重視した「トライアル」の三種使用されるが、いずれも元となったものやモチーフが不明である。

我々の勢力であるため以下は割愛する。

 

3−2−3 G-6

 ジェネレーションシリーズを発展させた学園都市量産ライダー。設計者は現在海外の大学に在籍している。

 最適化をコンセプトに作られており、ある程度訓練を行った人間であれば装着することが出来る。学園都市の技術がなければコストカットしつつスペックアップすることは不可能だったと考えられ、この点では我々は後れを取っているものと推察される。

 主兵装はアサルトライフルやガトリング砲、ロケットランチャーなど火器を用い、単騎で最新型戦車に匹敵する戦力を有し、航空戦力にも対処可能である。致命的なまでに機動力を有しておらず、また管制をオペレーターの大半に委ねるという弱点を持っている。

 

3−3 未確認の仮面ライダー

 2007年に出現したと言われている仮面ライダー。全身黒と言われているが詳細も分からず存在するかも不明であり、ただの噂と推察される。

 

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4、結論

 現在、我々が投資を行っていたスマートブレイン社の研究者を多数引き抜き、我々と同盟関係であったD&P社も嶋財団と和解したのち学園都市に肩入れる結果となっている。またミュージアムが所持していたいくつかの研究資料を接収しており、科捜研の研究者も一部吸収している。その結果学園都市は我々の地位を脅かす存在へとなっている。

 学園都市は長らく抗争を続けてきたが、最新のプロジェクトにおいて学園都市を壊滅させる作戦を実行することとなった。各工作員はこのレポートを参照し、任務に当たってほしい。 

 

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はじめてのあとがき

初めての方は初めまして。そうでない方はこんにちわ。

しがない書き手です。

 

劇場版に当たる長編も終わり、とうとうオーズも終わってしまいました。最終回はもう燃える展開しかなかったですね。ウヴァさんは萌え系だったから困る。オーズのスタッフの皆さん、一年間ご苦労様でした。映司とアンクの活躍と結末に涙しました。MOVIE大戦2012も楽しみです。

 

 

さてオーズ終了……ではなく、フォーゼ開始を記念して、仮面ライダーEINSの設定資料を一部公開します。

 

物語設定

仮面ライダーEINSは一話から六話、そして十五話と十六話はオリジナルのみのストーリーとなっており、これは学園都市がどんな感じの都市か、そしてアインツのフォームを紹介するために書きました。もちろん平成から続く二話で一つのエピソード形式にならっています。

またツヴァイ編と長編では肝心のEINSのストーリーを進めています。

 

そして以降は他の平成ライダー達との交流を描いています。

これはEINSというストーリーのテーマが"軌跡"ということから平成ライダーの軌跡をたどっていきたいと思います。

ただ、ディケイドで言う各ライダーの世界が入り乱れているというより、歴代平成ライダーのそっくりさんが都合の良い時系列で都合良くお互いを干渉しなかった"アインツの世界"ということになっています。さすがディケイドさんは二次創作書きの救世主やで……。

先に言っておきますが、というか宣告しておきますが……アギト、龍騎、ブレイドは出ません。ファンの方申し訳ない。烏丸社長と違ってフライング土下座でお詫びいたしますのでお許しください。

ですが、出ていない作品の方々はちょくちょくゲストで出ているので探してみてください。分かる人にはすでに分かっていると思いますが、昭和の方々もゲストで参加して貰っています。

 

仮面ライダーEINSも残り半分程度となりました。引き続き仮面ライダーEINSをお楽しみください。

説明
この作品について ・この作品は仮面ライダーシリーズの二次創作です。
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仮面ライダー 仮面ライダーEINS アインツの世界 TINAMIの世界 

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