こうして一刀専用武器の製作は開始された。

それを皆に伝えたら、驚くほど豪華な物が揃った。

材料

「どうせなら最高の物を作りましょう」

華琳のお宝武器（溶かして使った）

「アタシ達に任せてちょうだい♪」

龍素材・爪、牙、骨など（貂蝉、華陀、卑弥呼提供）

「私達も参加します！」（桃香からの文）

蜀から南蛮の材木

「夫の為に尽くすのが妻の義務だよね！」

シャオの要請により、呉の職人たち

「え、えっと、私は・・・」

白蓮からは製作用特別予算が出された。

こうして一刀専用武器は、三国全ての協力の下に作られていったのだった・・・

そして出来上がったのは二つ。

柄と鞘は南蛮の木。

刀身は華琳のお宝を溶かした最良の鉄。

出来上がった一つは仕込み刀であった。

その切れ味は・・・

ヒュン！

スパッ！

ズズーン！・・・

「・・・切れすぎだろ」

居合いで試し斬りしてみたら、岩がバターのように切断された。

その切れ味から、一刀はこの刀を斬鋼剣と名付けた。

そしてもう一つ。

刀身から鞘、柄に至るまで全てに龍の素材が使われた両手持ちの長刀。

重量もかなりのもので、切れ味はさほどでもないが・・・

ゴガーン！！

また岩で試し斬りすると、岩は粉砕され、振り下ろした地面はクレーターになっていた。

「凄え・・・」

しかし流石に龍の素材だけあって、乱暴に扱っても傷一つ付かなかった。

この刀は怒龍刀と名付けられた。

こうして一刀は

皆の協力の下

自分の専用武器を手に入れたのである・・・

おまけ

「・・・まだまだ作って欲しい物があるんだ。協力頼むぜ」

「・・・退屈せんですみそうやな」

一刀のアイデアによる、真桜のアイテム製作はまだ終わらないようだった・・・