真病姫無双 魏√アフター 2
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一刀「これがこっちで・・・・これは・・・・」

 

(コンコン)

 

一刀「はい・・・あいてるよ」

 

稟「一刀殿、この案件に関してですが・・・・」

 

一刀「あー、これはね・・・」

 

いつも通りの政務風景

 

ただ違うのは現在三国会議の真っ只中ということだけ

 

稟「わかりました・・・あ、華琳様がお呼びでしたので・・・後は任せて行って来てください」

 

一刀「ん?・・・わかった、じゃぁ後頼むね」

 

稟「はい」

 

残り数点となった案件を稟に任せ、華琳がいると思う玉座に向かう

 

一刀「華琳?いるか?」

 

華琳「ええ、こっちよ」

 

一刀「ん」

 

呼ばれるまま玉座の裏に向かうと

 

曹丕「なっ、北郷!?」

 

一応愛娘が縄で縛られて座っていた

 

一刀「華琳?なにしたんだ?」

 

華琳「ちょっとしつけをね・・・・」

 

一刀「コレが躾けね・・・曹丕、お前何やったんだよ?」

 

曹丕「北郷には関係ない!」

 

一刀「そりゃそうか」

 

華琳「って・・・一刀」

 

華琳「一刀、貴方にも関係することなのよ」

 

一刀「俺に関係する?」

 

華琳「ええ、さぁ曹丕。なんで縛られたか言って見なさい」

 

曹丕「・・・・」

 

華琳「さぁ」

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曹丕「折った」

 

一刀「ん?何を?」

 

曹丕「刀を折った」

 

一刀「刀って・・・・華琳?」

 

華琳「ええ、あなたの愛刀よ・・・・私のところにあった白刀(ハクトウ)をね」

 

一刀「そうか・・・・折っちまったか」

 

華琳「怒らないの?」

 

一刀「まぁ・・・あの刀は元々折れやすいんだ、実戦より飾っておくほうが向いてる刀だからな」

 

華琳「そう・・・でも、御免なさい」

 

一刀「おいおい、どうしたんだよ」

 

華琳「せっかく貴方が私に送った刀なのに・・・この馬鹿が・・・・」

 

一刀「いいんだよ・・・華琳」

 

華琳「一刀」

 

曹丕「いい加減縄といてくれませんか?」

 

華琳「あなたまったく反省してないのかしら?」

 

曹丕「反省もなにも北郷のものなんか折ったところでなにかあるんですか?」

 

一刀「まぁね・・・これで動けるはず」

 

曹丕「あ〜、せいせいした・・・では母様、北郷。私は失礼します」

 

華琳「曹丕!はぁ・・・・育て方を間違えたかしら」

 

一刀「大丈夫だよ・・・華琳の子だ、きっと凄い子になるね」

 

華琳「あなたの血も入ってるはずなんだけどなぁ〜」

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曹丕「まったく何なのよ・・・刀の一本や二本折ったところでまた作ればいいじゃない」

 

桃香「あ、曹丕ちゃん、やっほ〜」

 

曹丕「これはこれは、桃香様。どうかなされたのでしょうか?」

 

桃香「う〜んとね・・・一刀さんがどこにいるか知らないかな?」

 

曹丕「北郷でしたら玉座にて母様といますが・・・・どうされました?」

 

桃香「そっか・・・華琳さんと一緒か・・・なら明日でもいいかな」

 

曹丕「?・・・母様に遠慮するのはわかりますが・・・・なぜ北郷にまで?」

 

桃香「ふぇ?あ・・・あははは、そうだね・・・あははは」

 

曹丕「?」

 

愛紗「桃香様〜」

 

桃香「あ、愛紗ちゃんが読んでる・・・いかなきゃ」

 

曹丕「あ!・・・・行ってしまわれた」

 

曹丕「桃香様のあの顔・・・何か隠し事をしている・・・?」

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曹丕「思えば父のことを聞いて回ったときも皆変な顔をしていたな・・・」

 

「もふもふきもちいいですぅ〜」

 

曹丕「明命」

 

明命「お猫様〜」

 

曹丕「明命!」

 

明命「はっはい!・・・曹丕様?」

 

曹丕「ねぇ、明命」

 

明命「はい、なんでしょうか?」

 

曹丕「明命って三国一の間謀よね?」

 

明命「三国一とは言いませんが・・・それなりだと思ってますが・・・それがどうかしたのでしょうか?」

 

曹丕「ちょっと北郷について調べてほしいの」

 

明命「一刀様についてですか?」

 

曹丕「そう、あの男がただの天の御使いって言われてる程度の男ってのは知ってるけど・・・本当にそれが事実なのか調べてほしいの」

 

明命「そ・・・それは・・・」

 

曹丕「別にただって訳じゃないわ・・・これでどうかしら?」

 

曹丕が明命に見せたのは一刀が作成した鰹節、ぶっちゃけ猫まっしぐらだった

 

明命「あ・・・あの・・・コレをどこで・・・?」

 

曹丕「前に北郷の部屋に入ったときにおいてあったのよ・・・まぁ北郷のだし・・・もらっても別に支障ないでしょ」

 

明命「あの・・・それは泥棒では・・・」

 

曹丕「いいのよ、それとも曹操の娘、曹丕に文句いえるの?」

 

明命「それは・・・」

 

曹丕「ってことだから、お願いね」

 

猫まっしぐらをガサガサ音をたてながら彼女は去っていく

 

明命「はぅ〜・・・大変なことに巻き込まれてしまったのです」

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おまけ

 

琉衣「お父さん!」

 

一刀「うわっと・・・元気一杯だな」

 

琉衣「えへへ・・・なでられちゃった」

 

琉流「あ、兄様」

 

一刀「琉流は警邏の途中か?」

 

琉流「はい、季衣が城の中を私が外をって兄様、いきなりなでないでくださいよ」

 

一刀「嫌か?」

 

琉流「嫌じゃないです・・・その・・・びっくりしただけでして・・・」

 

一刀「そうかそうか」

 

季衣「琉流〜」

 

琉流「季衣!?危なっ」

 

季衣「わぁぁ」

 

一刀「大丈夫か?季衣」

 

季衣「兄ちゃん・・・えへへ、ありがとう」

 

一刀「気をつけないとダメだろ・・・・お母さんなんだから」

 

季衣「そんなこといったって〜僕実感ないよ〜」

 

一刀「嫌だったか?俺との子は」

 

季衣「そうじゃなくて〜・・・琉流〜」

 

琉流「はいはい、兄様。季衣は戸惑ってるだけだと思います。私がそうだったように」

 

一刀「そうか・・・初めて子を産むんだからな・・・・心配しなくても俺はここにいるぞ、季衣」

 

季衣「うん!あ、兄ちゃん」

 

一刀「ん?」

 

季衣「そのね・・・この子の名前一緒に考えてほしいのだけれど・・・いいかな?」

 

一刀「いいぞ、そんなことは遠慮しないでな」

 

季衣「うん」

 

雛里「季衣ちゃん〜琉流ちゃ〜ん。あ、ご主人様」

 

一刀「雛里どうしたの?」

 

雛里「あ・・そろそろ夕餉の準備をするのでその・・・」

 

一刀「呼びに来たと・・・それじゃぁ行こうか」

 

三人『は〜い』

 

雛里「・・・・ご主人様との子・・・いいな」

 

一刀「雛里?」

 

雛里「なっなんでもないです〜〜まってください〜」

 

 

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