傾国な美人・・はじめてのくちずけ
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久し振りに許可をもらって市場(スーク)に行った…傾国な美人の兄

もちろん護衛の方つき

 

御菓子のお店屋に入り込んで

わ…北の国のリンゴの砂糖浸け

懐かしい…

 

妹がこの御菓子が大好きで…

 

 

そして…子ども時代に妹が

 

そこで微妙に顔を歪ませる…

 

 

思い出す…確かにあれは…僕の…

 

 

お兄ちやん!

リンゴの砂糖菓子を取った…

 

え!ごめんね…間違って食べた…

口の中でモゴモゴいわせがら

慌て謝る

 

だが…妹は許してはくれなかった…

 

ツカツカと近づくなり…

顔を両手でガッシリと

つかみ

 

そして…ブチュ!と唇を合わせた!

 

え!

と驚く暇もなく…

 

なんと…口の中から

リンゴの御菓子を強奪したのだった…

 

 

呆然とする兄

モグモグさせて幸せそうな妹…

 

 

思い出す…なら

あれが…僕の初めてのキス…

 

なんか…すごく…悲しい…

 

以上でした…

説明
国を滅ぼすかも知れない 傾国の美人・・になると予言された少年・・

彼は学校に通いながら
城に楽器を扱う楽師(宴専門)として使えてたが・・

身内が反逆者となってしまい その罪を問われ
奴隷の身分に・・

今は 奴隷の身分だが あいかわらず 城で楽師として働いていたのですが・・
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傾国 奴隷 水と籠の中のカナリア ファンタジー 

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