恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第二十四話
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そして・・・三日後

 

「桂花。これから街へ出かけるのだけど、付き合ってくれないかしら?」

 

「は、はい!勿論です華琳様!!」

 

その誘いに二つ返事で華琳と行くことにした桂花。

 

二人は様々な店を回った。

 

「どう?似合うかしら?」

 

「はい!華琳様に似合わない服などありません!!」

 

「ふふ、ありがとう。じゃあ桂花にはどんな服が似合うかしら・・・」

 

服屋で華琳から服を買って貰ったり

 

華琳いきつけの料理店で一緒に食事をしたり

 

手をつないで歩いたりと、それはまさしくデート。

 

しかも、何故か誰の邪魔も入らなかったのだから奇跡としか言いようが無かった。

 

そしてトドメは・・・

 

「か、華琳様・・・」

 

「何?桂花?」

 

「か、華琳様にとって、一番大切な人は・・・」

 

「そんなの決まってるじゃない。貴方よ、桂花」

 

その言葉で危うく昇天しかけてしまった桂花。

 

そしてデートの終わりは勿論、城に帰って夜の・・・

 

 

 

(あまりにも刺激が強すぎるので、お見せできません)

 

 

 

 

と言う訳で幸せの絶頂を味わった桂花。

 

しかしその翌日、自室に戻り記録帳を開いて、彼女は青ざめた。

 

何故なら、記録帳の最後にこう書かれていたからだ・・・

 

 

 

 

 

 や く そ く ど お り 死 ん で も ら お う

 

 

 

 

 

 

 

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「こ、これは一体・・・」

 

誰のイタズラだ!と考えたが、この記録帳は机の棚に二重底にして隠しておいた。

 

簡単に見つかるはずが無いし、動かした形跡もない。

 

それに・・・

 

「この筆跡は・・・私・・・」

 

そう、書かれていたのは桂花の字体でだった。

 

こんな事、書いた覚えはないのに。

 

しかし、そんな事より問題は

 

「・・・三日後」

 

 

 

 

 

 

それから三日後まで、華琳の寵愛を一身に受けながらも、桂花は内心恐怖で一杯だった。

 

誰かに相談しようにも、信じてもらうには最低でもこの記録帳を見せなければならない。

 

しかし、見せれば自分のやったことが明るみになってしまう。

 

結局一人で悩み、何の結論も出ないまま三日後になったのだった・・・

 

 

 

 

 

そしてその夜

 

桂花は部屋で机に向かっていた。

 

恐怖と戦いながら。

 

しかし、今までの事から考えれば、この日さえ過ぎればもう心配いらないはずだ。

 

そう思いながらひたすら引き篭もる桂花。

 

そしてもう半刻もすれば四日目になるというところで

 

「桂花?起きている?」

 

扉の外から華琳の声がした。

 

「か、華琳様?こんな夜更けにどうなさったのですか?」

 

「貴方に少し話があって来たのだけれど、入ってもいいかしら?」

 

「ど、どうぞ」

 

華琳の事を何よりも優先する桂花が断る訳がない。

 

扉が開いていく。

 

 

 

 

そしてそこには

 

 

 

 

愛用の鎌を片手に

 

 

 

 

華琳が笑みを浮かべて立っていたのだった・・・

 

 

 

 

 

 

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「か、華琳様?」

 

桂花が動揺しながら華琳の名を呼ぶ。

 

「何を怖がっているの?」

 

華琳は笑みを浮かべたまま桂花に、一歩一歩、ゆっくりと近づいていく。

 

桂花はじりじりと部屋の隅へと追い詰められていった。

 

「華琳様!一体どうしたというのですか!?」

 

桂花の言葉に華琳は

 

「理由は貴方が一番分かっているのではないかしら?」

 

表情を変えずに言った。

 

そして

 

 

 

「やくそくどおり・・・しんでもらうぞ・・・」

 

 

 

 

華琳の口から出たとは思えないおどろおどろしいダミ声が

 

 

 

 

桂花の耳に届き

 

 

 

 

それと同時に

 

 

 

 

華琳の絶が

 

 

 

 

桂花の首へと吸い込まれていった・・・

 

 

 

 

 

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と言う夢を桂花は見たのだった。

 

「何て夢を見るのよ・・・」

 

ぐったりとする桂花。

 

結局、華琳が自分を一番に扱う事はなく、やはり一刀にしか効かないという事は証明された。

 

一刀が死ぬと書けば本当に死ぬかもしれないが・・・

 

「・・・・・・」

 

桂花は・・・

 

 

 

 

パチパチ・・・

 

城の片隅で、記録帳をゴミと一緒に燃やした。

 

人を呪わば穴二つ。

 

あの夢で、自分のやっている事がいつか自分に帰って来るのではないか?と思い始めたからだ。

 

「あんな物に頼らなくても・・・」

 

そう言った桂花であったが、それからの彼女の罠は一度として成功することは無かったとさ・・・

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうも、アキナスです。

 

そんな訳で、夢オチでオチつけちゃいました。

 

桂花はもうギャグ要員にするべきか・・・と思う今日この頃。

 

そして、そろそろ本編書きたいな〜〜と思い始めてます。

 

まだまだ書けてないキャラが沢山なんですけど、キリのいい所で次回作行っちゃおうか?

 

と思ってますんで・・・

 

アナザーは後、長編一つと短編三つくらいで締めようと思ってます。

 

それではそういう予定で次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「夢幻闘舞!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
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コメント
転生はりまえ$さん:何かって何!?(アキナス)
たこきむちさん:・・・半々?(アキナス)
gyaoさん:私はVが一番好きでしたかね?(アキナス)
瓜月さん:この手のアイテムで幸せになったなんて聞きませんものね・・・(アキナス)
jonmanjirouhyouryukiさん:あるある(アキナス)
村主7さん:ヒロインとしての活躍してませんけどね(笑)(アキナス)
IFZさん:一件落着!(アキナス)
cupholeさん:あれのコマンド失敗、コントローラーのキーがガタついてると更に・・・(アキナス)
シリアス半、ギャグ3、何か2、でお願いしたい(黄昏☆ハリマエ)
長編は真面目ですか?おふざけですか?(たこきむち@ちぇりおの伝道師)
FFシリーズのなかで一番好きだぁ!(gyao)
まあ最低限の節度は持っていたという事ですかね<記録帳焼却 正直嬉々として最後ページの願い書いてたら・・・即ヒロインの座から自分が抹消されかないと申しましょうかw(村主7)
も、燃やしちゃったww(IFZ)
大事なところでコマンド入力失敗するというトラウマががが(cuphole)
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