天馬†行空 二話目 お話と相談と出発と
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 緩やかな風の音が響く部屋で、かしゃりかしゃりと一定の拍子で規則正しく木、あるいは竹であろうか? それらを((擦|こす))り合せるような音が鳴っている。

 音の主は木製の机に向かう一人の女性。年の頃は二十の半ばあたりか、((白磁|はくじ))のような肌と腰まで届く上質な絹糸のような黒髪、((玉|ぎょく))を想わせる((翡翠|ひすい))色の瞳を持つ((佳人|かじん))である。

 ゆったりとした薄紫色の長衣に身を包み、椅子に座る彼女は机に積まれている((竹簡|ちくかん))を手に取り広げ、肩幅より長いそれに右から左へと目を通す。

 

 ((僅|わず))か二呼吸の間にそれを済ませると慣れた手つきでくるくると((綴|と))じ、手元の紙に筆をさらさらと走らせると次のものに手を伸ばす。

 それから三刻(約四十五分)ほど後、すっかり片付いた机の上を見つめて彼女はふう、と吐息を漏らした。

 右の手首を左手で軽く握りながら両手を大きく頭上へ伸ばし、部屋の窓から見える空に目を移す。

 

 空の蒼を瞳に映すこと((暫|しば))し、部屋の扉を軽く叩く音に意識を戻され彼女は少しばかりの苦笑を浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「どうぞ」

 

 扉をノックすると、すぐに声が返ってきた。

 

「「失礼します」」

 

 二人そろって挨拶してから部屋に入る。

 

「うわっ」

 

 目に入った光景に思わず声が出て、徳枢から横目で睨まれた。

 部屋に入って視線が引き付けられたのは正面の机……の横にある台に((堆|うずたか))く積まれた竹簡の山。

 あの感じだと百巻以上はあるんじゃないか? いつも思うけど太守って大変なんだなあ。

 

「失礼、いささか早すぎたでしょうか?」

 

「いえいえ、丁度良い頃合いですよ」

 

 徳枢の言葉に柔らかな口調と((微笑|ほほえみ))で返す威彦さん。

 掛けて下さい、と促されて机の前の椅子に腰を下ろすと、それに合わせたかのように侍女さんがお茶を運んで来た。

 威彦さんにどうぞ、と促されて茶碗を手に取る。あれ、これって?

 

「ん? あっ! こ、これ、ひょっとして麦茶ですか!?」

 

 茶碗からふわり、とたちのぼる香ばしい香り! そして『こっち』に来てからはどこにも無かったこの味は!

 

「ふふ、以前北郷君が話していたものを作ってみようと思ったのですが。どうやら上手くいったみたいですね」

 

「はい、冷たくて美味しいです! んっんっ、ぷはあっ!! あ、おかわり貰ってもいいですか?」

 

「ふふ、どうぞ。喜んでもらえてなによりです」

 

「あ、あなた一人でそんなにがぶがぶ飲まないで下さい! というより、もっと落ち着きなさい、あなたは!!」

 

 いや徳枢、この感動はちょっと抑えるのは無理。横からあれこれ言われるけれど((止|や))められない((止|と))まらない。

 

 

 

 しばらくして。

 

「ごちそうさまでした」

 

 満足。

 

「はい、御粗末様でした」

 

 微笑む威彦さん。

 

「結局ほとんど飲みやがりましたね、あなたは」

 

(冷たい視線で)刺す徳枢。

 いや、その、……スイマセンでした。

 

「あら、気に入ったのならすぐに用意させますよ、徳枢さん」

 

「い、いえそうでは無くて。私はこの無作法者にですね」

 

「ふふ、そう((畏|かしこ))まらなくてもいいですよ。お茶は楽しく頂きましょう?」

 

 威彦さんが机の上の小さな鐘を鳴らすとすぐに侍女さんが同じものを運んで来た。

 

「さあ、どうぞ。北郷君は少し遠慮してあげてね?」

 

 悪戯っぽく微笑む威彦さんに俺は赤面するしかなかった。

 

 

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「まずは、徳枢さんへの用件ですが」

 

 追加の麦茶が注がれると威彦さんはおもむろに切り出した。

 

「城の東区画にある書架ですが、増設することになったので書物の手配を頼みます」

 

「((御意|ぎょい))。書物の種類は私が((差配|さはい))してもよろしいのですか?」

 

「構いませんよ、あなたの判断に任せます。期待していますよ?」

 

 立ち上がり((拱手|きょうしゅ))する徳枢は(おそらくは)緊張で硬くなった声で威彦さんに質問するが、直接声を掛けられているわけではない俺ですら安心する優しい声色で返され、僅かに吐息を漏らしていた。

 

「はっ。それでは早速……」

 

「ふふ、明日からで良いですよ。まだ北郷君への話もありますので一緒に聞いて下さいな」

 

 勢い込んでそのまま退室しようとした徳枢を手で座るように促して、威彦さんはこちらに淡い((碧|みどり))の目を向ける。

 

 

「北郷君は時々商隊の護衛をしていますね?」

 

「え、は、はい。といっても最近あまりその仕事は無いんですけど」

 

 徳枢が席に座ると一呼吸おいて問い掛けられた。

 威彦さんから徳枢と一緒に頼まれものを引き受けることはあっても、別々の場合は初めてだったため一瞬返答に詰まる。

 加えて城の外での仕事は頼まれたことが無かったので今の質問も意外だった。

 商隊の護衛は一月に一回あればいいくらいで、普段は昨日やっていたような城壁の補修作業や農地の開拓の手伝いなどが主な仕事になる。

 それに護衛と言っても交趾から外に出ることもなく、いくら遠くても往復も込みで四日くらいの内容で、一年に満たない短い仕事暦の中でも三回ほどしか経験が無い。

 しかもその三回の内、一回しか荒事も起こらなかった。

 護衛と言うよりも商隊の人たちと世間話をしながらちょっと旅をしてきた、といった印象が強く自分ではあまり仕事をこなしたという実感がない。

 このことも返答に((躊躇|ちゅうちょ))した理由の一つなんだけれども……。

 

「実は明後日に((雲南|うんなん))へ向けて城下の市から商隊が出るのですが、護衛を募集していると聞きまして」

 

 そこで一旦話を切ると威彦さんは茶碗を傾ける。

 

「失礼、そこで護衛の経験もある北郷君に今回の仕事はどうか? と思ったのですが」

 

「雲南ですか? ええとそこって確か益州になるんでしたっけ?」

 

 頭の中の地図ではここから西の方だった((筈|はず))。

 うろ覚えで少し自信が無かったけれども威彦さんはその通りです、と微笑む。

 

「商隊の規模がやや大きめになるのと他州である、というのが護衛増員の理由でしょう。北郷君の知っている人ですと((藩臨|はんりん))さんも参加されるようですよ?」

 

「おやっさ……親方もですか?」

 

 藩臨さんは街で力仕事があるときは必ず名前が出る人で、その二メートル以上はある身長と((赤銅色|しゃくどういろ))の筋肉質な体、豪快で分け((隔|へだ))てしない性格で自然と親方、またはおやっさんと親しみをこめて呼ばれる。

 まだ街での仕事を始めたばかりで不慣れだった頃に色々とお世話になったことがあり、徳枢や威彦さんと並んで頭の上がらない人でもある。

 腕っぷしはその外見に違わず、大の大人が三人がかりでやっとの石材を一人で楽々と運ぶほどで、街でならず者が暴れた際にその拳一発で人が空を舞うのを見たときは何の冗談かと思った。

 でも珍しいな、おやっさんは現場のまとめ役で忙しいからあまり街から離れる仕事はやらないのに。

 

「なんでも久しぶりに知人に会いに行かれるようですよ。それと、街での作業は((細君|さいくん))が代わられるそうです」

 

 成る程、おかみさんが代わるのか、納得。ちなみにおかみさんはおやっさんと並ぶと親子のように見えるぐらいの小柄で線の細い人だが、おやっさん並みに力持ちだったりする。

 きっと明日は城壁におかみさんの((気風|きっぷ))のいい声が響き渡ることだろう。おかみさんも慕われているから皆の作業効率が落ちたりはしないと言い切れる。

 

「北郷君は他の州に出た機会が無かったようですし、今回の件は良い経験になると思うのですが、どうですか?」

 

「はい、雲南への商隊の護衛、やらせていただきます!」

 

 交趾から出るのは初めてだけど、おやっさんが一緒なら不安は無いな。((寧|むし))ろ足手まといにならないように頑張らないと。

 それに威彦さんの言うとおり他の州の街へ行けるいい機会だ。

 

「良い返事です。では参加する((旨|むね))は私が伝えておきますね。仕事の詳細に関してはこの竹簡に目を通しておいて下さい」

 

 予め選り分けられていたのだろう、机の隅にあった一巻きの竹簡を受け取る。

 

「お二人へのお話は以上です。では、お茶が((温|ぬる))くならない内に頂きましょうか」

 

 

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 それからしばらく、お茶を飲みながら一刻ほど世間話に花を咲かせてから退出し、今は徳枢と一緒に城の廊下を歩いている。

 徳枢はさっきから難しい顔をして時折小さく唸り声を漏らしていて少し怖い。

 

「何か失礼なことを考えませんでしたか、あなたは」

 

 心を読まれた!?

 

「はあ、考えごとが顔に表れるのは相変わらずですね、あなたらしいといえばそうなのでしょうが」

 

 ふう、と溜息を吐いた徳枢はこちらを向くといつもよりも少し硬い声で、

 

「気を付けなさい。道中もそうですが、雲南に着いてからは特に」

 

 そしていつもより強い光を宿した目で、そう言い放った。

 

「えっ、雲南にって……ひょっとして治安がもの凄く悪い、とか?」

 

 やや((気圧|けお))されながらそう尋ねると徳枢は((頭|かぶり))を振る。

 

「((劉焉|りゅうえん))の動きが不穏です、益州南部の((建寧|けんねい))、そして雲南に目を向けている((節|ふし))があります。とは言えすぐに動くとは言い切れませんが」

 

 視線は俺の瞳から離さないまま、徳枢はそこで一旦言葉を切る。

 

「もしかすると、戦が起こるかもしれません」

 

 ((一際|ひときわ))光を帯びた(ように見えた)空色の瞳が俺を貫く。

 

「それは本当……いや、確かに起こっても不思議じゃないか」

 

 

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 一瞬パニックになりかけたが、少し前に蜀を通って来た商人の人達からほぼ同じ内容の話を聞いた事を思い出して頭が冷える。

 劉焉。成都の太守で、『三国志』では劉備に国を奪われた((劉璋|りゅうしょう))の父であり、話の中では気が付いたら亡くなっていた。と、そのぐらいの知識しかなかった。

 だが商人のおっちゃん達や蜀からこちらに移って来た人達から聞いた話では、成都に赴任するや否や付近の豪族の取り込みを始め、従わない者は((悉|ことごと))く攻め滅ぼしたと言う。

 更には、それに反対した豪族で((嘗|かつ))ては自らの支援者であった者までも処刑したらしく、それに反発した残党や住人までもが乱を起こしたとも聞く。

 その影響もあり、蜀からは難を逃れるために劉焉の力が未だ及ばない建寧や雲南、果ては交趾にまで逃げてくる人達がいる。

 建寧と雲南はもともと朝廷から任命された太守がおり、劉焉の統治に異を唱えているらしくその間で緊張が高まっているそうだ。

 

 思い出した情報はこれぐらいだけど……うん、いつ戦になってもおかしくは無い。

 ……あれ? でも、じゃあ何で商隊がこの時期に出るんだ? それに威彦さんもなんで許可を出したんだろう?

 

「徳枢、益州の状況は今回の商隊の人や威彦さんも分かってる筈だよね?」

 

「それは、……そういえばそうですね」

 

 さすが徳枢、俺の言いたいことに気が付いてくれたみたいだ。

 

「ふむ、威彦殿が許可を出された、と言うことはまだその恐れは無いと判断されたのか」

 

「或いはそうなっても問題なしと判断されたか、だね」

 

「ですね。しかし、先ほどのお話の中でこのことについて言及されなかったのは、あなた自身の目と耳で確かめろ、という意図が込められていたのでは?」

(威彦殿は私が彼に助言することも想定しておられたのかもしれませんね。確かに彼にはやや楽観的なところがありますから。警戒を促すのが肝要ということでしょうか?)

 

「……あ〜、それはそうかも。考えるよりもまず行動しろ、ってことかな」

 

 状況がいつもの仕事より複雑になりそうな事態に気後れしすぎて自分のモットーを忘れていたのと、徳枢にそれを指摘されたことの両方に気付いて苦笑する。

 そうだ、まだ戦に巻き込まれると決まった訳でもない。それに徳枢の言うとおり、威彦さんは穏やかながら厳しいところもある。そんなのはいつもの稽古で解っていた筈なのに。

 よし、とばかりに自分に活を入れて気持ちを切り替える。明後日の朝に出発だ、準備に取り掛からなきゃな。

 

 

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「ありがとう徳枢、おかげでモヤモヤしてたのが吹き飛んだ」

 

「私の発言が原因だったと思うのですが……まあ、力になれたのなら幸いです」

 

 どこか申し訳なさそうな表情で徳枢が頷く。

 

「では、お互い出掛ける前に準備をしなければなりませんね」

 

「あれ? 徳枢もどこかに出掛けるの?」

 

「ええ、((荊州|けいしゅう))まで足を伸ばしてみようかと」

 

「なんでまた……あ、ひょっとして本の買出しに?」

 

「はい、交趾(ここ)で手に入るものの殆どは既に城の書庫に置いてありますから」

 

 軽く溜息を吐く徳枢。

 

「あ、じゃあ((襄陽|じょうよう))の方まで行って来るのかな?」

 

「ほう、あなたも詳しくなりましたね。その通りです」

 

 荊州襄陽。太守は『三国志』と同じく((劉表|りゅうひょう))で、この付近には諸葛亮や鳳統の師として有名な『((水鏡|すいきょう))先生』も居を構えている。

 また、劉表自身も((儒学|じゅがく))を((励行|れいこう))し、積極的に学者を((招聘|しょうへい))している所為もあってか襄陽は学術都市といった様相を((呈|てい))していると、威彦さんから聞いた。

 

「目ぼしい物があれば良いのですが……往復と書物を選別するのを考えると、((些|いささ))か時間が掛かるかも知れませんね」

 

「そっか。荊州の方は穏やかそうだから心配は要らないかな?」

 

「気を抜きすぎるのもよくないですが……ふむ」

 

 そこで言葉を切った徳枢。顎に手を当ててなにやら考えている様子。

 

「どうかした?」

 

「いえ、何でもありません。さて、お互い準備に取り掛かりましょうか」

 

 心なしかすっきりした顔ですたすたと歩いていく徳枢に首を傾げながら、俺もその後について城内の部屋(徳枢の部屋の隣にある)に戻ることにした。

 

 

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 ――二日後 早朝

 

「お早うございます!」

 

「オウ、((北坊|ほんぼう))! 早えーじゃねーか! 気ぃ入ってんな!!」

 

 朝、といっても((朝靄|あさもや))がまだ晴れてもいない薄闇の中、城門の近くにでんと((聳|そび))える((巨躯|きょく))の持ち主――おやっさんこと藩臨さん――が目に入り挨拶する。

 

「((陳|ちん))さんもお早うございます」

 

「やあ、北郷君お早う。今日はよろしく頼むよ。ああいや、今日からしばらく、だな」

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

 おやっさんのガタイに隠れて見えづらいが、荷物の点検をしている商隊の人達の中で目が合った陳さんに声を掛ける。以前の仕事で雇い主だったので、お互い顔見知りだ。

 

「うん、いい返事だね。さて……あれ? お〜い、もう一人はどこいった〜?」

 

 誰かがまだ来ていないのか、きょろきょろしながら陳さんは馬車に荷を積み込んでいる他の人達に声を掛けるが誰もが首を横に振る。

 

「ン? なんだ陳、今回は三人か?」

 

「そうなんですが……おかしいな? 少し前に来てたのに」「お呼びですかな」「うわっ!!」

 

 おやっさんと陳さんが話し込んでいる上、城壁の方から突然声が掛けられる。あ、陳さん驚いて転んでるよ。

 反射的に上を向くと同時に視界を白い影が交差し、じゃりっ、と僅かな音を立てて誰かが近くに降り立った。

 

「おっと、これは失礼。怪我は無いですかな?」

 

 ((稟|りん))としているような、どこかからかっているような、そんなどちらとも付かない声音で目の前の女性は倒れている陳さんに手を差し出す。

 陳さんに頭を下げると、女性はこちらに振り向いた。

 

「残り二人の護衛は貴方方でよろしいか?」

 

 ――薄闇にあってなお目に鮮やかな淡い青色の髪。白の振袖、その((装|よそお))いの中で一際目を引くのは袖の部分に金糸で縫い取られた蝶の羽のような文様と穂に布が巻かれた背丈ほどの直槍。

 

 ――そして、こちらを見つめる深紅の瞳。

 

「え、あ、ああ。そうだけど」

 

 俺は衝撃から((漸|ようや))く立ち直ったばかりなのと、いきなり真っ直ぐに見つめられたのとで((覚束無|おぼつかな))い返事をしてしまう。

 

「オウ。俺は藩臨てぇモンだ。しっかし、随分と活きがいい嬢ちゃんだな」

 

 おやっさんはまるで動じていないようだ。むしろ可笑しそうに笑っている。

 

「あ、俺は北郷です」

 

 続いて俺も名を名乗る。(『一刀』は『真名』と同じ扱いになるでしょう、と徳枢に言われたので、極力名乗らないようにしている)

 

「おや、先に名乗られてしまいましたな。では遅まきながら」

 

 

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「私は((趙雲|ちょううん))、字を((子龍|しりゅう))と申す。藩臨殿、北郷殿、これからよろしくお願いしますぞ」

 

 

 

 

 

 ……え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あとがき

 

 お待たせしました。天馬†行空(あとがき内では以降、天馬と表記します)、二話目です。

 原作登場人物の一番手は星でした。これから彼女もストーリーに関わっていきます。

 まだまだ原作の時間軸には到達していませんが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 登場人物についての補足

 

 ●程秉

 呉に仕えた人で『三国志』正史、演義共に記述の少ない人です。文官というよりはお抱えの学者、といった感じの方のようですね。

 天馬でも学者という立ち位置は変わりませんが、呉に仕えるかどうかは未定です。

 一話目で穏と同じ様な反応が見られる彼女ですが彼女の場合は性的興奮ではなく飢餓感に近い感覚です(夜中に目が覚めて腹が減ってどうしようもなくなるあの感覚に近いものです)。

 一刀には真名を教えていますが……

 

 ●士燮

『三国志』では正史にしか記述が無い人。内容は書き出すと長くなるので割愛しますが、色々と凄い人です。作者は三国志Zで存在を初めて知り、ちくま学芸文庫の三国志正史でどんな人かを知りました。

 天馬では『三国志』と同じく交趾の太守です。ただ一刀の剣の稽古をつけているので武力補正が掛かっています。あとはおいおい作品の中で記述していきます。

 ちなみに、年齢についての描写で今回の冒頭では二十半ばとありますが実は……

 

 ●藩臨

『三国志』では呉の南に位置していた山越の首領の一人です。無名時代の陸遜に討伐されてます。

 天馬ではなぜか交趾で肉体労働に従事しています。美人の奥さんも居ます、リア充です。

 雲南に知り合いがいるようですが……

 

 

 以上が一話目と二話目で登場したオリジナルキャラクターです。

 オリジナルキャラクターについては登場した話で逐一紹介していきたいと思います。

 

 

 あ、陳さんはあんまり喋らないし、重要人物ではないので割愛しました(酷)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
 真・恋姫†無双の二次創作小説です。
 処女作です。のんびり投稿していきたいと思います。

※主人公は一刀ですが、オリキャラが多めに出ます。
 また、ストーリー展開も独自のものとなっております。
 苦手な方は読むのを控えられることを強くオススメします。
  

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コメント
>1+1=11さん コメントありがとうございます。作者の勉強不足が露呈された(笑) 後々建寧の太守も出ますので(名前だけですが)、このままで行きますね。(赤糸)
拝見させて頂き、続きの楽しみな作品に巡り会えました(^^) 早速続きを読みふけろうかと思います(笑) あ、あと1つ。建寧郡はこの時期なら益州郡だったと思います。建寧になったのは、あの演義や講談では巷の紳士淑女感動の、実際は反乱鎮圧のハズが十年以上続く血の雨の切っ掛けになった孔明の南蛮戦後だったと思います(笑)(1+1=11)
>骸骨 さん 誤字報告ありがとうございます。間違えて難しいほうの『ホウ』の字で入力していたみたいです。(赤糸)
>アルヤ さん 見当は付いておられるご様子で(ニヤリ)。(赤糸)
>summonさん 雲南についてからはその辺りがメインになります。お楽しみに。(赤糸)
>劉邦柾棟さん 次回でそのあたりについてを描写していきます。頑張って三話目を早く上げれるようにしたいです。(赤糸)
まだ稟や風と出会う前の星なのか?6p「諸葛亮や?統の師」→「諸葛亮や鳳統の師」では?(量産型第一次強化式骸骨)
二番目三番目の原作キャラは誰になるのか・・・・・・行き先からするとあの人たちかな?(アルヤ)
劉焉の動きが不穏ですね…わくわくしながら次回を待っています。(summon)
おやおや、原作恋姫キャラ一番目は星ですか〜。 という事は風や稟も一緒かな? 次回が楽しみです。(劉邦柾棟)
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