真説・恋姫†演義 仲帝記 第十羽「黄嵐吹き荒れ、清流は濁流となる」
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 蒼天巳死。

 

 黄天当立。

 

 歳在甲子。

 

 天下大吉。

 

 蒼天((巳|すで))に死す。黄天((当|まさ))に立つべし。歳は((甲子|きのえね))に在りて、天下は大吉。

 

 三国志と言う物語を僅かでもかじった者であるならば、上記の言葉は良くご存知のことだと思う。史実において、 南華老仙という仙人よりその教えを受け、太平道という新興の宗教を興し、多くの信者を集めた人物、大賢良師・張角を頭とした集団、黄巾党のスローガンである。

 

 蒼天、すなわち漢王朝にはすでにその力なく、世はまさに黄天が立つ時となった。甲子にあるこの年こそ、それは成し遂げられるのだ、と。

 

 しかし、それはあくまで“正史”における“史実”の話。

 

 今外史における黄巾党のそれは、僅かながらにその意味合いが異なっていた。

 

 漢王朝からその力が無くなった、それは確かな事ではある。歳もまさに甲子であり、黄巾党にとってもっともいい時期だったことも、また確かではある。

 

 ただし。

 

 黄天当立、すなわち黄巾党が世に立つ、その意味が全く違っていた。

 

 黄巾党の頂点に立つ、通称『張・三姉妹』が目指していたのは、力によって漢朝を倒し、それに取って代わるなどといった大それた物では無く、彼女らの本業である“歌手活動”…すなわち、『歌』の力によってその頂点に立つ。……というのが、この世界における張・三姉妹こと、張角、張宝、張梁の目的であった。

 

 ところが、である。

 

 そんな彼女らの思想、目的を都合よく捻じ曲げ、己の欲望を満たすために利用する事を考えた一部の者たちが、彼女らの意思とは裏腹に、大陸各地でその支持者らを扇動し、街や邑を好き勝手に襲わせ始めた。それはやがて、漢土のその全てを呑み込む暴風と化して行き、ここに、歴史上最大の農民反乱として後世に伝わる、『黄巾の乱』が勃発したのであった……。 

 

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 第十羽「黄嵐吹き荒れ、清流は濁流となる」

 

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 地を蹴るは四つの蹄。細くしなやかながらも、力強く大地にその跡を残し、その背には白き衣の人間を乗せ、風の如くなりて縦横無尽に緑の絨毯を駆け巡る。

 

 「どうどう。……よーし、いい子だ」

  

 ぶるるる、と。己が背に乗る者から首筋を撫でられ、機嫌よさそうに啼く彼の背から、颯爽と飛び降りて地に降り立ったのは、白い袍の上に同じ色の胸当てをつけた青年、北郷一刀であった。

 

 「よ、お疲れさん。どうだい一刀?お前さんに言われたとおりに造った“馬具”一式の具合は」

 

 その馬の隣で、今度は自身の汗を軽く手拭で拭いつつ、腰に挿しておいた水筒から水を一口彼が含んだのと同時に、いつもの様に棒付き飴を口にくわえたままで居る陳蘭が、かなり機嫌よさそうに声をかけてきた。 

 

 「ああ、とってもいい感じだったよ、千州。“最後”になったこいつも、やっと“鞍”に慣れたみたいだしね」

 「そっかそっか。なら、これで漸く、最初の五十騎の準備が整ったわけだ。“軽弓騎”……馬上からでも弓を撃てる騎兵なんて、本当ならよっぽど熟練した騎兵にしか出来ないだろうけど、鞍と((鐙|あぶみ))、そして俺特製の弩があれば、割と楽にはこなせる様になるって分けだ。……ふ、自分の才能が恐ろしいぜ」

 「……あ、ははは……」

 

 最初の切欠は些細な事だった。一刀がこの世界に来てから始めて、乗馬というものを覚えようとし、潼関での兵士達への訓練を行なうその傍らで、徐庶からそれを習っていたのであるが、彼はその時初めて、この世界にはまだ馬具らしい馬具というものの存在が無かった事に気がついた。

 

 腰を降ろすための鞍や、足をかける為の鐙があったほうが、馬上での安定性は飛躍的に上昇するのにな、と。その時そうは思いつつも、流石にその時点ではどうすることも出来ず、馬具無しでもなんとか乗馬に慣れざるを得なかった。

 その後、兵士達の訓練を無事終えて宛に戻ってきた彼は、袁家で唯一の研究者であり技術者である陳蘭に、その事を話して聞かせた。すると、陳蘭はその目をまさに輝かせつつ、一刀からそれらの形状などを根掘り葉掘り聞き出し、それから一週間もした頃には、もう試作品の馬具一式を完成させ、さっそくそれをつけた馬を一刀に試し乗りさせた。

 

 結果は上々だった。

 

 後はこの事を袁術らにも話して聞かせ、正式に、国庫からの資金でそれを増産することが決した。もちろん、その効果のほどを、袁術含む全員に体験してもらって、その有用性を理解してもらってからのことではあるが。

 

 「……けど、惜しむらくはその“こすと”…だっけ?生産性の悪さ、なんだよなあ……。一つ一つの製造にかかるお金がまだ、ちょっと高いもんだから、((現状|いま))の南陽じゃあそんなに数が造れないってのがなあ……くそっ」

 「君の考えた改造弩。あれも結構手間がかかる代物だしな。……けど本当に驚いたよ。まさか“マガジン付きの弩”なんて物、この世界でお目にかかる事になるとは、本気で思っても見なかったからさ」

 

 マガジン。つまりは銃で言うところの弾倉と言う奴である。陳蘭はその弾倉を、矢のスペアを入れておく矢箭に見立てて、弩、いまでいうボウガンを改良して弾倉交換式の物を、“自ら”誕生させてしまったのである。そう、けっして一刀がその事を教えたわけではなく、陳蘭自らがその仕組みを考案し、出来る限り弩の連続射撃速度を上げられないものかと、何年もの間試行錯誤を続けて産み出してしまったのである。

 

 『……俺の知識の常識なんて、もう絶対通用しないな、この世界は』

 

 初めてその改造弩を目の当たりにしたとき、一刀は改めてそう思ったのであった。

 

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 一刀のその思いのほどはともかくとして、そうして出来上がった馬具や陳蘭式連射弩、通称((連筒弩|れんづつど))を配備した騎馬五十騎が、開発から半年程経ったこの日漸くその形を成したと言うわけであった。

 

 「ところでさ、この部隊の指揮って誰がすることになってるんだ?騎馬戦術に優れたやつなんざ、((南陽|ここ))には誰も居ないだろ?」

 「うん、残念ながらね。だから、その最適任者が見つかるまでの間は、俺の部隊で運用することになってるよ」

 「……上手く使いこなせるのか?」

 「……まあ、実際に指揮を執るのは輝里になると思うけどね。彼女なら確実に、俺より遥かに騎馬戦術に長けているだろうし……って、あれ?」

 「どした?……巴か、あれ?なんかすっごい慌ててるけど……なんかあったのか?」

 

 そんな事をあれこれ話し合っていた二人の下に、珍しく息を切らせて駆けて来る、真紅の髪の女性、紀霊のその姿があった。その顔にかなり緊迫した雰囲気を漂わせて居る事からも、何かよほどの事があったのだろうかと、二人もその体にも緊張が走る。

 

 「一刀!千州!此処に居ましたか!」

 「どうしたんですか巴さん?なにか緊急の事態でも」

 「おおかたまた賊が出たとかその程度のことじゃあないの?で?数は?千?二千?それとも五千位」

 「賊には違いないけど、そんな可愛い物ではありません!その総数、およそ五万の大軍が、((宛|ここ))に向かって怒涛の勢いで向かって来ているんです!!」

 『ご、五万っ?!』

 

 それはまさに、晴天の霹靂という物だった。これまでにも、賊の発生や流入は幾度かありはしたが、その規模は精々数百、多くても数千単位程度のものでしかなかった。ところが今回は、万を遥かに超えた数の五万という大軍が、この宛県の城に向かってまっすぐ突き進んで来ている。

 

 異常事態。……それは、時代が大きくうねりを始めたその瞬間の、まさに証左となる事態であったと、この時の事がそう史書には記されている。

 

 閑話休題。

 

 「美羽様は?!」

 「美羽様は今太守の間においでです!二人もすぐに来て下さい!緊急の軍議が行なわれますから!!」

 「分かった!行くぜ、一刀!!」

 「ああ!!(……また、戦が始まる、か……)」

 

 人を、敵を殺す事に対する躊躇いは、今の一刀からはもうほとんど無くなりかけている。例えこの手をどれほどの血で染める事になろうとも、袁術と仲間達、そして南陽という地に住む多くの人々のためなら、自分はいくらでも鬼になる覚悟が、今の彼にはある。

 

 しかし。 

 

 その為に殺し、殺された者の家族達は、決して自分のことを許したりはしないだろう。その為に、これから幾千幾万の恨みを買う事にもなるであろう。はたしてその時、自分は自分であり続けることが出来るのであろうか?多くの者達から仇と憎まれ、そしてその者たちと相対することがあった時、自分の心はそれに耐えられるのだろうか?

 

 彼の心には、今までとはまた別種のそんな不安がゆっくりと、渦巻き始めていたのであった。 

 

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 「そんで?牧の景升坊はなんて?」

 「は。どうやらあちらも、今回の賊共には相当に手を焼いている様子です。元が民衆なので練度の程はたいした物ではありませんが、やはりその数と士気の高さは、並大抵の物でなく、劉景升殿曰く、我等長沙の軍にも襄陽近辺での賊討伐に加わる様、要請が来ております」

 「要請、ねえ。あっちは州の牧、こっちは一郡太守なんだから、もっとはっきり“命令”をしてこやあ良いだろうに、わざわざ“要請”って形を採ってくるとはね。ったく、相も変わらずの小心者だよ、あの坊やはさ」

 

 荊州は南四郡の一つ、長沙。ここの太守の間において、現在三人の女性がその場に顔を揃えていた。同州の牧である劉景升より、最近になって一斉に蜂起を始めた賊達――皆一様にしてその体のどこかに黄色い布を身につけていることから黄巾党と呼ばれている――に対処するするためにと、その助力を請う旨の報せがもたらされた為、それへの対応についての協議を行なっている真っ最中であった。

 

 「坊やって……歳はそんなに母様と変わらないんじゃ無かったっけ?あの牧様は」

 「良いんだよ、坊やで。周りの顔色をいちいち伺わなきゃ、政の一つもまともに出来ないような、肝っ玉の小さい男だからね、((劉景升|あいつ))は」

 「……母様からしたら、大抵の男は小心者になっちゃうと思うけどね」

 

 現在、その太守の間に居る人物は三人。太守の椅子に座るその赤い長髪の女性が、この長沙郡の主である孫堅、字を文台という。その孫堅の事を母と呼んだ、彼女の座る椅子にその手をかけて立つ、少々勝気そうな薄い桃色をした髪の女性は孫策、その字を伯符といい、孫堅の三人の娘達の中のその長女である。

 

 「……おほん。それから文台さま、先ほど明命から届いた報せによりますと、どうやらこの荊州の最北にある宛県にも、およそ五万の『黄巾』が、豫州方面よりその姿を見せたそうです」

 

 孫堅と孫策の会話に少々強引に割り込み、長沙の草組を束ねる将、周泰、字を幼平からほんの少し前にもたらされた報告を、烏色の髪がとても艶やかなその女性、長沙の筆頭軍師である周瑜、字を公瑾が、少々呆れた表情で自身の顔にかかった眼鏡を直しつつ、そう報告を行なう。

 

 「宛県、か。……確かあそこは詩羽の…袁周陽の娘が治めていたっけね。最近は結構良い政をやってるらしいじゃないか。……一年前迄とは全く違ってさ」

 「はい。どうやら、宛県に流れ着いた“北郷一刀”とか言う男の介入を切欠に、それまで好き勝手にしていた老臣たちを閑職に追いやり、その実権を袁公路どのの下に取り戻して以降、見違えるほどの発展振りをみせているとか」

 「……北郷一刀……ね。なんだか変わった名前だけど、どれが姓でどれが名なのか分かりにくい姓名ね」

 「姓が北郷で名が一刀、らしい。出身などは全く不明。南陽袁家の頭脳である張勲の隠し玉だとか、袁公路どのの愛妾だとか、その、妙なと言うか、はっきりした情報がもう一つ掴みきれないのだよ……雪蓮」

 「……それは、明命でも、なの?冥琳」

 「……ああ」

 

 そんな長女と筆頭軍師のやり取りを、孫堅はどこか楽しげに、椅子の肘掛にもたれつつ眺めていた。

 

 「……なによ、母様ってば。私と冥琳の事、そんなにやにやと見て」

 「なに。大したことじゃあないさ。……それより冥琳、袁家のお嬢ちゃんはどうソレに対応しようとしているか……もう分かっているかい?」

 

 孫策のその少しむすっとした様な、自身に良く似た顔から送られた言葉を笑って軽く流し、周瑜に笑顔を湛えたままの視線を向けて孫堅が問う。

 

 「申し訳ありません、文台さま。さすがに、いまだそこまでの報告は来ておりません」

 「そうかい。なら仕方ないね。……じゃ、ここからはこっちの事に移ろうか。南部に展開している黄巾どもの状況は?」

 「北部に比べれば比較的に少ないほうかと。桂陽や零陵にいたっては、流入そのものが確認されておりません。連中が主にその目標としているのは、江陵から襄陽周辺がその最たるものかと」

 「となると、私達としては武陵に陣取ってる連中を片してから、襄陽の牧様と合流……って言う線になるかしら、母様?」

 「ああ。雪蓮が今言った通りの感じで良いだろう。冥琳、桂陽方面に出張ってる蓮華たちに、こっちと合流するよう使者を出しておいてくれ。あたしらの全戦力でもって、武陵の黄巾共を駆逐するからってな」

 「御意」

 「雪蓮、あんたは出陣の準備だ。穏と一緒に進めておいてくれ」

 「りょ〜かい♪」

 

 孫策と周瑜が揃って部屋から退出していくその後ろ姿、それを孫堅はとても満足そうに、そしてどこか寂しげな貌をして見送ったあと、その視線を天井へと移し、何か一言、ポツリと呟いていたのだが、それは、誰にも聞き取れないほどの、小さくか細い物であった。 

 

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 「“黄巾党”、かや?」

 「ああ。俺の居た世界でもそう呼ばれているよ…いや、います、美羽様」

 

 宛県の城の太守の間。謁見や朝議に使う広間とは別の、軍議や通常の会議を執り行うためのその部屋で、袁家の面々が一同にその顔を揃え、この地に向かって迫りつつある賊軍に対するための、その相談を行なっていた。

 

 「……のう、一刀?前にも言ったと思うが、妾の事は呼び捨てにしてたも?というかそうせい!妾の命令じゃ」

 「いや、それは流石にどうかと……。公私の別はきちんと付けるべきです。でないと、しめしという物がつきませんから」

 「む〜……融通の効かぬ堅物め〜……一刀のあほ(ぼそっ)」

 「あらあら〜。お嬢様ってば、一刀さんに言うこと聞いてもらえないからってむくれちゃって〜♪そんなお嬢様もす☆て☆き☆です♪」

 

 一刀の自身に対するその他人行儀な口調、それがお気に召さない様子の袁術が、その態度を改めるようこのおよそ半年間、再三再四に渡って一刀に対して言っているのであるが、その彼はそれを頑なに拒み、私的な時間であればいざ知らず、公な場の時にはきちんと主と将と言う立場を明確にしておくべきだと、真っ向から正論をぶつけて袁術のそれ以上の反論を塞いでいる。

 

 そんな一刀の正論に何も言うことが出来なくなってしまうと、袁術は両の人差し指同士を合わせた状態でうつむき、なにやらぶつぶつ言いながら、上目遣いにジト目で彼のことを睨んでいたりする。

 

 ちなみに、そんな彼女の様子を見て、恍惚とした表情で萌え上がっている人間がそのすぐ傍に居たりするのだが、それももういつもの事であるので、それについては誰も、特に気にしないようになっていた。

 

 「と、いう三人のいつものやり取りは置いておきまして。……で?実際どうするんですか、七乃ちゃん?敵は五万、こっちは約一万と少々。……戦力差は明らかですよ?」

 「そうですね。如何にわれ等の兵が精兵とは言え、これだけの差があると流石に……」

 「篭城するしか〜、手は無いですかね〜」

 「篭城っつったってさ、援軍のあてなんか無いだろ?……あの州牧が援軍送ってくるなんて、到底考えられないし」

 

 荊州の牧である劉景升と言う人物は、正直言って良く州牧なんていう役が務まって居る物だと、陰でそう後ろ指を差されるほど、平凡で器量の小さい男である。争乱などとは無関係な平穏な時代であったのなら、そんな彼でも何とかつつがなくその任を全うできたのであろうが、今の情勢下にあってはとても、この先生き残っていけないだろう、と言うのが、世の人々の大半を占める意見であった。

 

 「あの〜、みなさん?先ほどから色々仰ってますけど〜、少なくとも、篭城なんてことしませんよ?」

 「……篭城はしないって……じゃあ、たった一万の戦力で討って出る……んですか?」

 「はい、討って出ます♪」

 

 あっけらかん、と。人差し指を思いっきり立てて、満面の笑顔で言い切った張勲のその台詞に、思わず呆然とする一同。

 

 「のう、七乃?黄巾の軍は妾たちの五倍は居るんじゃろ?……野戦など挑んで、勝てる見込みはあるのかや?」

 「だーいじょうぶですよ〜、お嬢様。確かに彼らはたくさん居ますけど〜、“大群”ではあっても、けっして“大軍”ではないですから♪」 

 「?」

  

 張勲の言葉の意味を理解できず、その首をかしげる一同の中、徐庶と諸葛玄の二人だけは、その意味するところを理解したらしく、張勲のその一言に対する説明を、袁術や一刀らに教えて聞かせ、その後、南陽袁術軍は対黄巾戦のための準備に、慌しく入っていったのであった……。

 

 〜つづく〜

 

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 狼「はい、仲帝記のその十話、黄巾導入編です」

 輝「相も変わらず、二番煎じなネタが入ってるわね〜。・・・馬具」

 命「まあそう言うてやるでない。使い古されておらんネタなぞ、東京ドームで砂粒一つ見つけるよりきつかろ」

 狼「そういうわけで、あのあたりに関する突っ込みは、できればやわらか〜い物にしていただきたいですw」

 

 輝「まあそれはともかく、今回ついに孫家が登場です」

 狼「で、その孫家に関してなんですが、前回投稿した幕間の一のなかで、孫堅さんを『呉郡の太守』と書きましたが、『長沙郡の太守』の誤りであった事、ここにお詫びさせていただきます」

 命「あちらも既に修正済みであるので、そこのところ、ぜひとも広く温かい心で許してやってくれな?」

 輝「それで?その孫家の面々、何時袁家と関ってくるの?」

 狼「んーっと。多分、黄巾編の中盤・・・十三、十四話当たりで、初体面を果たすことになる・・・予定」

 命「予定と言うことは、早まるかも、遅くなるかも、どっちもありえる・・・か?」

 狼「そんなに大きくずれないとは思うけどね。話の展開次第です」

 

 

 狼「と言うわけで、次回はいよいよ、この仲帝記における最初の、戦の場面と相成ります」

 輝「はたして七乃こと張勲のその考える策とは?」

 命「次回、真説・恋姫†演義 仲帝記、その第十一羽を、心して待たれw」

 狼「そして今回も様々なコメント、たくさんお待ちしております」

 

 

 三人『それではみなさん、また次回!再見〜!!』

 

 

説明
仲帝記、その第十羽です。

ついに始まる黄巾の乱。

はたして美羽と一刀の運命は?
袁家は無事、乱を乗り切っていけるのか?

第一羽→『http://www.tinami.com/view/327280』

では、本編をどうぞ。
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コメント
割と楽にはこなせる様になるって分けだ⇒訳だorわけだ(黄金拍車)
魔神13さま、いや、これは勉強になりました。結構うぃきなどで調べつつ書いているんですが、以外に見落としていることがあるものですなw(狭乃 狼)
鐙とか他のSSで良く見かけるネタを使用する際は、なるべく細かい情報、豆知識を盛り込むと良いですよ。鐙が中国で使用され始めるのはこのすぐ後の時代だとか、趙の武霊王が登場するまで馬上で弓を射るのは匈奴などの蛮族の行いと蔑まれてたとか。執筆頑張ってください。(魔神13)
mokiti1976-2010 さま、周辺に伝播しない新技術はないってことですねwさて、後々何かしらの影響を及ぼすんでしょうかねえ?ww(狭乃 狼)
一刀の知識を形にできる陳蘭の存在がとても凄すぎです。この馬具一式が華琳さんや真桜さんに知られたらものすごい事になりそうですね。(mokiti1976-2010)
ノエルさま、それほど大仰な戦になるかどうかww ま、あんまり期待しないでやって下さいwww(狭乃 狼)
「黄天の怒涛は雛鳥の巣を呑み込まんとし、梟は軍議にて異義の意義を語るの事」でしょうか。突破、心攻、流言、火計、狙撃、伏兵、同士討。寡勢が多勢を撃ち破る術、種々の外史にて数知れず。さてさて此度の外史に於いては如何なる策にて乗り切るか。期待です。(ノエル)
黒蛇弐式さま、目標数は千騎ぐらいを目指して、作る予定ですw あんまり増やしすぎるとチートになってしまうんで。そのための理由付けも、ただいま考えてますですww(狭乃 狼)
陸奥守さま、前者はともかく、後者はもうやってるはずです。・・・文中には書いてませんけどねwww(狭乃 狼)
summonさま、彼らがもし軍として機能していたら・・・歴史は変わっていたでしょうねw(狭乃 狼)
TAPEtさま、アー、そういやそんなのあったなーw(狭乃 狼)
kabutoさま、この世界の美羽の魅力、まだまだこれからですよー?ww(狭乃 狼)
徐越文義さま、後の問題は財政的なものでしょうね。後々領土が広がってきたら・・・結構すごいことになるかも(汗;(狭乃 狼)
yoshiyukiさま、出したから突っ込まれるかも、とかボクは思ってましたww(狭乃 狼)
RevolutionT1115 さま、手綱だけをどうしようか悩んだんですけど、原作OPのどれかで見た記憶があったので、あれはあったことにしてありますw ・・・って、それに出ちゃらめええっ!!ww(狭乃 狼)
アルヤさま、まったく持ってそのとおり!!www(狭乃 狼)
シグシグさま、二人の技術比べ、いつかはあるでしょうね。孫家組のほうの活躍も、袁家と同じ流れで書いていきますので、楽しみにしててくださいww(狭乃 狼)
骸骨さま、彼女が何を呟いたか?それは・・・・もちろん秘密ですwww(狭乃 狼)
ポーザン さま、ぜひお楽しみにww(狭乃 狼)
転生はりまえ$さま、わかりますわかりますww 夢のコラボ、してくれないものですかねー?www(狭乃 狼)
戦国さま、七乃の策は、そんなにヤバいものはまだ、出ませんw 千州の技術力ですが、戦であれ政であれ、あんまり高くはしない予定です。チートも過ぎるとバランスグダグダになるからねw(狭乃 狼)
“軽弓騎”かぁいまはまだ五十騎だけど数そろったら・・・・www連射できるのはたいしたアドバンテージですよねwwむふふ次も楽しみにしてます。(黒蛇弐式)
二番煎じ第二段とかで屯田とか関税撤去とかしないのですか?(陸奥守)
確かに黄巾党は「軍」ではなく、ただの「群れ」ですよね。生まれ変わった袁術軍を楽しみにしています。(summon)
どうでも良い話だけど、前届いた萌将伝の漫画で、七乃が美羽に「蜂蜜を雪蓮と」呼ばせて、美羽が『雪蓮が欲しいのじゃ』と言って、それで七乃が寝取られる感覚に陥って感じるという・・・・・・七乃おま、どんだけ・・・(TAPEt)
追いついた!美羽がかわいすぎて生きるのがつらい(kabuto)
馬具を出さないと、やっぱり突っ込まれると思いますよ。二番煎じだろうとなんだろうと、良いものは良いで使わないと苦労しますしね(主に一刀君が)これからも、楽しみに待ってます!(yoshiyuki)
馬具のあるなしでだいぶ変わるからねぇ;;さて七乃はどんなしょうわr……おや誰か来たらしい(RevolutionT1115)
やっぱり原作で馬具について全く触れてないのがいけないんだ。(アルヤ)
千州と真桜の技術対決がいつかあると期待しつつ、七乃の策が気になりますね。孫堅もどんな戦果をたたき出すのか楽しみです。(シグシグ)
孫堅よ、あなたは何を呟いたのだ?(量産型第一次強化式骸骨)
次回も楽しみに待ってます!!(ポーザン)
これぞ戦って感じだな・・・・・これもゲームで恋姫無双が出たらいいのに(出てはいるけど、無双違いわかるかな?ヒントは三国です)(黄昏☆ハリマエ)
黄巾の乱の開始だあ!!!そして、七乃の策がなんかヤバそうww・・・千州の技術力はどこまで引き出せるかな〜♪(戦国)
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