双子物語-27話-
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人のココロというものは理解し難く、交わることも難しく、そして脆いものだ。

 

 

 珍しく春花に用事ができて私はやることがなく近所を歩いていると、大型犬種の子犬

が歩いてきて私は目を輝かせて走り寄っていく。雪乃と離れてから周りが見え始めるよう

になり、最近は動物が特に可愛いと思える。目の前にいるこの子はそう、ゴールデン

レトリーバーって種類だ。優しげで汚いものを見てないようなキラキラした目をしている。

 

「可愛いですね〜」

 

 撫でていいですか、と聞いたところ、飼い主の笑顔がステキなお姉さんにいいですよ、

と言われて私は遠慮なく、うりうり〜と両手でふさふさの毛の上からくすぐるように

撫で回す。ワンコも体をうねらせて嬉しそうに転げまわって尻尾をこれでもか、という

くらいに振っている。少しの間、戯れていて飼い主さんに時間を取らせるのも悪いと

思って、この辺でやめておこうとすると、さっきのワンコが鼻を私に向けていた。

 これでもかっというくらいの愛らしさだったが、ここは我慢して、私は飼い主さんと

ワンコに別れを告げて目の前にあった公園の中へ入っていった。

 

 雪乃が学園に戻って季節が巡り、もうすぐ冬である。一時期、雪乃がいないと生きて

いけないとまで思ってしまったが、案外生きられるものだ。だが、それもメール解禁に

なって、ある程度のやりとりが雪乃とできるようになったのと、最近は気になる人が

いることも理由の一つである。人間やること、楽しいことがあると、時間の経過が

早く感じるものだ。

 散っていく葉っぱ達が寒い時期の訪れを私に教えてくれているようだ。色のくすんだ

葉っぱ達の絨毯の上を音を立てながら踏みしめて歩いていると、近所の人がよく使う散歩

コースの途中にあるベンチによく見知った姿の人物を発見した。

 幼い頃よりお世話になって、今もお世話になっている、評判が良いものの、決して

悪いことは流れない完璧超人の県先生がやや俯きながら気が抜けたように地面を見ていた。

一瞬別人かと思ったが、髪から服、靴まで真っ黒に染まっている人はそうはいない。

 だから、そこにいる人物を見間違えることはないと、断言できる。だけど、本人だと

すると、それこそ珍しい光景である。普段は元気のない生徒を無理やり元気付けて何でも

楽しませようとする先生らしくない。

 

「先生〜、アガタせんせ〜」

 

 良く遠くまで通る私の声がまるで聞こえていないように反応がない。まるで屍のようだ。

いつもなら、私が呼びかけるとうざい位の反応をしてくるのに。私は胸に少しの不安を

抱えながら先生の隣に座ってもう一度声をかけた。今度は確実なものにするために、声を

大きくすることと、それと同時に肩を揺さぶってやろうと。

 ちょっとした悪戯心を出して、せーのっとタイミングを取ってからもう一度先生の名前

を耳元で呼んでみた。

 

「アガタせんせー!」

「うわぁっ・・・!」

 

 本気で驚いたように叫び声を途中で無理に殺したから変な声で音が止まる。一度

上がった顔が再び地面に向かって下がる。今度は胸を押さえていた。どうやらやりすぎた

ようだ。謝ろうとした私に、県先生はすかさず、両手をげんこつの形に握って私の

こめかみをグリグリしてきた。痛い、そこは地味にマジで痛い。

 

「痛い痛い、ごめん。ごめんなさい〜〜〜」

「全く、驚かせ方が悪趣味だわ」

 

 とか言いながら、満面の笑みを向けて爽やかなオーラを放ってくる。よかった、いつも

の先生に戻った・・・。と思っていたのだが、その爽やかさが少し足りないような

気がするし、何より頬に何か違和感があった。そう、よく見ると先生の頬が少し赤く

なって若干腫れているのだ。これは相当に手痛い平手打ちを食らったみたいだ。

 

「せ、先生・・・それ」

「あっ・・・」

 

 隠していたかったのか、先生は私の指摘を受けて思い出したかのように笑顔が

引きつっていた。最初ほどではないにしろ、再び苦笑いをしながら先生は暗い影を

落としていた。

 

「はぁ、恥ずかしい所を見られちゃったわね」

「どうしたの?」

 

 恨みを買うような人でもないし、少し強引にしろ、人を傷つけるほど鈍感な人でも

ないはずだ。さすがの能天気な私でも少し心配になってくる。

 

「うーん・・・彩菜だったら話してもいいかな・・・」

「・・・あらかじめに言っておくけど秘密にできるほど私は口固くないからね・・・?」

 

 後で揉め事になるのが嫌だから最初に言っておくと、先生は愉快とばかりに大きく口を

開けて笑っていた。それも数分にかけて笑い続ける。どこが面白かったのか私には

ちっともわからなかった。

 

「あははっ、その素直さが好きだよ」

「褒めてるの、貶してるの?」

「褒めているに決まっているじゃない」

 

 私の肩をぽんぽんと叩くと、少し吹っ切れたのか、口調が軽くなって今より数時間前に

昇ることを話し始める県先生。私は真剣な面持ちで県先生の言葉を逃さないように耳を

澄ませた。

 

「ちょっと、恥ずかしい話だけど。こっちの方面でね」

 

 小指を立てて察してくれとばかりに私の方を見る。小指・・・。つまりは・・・。

 

「痴話げんか?」

「惜しい・・・!」

「えぇい、先生め。とっとと教えやがれぃ・・・!」

 

 遠まわしだったり、謎解きだったり、忍耐だったりするものは私がもっとも苦手で

嫌いなものだから、じれったくなった私は先生の目の前にまで顔を近づけて詰め寄った。

苦笑いをしながら一度私から視線を離して上を向く先生の吐く息が少しゆらめいて見えた。

白いとまではいかないまでも、はっきりと見える吐息。気温が下がってきたことを実感

する。

 

「あのね、私には好きな人がいてね・・・」

「えぇ、それは初耳!」

 

 先生の話の途中で私は驚きを隠せずテンションが一気に頂点まで達して先生の肩に

しがみついて、揺さぶりをかける。

 

「で、どんな人なの!?ね!ねえ!!」

「えぇい!今から喋る所だというのに、ちゃんと人の話を最後まで聞きなさい!」

「はぁい・・・」

 

 久しぶりにがっつり叱られた私はしょんぼりとして少し先生との間を空けて地面に視線

を向けた。襟元を直しながら先生は気を取り直して話を続けた。

 

「本当は好きな人がその気になるまで待つつもりだったのよ。だけど、ふと、不安に

なってね―――」

「あはは、先生が不安とか何の冗談〜。そんな繊細なわけないじゃ―――」

「―――!」

「ごめんなさい」

 

 言葉はなかったが妙に殺気を感じたので慌てて口を塞いでもう一度、下を向いた。

 

「はぁっ、それで。結果を急いだ私はつい、彼女に問いながら近づいた結果がこれよ・・・」

「それで、近づいたら流れ的に押し倒しちゃってっていう感じ?なんて冗談―――」

 

 私は悪びれなく言うとまた先生から殺気が来るんじゃないかとビクッとしたが、何も

視線を感じない。私はそっと先生の方を見ると、珍しく先生が顔を赤らめて照れている。

 

「えっ、まじ?」

「・・・うん」

 

 なんとなく言った言葉が当たった場合、次の言葉を用意していなかったから詰まって

しまう。でも、先生みたいに優しくて頼りになる人をこんなにしてしまうなんて、どんな

魔性の女・・・!その人のイメージがどんどんドロドロしているドラマの悪い女性の

姿が浮かんでいく。

 

「先生をこんなに悩ませるなんて、許せないよ。その人!もう、どんな悪い女なんだか!」

「あぁ。彩菜も知ってるよ」

「はい・・・?」

「ヒロ・・・。小鳥遊ヒロ養護教諭だよ」

「え、えええええぇぇぇぇ」

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 小学生の時に、雪乃がよく保健室に通っていた。その際に何度か話したり会ったりして

いた人か。イメージとしては少し優しそうで、なんだか・・・ちょっと色気が漂って

いそうな感じだったけど。まさかその人だったとは。でも、先生とヒロ先生との接点って

なんだろう。考えていると県先生は苦笑しながら他のことも話し始めた。

 ヒロ先生の今まであったことや、それまで県先生が関わっていた理由やその気持ち。

それらをあまり深くではなく、わかりやすく、簡潔に話してくれた。それだけで気持ちは

十分に伝わるし、プライバシーのことだから、それ以上は突っ込んで聞けそうもない

空気だ。

 

「だから、待てなかった私が悪い」

「そんなことない。先生は十分ヒロ先生のためにがんばってきたじゃないですか!」

「ははっ、まぁ、そういうことだから。今日はこの辺にしよう。もう、寒くなりそうだ。

そろそろ家へ帰りなさい」

「ちょっ、先生・・・!」

 

 まだ伝えたりない。私は先生を引きとめようとしたが、先生はいつもの様子で手を

振りながら私の前を去っていった。すると、私の横から風が吹いてくる。確かに寒い。

それでも、なんとなくその場から離れ難くなっていた私は、ベンチに座ってない知恵を

絞って考えてみる。ヒロ先生と県先生をどうすれば上手いこと事が進むのだろう、と。

 でも、一向に考えが浮かばない。まずい、考え事だと私ひとりじゃ何の解決もしない。

軽く危機感を覚えた。

 

「あー、こういうときに雪乃がいてくれたら何か閃くのに・・・!!」

「えっ・・・?」

 

 私の言葉に反応した誰かの声が聞こえ、私はすぐさま声がした目の前を通ろうとした

人へ視線を向けると、あの時とほとんど変わらない、ヒロ先生の姿があった。

 

「あっ、ヒロ先生・・・!」

「えっ、じゃあ、あなたはもしかして彩菜ちゃん・・・?」

 

 まさに偶然といった感じ。何も持たずに散歩をしているといった雰囲気で

落ち着いているようだ。県先生と何もなかったかのように、でも、どこか少し気分が

落ち込んでいる匂いを感じた。だから、私は回りくどいことはしないで、ヒロ先生に

直接聞いてみた。

 

「県先生から、話を聞きました」

「―――!」

 

 絶句するヒロ先生に、私は慌てて後から言葉を付け足した。私にだけ、というのを。

小学校前からの付き合いだから色々話しやすいのだと。すると、強張っていた表情も少し

だけ和らいで、彼女は私の隣に座ってため息を吐く。今度ははっきりと白い吐息を

確認できた。彼女は分厚いコートを纏って寒そうに身を縮めている。少し強い風に

さらされる漆黒の長い髪の毛はとても清潔そうで綺麗だった。

 

「随分と雰囲気変わったわねぇ。彩菜ちゃんは」

「へ、そうですか?」

「まぁ、年もそうなんだろうけど。だいぶ大人になった感じに見えるわね」

「そら〜、そうですよ〜。エッチだって体験しちゃいましたもん」

「そ、そうなの・・・」

 

 先生の引きつった表情を見て思った。公衆の面前でこういう話はダメだったかな。

友達同士だとどんな場所でも下ネタは確実に受けるはずだったが、真の大人な女性には

通じないようだ。すると、先生は視線を前に逸らして遠い場所を見るような目をしている。

 

「時が流れるっていうのは早いものよね」

「そうですか・・・?」

 

 あまりそういう感覚がないなぁと思ったら隣の先生から「そういうものなのよ」と

諭される。そうか、そういうものなのか・・・。私が先生の言葉を脳にインプットして

いるのを見て、先生は笑っていた。

 

「娘が・・・次の高校の入学式の時期に遠くへ行っちゃうのよ。それでね、ようやく心が

落ち着いてきて娘と向かい合える状態になったのだけど、少しの間、会えなくなっちゃう

と思うと複雑な気持ちになっちゃってね」

 

 儚げな声で語るヒロ先生に見惚れるように、私は何も言葉が出なかった。全然違うの

だろうけど、私と雪乃のことがフッと思い出していた。状況が違うかもだけど、

切なくなる気持ちは同じはずだ。

 

「昔ほど酷くはないけど、それでまた不安に思っちゃってね。そこで県が私に問いかけて

きたのよ。私達はこれからどうなるの、答えを聞かせてってね」

「あっ・・・」

 

 それって、さっきの県先生から聞いたやりとりに似ている。

 

「そうして、私が答えを出せずにいると、すごい勢いで迫ってくるの。怖くて、頭も

真っ白で。それで何年かぶりにパニックを起こしちゃって。それで・・・」

 

 口に出せないヒロ先生は平手打ちの動きで手の平を横に振って私に見せてくれる。

そして、再び落ち込んでいるのか、溜息を吐く先生。

 

「今まで色々してくれていたのに・・・これで嫌われたらどうしようかと」

「大丈夫ですよ!」

「え・・・」

「県先生はヒロ先生のことが大好きだから。大丈夫です!」

 

 意味も不明で確証もないけど、多分大丈夫。私はあの時、県先生がヒロ先生の話を

していたときの、あの愛しい人のことを見ているような眼差しを見たら大丈夫。

そう、私は思えた。

 

「でも、私は・・・」

「ヒロ先生も、県先生のことが好きだから大丈夫なはずです・・・!」

「えぇ・・・?」

「だって・・・県先生とヒロ先生。お互いの話をすると、いつも同じような瞳をするじゃ

ないですか。これで、ダメになるとか、絶対にありえない!!」

 

 私の場合は自業自得。嫌がる雪乃に無理やり乱暴にしてしまった。歯止めが

効かなかった。相手のことを想うことも難しかった。でも、二人は違う。確かに相手の

ことを考える余裕はあまりないかもしれない。でも、秘めている心は同じはずだ。

 

「県が・・・?」

 

 すると、県先生のことを思い出したのか少し照れるような素振りを見せるヒロ先生。

それを見て私は確信できた。出過ぎた真似をしたかもしれないけど、何となくそのまま

放っておくなんてこと、私にはできそうにもないから。私なりにがんばったつもりだ。

 

「ありがとう・・・」

「じゃあ・・・!」

「でも、まだ私には覚悟が足りていない」

「覚悟・・・?」

「そうね、あなたの頑張りを見ていたら、私もいつもより頑張ろうという気になれたわ。

とにかく、今回は私から県に謝る。そして、もう少し待っていて。って言うつもり」

「じゃあ、ヒロ先生も・・・」

「えぇ、気持ちが固まったら。今度は私から県に伝える」

 

 一瞬、その瞬間だけ。ヒロ先生は学生のような恋する乙女のような純粋な笑顔を

見せていた。その時に思った私は、他のことは考えずにただ一つだけ頭に言葉が浮かんで

いた。なんだ、笑うとけっこう可愛いんだ。って

 

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「それにしても、アレなんですね。娘さんってけっこう私と年近いんですね」

 

 少し気になっていたことだから、纏う空気がやんわりになったヒロ先生に問いかけると

ヒロ先生は楽しそうにうなづいた。

 

「そうよ、今度高校一年になるから。そうね、あなたと1つしか違わないわね」

「何でそんな遠くの学校に?」

「あぁ・・・何だか気になる人がいるから、そっちへ行きたいとかなんとか・・・」

「な、何だか曖昧ですね・・・」

 

 想像ができない。やっぱりヒロ先生に似ているのだろうか・・・。その自由奔放っぷり

は県先生にそっくりな気がしてならない。

 

「ヒロ先生に似てるんでしょうね〜。美人系?」

「ん〜・・・。あの子は何故か発育が遅れていてね。どっちかというと幼い系?」

「おぉ、ロリ系」

「その言葉は何か響きが・・・」

 

 苦笑するヒロ先生に、私は逆にいつもみたいにすっきりするような笑い方で返す。

そうしているうちに今度は本当に日が暮れそうで、空の色が徐々にくすみ、暗くなって

きた。私は立ち上がって、ヒロ先生に別れの挨拶を言おうとしたが、先生は反射的に

私を止めてきた。

 

「県には内緒にね、後は私ががんばるから」

「わかりました。絶対に言いません」

 

 いくら口の軽い私でも、こんな大事な秘密は口にはできない。できないはず・・・。

いやいや、ここで弱きになってはいけない。私は自分の頬をペシペシ叩いて大きい声で

再度、確認をした。

 

「絶対に言いませーーーーーーん!!!」

「おーい、まだいたのか?」

 

 遠くから県先生の声が聞こえて振り返ると、少し呆れたような怒ったような表情をした

先生が歩いて近づいてきて。

 

「何を言わないって―――」

 

そして私に声をかけながら視線がベンチに座っているヒロ先生と見つめあう形となる。

言葉がでない私は色々考えることすら放棄して、二人にさようならと告げてから

猛ダッシュでその場から離れた。少ししても県先生が追っかけてくる気配を感じなかった

から後ろを振り返ると、県先生はベンチに座ってヒロ先生と向き合っていた。

 あぁ、もう心配しなくても大丈夫そうだ。二人の表情は見えないけれど、何となく

そう感じたのだ。

 

 それから、ゆっくりと歩いていると用事が終わったのか、疲れたような顔をした

春花と会った。すると、会うなり春花は不思議なものを見るような表情をして私に

聞いてきた。

 

「随分と嬉しそう。何かあった?」

「うん!あのね・・・。いや、こればっかりは春花にも言えないな。秘密だし」

「な、何よ。それ・・・!」

 

 中途半端に止めた私の言葉がよほど気になるのか、しつこいくらいに聞いてくるが

私は先生と約束したことを必ず守ろうと思った。ここまで純粋に大人になっても

思える二人の心を大切に思えたから。

 

「ちょっと、教えなさいよー!」

「うぅ、寒いなぁ。あっ、コンビニ。ちょっと肉まん買っていこうよ」

「はぐらかすな・・・!」

 

 きぃっ・・・!と怒る春花に右腕をかけて肩に手を置く。そして、そっと引き寄せた。

二人の影響か知らないけど、何だか今日は目の前にいる春花をいつもよりも大事にして

あげたくなった。私の考えていることに気付いたかどうかは知らない。でも、あれほど

怒っていた春花は少し拗ねるぐらいで、静かにコンビニに私と一緒に入っていく。

 そして、ガラにもなく、こう思った。

 

 大事な人たちに暖かな幸せが訪れますように・・・と。

 

説明
過去作より、高校生編。今回は姉の彩菜編。彼女は妹と違って
知り合った人にはとことん気にしないと気がすまないという
良いのか悪いのかわからない性格をしてます。それと、
少しバカっぽいのが特徴でもあります。それが良い所なのだと
個人的には思いますが。
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