恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第三十五話
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「第一試合はあまりにも馬鹿らしい結果になってしまいましたが、続いて第二試合が始まります」

 

「優勝候補を破った星・霞の二人と、蜀の宿将紫苑と桔梗ね」

 

「はい!華琳様の予想はどうですか?」

 

「・・・それよりも、他に突っ込むべきところがあるんじゃないかしら?」

 

闘場に目を向けて言う華琳。

 

「・・・まあ、そうですね」

 

地和もそう言って、闘場に目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

「四人共、中央へ!」

 

審判が選手を中央へ呼んだ。

 

「・・・何でそこにおるんや?」

 

霞が審判に対して疑問の声をあげた。

 

「負けて暇だったから」

 

あっけらかんと言い放つ審判。

 

そう、今審判をやっているのは一刀であった。

 

何故か片目に黒の眼帯を着けている。

 

「思春殿はどうされた?」

 

「呉のみんなの所逃げ込んで、祭さんに取り押さえてもらった」

 

星の質問にもよどみなく答える一刀。

 

「・・・まあ、エエけどな」

 

「それじゃ、構えて・・・」

 

一刀がそう言うと、四人は武器を構えた。

 

「それでは!恋姫ファイト!レディーーーゴーーー!!」

 

眼帯を外して試合を開始する一刀であった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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試合は傍目から見れば、星・霞有利で進んでいた。

 

ヒュッ!

 

ドーン!

 

紫苑と桔梗の射撃をかいくぐり、

 

「そりゃあ!」

 

ビュン!

 

「はっ!」

 

ヒュウ!

 

星と霞が攻撃を繰り出す。

 

それを避けて、距離を取っては反撃する紫苑と桔梗。

 

そしてまたかいくぐる星と霞。

 

この繰り返し。

 

慣れてきたのか、次第に星たちが接近戦に持ち込む間隔が短くなってきた。

 

「このままではジリ貧になる。紫苑、耳を貸せ」

 

ぼそぼそと紫苑に耳打ちする桔梗。

 

「・・・それしかないかしらね」

 

乗り気ではないようだったが、紫苑は首を縦に振った。

 

そして桔梗が前、紫苑が後ろと言う陣形を取った。

 

 

 

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「これで!」

 

「終わりや〜〜!!」

 

星と霞がとどめとばかりに桔梗へ集中攻撃を仕掛けてきた。

 

二人が目前まで迫った時、桔梗は豪天砲をななめ下、つまり闘場に向けて・・・

 

ドカーン!!

 

発射した。

 

「ぬっ!」

 

「なあ!?」

 

破片が直撃し、星と霞は一瞬ひるんだ。

 

「くうっ!」

 

しかし、至近距離だったため桔梗にも破片は当たってしまう。

 

その一瞬を、後ろに居た紫苑は見逃さず・・・

 

ヒュヒュヒュ!

 

一瞬で三矢を放っていた。そして・・・

 

ガガガ!

 

三本の矢は、見事に星の急所を捉えていた。

 

「ぐっ!・・・不覚」

 

崩れ落ちる星。

 

「勝負あり!紫苑・桔梗組の勝ちだ!」

 

すかさず一刀が宣言する。

 

 

 

 

こうして第二試合は

 

 

 

 

紫苑・桔梗の勝利で

 

 

 

 

 

幕を閉じたのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうも、アキナスです。

 

寒い日が続きますね、ほんと。

 

今も布団と毛布にくるまりながらこれを書いてます。

 

さて、残る試合もあと少し。

 

最後に勝ち残るのはどの組でしょうか?

 

それでは次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハドロン砲!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第二試合を制するのはどちらか?
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コメント
かくしゃはどー?(たこきむち@ちぇりおの伝道師)
骸骨さん:こ、この狙撃はどこから!?(アキナス)
jonmanjirouhyouryukiさん:死んだら話終わっちゃいますし(笑)(アキナス)
IFZさん:な、何と命知らずな・・・ブルブル(アキナス)
勝負を分けたのは経験の差かな。さすが生きてきた年s(ターン)・・・パタリ(量産型第一次強化式骸骨)
年の功は偉大wwww え?矢が恐くないか?ナニソレ?オイシイノ?(IFZ)
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