商品ナンバー002

『愛紗』

とある国で彼女と彼は幸せに暮らしていました

でも、時代は戦乱のために二人は敵に捕まってしまいました

『呂蒙様。関羽を捕らえました』

鎖の縄で拘束された関羽

『降伏しろ。関羽！』

『断るっ！』

『なら、貴方の大切な人が死ぬだけだ』

関羽の目の前に彼がいた

『……くっ！』

唇を噛み締めた

『愛紗っ！　また来世で一緒に幸せになろう！！』

そういうと自ら彼は自決する

『ご、ご主人様――――っ！！！』

叫び、怒り、憎しみを抱きつつ関羽も斬首される

○○は愛紗を購入した

○○の心は躍った

『○○様。一つだけ約束してください』

愛紗は彼の手をを強く握る

『ずっと、私を見てください……』

○○は喜んで頷いた

二人は永遠に幸せになりました

めでたし☆めでたし☆

店主はつまんない顔をした

「愛紗は『愛』に関しては完璧だから、不安要素ない」

だけど、店主は不気味に微笑んだ

「でも、決して彼女の魂は永遠に報われない。だって、彼女の想い人はすべて偽者なんだから」