もしも話
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川神市にあるとあるバー。

そこに、三人の女性が酒を飲んでいる。

しかし、その内の一人は酒を何杯も一気飲みをしていた。

「ちくしょう!!」

だんっとグラスをテーブルを叩きつけながらやるせない気持ちをあらわにする。

女性の名は、忍足あずみ。

彼女が酒に溺れているのは二つの理由。

一つは、川神一子と九鬼英雄が恋人なったこと。

二つめは、女として川神一子に負けたこと。

もともと好意をもっていた九鬼英雄は彼女を女性としては付き合えないと以前に言って振り、川神一子が大好きだと公表していた。

それでもあずみは英雄が好きでだった。もちろん叶わぬ夢だとしても。

「川神一子と英雄様が恋人になられた時のあの笑顔は一生忘れられないぜ……」

それでも人の心は、どうしても憎悪に刈り取られてしまうもの。

だからこそ、祝いと憎悪を忘れるために友人のステイシー・コナーと李静初を連れて酒を飲んでいたのだ。

「まあまあ、今日は飲み明かそうぜ?」

ステイシーはあずみを励ますために酒を勧める。

「当然だ。今日は飲むぞっ!」

再びあずみはを何杯も一気飲みをして酒を飲み干すのだった。

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しかし。

 

―――半年後、そんな彼女にさらに喜びと絶望が舞い降りる。

 

説明
もしも、川神一子と九鬼英雄が恋人になったら?
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真剣で私に恋しなさい!S 忍足あずみ 

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