一刀の晋王転生録 第二章二話
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姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:ケ  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

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第二話

   「逃亡」

 

(不味い事になった・・・)

 

理鎖は霊帝の死亡を聞いた直後、ある事態を予測した。

 

(霊帝の後ろ盾が無くなった今・・・十常侍を中心に此方を完全に潰しに掛かる・・・)

 

なぜ今まで司馬家の政策が優先され、なおかつ濁流派の人間に直接的に司馬家を潰そうとしなかったか、

 

それは、霊帝が司馬家を気に入っていたということがあり、

 

また、霊帝は自身の足りなさを司馬家が支えていることを知っており、

 

さらには、漢がぎりぎりで威光が保てているのが司馬家の力があってこそだと言うことを知っていたからである。

 

故に、濁流派の人間が司馬家の在らぬ罪を作り、繕っても霊帝は聞き入れなかった。

 

その霊帝が死亡したということは、

 

(それが例え・・・誰が見て、聞いても、明らかな行動だったとしても・・・)

 

そしてそれが見逃される可能性はかなり高い、その理由も、

 

(何進、何皇后は此方の名声の高さを嫌悪している節があった。)

 

つまり、十常侍、何兄妹の共謀という形になる、ということである。

 

(・・・止むを得ない・・・)

 

理鎖は司馬家の者を集め、これからのことについて話す・・・

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そしてしばらくして・・・

 

顔を真っ青にした江里香、澪羅が司馬家に入り込んだ。

 

「た、大変です!!」

 

「霊帝陛下の死が司馬家の陰謀だって話が宮殿内に!!」

 

理鎖の恐れていた事態がついに起こった。

 

もはや、

 

十常侍を追い出すどころでは無くなった・・・・

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「奥方様・・・では・・・」

 

「うむ、行け!、司馬家を捕らえ、死刑にするのじゃ!!」

 

十常侍の一人、張譲はにや、としながら、

 

「は、かしこまりました。」

 

と答え、走っていった。

 

(やっとあの忌々しい司馬家を廃することが出来る・・・)

 

何皇后は前々から司馬家が気に入らなかった。

 

(名声が高くなるべきは我々、漢の者達じゃ。奴らが居たらそうはならん!)

 

嫉妬のようなものだった。そして・・・

 

(そして将来、息子の劉辯が称えられるのじゃ!)

 

息子の劉辯を最高の漢帝にせんがためにという思いがあった。

 

そのため司馬家の高まった名声は邪魔になる、そう思ったのだ。

 

それを知っていた十常侍は、何皇后に提案したのである。

 

”霊帝陛下の死を司馬家の策謀ということにしよう”と・・・

 

(ふふふ・・・これで・・・ついに・・・)

 

何皇后は喜びを隠せなった。

 

だが、近い内にこの浅はかな行動に後悔することになる。

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何進、張譲は司馬家に乗り込んだ。

 

だが・・・

 

「誰もおらんだと!!」

 

「はい!、どうやら逃げたようであります。」

 

理鎖は霊帝の死を聞いた時、すぐに逃亡の準備をしていたのだ。

 

そのために乗り込まれる前に逃亡を成功させていた。

 

(く、おのれぇ・・・・)

 

何進は悔しがっていたが、

 

(く、くくく・・・そうか、逃げたか・・・さすがだな、司馬懿、張春華・・・)

 

張譲は笑っていた・・・なぜなら・・・

 

(奴等が此処から居なくなってしまえば、それで良い!)

 

何進、張譲は宮殿に戻っていった。

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「やった!、やったぞ!!ついに司馬家を追い出したぞ!!」

 

司馬家を追い出した事を大いに喜ぶ十常侍達、

 

「これでようやく好き勝手できるようになったわ!!、はーはっはっはっはっは!!!」

 

 

 

 

 

 

 

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崩壊、始まる・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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本格的な崩壊を始める漢王朝・・・

 

そして彼女達が動く?

 

くわしくは次回。

説明
二話目、投稿します。
今回出てくるキャラに下種と馬鹿共がいます。
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コメント
臥薪嘗胆って言葉を知らんのかこいつらは?www(sonron)
次回が楽しみです!(siasia)
漢がなきゃ生きていけないのに、それを支えている司馬家を追い出してなおかつ喜ぶってなんという程度の低い小悪党達。(陸奥守)
十常侍ってバカばっかだな(アーマイル)
いつだって政治は謀略と裏切りと汚さで出来ているのさ(吐き捨て)(黄昏☆ハリマエ)
黄巾の乱のときに一刀がフラグを乱立させてますから、司馬家を受け入れてくれるところは多そうですね。(量産型第一次強化式骸骨)
一刀への仕打ちは、病神様逆鱗に触れますwwww(IFZ)
まさか・・・晋を作るのか?(カイ)
司馬家の者たちはどこへ?次回が楽しみですね。(アルヤ)
いつの世も同じか・・・。(BLACK)
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真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫  転生 

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