風が揺らした世界のカケラ
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当たり前の毎日が嫌いだった。

 

いつも同じ日々の繰り返しで

だんだんと色褪せていく世界が

 

どうしようもなく味気なく、

どうしようもなく嫌いだった。

 

 

そんな時、

 

 

ほんの一瞬、

気まぐれで下を向いたら

 

小さな小さな花があった。

 

 

その花を見た瞬間、

 

 

ああ、こんな世界でも

捨てたもんじゃないな

 

なんて思えた自分がいた。

 

花があるのだって

本当は当たり前なのに

 

 

僕は忘れていたのだ

 

 

毎日の中のほんの少しの幸せを、

いつも通りの世界の美しさを、

 

僕は毎日を過ごすうちに

そんな当たり前の輝きを忘れ、

 

下を向かないことで強くなったと

毎日を同じと思うことで生きていると

 

そう思い、感じることで

世界の儚さを、自分の弱さを、

 

 

忘れたことにしていたんだ。

 

 

 

ほんの少し下を向くだけで

いとも簡単に思い出せるのに

 

自分は強いんだと驕り、

忙しいと言い訳をして、

 

足元にすらある、

世界のカケラに気づかない。

 

 

けれども僕らは思い出す。

 

本当は毎日がとても儚く、輝いていて、

世界はこんなにも美しいんだと。

 

 

この思いが、感情が、

これからの世界にも伝わるように

 

そっと、花を撫でる。

 

 

ほんの少し、

世界が綺麗だと主張できるように

 

全ての人が毎日の大切さを

ずっとずっと忘れないように、

 

世界だって捨てたもんじゃない

 

なんて思い、感じ、

そしていつもの日々を

 

嫌いから、

好きに、

 

当たり前から、

価値のある尊い日々にできるように

 

 

 

風が揺らした世界のカケラ

(価値のある尊い日々を忘れずに)

 

 

 

 

 

説明


ひな祭り、過ぎましたね。茅霞ですっ

最近、というか前からPCの画面が
チッカチッカとなっています。

もう少し具体的に話すと
明るくなったり暗くなったりしています;;

点滅ではないのですがロウソクの光のように
揺れているという表現の方がしっくりくるもので、

最初はまばたきのせいか?などと
アホなことを考えもしましたが画面の問題でした><。

これは一体何なんだ!データは大丈夫なのか!?
とか思ってはいますがなんだかんだもっているので

まあいいか。どうにかなるだろ。
などと放置している日々を過ごしています。

しかし断言できます。そのうちコイツは壊れるっ!

さてPCの話はほどほどに、
今回の詩ですがなんとなく震災をイメージしました。

毎日なにげなく過ごしている日々がふとした瞬間に
大切なんだなぁとか気づき、改めて日常の価値を実感してる詩。

ここでいうふとした瞬間っていうのは
震災に限らず、いろんな瞬間にある『きっかけ』のこと。

書いてすぐの投稿なので書き直しはあるけど
とりあえずHPにもUPしときますのでチェックでもっw

あ、HPといえば愛すべきキミへのシリーズを
近々追加しようと思っているのでぜひお越しいただけると嬉しいです*+。

それではどーぞごらんあれ!

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