転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第3話 デュエル・アカデミア初日 VS万丈目 準 十代編
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第3話 デュエル・アカデミア初日 VS万丈目 準 十代編

Side遊輝

 

俺たちは今、ヘリコプターに乗ってデュエルアカデミアに向かっている

近くの席には遊城 十代、この世界の主人公、いやこの世界のこの時代の主人公がいる

遊戯王は珍しく時代によって主人公が変わるシリーズだからな

他にもそうゆうのはあるけど全く出番がなくなったりしないし…

まあ、助言をしたり他の時代によって主人公が変わるシリーズはあるけどな

 

「なあ、お前…」

 

「なんだ?」

 

と思ったらいきなり遊城 十代に話しかけられた

一体何の用事だろう?ま、デュエルバカの十代だから…

 

「俺、遊城 十代って言うんだ

ノーダメージで試験官に勝ったんだろ、今度俺ともデュエルしてくれよ!」

 

やっぱり…

でも……強いやつともデュエルしたいしそれも良いかな

 

「分かったぜ、俺は石崎 遊輝だ

俺もお前のクロノスとか言う白面教師とのデュエルを見てデュエルしてみたくなったんだ

昔からチートドロー、チートドローって言われててさ、ドローが良すぎてすぐ勝っちゃってたから強いやつとデュエルしてみたいんだ」

 

これは本当のことだ

なぜかこの世界に来てからドロー運がものすごくよくなった

俺がこの世界の精霊というものを認識してるのもあるのだろうか?

デュエルモンスターズの精霊の加護とか?

 

「そうなのか、それは楽しみだぜ!

俺も引きには自信があるんだ!着いたら早速やろうぜ!」

 

ま、主人公補正+チートドロー+ディステニードロー持ちだからな

ユベルを使ってた頃はそうでもなかったようだけど

それにしてもハネクリボーが忙しなく動いてるな

 

「(少しは落ち着け、ハネクリボー!)もう着くみたいだぜ!

これからの学園生活、enjoyしようじゃないか!!」

 

『クリー!?クリクリー!!』

 

気付いてるならもっと早く話しかけてほしかったって?

だってめんどくさかったし、忙しなく動いてて変だったし…

 

【(マスター、学園で修行はどうしますか?)】

 

「(それは案を考えているよ

あらゆる時空を超える程度の能力で行けるスキマ擬きで修行する)」

 

俺はハネクリボー、ダイヤと念話で話しつつ十代と話しながらヘリを降り入学式に向かった

 

「ようこそ、デュエルエリートの諸君

諸君は狭き門を実力で開いてやってきてくれました

未来のデュエルキングを夢見て楽しく勉強してください」

 

急にでっかいモニターの電源がついたかと思ったら禿げ頭の校長の姿が映し出された

それにしても入学式なげぇ、マジでなげぇ

原作では校長の話だけ(一部)だったけど実際はものすごくなげぇ

くっそ!こんなことなら態々別の世界行って原作確認してくるんじゃなかった

すぐ終わると思っていた俺の期待はいったい…

そうだ、並行思考(マルチタスク)で仮想トレーニングだ!

 

入学式が終わり俺たちは校門の前にいる

その俺たちに入るのは俺・翔・十代の3人

 

「へ〜〜俺たちがこれから生活する寮は3つに分けられているんだ!

おおう!俺の寮はオシリス・レッドだ!」

 

「僕もレッドだ!」

 

「やあ3番、お前もレッドか?」

 

「いや、僕はこの制服で分かるだろう、ラー・イエローだ

ところで君が2番君かい?十代は1番だしいからね」

 

俺が2番か?ふ、面白いこと言うなあ

 

「いやいや、十代じゃなくて俺が1番だろ

ま、まだ分からないし後でデュエルすればわかるけどな」

 

「お、言うじゃねえか

俺の方が遊輝より強いぜ、あとで決着付けようぜ!」

 

「どうして君たちがレッドなのか不思議だよ」

 

「そりゃあ、決まってるだろ

あの白面教頭が事故のせいとは言え遅れてきた十代を嫌い、俺は実技試験でバーンで勝っちまったからな

俺のデッキは上級モンスターの特殊召喚がメインなんだが…」

 

「成程、私怨と言う事か

じゃ、僕は行くぞ!そうそう、君たちの寮は向こうだよ」

 

それから俺たちはレッドの寮に向かったんだ

そしていったん別れそれぞれの部屋に入った

 

「俺は一人か

まあそっちの方が都合がいいな、掃除しとくか」

 

俺の部屋は二人部屋に一人だった

ま、そっちの方が都合良いしな、それじゃあさっそく掃除だ

 

「ダイヤ、補助を頼むぞ」

 

【Yes,mastar.】

 

「極小天候呪文(ミニマムラナリオン)!!」

 

極小天候呪文(ミニマムラナリオン)

天候系呪文(ラナ)の初歩呪文の天候呪文(ラナリオン)を更に小さくした呪文

片手サイズの雨雲を作り雨を降らす掃除用呪文

 

「やっぱり極小天候呪文(ミニマムラナリオン)は便利だな

後はメラ!……よし、乾いた!

後は布団を乾かして、よし外に持っていくか」

 

俺は外に布団を持っていく、手すりにかければいいか

 

Sideout

 

Side十代

 

遊輝と一緒に寮に向かい自分の部屋に入ったんだ

 

「此処だ、此処だ!此処が俺たちの部屋だ!!」

 

「一緒の部屋だね」

 

そうだな、それにしても…

 

「へ〜〜意外に狭いんだな

でも生活するには困らない、こういうのも好きだな俺!」

 

こういうのって味があっていいよな

後で遊輝の部屋にも行ってみよ、俺たちの部屋とどれくらい違うのかな?

 

「二人同室なんて、僕たちきっと縁があるんだね!

古代エジプトのファラオと神官セトの生まれ代わりかも…」

 

古代エジプトのファラオと神官セトって…

流石にそれはあり得ないだろ

 

「入試のデュエルもかっこよかったし十代君をファラオって呼んでいいかな?」

 

「ファラオは変だろ」

 

「じゃ、アニキでどうかな?」

 

アニキかあ

慕ってくれるのは嬉しいけどさ、でも…

 

「デュエリストには上下はないぜ、ただのライバルさ」

 

「でもとても君には…」

 

「そんなこと…

これから一緒にデュエルキング目指してこれから頑張って行こうぜ」

 

そう言いながら俺は窓を開けると…

 

「ま、眩しい!カーテンを閉じろお!!」

 

「人がいたんだ」

 

「悪い、気付かなかったぜ」

 

ホント気付かなかったなあ、もうちょっと気を付けないとな

 

「夢多き新入生か」

 

そうやっておきあg…!!!

 

「「コアラーーーーーーーーーー!!!」」

 

何でこんなところにコアラがいるんだ!?

 

「コアラって言うなあ!!俺は同室の前田 隼人だぞお!!」

 

「あ、ごめん、俺遊城 十代」

 

「丸藤 翔です」

 

でも、ほんとにコアラに似てるなあ

俺がそんなことを考えていたら隼人が急に声をかけてきた

 

「お前たち、オシリス・レッドの赤の意味を知っているのか?」

 

「いや」

 

「何か意味があるんですか?」

 

俺が否定で返した後に翔が意味を聞く

どんな意味があるんだ?

 

「赤はレッドゾーン、危険な奴らって意味なんだぞお」

 

「「え?」」

 

俺たちのどこが危険なんだ?

犯罪なんてしたことないし、事故を起こしたこともねえぜ

勿論、事故に巻き込まれやすい体質でもないしなあ

 

「デュエルアカデミアでは成績によって

オベリスク・ブルー、ラー・イエロー、オシリス・レッドの3つの寮に分けられるんだ

オベリスク・ブルーは中等部からの成績優秀組で占められる

高等部への試験を受けて入った中で成績優秀なものはまずラー・イエローに配属されるんだ」

 

「じゃ、オシリス・レッドは?」

 

「成績ダメダメのドロップ・アウト組の吹き溜まりさあ

分かったか?ここに送られてきたもんには最初から未来なんてないんだぞお」

 

「そーなのかー、まあ俺はデュエルができればいいもんな

別にそんなの構わねえぜ」

 

ま、どうでもいいぜ

俺はデュエルをするために此処に来たんだぜ

ドロップ・アウトがなんだ!デュエルにそんなの関係ないぜ

 

それから俺は遊輝のところに行ったんだ

 

「遊輝!学園のデュエルリンクでデュエルしようぜ!」

 

「いいな、掃除も終わったし行くよ」

 

掃除終わったって早いな

俺はそんなことを思いながらデュエルリンクに向かったんだ

 

Sideout

 

Side遊輝

 

俺たちは学園のデュエルリンクに向けて絶賛移動中だ

 

「はぁ〜」

 

「まあだ落ち込んでんのか?」

 

「そうだぜ、俺なんてオシリス・レッドになれてよかったと思ってるんだぞ」

 

なんていっても友達(・・)と一緒に入れるんだもんな

俺は前世、まともな友達がいなかったからデュエル相手なんて弟くらいしかいなかったもんな

まだ、会って時間は経ってないが十代は友達だからな

 

「だってあんなこと言われたら…」

 

「でも、俺も遊輝と同じでオシリス・レッドで良かったと思ってるぜ

俺は赤が大好きだぜ

燃える炎!熱い地表!!熱血の俺にはお似合いだぜ!

だいたい、まだ何も始まっちゃいない、今からじゃないか!」

 

「良いこと言うじゃないか!そうさ、落ちこぼれ?

その落ちこぼれが上のやつを見返す、そんな下剋上素晴らしいじゃないか!」

 

「そうだよね

そうだ!今から落ち込んでどうするんだ!!頑張れ僕!ファイト!!」

 

翔からオーラが見えるんだが…

具体的に言うとメラで燃やされている木のような真っ赤なオーラが

 

「お」

 

どうしたんだ十代は?急に走り出して

俺も追いかけねえと

 

「待ってよ!!」「どうした、十代?」

 

「どっかでデュエルしてるやつがいる」

 

「そんな音何にも聞こえないよ!」

 

いや、確かにデュエルしている音は聞こえるんだ

だけど、それは俺が耳を魔力で強化しているからであって常人に聞こえる範囲ではないんだが…

 

そんだ十代を追いかけていくと、なんとデュエルリンクに出た

すげえな十代、俺には出来ないことをやってみせる

そこに憧れないし、痺れもしないけど…

 

「うわあ、すげえ!!」

 

「これ最新設備のデュエルフィールドだよ!

音響設備も体感システムもNewバージョンだよ!!

いいな、こんなところでデュエルやってみたいなあ」

 

翔さあ、デュエルやってみたい衝動に駆られるのもいいけど

デュエルリンクの上にいるブルー生徒に気付かないのか?

片方の名前は取巻 太陽だって覚えてるけどもう一人って何て名前だっけ?

両方とも万丈目の取巻きだったはずだし青っぽい髪の方を取巻き1

黒っぽい髪の方を取巻き2と呼ぼう

 

「よし、じゃあやろうぜ」

 

「え、いいのかなあ?」

 

「何言ってんだよ、俺たち個々の生徒なんだぜ」

 

「確かにな!だけど、俺とのデュエルが先だぜ」

 

「分かってるぜ、じゃ、早速やろうぜ!」

 

「という訳にはいかないんだな、これが」

 

俺と十代と翔でデュエルをやろうという話をしてると急に取巻き1に遮られた

全く流石おジャ万丈目の取巻き、邪魔だなあ

 

「此処はオシリス・レッドのドロップ・アウト・ボーイたちが来るところじゃないぞ」

 

「え?」

 

は、公共施設だろ?何言ってんだこいつらは?

脳が湧いてるのか?流石オベリスク・ブルーの中のエリート主義派だな

 

「上を見てみろ」

 

そう取巻き2に言われ後ろを振り向き上を見てみると

そこには趣味が異常に悪いオベリスクの彫刻みたいなのが飾ってあった

まさか、これがあるからここはオベリスク・ブルー専用だと言うつもりか?

もしそうだったら、やっぱりこいつらは脳が湧いてるんだろう

 

「オベリスクの紋章が見えないか?」

 

「ちょっと待った!!此処は公共施設だぞ

大体さあ、本気でそんなこと言ってるわけ?脳みそ湧いてるのか?

あんなのただの飾りだろ、高速では自由に使っていいって書いてあったぞ

エリートエリート言われてるオベリスク・ブルーの生徒なのにそんなことも覚えてないわけ?

可愛そうな頭だなあ、幼稚園からやり直したら?」

 

思いっきり本音を言ってやったぜ!

お、顔が真っ赤になって怒りに燃えてるな

 

「貴様ー!!言わせておけばオシリス・レッドの分際で!!」

 

「お前、そうかお前たちは…

万丈目さん!!ノーダメージで試験官に勝った1番とクロノス教諭に勝った110番ですよ」

 

お、親分(おジャ万丈目)もここにいたのか

 

「あ、俺遊城 十代よろしく!

で、あいつは?」

 

「お前万丈目さんを知らないのか?

同じ1年でも中等部からの生え抜き!超エリートクラスの1!!」

 

「未来のデュエルキングとも呼び声深い万丈目 準さまだ」

 

「と言うのは建前で実際は凡人よりは高い才能を使ってエリートがなんだとか言いまくってる脳みそが湧いてるただのバカ

んでもってアニキたちからは役ただず扱いされているかわいそうなお子様だ」

 

「貴様!!ふざけたことを言いやがって!

俺が脳みそが湧いてるただのバカだと!!貴様みたいなドロップ・アウト・ボーイに言われる筋合いはない!!

オシリス・レッドのくせに生意気な!」

 

「あなた達!何してるの?」

 

「わあ、綺麗な人」

 

「天上院君!!

いや、この新入りがあまりに世間知らずで身の程知らずだったんでね

学園の厳しさを少々教えてあげようと思ってね」

 

学園の厳しさ?腐ってる所の間違いだろ

こんなのでもデュエルが強いって言うんだからな

俺たちの世界に比べてデュエルタクティクスがはるかに劣ってるのは俺も知ってるけど

さすがにこれはなあ…

 

「そろそろ寮で歓迎会が始まる時間よ」

 

「引き上げるぞ」

 

「あなた達、万丈目君の挑発に乗らない事ね

あいつら、ろくでもない連中なんだから!」

 

「へ〜〜態々そんなこと教えてくれるなんて…

ひょっとして俺に一目ぼれか?」

 

「アニキ!ありえない事!」

 

クスって笑われてるな

 

「ところでお前の名前は?」

 

「私は天上院 明日香

ところで、そろそろオシリス・レッドでも歓迎会が始まるわよ」

 

「そうだ!寮に戻るぞ!!」

 

「ま、待ってよ!アニキ!!」

 

十代達は走って行ったな

 

「あなたは行かないの?」

 

「いや、忠告はありがたいけど俺も十代もあんな小物には負けねえよ

それだけが言いたかっただけだ、じゃ、また今度な」

 

それから俺は去って行った

その後、天上院 明日香がこう呟いてたのを俺は知らない

 

「小物ね、面白いことになるかも」

 

俺はそれから一つ用事をしてからレッド寮に向かった

この用事を済まさないと今日の夜楽しめないからな

 

「なんだ!これは!」

 

ご飯、味噌汁、沢庵、めざししかないしな

まあ沢庵なければ俺は十分なんだけどな

沢庵嫌いだし

 

「ほかの寮はすごい御馳走だったぞ!!」

 

何時見に行ったんだよ!寮の歓迎会が始まる時間は同じだったはずだが

まさか腑罪証明(アリバイブロック)か?それとも移動形超能力保持者(テレポーター)か?

 

「おまけに寮長は人間でもない…」

 

「猫なのか?」

 

いや、どう考えてもペットだろ

流石に寮長が人外なわけが…あったな

よく考えれば此処の寮長、人じゃなくてホムンクルスじゃないか

精神面はともかく体は人間じゃないな

 

「寮長の大徳寺だニャア

授業では錬金術を担当している、よろしくどうも「ううん、旨い!!」

 

「拙いっすよ、アニキ!」

 

「そうか、滅茶苦茶うまいぞ!」

 

「そういう意味じゃないだろ、教師のあいさつ無視して飯食ってるとか」

 

勇気があるというか無謀というか…

あ、大徳寺教諭が来た

 

「小っちゃいことは気にしないのニャア

それではみなさん、これからよろしくニャ!

長い話をするのも面倒だしみんなさっそくご飯にするニャ!!」

 

「「「「「いただきま〜〜す!!」」」」」

 

結局しっかり皆食ってるじゃないか

まあいいや、それよりこの沢庵、どう処分しよう?

そうだ!

 

「十代、この沢庵貰ってくれないか?俺、食えねえんだよ」

 

「いいぜ、この沢庵もおいしいし」

 

そんな感じで何とか沢庵を処理し夕飯を終えた

その後、部屋に行き俺はデッキを作っていた

すると…

 

【ピーピーピー】

 

来たか!おジャ万丈目からの呼び出しが

俺はすぐに通信機を取り出す、学校に入学したとき配られた

名前は忘れた、高速学習能力で忘れないはずだがなぜか忘れた

だから通信機と呼んでいる

まあ、そんなことはどうでもいい、早速通信機を見てみると…

 

【やあ、ドロップ・アウト・ボーイ

午前零時デュエルフィールドで待っている

互いのベストカードをかけたアンティールールでデュエルだ

勇気があるなら来るんだな】

 

安い挑発だなあ

ま、俺はこのことに対して対策は練っておいたし一狩り行こうか

 

「ダイヤ、安い挑発だと思わないか?

というか、俺がこんなことになった時の対策をとってないと思っているのか?」

 

【いませんでしょう

まあ、あの人に連絡しておきましょう

そうしたら公開処刑をすることが可能ですしね】

 

「さすが、俺のデバイスだな

よく分かってる、それじゃ行くか」

 

俺はある人に連絡をしてからダイヤを首にかけて外に出る

ん、ダイヤってそのままダイヤモンドじゃなかったっけだって?

持ち運びにくいからネックレスを作ってはめ込んだんだ

流石にダイヤ自体の形を作り直したくなかったしな

そんで外に出ると同じく外に出る十代を見かけた

どうやら十代も原作通り呼び出されたらしい

それから俺と十代、ついでに翔はデュエルフィールドに向かった

 

「よく来たな1番、110番!」

 

「デュエルと聞いてこない手はないぜ

じゃあ、俺からいかせてもらうぜ、遊輝は俺の後だ!」

 

「いいだろう」

 

そう言い二人はデュエルフィールドに向かう

「見せてもらうぜ、クロノス教諭を破ったのがマグレか実力か?」

 

「ああ、俺も知りたかったところだぜ

デュエルアカデミアのエリートって奴がどれくらいの実力かさ」

 

「ふふふ、互いのベストカードをかけてのアンティールールだ!」

 

「ああ、何でもきやがれ!」

 

「所詮、その程度だなエリート主義のお子ちゃまなんて

校則を破る奴なんかに負けんじゃねえぞ!!十代!!!」

 

「分かってるぜ!俺はデュエルしに来ただけだからな

勝ったってカードなんていらないぜ

じゃあ、早速やろうぜ万丈目!!」

 

此処に来る途中に十代には2枚カードをやってるからな

どんな風なデュエルになるんだろうか?

 

「万丈目さんだ!」

 

「「デュエル!!」」

 

「まず、俺のターンだ!

リボーン・ゾンビを守備表示で召喚!!

カードを1枚伏せターンエンドだ!」

 

異常だな、カードを伏せるのはいい

だがな、何故裏側守備で出さないんだ?

まあ、十代には関係ないかもしれないけど威嚇の意味としては裏側で出すべきだと思うんだ

 

「オベリスク・ブルーとオシリス・レッド

この頭脳の差がすでに勝敗を決めているんだよ」

 

もう勝った気でいるのか?馬鹿じゃないのか?

まだ1ターン目だぞ、何考えてんだ?

やっぱり脳みそ湧いてるんじゃないか?

 

【(私もそう思います)】

 

「(何気に心読むなよ、ダイヤ)」

 

【(まあいいじゃないですか、それよりデュエルのデータは保存してますよ)】

 

それもそうだな

ちなみにデュエルのデータを取ってるのは後で十代にダメだしするためだ

十代には近いうちに俺の秘密を言おうと思ってるし

 

「デュエルは頭の中でやるもんじゃない!

熱い心でぶつかるもんだぜ!!俺のターン、ドロー!!」

 

黙ったな、良いカードでも引いたのか?

 

「お、相棒!ラッキーだ、お前がついてれば怖いものなしだ!

マジックカード 融合発動!!

E・HERO(エレメンタルヒーロー)フェザーマンとバーストレディを融合して

E・HERO(エレメンタルヒーロー)フレイム・ウイングマンを攻撃表示で召喚!!

よし、マイフェイバリットカードだぜ!」

 

「早速かかったな」

 

「なに!?」

 

「お前の入試デュエルは既に分析済みだ

デュエルは頭脳だ!トラップカード ヘル・ポリマー発動!!」

 

それで勝ったつもりかよ

せめて融合禁止エリアくらい入れとけ

 

「ヘル・ポリマーって?」

 

「デュエリストにとって基本的な知識よ」

 

「その通りだな明日香

相手が融合モンスターを召喚した時自分の場のモンスター1体を生け贄にそのモンスターのコントロールを得る事ができるカード

だが、どう考えても融合禁止エリアとか結界像の方が俺はいいと思うんだ」

 

「確かにね、と言うか気づいてたの?」

 

「勿論、デュエルの最初から居たじゃんか

ま、話は後にして下剋上を見ようじゃないか

エリート主義のやつが見下してたオシリス・レッドに負ける瞬間をさ」

 

十代なら間違いなく勝つだろう

原作の死者蘇生のことは間違いなく変わるだろうし…

 

「リボーン・ゾンビを生け贄にフレイム・ウイングマンのコントロールを得る!」

 

「モンスターが盗られちゃった!!」

 

「クロノス教諭との戦いでの止めが融合モンスターだと知ってこの罠を張っていたのさ

そんなことも知らずにまんまと罠に入り込んでくるとはな

所詮オシリス・レッドだ、ふふふ」

 

いやいや、馬鹿はどっちだよ

何、この程度で勝った気になっているんだ?馬鹿じゃねえの?

モンスターの1体や2体くらいで差は出ねえよ

 

「融合召喚は特殊召喚だからまだ俺はこのターン通常召喚を行う事ができる

(だが、フレイム・ウイングマンを超える攻撃力、守備力のモンスターは俺の手札にはない

守備モンスターでしのぐか?)」

 

ここは我慢するしかないって言うのも事実だがな

恐らく守備で出すしか手はないだろう

 

「E・HERO(エレメンタルヒーロー)クレイマンを守備表示で召喚!

ターンエンドだ」

 

「カード!ドロー!!

地獄戦士(ヘルソルジャー)を召喚!」

 

出たよ、初期万丈目の地獄デッキ

アマゾネスの剣士の下位互換、どう考えてもガチデッキに入れないカードだな

どう考えてもファンデッキ、これで優秀だっていうんだからなあ

間違いなくメタカードで勝ってきたんだろうな

 

「行け!フレイム・ウイングマン!!フレイムシュート!」

 

顔とか見た目からしてダークフレイムシュートの方があってる気がする

 

「フレイム・ウイングマンのモンスター効果により破壊したモンスターの攻撃力のダメージを相手プレイヤーに与える」

 

4000−800=3200

 

「お前の場にはお前を守るモンスターは1体もいない!

地獄戦士(ヘルソルジャー)!ヘル・アタック!!」

 

なんて安直な技名!地獄系モンスターだったら全部それでいいじゃないか!!

 

「明日香、技名が安直過ぎだと感じた俺は正常か?」

 

「正常のはずよ、私もそう思ったもの」

 

3200−1200=2000

 

「融合モンスターを封じられてもう打つ手なしだな!

スモールタウンではどうだったか知らないがお前絵はデュエル・アカデミアでやっていけるレベルじゃない!!思い知ったか!!!

俺は場にカードを伏せてターンエンドだ!

さあお前の番だ!!」

 

ありゃ、十代笑ってるな

こりゃピンチを楽しんでるんだろうな、原作通りデュエルを楽しんでんだな

ま、それがあいつの強さなんだろうがな

 

「悔し泣きか110番?」

 

「感動だぜ!」

 

「なに!?」

 

「デュエル・アカデミアは楽しいな!

お前みたいなのがごろごろしてんだろ?楽しみだぜ」

 

「なんだと?」

 

「俺のターン、ドロー!

E・HERO(エレメンタルヒーロー)スパークマン召喚!

行け、スパークマン!!スパーク・フラッシュ!!!」

 

4000−400=3600

 

2000−400=1600

 

「モンスター効果発動だ!

地獄戦士(ヘルソルジャー)は破壊された時プレイヤーが受けたダメージを相手プレイヤーにも与える効果があるのだ!!」

 

「アニキ!」

 

「あなたのお兄さん、威勢はいいけどちょっと迂闊ね

モンスター効果を無視するなんて」

 

「違うよ、十代君は本当のアニキじゃなくて

なんていうか…その…僕の心のアニキなんだ」

 

「それに無視してるんじゃない、知らないんだ

あいつの筆記の順位は知ってるだろ?」

 

筆記合格者の中で最下位だ

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

「次の攻撃で俺の勝ちは決まりだ!」

 

「なあ、明日香知ってるか?こういうのフラグって言うんだぜ」

 

「ええ、敗北フラグってやつでしょ」

 

そうそう、どう考えても敗北フラグだよな

 

「カード、ドロー!

行け、フレイム・ウイングマン!スパークマンにフレイムシュートだ!」

 

「トラップカード 異次元トンネル―ミラーゲート―発動!!」

 

「なに!?」

 

「ミラーゲート!?」

 

「モンスター同士の戦闘時に発動できる

相手の攻撃モンスターと対象となった自分のモンスターを入れ替えて攻撃できる」

 

「スパークリング・ブレイカー!!」

 

3600−500=3100

 

「更にフレイム・ウイングマンのモンスター効果で破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」

 

「うわあああああああああああああああああああああ!!!!」

 

3100−1600=1500

 

「流石アニキだぜ!」

 

「やるじゃない」

 

「でも、ずいぶんピンポイントなカードを引いたよな、流石だな」

 

「アニキかっこいい!」

 

「イエーイ!」

 

「お調子者ね」

 

「このお!調子に乗るな!!

オシリス・レッドのドロップ・アウトめ!

手札からマジックカード ヘル・ブラストを発動!!

自分のコントロールするモンスターが破壊されたターンにフィールド上のモンスターを1体破壊

更にその攻撃力の半分のダメージを与える!」

 

1600−1050=550

 

「さらにトラップカード リビングデッドの呼び声発動!

このカードは自分の墓地からモンスターを1体選び攻撃表示で特殊召喚する!!

地獄戦士(ヘルソルジャー)を特殊召喚!!

そして地獄戦士(ヘルソルジャー)を生け贄にして地獄将軍(ヘルジェネラル)・メフィストを召喚!

どう転んでも俺の勝ちは決まったようだな!

アンティールールによってお前のベストカードは貰うぜ」

 

馬鹿だ!馬鹿が此処にいるぞ!!

どう考えても地獄戦士(ヘルソルジャー)のままの方がよかったに決まってる

上級モンスターなのに攻撃力1800しかない上に地獄戦士(ヘルソルジャー)だったら攻撃力が上過ぎるモンスターで攻撃したら十代の負けになるようになってたのに!

 

「ふ、それはどうかな?」

 

「何?デュエルは99%の知性が勝敗を決する!

運が働くのはたった1%に過ぎない」

 

あれえ?おかしいな

伝説のデュエリスト、城乃内勝也は99%の運と1%の本能だぞ

その例外を除いてももっと運が大きいだろ

 

『クリクリ―!!』

 

「ああ、分かってる相棒!

その1%に俺は賭ける!俺のターン、ドロー!

貰ったぜこの勝負!!

マジックカード ミラクル・フュージョンを発動

墓地のE・HERO(エレメンタルヒーロー)フレイム・ウイングマンとスパークマンを融合!!」

 

やっぱりな、俺が渡したカード ミラクル・フュージョン

まだ、この時の十代のデッキには入ってなかったカードだ

それをもう1枚のカードとともに渡した

そのカードとは…

 

「墓地のカードで融合だと!?」

 

「来い 光輝く究極のHERO E・HERO(エレメンタルヒーロー)シャイニング・フレア・ウイングマン!!!

シャイニング・フレア・ウイングマンの特殊効果発動!!

シャイニング・フレア・ウイングマンは自分の墓地に存在するE・HERO(エレメンタルヒーロー)と名のついたモンスターの攻撃力×300ポイントアップする

俺の墓地には3体のE・HERO(エレメンタルヒーロー)、よってシャイニング・フレア・ウイングマンの攻撃力は3400!!

止めだ!シャイニング・シュートオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

1500−(3400−1800)=−100

 

「おまけだぜ!シャイニング・フレア・ウイングマンはフレイム・ウイングマンの効果を受け継いでいる!!メフィストの攻撃力分のダメージを喰らえ!!」

 

−100−1800=−1900

 

「ぐわあああああああああああああああああ!!!」

 

「やったねアニキ!!」

 

「当然だぜ!!」

 

「で、十代にボロボロにやられた万丈目、俺とデュエルするのか?」

 

「い、今のはマグレだ!二度もマグレはない!!

今度はぶっ潰してやる!!石崎 遊輝、俺とデュエルだ!!」

 

「受けて立つ!」

 

「「デュエル!!」」

 

Sideout

本来の歴史とは違い決着がついた十代と万丈目のデュエル

その秘密とは?そして遊輝と万丈目のデュエルの結末は?

 

さて次回は 石崎 遊輝 VS 万丈目 準

説明
前回の続きです
今回はデュエルの内容がほぼ原作通りです
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