IS〈インフィニット・ストラトス〉 転生者は・・・
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 さっきの授業の時、原作通りに一夏が

 

「全部分かりません」

 

 発言をしてくれたおかげで笑いを堪えるのがさっきより大変だった。

 それと山田先生が一部暴走した以外では、特に問題は無かったと思う。

 

 

 

 そして二時間目の休み時間。

 

 俺と一夏は男子同士ということで早速意気投合。

勉強が分かっていた俺に、「ISについての勉強を教えてくれ」とのことなので今の授業についての復習を一夏にしていた。

 

「だから、これは……どういうことだ?」

 

「今言ったろ? それはここのこと。それに―――『ちょっと、よろしくて?』あ、はい?」

 

「へ?」

 

 そういえば今の時間帯だったっけセシリアが一夏のとこに来るのって。

 

「訊いてます? お返事は?」

 

「なにか用か?」

 

「あ、ああ。訊いてるけど……どういう用件だ?」

 

「まあ! なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」

 

 まず、オルコッ党の皆さんゴメンナサイ。

 今のセシリア、俺の中で好感度はマイナス……すげぇマイナスだ。

 原作読んでてもむかついたからな、ここのセシリアは。

 デレとの差が激しすぎるぞ、セシリア!(某上級大尉風に)

 

「悪いけど、俺はもともとこんな感じだからさ」

 

「悪いな、俺。君の事知らないし」

 

「わたくしを知らない? このセシリア・オルコットを? イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを!?」

 

 どこまで自分大好きだよ。

 お前より優れた人間なんていっぱい居るから。

 

「あ、質問いいか?」

 

「ふん。下々のものの要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

 

 

「代表候補生って、なに?」

 

 がたたっ!

 

 さっきの時と同じようにギャグパートだニャー。

 はい、もう良いです。ご苦労様でしたー。

 

「あ、あ、あ……」

 

「「あ?」」

 

 セシリア、プルプル震えてるんですけど。

 

「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」

 

「おう、知らん」

 

「一夏、代表候補生って今見た教科書に書いてあっただろ」

 

「え? あ、ああ。本当だ……えっといわゆるエリートってやつか?」

 

 教科書に目を通す一夏。

 ……ってか、その肩書きだけで意味を理解しろよ。

 

「そう! エリートなのですわ!」

 

 セシリア元気にふっかーつ。

 感情の起伏が激しいなあ……。

 

「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡…幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」

 

 せーの

 

「「そうかそれはラッキーだ(棒読み)」」

 

「お二人とも……馬鹿にしていますの?」

 

「俺はな。周りのことが見えてない自分大好き人間に付き合う気は無いんだよ」

 

あ……言っちまった。

まぁいいか、事実だし。

 

「あっ、あなたねぇ……大体、あなた方はISについてなにも知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。あなた達二人だけが唯一男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、期待はずれですわね」

 

「俺に何かを期待されても困るんだが…」

 

「ん? 教科書の内容くらいは完璧に理解してるぞ? それに俺たちがここに居るのは“保護する”っていう意味合いが強いからな。そのくらい理解できるだろ」

 

「えっ、そうなのか拓神!?」

 

「っ―――人の気に障るようなことばかり……ふん。まあでも? わたくしは優秀ですから、あなた達のような人間にも優しく接してあげますわよ」

 

「いや、別にお前に優しくしてもらわなくても」

 

 怒りのボルテージ上昇って所か? さらに震えてるんだが。

 

「まあ、わたくしは入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから? ISについて分からないところがあれば、泣いて頼まれたら教えてあげてもよくってよ?」

 

「わざわざお前に頼むなら一夏は俺のとこに来るよ」

 

「まあ、そうだな。でも入試ってあれか? IS動かして戦うやつ?」

 

「それ以外に入試などありませんわ」

 

「あ、それ俺も倒したぞ教官」

 

 一夏の場合山田先生が相手であっちが自爆しただけだからな。

 俺なんか、なんであんなギリギリの戦いをしなきゃいけないんだよ……てかまず教官じゃねぇし。生徒会長だし。

 

「俺は引き分けだったけどな。てか、あれ教官じゃねーよ。もっと強かったんだけど」

 

「は………?」

 

 本当だよコンチクショー。

 まったく、自分でもよく引き分けに持ち込めたと思う。

 

「わ、わたくしだけと聞きましたが?」

 

「女子ではっつーオチだろ?」

 

「つ、つまり、わたくしだけではないと…?」

 

「いや、知らないけど」

 

「そうなんじゃないのか? 女子ならお前だけなんだろ? こっちは俺たちしか居ないんだし」

 

「あなた! あなたも教官を倒したっていうの!?」

 

「うん、まあ、たぶん」

 

「多分!? 多分ってどういう意味かしら!?」

 

「えーと、落ち着けよ。な?」

 

「こ、これが落ち着いていられ―――」

 

一夏とセシリアの問答……てか、セシリアの暴走。

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 チャイムか。

 

「タイムアップだ、オルコット」

 

「っ……! またあとで来ますわ! 逃げないことね! よくって!?」

 

 いや、来られても困るんだぜい?

 

 

 

「それではこの時間は実戦で使用する各種装備の特性について説明する―――ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」

 

 一夏が頭から?マークをだしてるのを気にしたら負けだ。

 

「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけでなく、生徒会の開く会議や委員会への出席……まあ、クラス長だな。ちなみにクラス対抗戦では、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点でたいした差は無いが、競争は向上心を生む。一度決まると一年間は変更が無いからそのつもりで」

 

 あー、一夏が推薦されるのは当たり前として俺もだよな……。

 

「はい! 織斑くんを推薦します!」

「私もそれが良いと思います!」

 

「私は玖蘭くんを推薦します!」

「あ、それもいいわね。はい! 私も玖蘭君くんを推薦します!」

 

「では候補者は織斑一夏と玖蘭拓神……他にはいないか? 自薦他薦は問わないぞ」

 

「お、俺!?」

 

 あ、一夏が立ち上がった。

 どうせこの後は決闘の流れになるからなあ……別に原作のセシリアみたいに押し付ければいいんだし。

 

「織斑。席に着け、邪魔だ。さて、他には居ないのか? いないなら織斑か玖蘭、どちらかになるが」

 

「はい、織斑先生。俺も一夏を推薦しまーす」

 

「なっ、拓神てめぇ! じゃ、じゃあ俺は拓神を推薦します! ってかちょっと待ってください! 俺はそんなのやりま――」

 

「自薦他薦は問わないと言った。他薦されたものに拒否権は無い。選ばれた以上は覚悟をしろ」

 

 

 バンッ!

 

「待ってください! 納得がいきませんわ!」

 

 一夏がなにか言おうとしたのを遮って、セシリアが机をたたきながら立ち上がった。

 

「そのような選出は認められません! 大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ! わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

 実際に聞くと結構イライラするもんだなこれ。

 

「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります! わたくしはこのような島国までISの修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」

 

 ……誰が猿だコノヤロウ。じゃあお前会長に勝ってみろ、無理だから。

 イラつく……ふぅ、俺、耐えるんだ。

 

「いいですか!? クラス代表とは実力トップがなるべき。そしてそれはわたくしですわ!」

 

 弱いやつほどよく吼えるってか? 

 そろそろ限界だぜい。

 

「大体、文化としても後進的な国で暮らさなければいけないこと自体、わたくしにとっては耐えがたい苦痛で―――」

 

 ブチッ

 

 ごめん、もう無理だ。一夏もそうみたいだからな。

 

「イギリスだって大したお国自慢無いだろ。世界一不味い料理で何年覇者だよ」

 

「後進的って……笑わせんな。ならイギリスだって同程度だろうが」

 

 言っちゃった、テヘ☆……うん、キモイな。

 

「なっ……!?」

 

 おーおー、セシリア顔真っ赤だなあ。

 

「あっ、あっ、あなた達ねぇ! わたくしの祖国を侮辱しますの!?」

 

「はあっ……先に俺らの祖国を侮辱したのあんただろ」

 

「っ―――決闘ですわ!」

 

 またバンッと机をたたくセシリア…手、痛そうだな。

 

「おう。いいぜ、四の五の言うより分かりやすい」

 

「受けた。やってやんよ」

 

「言っておきますけど、わざと負けたりしたら私の小間使い――いえ、奴隷にしますわよ」

 

「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」

 

「そう? 何にせよちょうどいいですわ。イギリスの代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね!」

 

 雑魚は吼えてれば良いと思う、うん。

 

「んじゃ、ハンデはどのくらい付けるか?」

 

「あら、早速お願いかしら?」

 

「違う。俺と一夏がどのくらいハンデをつければ良いのか、だ」

 

 クラスから、ドッと爆笑が起こった。

 

「く、玖蘭くん、それ本気で言ってるの?」

「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」

「二人は確かにISを使えるかも知れないけど、それは言いすぎよ」

 

「ったく、それは男がISを使えない場合の話だろ? 俺と一夏は使えてるんだ。つまり、お前らと同等ってことだよ」

 

 俺がそういうと、理解したのか笑いは収まる。

 確かに今は女の方が強い。それはISが既存の兵器を上回る圧倒的な戦闘能力を有しているから。

 でもそれは男がISに乗れないからであって、乗れるのなら対等ということ……簡単だぜい。

 

「そ、それでもオルコットさんは代表候補生なんだよ?」

 

 女子のうちの誰かがそう言った。

 

「なら、お互いにハンデは無しだ。それで良いよな? 一夏も」

 

「あ、ああ。それでいい」

 

「わたくしもそれで構いませんわ!」

 

 と、俺に隣ののほほんさんが話しかけてきた

 

「ねえねえたっくん。今からでもハンデもらったほうがいいんじゃないのかなあ?」

 

「伊達に専用機を持ってるわけじゃないさ。……それに知ってるだろ? 俺は会長と引き分けたんだ。あの程度に負けるワケが無い」

 

 後半はのほほんさんだけに聞こえる音量で話す。コレは原作でのほほんさんが会長とつながりがあるのを知っていたからそうした。

 すると、のほほんさんは一瞬だけ少し目を見開く。

 

「……どうして? どうして知ってるって思ったの〜?」

 

「秘密だよ。でも、負けたらあの人に申し訳ないだろ」

 

「うん、そうだね〜」

 

 さすがに転生者などと言って信じてもらえるとは思えない。

 

 

 

「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。織斑と玖蘭、オルコットは各自準備をしておくように。それでは授業を始める」

 

 よし、一週間後が楽しみになった……でもフラグは立てないようにしないと。

 ――なぜかって? そうじゃなきゃ原作通りの面白い展開にならないからな。

 

 

説明
第8話『クラスメイトは全員女!? 2』
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