迷子の果てに何を見る 第二十九話
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レイトの一日

 

 

 

前話から2年後

 

side 作者

 

今日はレイトの麻帆良での一日を紹介しようと思う。

 

 

午前5時

 

起床するとレイトは隣で寝ているキティを起こさない様にそっとベットから降り部屋を出て洗顔を行ない昨晩のうちから用意しているジャージに着替えてランニングに出かける。もちろんこのジャージには概念が付加されている。重力増加という肉体に負荷をかける為に着込むと5倍程の重力を感じる様にされている。これを着てランニングを行なう事でようやく今の肉体を保持できる。世界樹の広場まで10分ぴったりで到着すると極小規模の、自分だけを覆う様に認識阻害の結界を張りながらシャドーを行なう。これも10分間行なう。その後は行きの倍の速度で戻り5分のクールダウンを行なってからシャワーを浴び汗を流す。

 

 

午前6時

 

スーツに着替え終えたレイトは次にエプロンを着け朝食の用意をする。朝食は和食と洋食を一日ごとに代わる代わる作る。今日は洋食のようだ。オムレツとサラダを手早く用意し自分が飲むコーヒー、キティが飲む紅茶、子供達が飲む牛乳を用意する。朝食の用意が済めば全員が揃うまで新聞を

 

 

午前7時30分

 

朝食が済めば子供達より先に学校に向かいます。と言っても小等部ではなく中等部ですが。

 

「おはようございます、新田先生」

 

「おはようございます、天流先生」

 

レイトが一番交流を持っている先生は誰かと聞かれたらそれは新田先生である。その次にタカミチ、一般の先生、ライダーベルトのレンタル(自動二輪の免許を持つ先生はバイクも)に来る魔法先生、その他の魔法先生という順になる。

レイトは3000年近い人生の半分以上を教師として生きている為、教師とはどう在るべきかというのを理解している。その点で言えば新田先生はまさに教師の鏡と言える存在である為(私生活に置いても誠実ではあるが若干酒に弱いという欠点を持っている)尊敬できる人物として接する数少ない人物だ。新田先生からしてもレイトは若くして立派に教師として働く人物として認められており仲が良くなるのは必然的だった。

挨拶をすませた後、自分の席に座り今日の授業で使う小テストの作成に取りかかる。授業の始めに前回の復習として使う分とその日の分の復習の為の二種類だ。どちらも5分程度で終了する簡単な物だがこれの積み重ねが成績に作用するのだ。ちなみに担当教科は数学だ。

 

 

午前8時20分

 

「連絡事項はこんな所かな。それと、今日がテスト一ヶ月前という事を理解しておく様に。点数が悪かったら数学以外でも居残り補習を行なうからそのつもりで」

 

『ええ???』

 

「文句言わない。高校になって困るのは君たちなんだから分からない所が在れば担当の先生の所に質問に行く様に。最悪、先生の所に聞きにきても良いから」

 

『は?い』

 

「良い返事だ」

 

そのまま退出しようとするが扉を開いて一歩出た後、思い出した様に教室に顔だけ戻す。

 

「それとこれは独り言だが、先生はテストのトトカルチョは自分のクラスに副単でかなりの量を突っ込むから頑張ればご褒美が在るかもな」

 

それだけを言うと自分の授業が行われる教室に向かう。

 

 

午前10時30分

 

休憩時間中に世界の揺らぎを感じ取り階段の陰に認識阻害の結界を張り身代わりを立て、転生者の元に急いで移動する。

 

 

午前10時50分

 

「よし、ちゃんとチート能力は在るみたいだな。ここからオレの物語が」

 

「始まらせはしない。勝利すべき黄金の剣」

 

転生者の影の中に潜み、気配遮断からのカリバーンの真名解放を受け転生者の身体は真っ二つにされる。

 

「ーーーーーーー」

 

そして後処理が済み次第学園に戻る。

 

 

午後4時

 

あれからは特に変わった事は無く普通に授業を進みSHRでも特に伝える様な事は無かったのですぐに終了して成績の悪い何人かが質問に来ていたので一人一人丁寧に教えていく。全員が納得して職員室から退室するのを見送ってから書類を片付けていく。それが済んだら小テストの採点を行い、生徒達の習熟度に合わせて授業の進行予定に修正を加える。

 

 

午後7時

 

帰宅し夕食をとった後、家族全員でキティの別荘に入り特訓を始める。

息子の零樹もたまたまこの地を訪れたバカが手を出し、正当防衛で人を殺してしまった。リーネ達と同じく引きこもりはしたがそこから再び歩き出す決意をした。

丸一日の修行が終われば別荘を出る。

 

 

午後8時

 

別荘を出てレイトが一番に向かうのは自分のダイオラマ魔法球だ。現在の『教授』の研究テーマは『転生者の能力』についてだ。これの副産物はカリバーンやエクスカリバー、ゲイボルグなどの宝具と呼ばれる武器、それに加え投影と固有結界、及びライダーベルトが当てはまる。現在研究しているのはデバイスという魔道具を用いての魔法だ。これの研究は遅々として進んでいない。リンカーコアがレイトには備わっていないからだ。というよりこの世界でリンカーコアを持っている者を今まで確認していない。リンカーコアが無ければ魔力を生み出せないのでどうする事も出来ない。デバイスの方は解析が終了したので開発する事は可能のようだ。

 

「諦めてライダーを増やすか」

 

こうしてライダーとバイクの数は増え続けていく。

 

「そう言えばリーネが長谷川さんが巻き込まれた時に自衛が出来るだけの戦闘力を身につけれる魔道具が欲しいとか言ってたな」

 

 

午後10時

 

子供達が寝ているのを確認してから寝室に戻る。キティとの同室だが、ここから就寝するまで行なわれる事は想像に任せる。じゃないと作者であるオレの所に、うん?目の前に鏡がぎゃああああああああ。

 

 

 

 

 

side out

 

説明
これがオレの日常だ。
退屈しない幸せな日々。
これがいつまでも続けば良いのにな。
byレイト
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