とある【正義】を持っているヒーロー 第2話
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【麻帆良学園 学園長室】

 

    (ナギの息子か……こりゃ面白いな……ほぼ瓜二つだわ……)

    「覚さん!?なぜここに……」

    「タカミチ……その話は後だ……坊主が困ってんだろ……」

 

そして覚はネギの事をじっと見る……そして……    

 

    「ふ、じいさん……俺は失礼させてもらうぜ……管理人の仕事もあるしな」

    「むむ、待ちたまえ覚君!」

    「いや、もう……いいじゃないっす、痛っ!」

 

覚が扉を開けて外に出ようとした瞬間扉が開き覚に直撃した……

  

    「うわわ、大丈夫ですかぁ〜」

    「痛てぇ……なんだってんだよ……」

    「え、え!兄ぃ!?」

 

こけていた覚が上を見上げるとそこには昔の面影を少し残した驚いた顔をした美少女がいた。

 

    「こ、木乃香か?まぁ、会うことになるだろうとは思っていたがこんなに早くとは」

    「わ、私に会いに来てくれたんか!」

 

極上の笑顔で大声で発言する木乃香。

 

    「うむうむ、美人になったからな! 約束したしな!」

    「うわぁ〜めっちゃうれしいわぁ〜」

    「うむうむ、嫁候補が美人で俺は嬉しい……」

    「あの、ちょっと……」

    「ん?木乃香の友だ……だぁ!?」

    「え、あの、なんですか?」

    (こ、こいつぁ!姫子ちゃんじゃねぇか!?ここに連れてきてたのか!?)

 

覚は驚き顔になり内緒にしていたみんなを恨み始めた。

 

    「あの、木乃香…この人誰?」

    「ふふっ、うちの大切な人やよ……」

 

木乃香が何か言っているが覚の耳には入っていない……

ぶつぶつと恨み言を言っている。

 

    「どういうことなんだ!タカミチぃ!」

    「!さ、覚さん!こっちに来てください!」

 

そしてタカミチに連れられ覚は学園長室の外へ引きずられていった……

 

    「年上を引きずるなぁぁぁぁ〜」

 

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    「タカミチぃ!あれは、どういうことで!?姫子ちゃんだな?」

    「ええ…間違いありません…昔の記憶はすべてないですが」

    「そうか、本人か……ふ……アスナとナギの息子か……ふ……ふふ……」

 

覚は少し暴走気味である

 

    「覚さん?」

    「タカミチ…俺は管理人室に戻る…色々あるんでな…」

 

覚は心を落ち着けるために部屋に帰ることにした。

 

   「あ、はい…あ。あと一つ言わなくちゃならないことが」

    「ん?何だ?」

    「女子中等部 2−Aの副担任もしてほしいらしいです」

    「副担任だぁ?どういうことだよ」「ネギ君の補佐ですよ」

 

覚の顔はみるみる暴走状態絵と変わっていく。

 

    「補佐って何かぁ?あの坊主が担任ってことかよ……はっ、笑える話だな」

    (俺が教員免許持ってんの知ってたんだな……詠春に頼んで面白半分で獲得した……)

 

そして覚はふっ、と苦笑いをし、管理人室へと帰っていった……

なんかイライラとかムカムカなどしていたのが馬鹿らしくなったからだ。

 

    「あ、今からネギ君と一緒に教室に行ってもらいたかったのに……」

    

 

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【麻帆良学園 女子寮 管理人室】

 

    「さて……色々忙しくなるねぇ……ん?」

 

何かを感じた……しかし何も見当たらなかった……

 

    「気のせいかな?気のせいでいいのか……」

 

覚は気のせいという事にして、今夜の準備を始めた……

 

 

次回に続く

説明
にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて
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