とある【正義】を持っているヒーロー 第22話
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【次の日 3−A】

 

HRが始まった。

補修のプリントを回収したり、連絡をしたりしている

覚は特に言うことなく隣に立っている

 

    (めんどくさいなぁ)

    「ええっ!そ、そう言えば貰ったっけプリント」

    「すっかり忘れてたアル」

    「んー……頑張ってはみるでござるが……」

 

(楓には速くバカレンジャー脱退してもらわないとなぁ。面倒な話よ)

 

バカレンジャーのメンバーはみんな嫌そうな顔をしている

 

    「で、ええと次の連絡ですが……ええーと、大事なお知らせがあって……あれどこに置いたかな……」

    「……今度、スポーツフェスティバルをやる事になった」

 

資料を探しているネギの横で覚が説明を始める。

 

    「え、えと、そうなんです!」

    「俺が説明するからプリントとってこい」

    「はい」

 

というとネギは教室を後にする

 

     「ったく」

     「すぽぉつふぇすてぃばる……って何でござる?」

     「大体育祭みたいなものだ」

     「去年、こんなイベントあったっけ?」

     「ん〜先日行われた健康診断の結果でな、中等部周辺の生徒の体力低下した奴が多くてな……」

 

      そんなこんなを話しているとネギが帰ってきてプリントが配られた

 

     「んで話の続きな。学園長のじいさんが健康のためにスポーツフェスティバルをすることにしたのよ」

     「ちなみに、中等部だけじゃなく、ほぼ学園全体で複数の学校と合同で行われるそうです」

     「開催は2週間後の日曜だ、そして今週末の日曜は体育系クラブでエキシビション大会がある」

     「?そのエキシビ……って何?」

     「公式戦じゃなく、まぁ見て楽しんでもらうための試合ですね」

     「正解だ夕映。あとで赤い彗星コーラをプレゼントしてやろう」

     「あの普通のコーラと3倍違うというあのですか!」

     「ああ、あのだ!」

 

覚と夕映の間だけで何か盛り上がっていた

 

     「しっかし、日曜つぶして体育祭かよ。かったりぃなぁ」

     「まったくだな」

 

先生が同意するのも普通おかしいのだが……

 

     「でもさ、この前みんなとも話したんだけどさ。これで優勝したら絶対盛り上がるよー!」

     「あ、うんうん!きっとそうだよねー」

 

まき絵の言葉に肯定する桜子。

確実に賭け事が絡んでいる。

 

     「頑張って優勝しちゃおうよ〜!」

     「うちのクラス、体力は自信あるのの多いからね〜」

     (逆にないのも少し多いかもしれんがな……)

    

それから同じような事をみなが言い始めていた

 

     「んで、今からフェスティバル終了までの午後の授業は準備か練習だけになっからな」

    

そういうと女子達がネギによってたかって色々話していた

そんな中、覚は裕奈・アキラ・楓の三人と集まっていた。

 

     「ん〜なんだかねぇ〜」

     「とにかく頑張るだけだよ」

     「そだね」

     「目指すは優勝でござる!」

  「「「「おぉ〜!」」」」

   

     「あの3人いつの間に兄ぃと仲よなったんやろ……うらやましぃわぁ〜」

 

それをうらやましそうに見る木乃香。

そしてさらにそれを見つめる刹那がいた。

 

次回に続く

説明
にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて
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