とある【正義】を持っているヒーロー 第33話
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【夜中 女子寮 管理人室】

 

   「ふむ、ふむ〜」

   「ふむふむ?」

 

覚が考え事をしているそぶりをメタルがまねする。

 

   「考え事してるだけだよ……ふむ」

 

いろいろあって流れてしまっていたわけだが……

夕映との白い契約カードの事である。

なぜ白いカード?

契約したならその力のライダーのカードに契約者の顔が現れるはずなのに

しかしこの契約の能力は覚がいろいろ組み合わせた上に偶然生み出されたものであ

 

   「そういえばみんなの記憶がおかしくなるって言う事件……解決してねぇな〜」

   「そんな事件があったんですか?」

   「ん〜まぁあれ以来何もなかったからなぁ〜しかし……ねぇ……」

   (なぁんかこの事件、なぁんかありそうなのよね〜)

 

覚はふと考えるが、何時もどうりにどうでもよくなった。

 

   「気にしているわけにも行かないとな。今日は夜も遅いし特訓もないし寝るかね……」

   「もう寝るんですか〜まだ10時ですよ。いつもは2時まで起きているのに……」

   「ん〜たまには仕事をサボって休みたいときもあるんよメタル。爺さんとの契約的には俺はやりたいときにやるだけだ」

 

始めのうちは契約で言われた通りの分をやっていたが、今の契約はいざと言うときのみと言う事になっている

  

   (俺を雇う金額ってのは高いんだぜぇ〜世の英雄様だからなぁ〜)

 

お金にも困ってないし、そんなに事件がおきるわけでもないからのんびり行くことに覚はしている。

 

   「大体坊主に任せればいい……解決できなかったらそれまで、と言う事だ」

 

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【朝 職員室】

 

   「しかし、京都の奴らがクーデターみたいなものを企ててるとはなぁ……」

   

   (まぁ、前々からそういう感じもあったしな。

   西と東か……まぁあの女は殺すとして……

   どうやってこの事件を収めるか……木乃香が狙われると言う事は目に見えている

   それなのに爺は修学旅行先を京都で行こうとしている……

   そう、木乃香も魔法で無関係でいられるわけがない。

   そういう意味もあるだろう……俺は爺さんの考えには賛成できんがな

   木乃香が知ると言う事は必要かもしれんが……)

 

   「まぁいい……俺が全てから守ってやるよ……木乃香を……」

   「何か考え事ですか?」

 

突然しずなに話しかけられた覚は少し驚くがすぐにいつもどうりになる

というかこれもいつものパターンである。

 

   「え、今の発言聞こえてたり?」

   「いえ、聞こえませんでしたよ」

   「そうか……」

 

年齢的にはしずな先生は覚よりは年下である軽く……

 

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【昼 世界樹】

 

   「みんなの様子がおかしかった?」

   「うんうん」

   「あの時みたいに記憶がないって感じなんです」

   「そのおかげで拙者は助かったでござるがな」

 

宿題の提出とかの話である。

 

   「ふむぅ、これは事件の臭いなのかな?」

   「事件と言うとあれ以来アンノウンを見かけないでござるな」

   「む、まぁそれもそうだが……今回の事件に何か関係あるんだろうか……」

 

あのときはアンノウン以外もいたがそのことは覚は忘れたいのでなかったこととなった。

 

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【夜 女子中等部 屋上】

 

   「共歩き……坊主の偽者の仕業だって事か、ふむ……」

 

エヴァとネギの会話を離れていたところで聞いていた

どうも図書館島にある本が原因らしい……

しかも今どこにあるかわからないらしい……

仕方がないから探してやるということにした…

契約者、全員で……

 

 

 

次回に続く

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