<インフィニット・ストラトス> 金と銀の瞳が見据えるモノ
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「行くよ、ネーブ・テンペスタ」

 

私がそう言った時、私の体にISの装甲が展開される

 

背中の翼型のスラスターが私のISの最大の特徴。

 

「……よし、各機能オールグリーン、スラスターにも異常はなし……行くわよ、ネーブ・テンペスタ!」

 

私はカタパルトハッチからアリーナへ飛び出して行った

 

そして、そこで待ってたのは専用ISの白式を展開した一夏くん。

 

「先に来てたんだ」

 

「ああ、千冬姉に言われてな」

 

そう言った後、一夏くんは私から視線を反らす

 

理由はわかってる。

 

原因は私のISスーツだ

 

私のISスーツはビキニタイプでかなり露出が高い。

 

それに追いうちをかけるように私のISスーツはサイズが私の体より小さくて、少し胸が露出している

 

おまけに言うと今は装甲で隠れててわからないけど、下半身はTバックになっててお尻がほぼ丸出しに近いのだ。

 

ま、一夏くんの視線を釘付けにする事ができるならいいんだけどね

 

「一夏くん、いくら私がエッチぃからって勝負に集中しないのはダメだゾ★」

 

プライベートチャンネルで一夏くんにそう言う

 

「あ、ああ。わかってる」

 

一夏くんは若干赤面しながらそう返事をした

 

「さ、始めましょ。自惚れてない代表候補生の実力を見せてあげる」

 

「ああ」

 

一夏くんの目が戦士のものに変わる

 

それを見計らって私はこう言った

 

「磨美・アーデルハイト、ネーブ・テンペスタ、やりますっ!」

 

試合開始のブザーが鳴り響いた

 

「行くわよ一夏くん!」

 

「来い!アーデル!」

 

私は右手にビームデスサイズを展開して、一夏くんに突っ込んでいった。

 

一夏くんは実体剣を展開して私のデスサイズを止める。

 

刀と鎌は火花を散らしながらお互いの動きを止めあっている

 

私がデスサイズを押しても一夏くんは全く動かず、私は精神的に攻める作戦にでた

 

「すごいね一夏くん、ますます愛したくなっちゃうよ」

 

体を少し揺さぶり、自分の体を武器にして一夏くんをせめる

 

「ちょっ!アーデル!?」

 

体を揺さぶるとそれにつられて私の胸も揺れる

 

一夏くんだって男の子なんだ、たぶん胸を揺さぶるだけで結構いろいろと削がれるだろう

 

案の定、一夏くんは赤面し刀を持つ力が弱くなる

 

「隙あり!」

 

「のわっ!」

 

足のビームブレードで一夏くんを蹴り上げた後私はデスサイズで一夏くんのISを斬りつけていく。

 

「真の戦士になりたかったら、頭の中から煩悩を消し去って何も考えずに戦うこと!いい!?」

 

 

そして距離を取って、腕にミサイルコンテナを展開、そこから大量のミサイルを放った

 

 

――――――――――――

 

「一夏ぁ!」

 

織斑千冬の隣で箒が叫ぶ。

 

「ふん」

それにもかかわらず、織斑千冬は呆れたような顔でこう言った

 

「機体に救われたな。馬鹿者め」

 

――――――――――――

 

「終わったかな?おーい、一夏く〜ん?」

 

私は少しふざけたノリで一夏くんにそう言った

 

すると返ってきたのは

 

「まだだ!まだ終わらねぇよ!」

 

という声

 

「……!」

 

煙が晴れるとそこには形を変えたISを装着した一夏くんがいた。

 

「……ファーストシフト……したの?」

 

私は一夏くんにそう訪ねると一夏くんはこう言った

 

「さあ。ただ、この機体がやっと俺専用になった」

 

やっぱり……ファーストシフトをしたんだ。

 

土壇場のピンチでファーストシフトするなんて一夏くんは運がいいな。

 

私はミサイルコンテナを腕から外し、ビームデスサイズを持った

 

「一夏くん、このISと私の本気をみせるから、一夏くんも本気を見せて」

 

「……ああ、わかった」

 

「……ありがとう、…………アルティメットモード起動開始。…………っ!」

 

私の意識に一気に情報が流し込まれる

 

それはまさに情報の濁流と言うべきだ

 

ハイパーセンサーにカウントダウンが表示される

 

それはシステムの発動時間と私の体が持つ限界時間を意味している

 

「いくよ一夏くんっ!」

 

「ああっ!」

私は一夏くんに急加速して行った。

 

一夏くんも同じように私に向かってきた

 

――――一夏side――――

 

俺は雪片を構え、磨美のもとに一気に加速した

 

「ぜえりゃあああああ!」

 

そして、磨美に向かって雪片を振り抜き磨美のISを斬りつけた

 

 

 

 

 

 

 

はずだった

 

 

「えっ……」

 

「……一夏くん、私言ったでしょ?私は本気だって」

 

――――一夏sideout――――

 

――――磨美side――――

 

「えっ……」

 

刀を振り抜いた一夏くんは目の前にいたはずの私がいきなり消えた事に驚いていた

 

「……一夏くん、私言ったでしょ?私は本気だって」

 

私は一夏くんの後ろから声をかけた

 

「っ!?」

 

「終わりだよ、一夏くん」

 

私はデスサイズを一夏くんの肩に引っかけ、そして切り裂いた

 

ビィィィィィィ!

 

『試合終了!勝者、磨美・アーデルハイト!』

 

その時、ハイパーセンサーのカウントダウンがゼロになった

 

「うっ……」

 

急に力が入らなくなって私は一夏くんの肩を掴んだ

 

「……?どうした?」

 

「ううん……ちょっと疲れただけ」

 

そのあと私はハッチに戻り、すぐに自分の部屋に向かい、ISスーツのまま寝た。

 

 

説明
第6話 代表候補生の本気
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