真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド〜紅蓮の破壊者〜【第13話:Eの襲撃・その名は永遠】
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『エターナルマキシマムドライブ』!!

 

 

 

 

「「『ぐわあああああ!?』」」

 

 

電子音声と共にライダー達の悲鳴が響きわたる。すると彼らの身体は一瞬電撃がはしるとWは地に足をつきですアクセルは先程の技の反動のためか変身が解除され隼人の姿に戻ってしまう…。

「な!?一体何が!?」

カズキが辺りを見渡すと白い異形が1人…

 

鋭い並んだ三本角

『∞』を模した黄色い複眼

腕、手首、足首に炎を模した模様

そしてWの左側の欠けたベルトをしているその姿は…

 

「仮面ライダー?」

 

まさに仮面ライダーであった。

しかし、右手に握られているナイフと威圧感は決して友好的には感じられない…。

『ナスカマキシマムドライブ』!!

 

「!!」

そのライダーはメモリをナイフにスロットするとその姿は一瞬で消え…

 

 

 

 

ドカッ

 

「『ぐあ!?』」

バキッ

「ぐう!」

いつの間にかカズキの後ろに回り込みWとカズキをけり飛ばした。その拍子でWも翔子の姿に戻ってしまう。

 

「…」

 

さらにまだ動けるカズキの元へ向かう白い異形…。その手にナイフが鈍く輝く…。

 

「くっ…」

 

カズキも負けじとサンライト・ハート+を構えるが…

 

「カズキ!!」

 

「ブ、ブラボー!」

 

その間にシルバースキンを発動させたブラボーが割って入る。

 

 

「はあ!」

 

ズダダダダダ…

 

そして白い異形と目にも止まらぬ速さで肉弾戦を開始する。

 

(コイツ…動きは速い…だが…)

 

ガンッ

「!」

ブラボーは一瞬の隙をつきナイフを弾き…

(腕は素人だ!)

正拳突きを見舞い異形を跳ね飛ばす…。

「やった!」

思わず声をだすカズキだが…

「…」

ブラボーは驚愕して目を見開いていた…。なぜなら異形に正拳は実は受け止められ威力を軽減されていたからだ…。いや、ブラボーが驚いていたのはそこでは無い。その時、異形の手に握られていたモノ…それは…

 

 

「核鉄…!」

 

 

 

その六角形の物体は自分たちが風都に来た理由そのもの…

つまり…

 

 

 

 

(コイツが…犯人!!)

 

 

だがここでさらに驚愕する事態が起こった…。

核鉄が変形を始めたのである…。

「ま、まさか…」

ブラボーに嫌な予感がよぎる…

 

 

 

 

「『武装…錬金』。」

 

 

 

 

 

異形がそう呟くと核鉄は六角形の形から真っ二つに割れその間に長方形の何かが精製される…。恐らく異形の武装錬金だろう…。

「…」

そして異形はベルトからメモリを抜き取ると…

 

 

ジャキン!!

 

「!」

 

核鉄に射し込んだ。

 

 

 

『エターナルカクガネドライブ』!!

 

 

バチチチ!!

 

 

「「ぐああああ!?」」

 

 

すると今度はカズキとブラボーに衝撃が走る。同時にサンライト・ハート+は核鉄に戻ってしまう…。

 

「…」

 

異形は効果を確認すると弾かれたナイフを拾い新しいメモリをスロットする。

 

『ユニコーンマキシマムドライブ』!!

 

異形は切っ先を片手をつくブラボーに向ける。同時にナイフに緑色のドリルのように光が纏う。

 

「ふん!」

 

ズガッ!!

 

「ぐわあァァァァァァ!!」

勢いにのせナイフでブラボーを突く異形。すると、ブラボースキンはまるでガラスが割れるかのように砕け散った…。

 

「…」

 

異形はぶっ飛ばされたブラボーを見送ると攻撃の矛先をカズキに向ける…

 

 

が…

 

 

 

 

 

 

 

「やめろ!!」

 

 

 

彼の前に立ちふさがる少女…。

 

「斗貴子…さん?」

 

それは斗貴子であった…。

「やめろ…カズキに手を出すな…」

「斗貴子さん…ダメだ」

 

なんと彼女はカズキの盾となろうとしていた…。

(決めたじゃないか…君が死ぬ時…私か死ぬ時…)

 

斗貴子はかつて決めた決心を思いうかべ目をつむる…

「…」

 

しかし異形は斗貴子とカズキに手をあげようとはしなかった…。

 

「出ていけ…」

「え?」

 

異形が静かに重苦しい声で喋りだす…。

「この街から出ていけ…その若い命…早く散らしたくなければな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「トマホーク・ランサー!!」

 

 

 

 

それと同時にかなりの数の斤が飛来する。

 

 

「!?」

 

思わず怯む異形。その隙に…

 

「レスキューキター!!」

ディケイドBが変身したDBフォーゼが飛来。ロケットモジュールを展開しカズキを抱え救出する。

 

『クレーンアーム』

 

次にカッターウィングを展開したバースが飛来しブラボーを左腕のクレーンアームに巻き付け救出。

 

「翔子!隼人!」

 

さらにWサイクロンジョーカーをもした装甲車が到着。車体が真っ二つに割れるとそこからフィリップが降りてくる…。

そして彼は翔子を回収する。

 

「なっ…」

 

突然の出来事に立ち尽くす斗貴子。

 

 

「馬鹿野郎!!何ボサッとしてやがる!!」

 

その彼女の前にゲットイクサが舞い降りる。

 

 

「食らえ!」

 

 

ゲットイクサはガトリングガンを二丁取り出すと盛大に乱射を始める。すると爆発で起きた煙が煙幕代わりとなり、それが晴れた時にはその場に異形と倒れたアイスエイジDしかいなかった…。

「ふん…逃げたか…」

異形はアイスエイジDに近づく…

 

「いい加減でてこいスティンガー、コーウェン!!」

異形の言葉に応じアイスエイジDの身体から黒い影が踊り出る…。

 

ぐちゃぐちゃ…

 

気色の悪い音をたてながらそれは2体の怪人…いや怪物の姿となる。

「すまない早乙女…助かった。そうだよね?スティンガー君?」

「ウンウン、助かったね?コーウェン君?」

 

それと同時にアイスエイジDの身体が人間のモノに戻る…それは早乙女を庇おうとしていた学生であった…。

 

「…」

 

異形はそれを一瞥すると怪物と共にその場を後にした…。

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴海探偵事務所…

ここでは何とか逃れた翔子達がいた…。

しかし全員ボロボロで隼人とブラボーは病院に搬送されるなどの有り様であり…

さらに…

 

「メモリが…使えない。」

翔子らの所持するメモリの力が失われていたのだ…。何度もスイッチを押す翔子だが反応はない。これではWやアクセルに変身できない。

 

しかも…

 

「…」

「斗貴子さん…」

 

 

斗貴子も核鉄を失い戦う術を無くしていた。

 

まさに最悪の状態だった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃…

カフェ『スプリング』…

四季は商とテーブルに座りなにやら話をしていた。

 

「おい、商…」

 

 

「何でしょう?」

「買いたいブツがある。」

「これですか?」

そう言って商はトランクをとりだし中身を見せる。

 

「ほお…言わずとも…って奴か…額はこれくらいありゃ足りるか?」

それに対し四季は色とりどりのメダルと無色のメダルを大量に懐からだす。

 

「コアメダル4枚にセルメダル40枚…商談成立ですね♪」

 

「ついでに配達も頼めるか?」

 

「勿論ですとも♪これからも超時空商協会を御贔屓ごひいきに…。」

 

 

 

商談が成立するや商は二ヤリと笑いその場を後にした・・・・。

 

 

 

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仮面ライダーディケイド エターナル レッドフレア 

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