K-ON!+EXPLORES...第14話・合宿part1!
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〜夏休み前のある日の放課後〜

 

 

 

正樹の誕生日会から2週間ぐらいが過ぎている

 

俺、正樹、唯は部室へ行くとそこには律だけの姿

 

・・・で、今は何してるかって?

 

俺はギターを練習、唯はギターには手をつけているがなかなか思い通りにならない模様

 

そしてコードを完全に忘れている・・・・・

 

ちなみ正樹は暑さでかなりぐったりしている

 

テーブルで平伏せしている

 

ドラムの椅子に律が・・・

 

「本当に忘れたんだな・・・」

 

どうやら俺と同じことを考えていたみたいだ

 

「お婆ちゃんによく褒められたんだ〜唯は1つ覚えると他の事は全部忘れちゃうって」

 

「「いや、それ多分違うぞ〜」」

 

正樹と律が突っ込む

 

てか、正樹話聞いてたのか・・・

 

俺は再び椅子に座って、足を組みながら弾こうとすると・・・

 

 

バンッ!

 

 

音楽室のドアが開いた、澪だ

 

「あっ、澪ちゃん!」

 

「今日は遅かったね」

 

「どこ行ってたんだ〜?」

 

「お前が遅れるなんて珍しいな〜」

 

上から、唯、俺、律、正樹と問いかけると

 

澪は何も答えず正樹の平伏せしていたテーブルへ行き・・・

 

「へ?」

 

「合宿をしますっ!!」

 

「「合宿???」」

 

俺と唯が疑問そうに言うと

 

「そう!!もうすぐ夏休みだし!!」

 

「もしかして、海?それとも山とか?」

 

律、それは何か話が反れてる気がする

 

「遊びに行くんじゃありません!!軽音部としての強化合宿! 朝から晩まで、みっちり練習するの!」

 

澪が左肩に鞄を持ちながら仁王立ちで答えた

そこそこ厳しい合宿になりそうだな・・・

 

「うわぁ、着て行く服買わなきゃ!!」

 

「水着も買わなきゃな!」

 

この2人はよくこんなベースでやっていけるな・・・

 

「澪、聞いてないよーだが。因みにこいつらは海希望らしい」

 

「聞けーーーーーっ!!」

 

さすがにここまで大声を出されると唯達も静まった

 

「夏休みが終わったら、もうすぐ学園祭でしょ!?」

 

「・・・学園祭・・・?」

 

「そう!!桜高祭での軽音部のライブって言えば昔は結構有名だったんだぞ?」

 

へぇ〜、知らなかった・・・てか今は有名じゃないのか・・・

まあ廃部寸前の部であったから無理もないか

 

「それなの・・・に・・・」

 

「学園祭・・・!」

 

「高校の学園祭ってすごいんでしょ!?」

 

「ああ、模擬店とかいっぱい出るんだよな!! たこ焼きとか、焼きそばとかな!!」

 

「はいはーい!!あ、あたしメイド喫茶やりたーい!!」

 

しゅばっと挙手して澪に詰め寄る律

 

「え〜っ!? お化け屋敷がいいよ〜」

 

「メイド喫茶!!」

 

「お化け屋敷!!」

 

「何だか話かなり反れて来ていないか?正樹」

 

「ああ、模擬店までなら良かったけどコイツら・・・」

 

さすがに正樹も話がついていけなかった

 

模擬店の話で盛り上がるならまだいい、でもここ軽音部でライブをやるのにそんな事言ったら

 

ついに腕組みをしていた澪の堪忍袋がついに切れたせいか・・・

 

ゴツンッ!!

 

律が澪に拳骨、そして、何故か唯にはしない

配慮ってやつかも、馴れ親しんだ幼馴染ならともかく友達にするとさすがにきついかもな・・・

 

「な、なんで私だけ・・・」シクシク

 

「お前らが悪いだろが」

 

「さすがにそんな事言い出したらね・・・」

 

俺と正樹の会話。俺は苦笑いしながら答えた

 

律と唯は現在正座中

 

「私達は軽音部でしょ!ライブやるの!」

 

「おいおい、落ち着けって」

 

ガチャ!

 

「ごめんなさい、遅れちゃって」

 

「やあ紬」

 

「お前も遅いなんて珍しいな」

 

紬が来た、ある意味いいタイミングで入ってきたみたい

 

「・・・マドレーヌ、・・・食べる?」

 

「ごめん、今の事情は俺が説明するから・・・」

 

そして、律達がマドレーヌを食べたりしている間のことを説明すると

 

「そういう事だったの?」

 

「うん、だから正座させられてたってわけ」

 

「ところでムギは合宿するのってどう思う? いくらゆっくり焦らずやっていこうっていっても、3カ月も経つのに、まだ1回も合わせたことないなんて・・・」

 

「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ………」

 

「6回・・・・・・」

 

「何数えているの?」

 

「行きましょう!ぜひ みんなでお泊りに行くの、夢だったの〜!!」

 

う〜ん、こっちも論点外れている気がする

 

まあ紬なら練習はちゃんとやる方だから安心はできる

 

「そうなんだぁ〜」

 

「それじゃ、海にする? 山にする?」

 

「だから!! 強化合宿だって言ってるだろ!!」

 

「あ、いくらぐらい掛かるのかな?」

 

俺もすっかり忘れていた、問題は資金だ

 

部費は落ちない気がする、たった6人の部だから落ちることがないと思う

 

 

「そうだぞ、きつくないか?」

 

律も同じ事を考えていたみたいだな

 

「そ、それは・・・ム、ムギ、・・・べ、別荘とかは・・・?」

 

「ありますよ?」

 

(((あるんかい!!)))

 

「ゴホッ!ゴホッ!」

 

俺はあまりの驚きで噴出しかけた、正確に言うと紬が用意した紅茶を飲みながら聞いていて、気管支の方に入りかけてしまった

 

「おいおい、大丈夫か?泰」

 

「何もそこまで驚く必要は無いだろ」

 

律、正樹と声を掛ける

 

「(だ、だって、いくら金持ちでも別荘があるなんてすごいじゃないか!)」

 

「(俺は大体金持ちならそこあたりは予想していたからな)」

 

「何2人で話しているんだよ〜!」

 

「え?ああ、ゴメンゴメン」

 

「じゃあ今日から1週間後に全員で合宿を2泊3日で行う!場所はムギの別荘!交通網は電車!詳しいことはまた後で連絡するから」

 

「「それじゃ4人とも頑張っ・・・」」

 

ガシッ!

 

「な〜に行ってんだ!お前らも来るんだよ!」

 

俺と正樹の肩を掴みながら言う律

 

一体何回目になるんだろうか、このやりとり。

 

もう5回ぐらいしたんじゃないの?作者?

 

「は?お前どういう状況になるか分かるのか?」

 

「へ?何が??」

 

正樹が律に問い出す、どうやら正樹もさすがに分かっているようだ

 

律は全然分かっていないみたいだけど・・・

 

俺たちまで合宿に行くわけにはいかない

 

だ、だって、ホラ、その・・・色々と問題とか出てくるだろう

 

とにかく合宿には行けない!つまり行かない!

 

「ホ、ホラ、さすがに泊まりとなるとね・・・その・・・面倒い事が起こるじゃないか!なあ、澪?」

 

「そうかもしれないけど・・・ホラ、唯の教育係がいなくなるし、良識な人達がいた方がいいし」

 

澪まで・・・そうだとしても、澪は絶対反対すると思っていたのに・・・

 

てか、俺と正樹は良識な方だったのか、良かった・・・

 

「なにおっー!私らは良識じゃないのかー!!」

 

そうかも、良識ならライブをやる軽音部で普通メイド喫茶をやりたいなんて言わない

 

まあそこはクラスの話になるだろうけど・・・

 

「とにかく2人とも来るんだぞ!!」

 

律がそんなこと知るかっ!みたいな感じで言う

 

「おいおい、いいのか?俺はともかく泰広の性格分かってるのか!!」

 

正樹が反論した

 

「それも考えている!!この合宿で克服すればいいんだよ!!それより、正樹のほうが心配だ!!」

 

「どういう意味だよ・・・なあ、泰広どうする?」

 

俺に話を振ってきた

 

「どうするって・・・とりあえず1回外へ」

 

俺と正樹は1回音楽室を出た

 

「さすがにまずいんじゃねーのか?男女での泊まりはよ」

 

「そうだね・・・でも律達は来いとも言っているし」

 

「そこなんだよな・・・仕方ない、堪忍するか」

 

「分かった・・・」

 

ガチャン!

 

「えっと、お前らが来てもいいなら俺らは同行することに決めた」

 

「よし!なら決定だな。まぁ、どっちにしても無理矢理連れていくつもりだったけど」

 

「既に決まっていたみたいだね」汗

 

「そうだな、てか、連れて行かないなら何するつもりだったんだよ?」

 

「もっちろん、空メを30件ほど送るつもりだった」

 

「コノヤロウ・・・」

 

大丈夫かな、合宿・・・まあ正樹もいるし、何とかなればいいけど・・・

 

「ねえ、正樹・・・女子と泊まりに行くって・・・」

 

「ないな、お前は?」

 

「従姉妹(いとこ)同士でしかない・・・」

 

「だよな」

 

「よく平然としてられるね、何かあったらどうすればいいか・・・」

 

「そん時は皆で協力すりゃいいだろ!もう決まったことだし、マイナス思考になるなよ」

 

「そうだね、分かったよ!」

 

こうして、1週間後に軽音部全員で紬の別荘で合宿を行うことになった

 

さて、どうなるのやら・・・

説明
合宿編突入です

では14話目どうぞ〜

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