そらのおとしもので童話をやってみよう その1+その2
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その1

 

 

そらのおとしもので三匹のこぶた

 

 

 

 

昔々、イカロス、ニンフ、アストレアという三姉妹がいました。

三人はそれぞれ家を作りました。イカロスは時間をかけてレンガの家、ニンフはあまり手間をかけたくないとして木の家、アストレアは馬鹿なので藁の家を作りました。

そして三人の家が出来て間もない時にカオスと言う少女が三人の住む場所へやって来ました。

カオスが来たのに気付いたアストレアはすぐに藁の家に入った。

 

「ここの家、簡単に吹き飛びそう〜」

 

カオスは背中の羽を使って思いっきり風を起こしました。

すると藁の家は簡単に吹き飛びました。

 

「あ、あれ……」

「つっかまえよ♪」

 

カオスは羽でアストレアを捕まえようとしますが、アストレアは間一髪逃げだし、ニンフのいる木の家に入りました。

 

「ニンフ先輩、助けてーーーー!」

「どうしたのよ、デルタ?」

「か、カオスが来たんです……」

「カオスが!?」

 

そのカオスはニンフ達のいる木の家の前までやって来ました。

 

「この家、吹き飛ぶかな〜?」

 

カオスは藁の家を吹き飛ばしたように羽で羽ばたき、風を起こしました。

木の家は藁の家のように簡単に吹き飛んでしまいました。

 

「吹き飛んだ〜」

「ひぇええええええ!!」

「逃げるわよ!」

 

ニンフとアストレアは逃げ出そうとするが……。

 

「つっかまえた♪」

 

ニンフとアストレアはカオスの羽に縛られ、捕まってしまった。

 

「このままどうしようかな〜」

 

そんな時、どこからかミサイルが飛んでき、カオスの羽に直撃し、ニンフとアストレアは解放される。

先ほどのミサイルはArtemisであり、撃ったのはイカロスであった。

二人はすぐにイカロスのいるレンガの家に逃げ込みました。

 

「大丈夫?」

 

イカロスは声をかける。

 

「なんとか〜」

「でもここならカオスも吹き飛ばせないはずですよね」

 

アストレアはかなり安心しきってる。

 

「すごく固そうだな〜」

 

カオスは二つの家を吹き飛ばしたように羽で風を起こす。

しかしレンガの家は吹き飛ばない。カオスは何度も風を起こしてレンガの家はビクともしない。

 

「う〜ん……」

 

カオスはどうするべきか考える。

 

「あ、そうだ♪」

 

カオスはあることを思い出す。

 

「カオスが家を吹き飛ばせないとなるとこの煙突から入って来るわよね」

 

ニンフは煙突の下で熱々の鍋を用意していた。

 

「これでカオスを煮るんですね」

「………」

 

イカロスはなんとなく不安になっていた。

すると玄関が思いっきり破壊された。

 

「え?」

 

玄関が破壊された理由、それはカオスが火の玉を作り出して玄関を破壊したからだった。

 

「カオス!」

「これでいいんだよね?」

「台本通りになってないでしょ!」

「あれそうかな? ま、いっか♪」

「よくなーーーーーーい!」

 

こうしてイカロス達三人はカオスに捕まってしまったとさ。

 

 

 

 

 

めでたし……なわきゃねえだろ!

 

 

 

 

 

終わり

 

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その2

 

 

そらのおとしもののさるかに合戦

 

 

 

そはらがにが歩いていると……。

 

「そはら、そはら」

「?」

 

そはらがにが上を見上げると近くの木の上に智樹さるがいました。

 

「何? 智ちゃん」

「お前の穿いてるパンツ見せろーーーーーー!!」

 

智樹さるが上から思いっきりジャンプしてそはらがにに近づこうとする。

 

「智ちゃんのえっちいいい!!」

「へぶ!」

 

必殺はさみチョップをまともに食らう智樹さる。

それから数分後、復活した智樹さる。

 

「いててて、冗談なのに…」

「智ちゃんが言うと冗談に聞こえない」

「まあそれはそうと、これやるよ」

 

智樹さるがあるものを出す。

それは柿の種だった。

 

「これって……柿の種?」

「そうそう。これを植えて育てれば…」

「…って何年かかると思ってるの!?」

 

そはらがにがツッコミを入れる。

 

「それは大丈夫」

 

智樹さるが柿の種を植える。

すると種は見る見るうちに柿の木となり、柿の実を作る。

 

「嘘?」

「まあそう言う物語だからな。柿、取って来てやるよ」

 

智樹さるが木に登り、柿を取ろうとする。

 

「その前に少し味見を……」

 

智樹さるは柿を少し食べ始める。

 

「智ちゃん、どう?」

「う〜ん、イマイチなのものあるけど、なかなかってやつもあるな……。

そはら! とりあえずこれ投げるから、受け止めてくれ」

 

智樹さるが柿の一つをそはらがにに向かって投げる。

しかし智樹さるが投げた柿は思ったより大きいうえに加速が付き、そはらがにが受け止められそうになかった。

 

「そはら!」

 

そはらがには思わず頭に落ちてきそうな柿に対して目をつぶる。

次に目を開けた時は柿は智樹さるの頭にぶつかっていた。

 

「……智ちゃん…」

「大丈夫か、そはら」

「うん……でもどうして………」

「俺が女の子に手をあげるってこと、今までしたか?」

「智ちゃん……」

「それよりごめんな、柿投げたりして…」

「ううん、いいよ」

「とりあえずこれ」

 

智樹さるは別の柿をそはらがにに出す。

 

「ありがとう、智ちゃん」

 

そはらがには目に涙を浮かべながらその柿をもらうのであった。

 

 

おしまい

 

 

 

 

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「ちょっと待ちなさいよ!」

 

ニンフばち、イカロスくり、アストレアうすが作者(BLACK)のところにやって来る。

 

「どうした」

「なんでこれでお終いなのよ!

『猿蟹合戦』っていじわるした猿にかたき討ちするって話でしょ!」

「智樹が猿なのは最初に決まって、次はそはらの蟹だ。

けどさ、智樹が女に手をあげるタイプか?」

「私やニンフ先輩にセクハラしてるじゃない」

「セクハラと手をあげるとじゃ違うだろ」

「けど私にはげんこつを…」

「それは家族に対してだろ。それにお前にげんこつする時はいつもお前が何かずれたことをやらかしてだ。

つまりはギャグパート。シリアスパートで手をあげたことはないだろ。まあカオス初戦後の後はギャグモードに戻ってたから家の屋根壊したことを怒って殴られる。

とりあえずはギャグパートだから問題なしだ。

けどそうなると結末はこうなると言うわけだ」

「納得できないわ!」

「最近の原作だとそはらはあんまり目立たないと聞く。俺も直接見たわけじゃないからはっきり知らんけど……。

だからこれはその救済処置だと思ってくれ」

「それだとそはらが可哀そうじゃない?」

「許せ、それでは!」

 

 

 

本当におしまい

 

 

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おまけ

 

作者「作者〜です」

ニンフ「どこのサイ○人よ」

作者「これ投稿してる時にそのサ○ヤ人が出てるMAD見ながら投稿してるからさ」

ニンフ「ところで前にネタがどうこう言ってたけど?」

作者「結局思い出せないまま別ネタを書いてる。まあそっちの方はもう少し頑張れば書き終わるな。

今はちっと別のゲームしてる」

ニンフ「何してるの?」

作者「麻雀ゲーム」

ニンフ「現実でやったら?」

作者「一応オンライン対戦できるみたいだけどな。まだオフラインでしかやってない。俺、麻雀マンガとか好き好んで読んでるくせに役をきちんと知らんのだよ。わかるのは役満の役だけだな」

ニンフ「ダメじゃない」

作者「まあ適当にやればいいさ。

次回も童話物語集、その3とその4だ。お題に関してはその時のお楽しみ。

それでは!

それと前回の話のコメントをもらったのだが、なんだが予想してたのと違うなと思った。善悪のことについて何か言われると思ったら別のことだった。まあ善悪なんて他の作品でも言われてるだろうし、あくまでそらおとと考えるとあれで正しいか。

今度こそそれでは!」

説明
今回はそらのおとしもので童話をやってみようと思ったら話が短いのが4作出来たため、2回に分けて投稿することにしました。
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コメント
そりゃレンガぐらいじゃカオスを止める事なんてできませんよねぇ。(tk)
タグ
そらのおとしもの イカロス ニンフ アストレア カオス 見月そはら 桜井智樹 童話 

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