IS−転生者は漆黒の騎士となりて− 第10話
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side悠也

 

ハロー十神悠也です。うん、なんかこのはじめ方久しぶりだな。

まあ、そんな事はさて置き今は5月の初めゴールデンウィークのまっさ中です。

今年は何故か珍しく両親が帰ってこないので今はソレスタルビーイング号で白騎士作成の際に得たデータを使って自分専用のISを作成してます。

 

まあその間にアクシズで作った太陽炉を使用してソレスタルビーイング号の動力にツインドライヴシステムを導入してエネルギーの生産量を増加させたり地上との行き来のためにプトレマイオス2改をIS運用できる様に再設計して建造したりMSデッキの一つをISアリーナに改装したりしてたけど。

 

「DIVAアレはいつ届く手筈になってる?」

『現状ですと後2週間もあれば届くかと』

「少しかかるな……だがまあ十分に間に合うか」

 

あれからエウクレイデスの推進機関は改良したからアステロイドベルトから地球圏へ移動する程度ならその程度の時間で済む。現在だとアクシズの方もフル稼働しており様々な鉱物資源やヘリウム3が届けられておりミノフスキー粒子などの宇宙世紀系の技術が着々と再現されてきている。

……今度全艦船にミノフスキードライブ搭載しようかな。そうすれば移動時間大幅に短縮できそうだけど。アレ確か理論上亜光速まで達するはずだし、対G用にはガンバスターの物を流用すればいけるかな?ガンバスター自体の巡航速度は光速の99.9%だからその位なら余裕で耐えられる。

 

話はかなり逸れたがISについての発表は極力穏便に済ませられる様にするつもりだ。勿論束さんの暴走を止めるなども考えて。それと俺が関わってることは基本的に世間には知られない様にするつもりだ。だから俺がISを使えることは公表しない。束さんは基本的に人の名前をちゃんと呼ばないであだ名で呼ぶからいくらでもごまかしは利く。こういう時は世界中に情報型のイノベイドを放っているから意図的に間違った噂を流すことなんかは容易い。俺は面倒事は嫌いだからな。

 

「さてこれからどうするか幾つかの計画を考えておくとするか。IS発表からその後の束さんの扱いなどについて」

「だが、篠ノ之博士が日本政府にデータを送ったときは誰もが懐疑的だったのだろう?」

「それは当たり前だ。俺が作った後ろ盾全く使ってないんだから」

 

本当にあの人の頭の中の構造がどうなってるか一度調べてみたいよ。

 

「私としてはゆーくんの頭の中を調べてみたいよ」

「何ナチュラルに入り込んできてるんですいかね?束さん。それと俺の頭の中調べたいってどういうことですかね?」

「うん、それは解剖的な意味で」

「さらっと物騒なことを……」

「だってゆーくん束さんが創ったISコアと何も使わずに会話できるんだから」

 

確かにそれは脳が原因だけどいきなり解剖したいと言われるとは思わなかったよ。しかしこの世界だと脳量子波使える人っているのだろうか。現在だと多少の強弱はあるようだけど。00本編の超兵機関みたいなことをすれば知覚できる程度には強化できるだろうが。

 

「まあ今は((ISコア|娘達))とは経験が少ないせいか大した会話もできませんけど」

「それでも会話できることには違いないじゃないか」

「まあ原因は脳量子波といってそれでコアネットワーク間に介入して会話しています。一応脳量子波は誰もがもってますがこの世界じゃ俺が一番強いです。だからその気になればあなたの心も読めますし未来予知にも近い直感もできます」

 

普段は全部無意識化で抑え込んでいるがその気になれば実際に今行った事ぐらいはやってのけてみせる。

 

「ふ〜ん実に興味深いね」

「だからと言って俺を解剖するのは止めてくださいね」

「さすがにそこまではしないよ」

「いってくれればヴェーダの中にデータはあるので」

「あるの!?」

 

あるのは正確にはイノベイドのデータだから俺の物よりは少々劣るが一般人なんかよりははるかに強い。そうすれば多分束さんも満足できるだろう。

さて脳量子波云々はさて置きISについてだが……

 

「ゆーくんはどうすれば認めさせることができると思う?」

「そんなの簡単ですよ。実際に見せてやればいい。何のために苦労して白騎士を改良して作り上げたと思ってるんですか?」

「ゆーくんが作りたかったからじゃないの?」

「俺はそんなマッドな人種じゃありません」

「十分マッドだよ!!」

「ハッハッハッ何を馬鹿な事を」

「ゆーくん凄く怖いよ……」

「しかし本当に苦労しましたよね。だって千冬さんが……」

「そーだね、ちーちゃんが……」

「「どっちでもいいしか言わないから……」」

 

正直全部どっちでもいいしか言われないとは思わなかった。一応使うのは千冬さんの筈なのに……まさかISスーツもどれでもいいと返されるとは思わなかった。あのとき顔が若干引きつってた気がするけど多分気のせいだろう。リクエストは武器なら剣がいいくらいしか言ってこなかったし。

 

「俺は色々とやることがあるのでそろそろ戻ってくれますか?」

「やることってなんだい?」

「学校の宿題ですが何か?」

「ゆーくんには余裕じゃないのかな?」

「だから滅茶苦茶手を抜かなきゃいけないんですよね」

 

実際去年の夏休みはそうだった。自由研究で起動エレベータ及び太陽光発電システムについて研究したことを提出したら採点不能で返ってきた。

ちなみに今の世界でアレを造ったら世界経済が混乱することが予測される。すくなくとも中東諸国は幾つか崩壊する。今はまだ化石燃料もまだまだ大量に残っているしそれを使ってる国もある。そこにあんなものを持って来れば先進国は公害も何もないそちらに食いつき化石燃料なんかには見向きもしなくなる。

 

「そういう訳で時間もあまり無いので」

「う〜、ゆーくんがそこまで言うのなら帰るよ」

「ホントすいませんね。それと今度から来るときはちゃんと連絡下さいね。下手したら色々と爆発するんで」

「何が!?」

 

それはもう色々と。小さい物は俺が使用してるシャーペンから大きい物は転移装置まで。爆発の規模もより取り見取り小規模だと悪の怪人が自爆する程度から悪の秘密結社がアジトを自爆させる規模の程まで。

 

「ですから今度からは連絡は必ず下さいね」

「う、うん分かったよ……」

 

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束さんを地上に送り返した後俺は宿題を解く片手間にヴェーダからデータを呼びだす。

 

「ステルス性はミラージュコロイドが一番かな」

「宿題はやらなくていいのか?」

「やってるってばティエリア。この位設計の片手間で済む」

「それならいいのだが……」

「それよりリボンズ。アレはできた?」

「本体分のは6割方精製は完了してるよ。ただしまだ加工過程には入ってないね」

「そうか。じゃあ優先順位の変更は無しで」

「了解したよ。予定分の精製が完了したら疑似太陽炉の建造に入る」

「DIVA回路の方はこれで大丈夫かな?」

『ヴェーダ内でシュミレーションはしてますが現在は大丈夫かと』

「了解。念のため完成したら調整はするけど」

 

現状の報告を皆から聞き取り脳内でシュミレーションを行い現在の設計図を再度元となった機体のデータと見比べる。エピオン、ヴァイサーガ、ラインバレル、テスタメント、第4世代ガンダムの全てからデータを抜き出し欠陥が無いかを想定すしさらにそこから自分に合わせた機体を導き出す。

この作業を繰り返してるとティエリアが慌てて報告をしてきた。

 

「悠也!!」

「どうしたんだティエリア?そんなに慌てて」

「君の両親の乗っている旅客機が先程事故により墜落した」

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プトレマイオス2改

動力:GNコンデンサ

装甲:Eカーボン

武装

・大型GNキャノン×4

・GNキャノン×4

・GNバルカン×4

・GNミサイル発射管×38

・GN魚雷発射管×4

・GNフィールド

 

ただし上記の物の中でビーム兵器はミノフスキー粒子を使用したメガ粒子砲に切り替えることも可能となっており、光学迷彩はミラージュコロイドとなっている。

格納庫は合計で15機のISと4機のMSを搭載可能になっており使用されていない部分はGN粒子貯蔵タンクになっている。

カラーリングは悠也の趣味により青い部分が黒になっている。

船員は

艦長:悠也又はティエリア、リボンズ

操舵手:リヴァイヴ

砲手:ヒリング

オペレーター:DIVA又はリジェネ

医療クルー:アニュー

 

となっている。

普段はCB号の格納庫かメリダ島の地下にある格納庫に収容されている。

説明
第10話
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インフィニット・ストラトス ガンダムシリーズ ロボットアニメ 

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