ある日の放課後

一夏とセシリアだけではなく箒、鈴、織斑先生、山田先生に話した、そしたら

「お前達はどちらが強いのだ？」

っと織斑先生に言われたため凱と模擬戦をすることになった

「なんか大変な事になってきたな・・・凱・・・」

既に実体化している凱に話しかける

「確かに・・・」

多少呆れながらもIDアーマーを装備した凱が言う・・・

『何をしている！さっさと展開せんか！』

先生の怒涛の声が響く

「「はあ・・・」」

同時に息を吐く

やっぱり相棒が凱でよかった

「俺はギャレオンと戦うがいいか?」

「いいよ、ガオファイガーとガオガイガーは強化したから性能は互角だし」

お互いにファイティングポーズをとる

「ファンオムガオー！！」「ギャレォォォン！！！」

ファンオムガオーとギャレォンが現れる

「「フュージョン！！」」

凱はジャンプし体を丸めるそれをギャレオンが取り込み、変形を開始

ギャレオンの頭部は胸部になり、そこから人型の頭部が現れる、前足は手となり

後ろ足は人間のように真っ直ぐとなった、そして頭部のGストーンが光る

「ガイガー！！」

俺はＧストーンの力を使いファントムガオーのハッチからファントムガオーと融合した

ファントムガオーの形状は変化し人型となった

「ガオファー！！」　

そして・・・

「「ファイナルフュージョン！！」」

ガオファーは黄金のフィールドを展開しガオーマシンが中に突入し

合体が始まる

ガオファーとドリルガオーが連結する

ライナーガオーは折り畳まれていたボディを伸ばし

700系新幹線の試験車のような形状になる

ガオファーの腕部は外れ背中と連結する

ライナーガオーはガオファーと合体し

ステルスガオーが背に合体する

ガオファーの肩に装備されていたパーツが胸部に移動する

そしてステルスガオーから腕が付けられ兜が装備される

「ガオ！ファイ！ガァァア！！！」

両手を構えてあとすぐに開き腰部から緑色のガスを発生させ回転する

ガイガーの胸のライオンの口が光り出すと

ドリルガオー、ステルスガオー、ライナーガオーが現れガイガーの周りを一周する

その間にガイガーは下半身を１８０度回転する

ドリルガオーのドリルがスライドしガイガーの足とドッキングする

ガイガーの両腕が後ろに回るとその穴にライナーガオーがドッキング、両肩になる。

ステルスガオーがホバリングしながらガイガーの背中にドッキングする。

そしてライナーガオーが少し変形しステルスガオーの一部が

胸のライオンとドッキング、鬣になった

ライナーガオーから下腕部が出現、それがステルスガオーのエンジン部とドッキング

そのエンジン部の先端から両手首が出現

最後にステルスガオーに内蔵されていたヘッドギアがガイガーの頭部に

被さりさらにマスクが装着され額にＧストーンが輝く

「ガオ！ガイ！ガァァア！！！」

向き合う勇者王

「「・・・」」

沈黙と停止・・・

俺はファントムリングを展開し腕を構える

凱は腕を振り上げファントムリングに通す

「「ブロウクンファントム！！」」

ロケットパンチのように腕を打ち出す双方はぶつかり合い激しい衝撃波を起こす

がお互いのファントムリングが砕け散り腕は戻ってくる

俺と凱が走りながら腕をドッキングさせる

「うぉぉお！！」「おぉぉお！！」

双方のパンチが頬にヒットし兜の口の部分が少しひび割れる

刹那、お互いに膝のドリルで攻撃するがまったく同じタイミングでドリル同士がぶつかり合う

「これならどうだ！電撃拘束！プラスマホールド！！」

左手からプロテクトシェード展開の際に発生する反発的防御フィールドを反転させ

ガオガイガーを拘束しそのまま投げつける

そして倒れた隙をつき

「ブロウクンマグナム！！」

攻撃を仕掛けるが空中に逃げられる

そこで凱は予想外の行動にでた、右腕を赤く光らせ、左腕を黄色く光らせている

「ヘル・アンド・ヘヴン！？空中で！？」

が凱の狙いはそこでは無かった狙いは俺の同様を誘う事

そのためにヘル・アンド・ヘブンを囮に使ったのだ、その一瞬の隙をつき

ブロウクンエネルギーが充満した腕で殴りつけガオファイガーを倒す

そして

「ヘル・アンド・ヘヴン！！」

その隙を使いヘル・アンド・ヘヴンを発動

「ならこちらも！ヘル・アンド・ヘヴン！！」

お互いにヘル・アンド・ヘヴン発動

「「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・ムゥン！！」」

お互いの体が新緑の色に変化しファイナルフュージョン時に発生させるＥＭトルネードを利用して

目標を拘束しようとするが既に双方が突撃しているので意味を成さなかった

そして双方の拳がぶつかり地面が抉れエネルギーが溢れ出す

「「勝利するのは・・・勇気ある者だぁぁぁあ！！！！！！！」」

更にエネルギーが上昇していくが、ガオガイガーの腕にヒビが入り始める

行ける！！

が・・・ヒビが入ったままの腕はガオファイガーの腕を粉々にしガオファーを捕られた

腕は奥まで入り込む凱はそのまま腕を引き抜いた

ガオファイガーは大爆発を起こす

爆発がはれるとそこには仰向けになった凱と聖心がいた

「ったくあぶね〜あぶね〜あとちょいで負けるとこだった・・・」

「まさかあそこでドリルニーを食らうとは思わなかったよ・・・」

ヘル・アンド・ヘヴンが奥まで入り込んだ時にドリルニーでの零距離攻撃が成功し

お互いのエネルギーを０とした

獅子王　聖心ＶＳ獅子王　凱

聖心　通算　４９勝　５０敗　１引き分け

凱　通算　５０勝　４９敗　１引き分け

聖心、凱、戦闘後

私の名前は織斑　千冬、このIS学園で教師をやっている身だ

IS学園には今私の弟である一夏と『ガオガイガー』という名の全身装甲のISを操るもう一人の男子

獅子王　聖心がいる、そしてISのAIであり聖心の兄である獅子王　凱

この二人が今の私の悩みの種だ、私はパソコンで今日の夕方行った獅子王　聖心がと獅子王　凱の

模擬戦が映し出されている

・・・

『うぉぉお！！』『おぉぉお！！』

双方のパンチが頬にヒットし兜の口の部分が少しひび割れる

・・・この時点でこの２機のパワーが良く分かる・・・

いくらクリンヒットしたと言ってもヒビはなかなか入らない、お互いに異常な固さを持っているからだ

『ヘル・アンド・ヘヴン！！』『ならこちらも！ヘル・アンド・ヘヴン！！』

『『ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・ムゥン！！』』

此所だ、私の一番の疑問は

そして双方の拳がぶつかり地面が抉れエネルギーが溢れ出す

この片手ずつが違う光を放ちそれが反発するのを無理矢理に合わせ、そして

緑の竜巻を発生させ、スラスターを一気に開き突撃するこの技・・・

従来のISでは絶対に有り得ない威力だ、いやあってはならない・・・

獅子王がアンノウンのISに使った武装『ゴルディオンハンマー』とまではいかないが・・・

いやある意味ではアレより質が悪い、これを見る限りは『ゴルディオンハンマー』はこれの技の代用

として開発されたのだろう、凱が聖心にこの技を命中させた時、大きく腕を敵のボディに食い込ませている

あのまま行けばおそらくはコアを抜き取るため動作だろう・・・

その前に聖心が零攻撃を行ったために腕を引き抜くしかなかったのだろう

おしてこの腕の光、これが気になる、あの絶大過ぎる攻撃力を実現するこの光・・・あまり気は進まんが・・・

私は携帯を取り出し電話を掛ける

・・・暫くし・・・

『はいは〜い！皆のアイドル！篠ノ之　束だよぉ〜！！お久しぶり！ち〜ちゃん！』

そう電話したのはISの生みの親、篠ノ之　束だ

「相変わらず無駄に元気なものだな、それとその呼び方はやめろ」

『もう！ち〜ちゃんったら照れちゃって♪』

「・・・いい加減にしろ・・・私はお巫山戯がしたくて電話したのでない」

『解ってるってち〜ちゃんが電話してくるって事はなにかあるの？』

「・・・まずはこれを見てくれ」

私は束に獅子王達の模擬戦とセシリアとの模擬戦の映像を見せた

アンノウンのISはこいつの仕業だろう、よって見せん

『・・・すごいね〜！これ！天才の束さんでもこんなの出来ないよ』

「・・・それで束、私が気になるのはあの技のモーションの入る前の腕の光だ」

『・・ああこれね』

私の手元のパソコンでもその映像が流れている

『う〜ん多分だけど、この模擬戦の前の模擬戦で使ってたこの

『ブロウクンマグナム』と『プロテクトシェード』っての利用してんだと思うよ』

「どういう事だ？」

『見た感じじゃあこの技は単純に攻撃力を上げるだけだと自身の体が持たないと思う

だから右腕は『ブロウクンマグナム』の攻撃エネルギー、左腕は『プロテクトシェード』の

防御エネルギーを使ってると思うの、このエネルギーを全身に纏っての威力が実現できる

でも幾ら束さんでも現状は無理だよ』

「・・・そうかではな」

ピッ・・・

・・・攻撃と防御を同時に高める・・・それであれほどの攻撃力が実現出来るのか・・・

とにかく獅子王達はこれから大変だな・・・