IS 世界を守る者 EP18 激怒
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現在、一夏とジンヤとシャルルは話をしていながらアリーナへ向かっていた。

 

「そういえば、シャルの父さんと母さんの結婚式は何時なんだ?」

 

「まだ、わかんないけど夏休みの時にやるってさ。楽しみだな♪」

 

一夏とシャルルはそう話しているが、ジンヤは深く考えていた。

 

「どうしたの?ジンヤ」

 

「なんかな…今度の学年別トーナメントで優勝した生徒は僕と付き合えるという噂が流れているんだけど…」

 

その言葉に一夏とシャルルは苦笑いをした。

 

「まあ、その…噂だからな……」

 

「それより、早くアリスちゃんの訓練でも見に行こうよ!」

 

実はアリスのIS適正はBなので先生の許可を貰い、ISの訓練をしている。

 

なお、万が一の為にセシリアと鈴が同行している。

 

すると、3人はアリーナが何やら騒がしい事に気がついた。

 

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ジンヤは近くに居た生徒から話を聞いた。

 

「ねえ、どうしたの?」

 

「じ、神崎くん?!凰さんとオルコットさんとアリスちゃんがボーデヴィッヒさんと戦って…」

 

それを聞いた3人は急いでアリーナへ向かった。

 

そこはとんでもない光景だった。

 

セシリア、鈴がボロボロで倒れていた。

 

そして、打鉄を纏っていたアリスはラウラが展開した第3世代型ISシュヴァルツェア・レーゲンでいたぶられていた。

 

「泣き叫べ!そして呼ぶんだ!神崎ジンヤを!!」

 

「助けて…助けて、お兄ちゃん!!」

 

アリスの言葉にジンヤの脳裏にある光景がフラッシュバックした。

 

炎の中、少女が叫んでいた。

 

『助けて、お兄ちゃん!』

 

その光景を思い出した時、ジンヤの中でナニかが切れた。

 

瞬時にジンヤは左腕だけ展開すると、ジャンナックルでアリーナのシールドをぶち破り、更にはラウラに直撃した。

 

「な、なんだと?!」

 

突然の奇襲攻撃にラウラは回避も防ぐことが出来ず直撃し、吹き飛ばされた。

 

アリーナに侵入したジンヤ達は急いでアリス達に駆け寄った。

 

「アリス、セシリア、大丈夫?」

 

「おそいよ…パパ……こわかったよ……」

 

「ジンヤさん…必ず来ると信じていましたわ…」

 

鈴は一夏と話していた。

 

「遅いわよバカ…アタシじゃなかったら嫌われているよ」

 

「ゴメン…鈴、今度は必ず早く来るからな…」

 

「そ、そうしなさいよ///」

 

すると、ラウラが怒りを露にして戻って来た。

 

「神崎ジンヤ……やっと来たな!貴様を今度こそ殺す!織斑一夏ごとな!!」

 

ラウラが怒りを露にしているのに対し、ジンヤは静かに言った。

 

「一夏、シャル…急いでアリス達を連れてココから出ろ」

 

「ジンヤ、僕も戦うよ!」

 

シャルルはそう言うと、ジンヤは無言にシャルルの肩を掴んだ。

 

しかも、人間とは思えないほどの力で…

 

「今、僕が敵味方の区別が付く内にな…」

 

その言葉を聞いた一夏とシャルルはアリス達を連れてアリーナから出た。

 

ジンヤはラウラに静かにだが怒りを発しながら言った。

 

「ねえ、何でこんな事したの?」

 

優しい口調だが怒りだけじゃなく殺気も出していた。

 

「戦う覚悟も無い奴がISを使っているからだ!!」

 

「面白い奴だね、キミは…でもそれが国の立場を悪くしているのに気付かないのかな?」

 

「ど、どういう事だ?!」

 

「ここが治外法権とはいえ、ドイツの代表候補生が中国とイギリスの代表候補生だけじゃなく、BSAA関係者を半殺しにしたというのは大問題だよ。しかも軍人が一般人に対して暴力をふるうなど更に大問題だよ」

 

ジンヤの言葉にラウラは顔を真っ青になった。

 

すると、ジンヤは制服姿から黒の軍服に胸に「蛮」の字を象っていて丸のシンボルマークがある害衛目の服に瞬時に着替えて言った。

 

「お祈りでもしてろ。ま、所詮無駄になるがな…今、僕は生まれて初めて……」

 

その言葉にジンヤの目つきが一瞬、人とは異なる物となった。

 

「喜んで人を殺す!!」

 

その言葉と共にジンヤはボルトアクション式のライフルを取り出すと、ラウラに向かって発砲した。

 

ラウラも右肩にある大型レールカノンを撃つが、ライフルから放たれた弾丸に弾き飛ばされラウラに直撃して吹き飛ばされた。

 

「バ、バカな?!絶対防御を貫通しただと?!」

 

ラウラは立ち上がろうとすると、ジンヤはライフルでラウラに殴りかかった。

 

「ぐわぁあ!」

 

「痛い?痛いよね!でもね、アリスもセシリアも鈴もこんなに痛い思いをしたんだよ!!キミも痛いよね!痛んで痛んで痛みまくってよ!!」

 

「おのれぇぇぇ!」

 

ラウラは両腕のプラズマ手刀でジンヤに切りかかるがジンヤはバク転のように回避した。

 

「お仕置きはまだこれからだよ?」

 

ジンヤはそう言うと、ボルトアクション式のライフルからサーベルに替えると突撃しようとすると…

 

「ジンヤくん、止めて!!」

 

「神崎君、落ち着いて!!」

 

そこに楯無が第3世代型ISミステリアス・レイディ(霧纏の淑女)を簪は打鉄弐式を展開するとジンヤを止めに入った。

 

「放せ!この女は僕が僕がぁぁぁっぁぁぁ!!」

 

普段の彼とは思えないほど怒り狂っていた。

 

それを見たラウラはジンヤに止めを刺そうとすると…

 

『うぉおおおおおおお!!』

 

するとヨゴシュタインが巨大な槍、ヨゴシュピアでラウラに一撃をくらわせた。

 

『くらうぞよ!』

 

『お仕置きでおじゃる!』

 

更にキタネイダスが杖、キタネイバーをケガレシアは棒にも鞭にもなるケガレスティックの鞭の一撃を叩き込んだ。

 

『必殺、正三角形斬り!!』

 

更にヒラメキメデスが定規がモチーフの剣、ハカリバーで正三角形斬りをくらわせた。

 

かなり怯んだラウラにヨゴシュタイン達は首元に武器を突きつけた。

 

「くっ…貴様等……」

 

『絶対に許さないナリ』

 

『完璧にキレているぞよ』

 

『無関係な人に手を出すとは許さないでおじゃる』

 

『観念しなさい』

 

「止めねえか!お前等!!」

 

するとそこにラウが来た。

 

「兄さん!」

 

「お前等はここで全面戦争を起こす気か!!良いか、これ以上やりたいなら今度の学年別トーナメントでケリ付けろ!」

 

ラウの言葉にジンヤやラウラは不服そうだが頷いた。

 

「それでは、BSAAオリジナル・イレブン神崎ラウの権限により、学年別トーナメントまで死闘及び決闘を禁止する!!」

 

そう言うと、ラウはリボルバーで上空に向かって撃った。

 

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次回予告。

 

やれやれ、戦っている内にあそこまでキレるとはねえ…

 

でも、戦って分かった事がある…

 

ボーデヴィッヒはまるでダダをこねる子供だ…

 

次回、決意でまた会おう!

 

 

説明
どうもギアルです。

今回の内容は…タイトルからお察しください。

それでは、ゆっくりしていってね!
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タグ
IS インフィニット・ストラトス BSAA ガイアーク コブラみたいな次回予告 

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