【テドイア】抑えきれない苛立ち
説明
「大丈夫ですよ」
彼女が笑う。変わらない笑顔で。
「ほんの少しの辛抱です」
小さかった彼女の掌。
でも、今は自分の方が小さい。何もかも。
「俺は…っ!」
足りない力と返せない想いと。
苛立ちばかりが募っていく。






http://www.tinami.com/view/424951の続き。
抱っこしてるとわかりにくいけどテッドはこれくらいの大きさです。
転生する前のテッドは凄く強かったけれど、今は身体の大きさ(器)に値するだけの力しか無いわけです。
身体能力も凄く劣ってる。
中身は以前のテッドのままなので、そのギャップに苛立つわけですね。今まで出来た事が出来ない訳だから。
仕方ない事はわかってる。日を追うごとに以前の力に戻っていくのはわかっているけれど、どうしても苛立ちは消えない。
イアもそんなテッドを気にして優しくしてくれるから、余計自分に苛立つわけです。そんな悪循環。
自分がイアを守りたいのに守られる立場でしかないのも苛立つ原因だったりします。
イアを見上げて、彼女に包まれて。
イアはイアで出会えなかったテッドの幼い頃に出会えてちょっと嬉しかったりします。
どんなテッドでも『テッド』であればいい彼女は彼の苛立ちを知りつつも、幸せ。
まだ一人では何も出来ないテッドの為に世話をする生活も、自分が彼の為に何かが出来る、と言う喜びになるわけです。
恋人だけど親子の関係しか結べない二人。それはそれで妄想しているととても楽しい。
テッドも『子供』の自分に苛立つ時もあるけれど、基本的にはイアと一緒にいる生活は嫌じゃないのでなんだかんだ言っても二人は幸せなんです。
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