新・戦極†夢想 三国√・鬼善者を支える者達 第007話
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新・戦極†夢想 三国√・鬼善者を支える者達 第007話 「オマケ編」

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ただ今、重昌一向は…西涼にいた。そして…

 

恋歌「そこっ!剣はもっと大きく振れ!お前は脇を締めろ!お前は弓をもっと力強く引け!お前はモブキャラから脱出しろ!!」

 

西涼兵達「「「ハイッ!晴景様!」」」

 

恋歌は兵士を鍛え…

 

虎「いいか!ここにいる者は我が姉上の訓練より這い上がりし強者(もさ)達だ!お前達に軍というものを教えてやる。覚悟しておけ!!」

 

モブ涼兵達「「「ハイッ!謙信様!」」」

 

虎は軍の規律を徹底し。

 

三葉「いいですか?隠密たる者、常に誰かの影でなければなりません。誰にも悟られず、心配させず、ただ軍に情報を与え、勝利へと導かせる。地味でめんどくさそうに見えますが、この隠密の情報集めこそが戦いの勝敗を分ける一番の鍵なのです。決して目立ってはなりません。我らは影なのですから。それでは訓練を開始します」

 

忍部隊「「「御意」」」

 

何処かの暗い場所で、小声で話す三葉に対し、忍達も小声で返す。見ての通り、三葉は情報部隊の作成をし…

 

西涼モ文(ブン)官「お館様。この案件はどのように?」

 

重昌「これはここを…」

 

西涼モブ官「通綱(みちつな)様。これは…?」

 

柑奈「この案件はね…」

 

重昌と柑奈は文官達と共に、主に内政全般を行っていた。

 

いろいろな成り行きで重昌は西涼の太守になってしまった。それに加え西涼は元々いろんな部族達の集まりで、重昌が一つにまとめた。そんな多忙の中の軽い物語。

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ここは領内の風呂場。今は1800年以上前の三国時代。本来は風呂というものは毎日入れるものでもないが。仕事疲れの人達の為に、銭湯のような場所を街中に作り、いつでも毎日入れるようにした。場所もしっかり男女に分け、女風呂を覗く輩がいれば、番頭(重昌)の鉄拳制裁が受ける。そんな風呂場でのひと時。

 

恋歌「ふぅ、今日も疲れたわね」

 

そういい恋歌は広い湯船に浸かりながら自分の両指絡め、二の腕から指先を伸ばす。すると男風呂の方からは、男共の断末魔が聞こえる。

 

柑奈「また誰かがこちらを覗こう思いましたね」

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〜男風呂side〜

男1「{俺達は今、巨大な敵に立ち向かっている}」

 

男2「{ここは露天風呂。薄い壁の向こう側には、楽園(エデン)がある}」

 

男3「{だが、問題は露天風呂の壁ではない}」

 

男達「「「{目の前の親父殿(重昌様)だ!!」」」」

 

正座している男達の目の前には、仁王立ちで気(オーラ)を出し、腕を組み立っている重昌がいた。そして重昌の口が開く。

 

重昌「さて、最後の言葉を聞こうか?」

 

重昌の言葉に正座している男達に湯冷めする程の風が吹く。現在、露天風呂内では正座している以外の客は全て室内風呂に移動した。だが、勇気ある(無謀な)男が一つの発言をする。

 

男4「し、しかし親父殿!目と鼻の先に楽園(エデン)があるならば、危険を冒してでも飛び込むのが、真の漢(おとこ)と言うもの!」

 

他の男達も”そうだ!そうだ!”と便乗する。仁王立ちで固まった重昌が動き出し、男達は虎に睨まれたウサギの様に体を震わせる。重昌が最初に発言した男肩に手を置き、笑顔で思いがけない言葉をかける。

 

重昌「俺もその気持ちはよく判る」

 

男達「「「お、親父殿(重昌様)!!」」」

 

重昌「しかし、それとこれとは話は別だ♪」

 

※重昌は余りの感情の高ぶりや、怒りを表す時には一人称が”私”から”俺”になる。

 

その日の男露天風呂は、何故か赤かったという。

 

〜男風呂side〜  了

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柑奈「重昌様も大変ですね。仕事の後もこうして監視ですか」

 

恋歌「それでも、最近働き過ぎよね。何か気が休まる事でもあればいいけど?」

 

柑奈は腕を組み何かを考える。

 

柑奈「そういえば、今度私達は休みですが、その日に何かできないですか?」

 

恋歌「……そうだわ。こういうのはどうかしら?」

 

恋歌は柑奈の耳の横に手を当て、小声で何かを話す。

 

柑奈「れ、れれれ、恋歌様!?それはあまりにも!!」

 

恋歌「あら?嫌でしたら私一人でも?」

 

柑奈は顔を真っ赤に染めて俯き、やりますっと答えた。だが、二人はここである重大な事に気付く。

 

恋歌「それにしても…熱いわね」

 

柑奈「わ、私はもう……ふきゅ〜」

 

どうやら逆上せてしまったようだ。

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そして軽く日は流れ……この日は西涼全土的に休日、いわゆる祝日のような形になっていた。店も一部しか開いておらず。兵士の仕事も訓練は無く、軽い街の巡回程度。重臣達の仕事もそれ程多くないので、虎、三葉、恋歌、柑奈はお休み。仕事は重昌が全て担っていた。その昼頃…

 

柑奈「し、重昌様。お昼のご用意をお持ちしたのですが?」

 

重昌は自分のかかっている仕事の手を止め、聞こえて来た柑奈の声にどうぞと返事をする。そして重昌の部屋に入って来たのは……

 

重昌「か、柑奈?」

 

入って来たのは、フリフリのミニスカートのメイド姿に身を包んだ柑奈だった。

 

恋歌「どう?私が昔あなたに着させらた冥土?服に似せて作ったのだけど?」

 

そう言い後ろより柑奈の両肩に手を置いて、押すように入って来た恋歌も、黒縁の知的な伊達メガネをかけ、ロングスカートのメイド長的な姿に身を包み入って来た。

 

重昌「い、一体どうしたの?それと冥土じゃなくメイドな」

 

恋歌「だって、重昌最近働き過ぎだもの。そこで私達が冥土?としてお手伝い♪」

 

困惑する重昌に対し、陽気に答える恋歌。柑奈はもじもじしながら…

 

柑奈「あ、あのぅ重昌様。この様な姿は大変お見苦しいものかと…」

 

恋歌「あら、そんな事無いわよ柑奈ちゃん。それよりも私みたいなオバサンが着ているのもどうかと思うけど?」

 

そう話し合う二人に対し重昌は顔を赤くし…

 

重昌「い、いや。似合っているよ。柑奈の新人メイドみたいな純粋さと恋歌の何事も完璧にこなせそうな姿もまた…」

 

恋歌「柑奈ちゃん。喜んでくれているみたいよ♪ほら、私が教えたアレ」

 

柑奈「は、はいぃぃ」

 

しどりもどろしながら柑奈は、失礼しますと言い重昌の机のスペースのある所に料理を置き、料理を箸で摘み…

 

柑奈「ご、ご主人様。あ〜ん」

 

重昌「!?」

 

重昌はより顔を赤くし、顔をつい強張らせてしまった。しかし少し涙目になっている柑奈に覚悟し、柑奈に差し出された料理を食べる。柑奈は嬉しそうに微笑み次の料理を差し出す。その間、恋歌は肩を揉むと言い、重昌の肩を揉み始める。

…料理も食べ終わり、重昌は仕事に戻った。仕事の間は、恋歌はさり気無くお茶を換え、柑奈は静かに部屋を掃除し、新しい墨や竹、紙を用意する。そして夜になる頃…

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重昌「終わった」

 

本日の仕事を終え、体を解す重昌。

 

柑奈「お疲れ様でした。ご、ご主人様」

 

恋歌「お疲れ様でした。旦那様」

 

仕事終わりの労いの言葉をかけるメイド達(恋歌&柑奈)。重昌は急に二人をベットに放り投げる。

 

柑奈「し、重昌様!?」

 

重昌「いやぁ。ずっと我慢していて、もう我慢の限界なのだよ」

 

恋歌「あらら、重昌も好きねぇ」

 

柑奈「し、重m「だめだめ。今日の私はご主人様だよ」ご、ご主人様!?」

 

重昌「それでは、いただきます!!」

 

こうして翌日には余り疲れの取れなかった重昌と、顔の肌がツヤツヤの恋歌と柑奈の姿があったという。

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三葉「…虎ちゃん?」

 

虎「ん?どうした三葉よ?」

 

三葉「お兄ちゃん……まだかな?」

 

虎「勝負に負けた私達は、何も言えぬ」※第001話参照

 

三葉「でも…会いたいね…?」

 

虎「………」

 

それから二人は籤(くじ)の練習をしたとかしなかったとか。

 

説明
今回はオマケ編。
重昌おじさんが、いろいろバーサークしちゃいますww

それではどうぞ。
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コメント
破滅の焦土さん>おじさんの力はこんなものでは無い!! え?なんの?言ったら、消されちゃうのでWW(IFZ)
お館様、食べるどころか食べられた!?(破滅の焦土)
Mr.ハリマエさん>おじさんは不死身ですww そして鉄槌の件は、加減してアレです。(IFZ)
まあ、ある意味では冥土に送られたということで。(黄昏☆ハリマエ)
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重昌 恋歌 柑奈 野郎には鉄槌を おじさんバーサーク 

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