転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第23話 闇夜の巨人 十代VS大原&小原 |
第23話 闇夜の巨人 十代VS大原&小原
Side遊輝
「ねえ、闇夜の巨人デュエリストって知ってる?」
「何それ?」
秘封倶楽部の集まりで突然話題を出してきたメリー
闇夜の巨人デュエリストってなんだ?
「私も気になる!教えてよメリー」
「雲をつくような大男がオベリスク・ブルーの生徒にデュエルを仕掛けてるんだって
それも禁止されているアンティールールでね
凄く興味深くない?」
確かに、雲をつくようなっていうのは言い過ぎだと思うけど…
「確かに面白そうね!探してみようよ!」
「俺も賛成だ!ただ、それだとお前たちが囮になると言う事になるんだが…」
そう、メリーと蓮子は女子、つまりオベリスク・ブルーなんだ
これは彼女たちの身を危険に晒すことになると言う事になる
「それなら問題ないわよ、私たち弾幕打てるし」
「What!?」
「そうそう、蓮子の言うとおり私たちは弾幕打てるようになったよ」
「Why!?」
え?えええええええええええええええええええええええええええ!?
「何時の間に弾幕打てるようになったんだよ!?」
「幻想郷に行ってる時に霊夢に教えてもらったのよ
デュエルで霊夢に勝ったら教えてもらうって約束して何度かデュエルして勝てたからね」
「そういう事!ちなみに魔理沙に弾幕で勝ったことあるけど」
「はあああああああ!?魔理沙に勝ったあああああああああ!?
あいつは霊夢と一緒に数多の異変を解決してきたやつだぞ
その魔理沙に勝っただと!?最近、弾幕やり始めた奴が!?
どんだけ才能あんだよお前ら!」
そう、確かに幻想郷に連れて行ったがつい最近の事だし何度もまだ行ってないぞ
どんだけだよ!多分手加減してくれたんだろうがそれでも魔理沙に勝ったって…
「10%くらいの本気だって言ってたっけ?」
「それでも十分強いと思うぞ
その辺の雑魚妖怪程度だったら十分勝てる実力だぞ
で、スペルカードは作ったって事だろ?」
「うん!弾幕の練習してるうちに新しい能力が出来てね
私は境界に干渉する程度の能力
蓮子は…「空間を切断する程度の能力だよ」と言う事」
メリーはこれで結界の境目が見える程度の能力(結界を操る程度の能力?)と境界に干渉する程度の能力の2つ
蓮子は星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今いる場所が分かる程度の能力と空間を切断する程度の能力の2つ
うわ………メリーがさらに紫に近づいたような
しかも蓮子の能力って俺の下位互換じゃん
かなり下の方だけど、進化させれば俺の能力から時間を操るのを抜いた状態になるんじゃないか?
「なら安心だな…………苦笑いしか出ないが
境界に干渉するって、生と死の境界とかに干渉すれば生死の境を歩む事になるってことだし、空間を切断すればよほど規格外の相手じゃなきゃ近寄れなくなるし
能力を使えばよっぽどの奴じゃなきゃ勝てないぞ
まあ、少なくとも俺が来るまでの時間は稼げるだろうな…」
「まあね、天狗にはなれないけどね
幻想郷の人…いや妖怪たちってみんな強いし」
まあ、メリーの言うとおり天狗にはなれないよな
俺も霊夢とか紫と弾幕勝負すると結構な割合で負けるし
「それは分かる、俺も勝率が低い奴が少しいるからな
いや、ガチでやれば勝てるとは思うけどスペルカードルールだとな
ま、そんなこと言ったらほとんどの妖怪がそうなんだろうが…」
「確かにね、じゃあそろそろ闇夜の巨人デュエリストの話に戻ろうか
じゃあ、今日の夜調査に行こうか?」
「メリーの言うとおり行きましょう!
まあ安心して!私たちだって自分の身を守る事くらいできるし」
「そうみたいだな、それじゃあ今夜学園の前で集合!」
「「分かったわ!」」
俺たち秘封倶楽部はこうして闇夜の巨人デュエリストを調査する事になった
さて、何が待っているのやら
Sideout
Side十代
遊輝達、秘封倶楽部が闇夜の巨人デュエリストを調査することを決定したころ
十代達はデュエルアカデミアの廊下にて…
「なんだ?」
俺はオベリスク・ブルーの生徒たちがこそこそ話してるのを怪訝に思って疑問の声を上げた
するとオベリスク・ブルーの生徒が逃げて行く
「なんか気に入らないな、こそこそしやがって」
一体俺たちが何したって言うんだ?
「オベリスク・ブルーの奴ら、また何か企んでるのかも」
「いや、多分あの噂のせいだろう」
「噂?」
噂って何のことだ?
「オベリスク・ブルーの奴らにデュエルを吹っ掛けるデュエリストがいるらしいんだな
それも禁止されているアンティールールのデュエルを」
「ああ、その噂僕も聞いたことある」
アンティールールか、万丈目を思い出すな
あいつ元気にしてんのかな?
でも、それってオベリスク・ブルーの生徒のに勝ってるって事だろ?
そいつと戦ってみたいなあ
「詳しくは分からないけど、そのデュエリストは雲をつくような大男だしいんだな」
「うんうん」
雲をつくようなって言うのは大げさだと思うけど…
いや、前に遊輝の言ってた妖怪かなんかだったらあり得るかな?
「そいつは夜しか現れないんだな
だから闇夜の巨人デュエリストって呼ばれているんだな」
だったら夜に外に出なきゃカード取られないと思うぜ
でも気になるなあ、遊輝も誘って夜見に行ってみようかな
「そこのドロップアウトボーイズ」
こ、この声は!?
いつもいつもトラブルを起こしてくれる…
「わ、クロノス教諭!」
そうクロノス先生
翔の時といいタイタンの時といい今回はいったい何をするつもりなんだ?
「あなたたち〜に特別課題を与えるの〜ね」
「特別課題?」
げ!?勉強かよ!
命の危険よりはましだけどそれは無いぜ!
「これをうまく解決できた〜ら、デュエル理論のレポートを免除するの〜ね」
な、何……だって?レポートが免除!?
マジか!絶対解決して見せるぜ!
「ほんとか!?」
「ええ、ヤバいよアニキ!」
「ほんとなの〜ね、この目を見るの〜ね(ニコリンチョ)」
翔の言うことも分かるけどさレポート免除だぜ!
ただ、クロノス先生
その目を見ても信用できないし気持ち悪いだけだぜ
「おっしやるぜ!」
「ええ」
「十だぁい」
誰になんて言われてもレポート免除なんておいしい話に乗らずにいられるかって!
「で、なんだその課題って」
それが問題なんだよな
クロノス先生の事だからとんでもない課題かもしれないし
「今、この学園でアンティールールでデュエルを挑む輩がいるの〜ね
そいつをつか「そういうことか!つまり闇夜の巨人デュエリストを学園から追い出すなりすればいいんだよな、分かったぜクロノス先生!!」
くう、そのとおりなの〜ね(ほんとは正体を暴かせようと思っていたの〜に)
しっかり頼むの〜ね、カンゾーネ」
お、こいつはラッキーだぜ
合法的に夜に出歩いて闇夜の巨人デュエリストとデュエルできるなんて
オベリスク・ブルーを倒してるんだ強いんだろうなあ
どんなデッキなのか楽しみだぜ!
「よおし、謎のデュエリストを探すぞ!」
「でもアニキ、こんなの引き受けてまずかったんじゃ」
「ええ?」
そうか?気になっていた闇夜の巨人デュエリストともデュエルできるし一石二鳥だろ?
「クロノス教諭なんだぞぉ」
「何言ってるんだ?
レポート免除されて強い奴とデュエルできるんだぜ」
隼人も言うから口に出して理由を言ってみる
「もう、アニキったら」
「仕方ないよ、十代だから」
「で、どうするの?
「?」
「謎のデュエリスト探しだよ、どうやって探すんすか?」
「任せとけ、なんとかなるって!
後、遊輝も誘おうぜ!」
「そうっすね、確か秘封倶楽部でしたっけ?」
「そうそう、後で行ってみようぜ」
それから俺たちは歩いて廊下を離れたんだ
Sideout
Side遊輝
夜、学園前にて
「十代、翔、隼人?なんで此処にいるんだ?」
俺、メリー、蓮子の3人で学園の前に行くとそこには十代達の姿があった
本当にどうしているんだ?
「遊輝!お前を探してたんだぜ
俺たちはクロノス先生に闇夜の巨人デュエリストを追っ払えって言われてさ
お前たちこそ何でここにいるんだ?」
あ、そういうことか
レポートかなんか免除すると言って面倒事を押し付けたんだろうな
「俺たちは秘封倶楽部の活動だよ」
「そういう事だよ、闇夜の巨人デュエリストってなんか面白そうだからね」
「蓮子の言うとおりだよ」
俺が十代の質問に答えると蓮子とメリーも相槌を打つ
「えっと…確かメリーさんと蓮子さんだったっけ?」
「そう、私はマエリベリー・ハーン、メリーって呼んでください」
「私は宇佐美蓮子、蓮子でいいよ」
「俺は遊城十代、よろしくな」
「僕は丸藤翔っす」
「俺は前田隼人なんだなあ」
「自己紹介も終わったことだし目的も同じわけだ
一緒に行動しないか?」
「いいなそれ!そうしようぜ!」
自己紹介も終わり俺が一緒に闇夜の巨人デュエリストを探す提案を出す
すると十代が同意する
「じゃあけt「うわぁぁぁああああああああああああ!!!」
行き成りかよ!みんな行くぞ!!」
「「ええ!」」「そうだな!!」「そうっすね!!」「そうなんだなあ!!」
俺たちは叫び声が聞こえた方向に走って行く
すると森の中で倒れているオベリスク・ブルーの生徒を見つけた
十代が闇夜の巨人デュエリストがいた方向を聞き
そちらに向かって走りさらに追いかける
「待てぇぇぇええええええええええええええええ!!!
お前が闇夜の巨人デュエリストだな!」
オベリスク・ブルーの制服を体中にまとった大男がそこにはいた
「妖力を感じないわね」
「なあんだ、ただの人間か」
メリーと蓮子は妖怪かなんかと期待してたのにただの人間だったことにがっかりしている
ホントに妖怪とか好きだなあ
「うわあ、本当にでかい」
翔と隼人はビビってる
何だこの温度差は?
「やっと会えたな、俺とデュエルしようぜ
お前とやるにはアンティールールだったな」
『クリクリー』
ハネクリボー何言ってんの!?
(お兄ちゃんの言うとおりだよ!自分を賭けの対象にしろなんて)
『まったくよ!あんたばっかじゃないの!』
「ラズさんの言うとおりだよ、ハネクリボー何言ってるの?」
うわあ全否定、ま、当然だけど
「そうか俺を信じて一緒に戦ってくれるんだな」
いや、十代お前…
まあ、十代が負ける訳無いしいっか
「俺が負けたらこれをやる」
ハネクリボーをデッキから取り出して前に見せる
「アニキ!それは」
「デュエルキング武藤遊戯にもらったレアカードだ」
「デュエルキングからもらったカードね
文のブラックフェザー・ドラゴンやレミリアのレッド・デーモンズ・ドラゴンの方がすごい気がするけど」
いやいや、一介の精霊とシグナーの龍を比べちゃダメでしょ
そりゃシグナーの龍たちの方がすごいでしょうが
「いいだろう後悔するなよ」
少し時間を置いてから返答する
まるで誰かの指示を受けているみたいだな
「へへ、行くぞ」
「「デュエル!!」」
なんだかんだでデュエルが始まった
「俺のターン、ドロー
俺はジャイアント・オークを攻撃表示で召喚」
「いきなり攻撃力2200のモンスターを召喚するなんて…」
「さすがにオベリスク・ブルーを倒してきただけのことはあるなあ」
まあ、幻想郷の奴らと比べちゃだめだよな
行き成りシンクロ・エクシーズやって来るような連中と
「ねえ蓮子、攻撃力2200って高かったっけ?」
「そうなんじゃないかしら?」
えっと攻撃力の常識が壊れてしまっているようだ
メリーたちの常識が
「だが、一度攻撃したら守備表示になっちまうモンスターだ
そして守備力は0、そんなに怖い相手じゃないぜ」
「俺のターンは終了だ」
「俺のターン、ドロー!」
『クリクリー』
「お前を渡さないためにも頼むぜ!
俺はハネクリボーを守備表示で召喚
カードを3枚伏せターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー
ジャイアント・オークでハネクリボーを攻撃」
「ありがとうハネクリボー
トラップカード発動ヒーロー・シグナル
このカードの効果によりデッキからE・HERO(エレメンタルヒーロー)バーストレディを特殊召喚」
「よし、これでジャイアント・オークを倒せる」
「甘いな」
「確かに」
ジャイアント・オークには相棒がいるんだよ
それくらい常識だぞ
「う?遊輝まで?」
「俺はさらにセコンド・ゴブリンを攻撃表示で召喚」
「ええ?モンスターカードなのに魔法スロットへ?」
「このカードは1ターンに一度だけ装備カードとしてジャイアント・オークに装備し
攻撃表示に戻すことができる」
コンボでも何でもない通常の動きです
「ええ、そんなぁ」
「よく考えられたコンボだ」
「コンボでもないでもないだろ」
「遊輝の言うとおりね、あれくらい普通よ」
「普通ね」
ああ、やっぱり幻想郷のデュエリストが強すぎるせいかいろいろ常識がおかしくなってるよこの2人
まあ、しょうがないか
「ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー
俺は手札からマジックカード融合を発動
フィールドのバーストレディと手札のクレイマンを融合
来い、E・HERO(エレメンタルヒーロー)ランパートガンナー!守備表示だ
ランパートガンナーの効果発動
このカードは守備表示のまま相手プレイヤーに攻撃力の半分のダメージを与える」
4000-1000=3000
「あ、青いの吹き飛んだ」
ああ、ラー・イエローの生徒だったんだ
翔やメリーたちも驚いてるな
「ど、どうしよう」
「いい加減出てきたらどうだ?ちゃんと向かい合ってデュエルしようぜ」
「「え?」」
気付いてないのは翔と隼人だけか
俺は刀を、メリーと蓮子はスペカを構えてるな
「その通りだ、出てこないなら」
俺は刀を上段に振り上げ…
「ちょっと待て遊輝、お前たちは何しようとしてるんだ?」
「なにって、岩を斬る」
「無茶苦茶だぞ、それにその刀何処から…」
当然、次元の穴(ホール)から取り出したんだが言いはしない
なので…
「禁則事項だ」
「そうかよ」
また翔たちは驚いてる、闇夜の巨人デュエリストの正体に
と言うかあの2人、大原と小原って言うんだ
俺達秘封倶楽部は人間だって気づいてたからあんまり驚いてないけど
「どうして分かった?」
「デュエルしているのにあいつからは気迫が感じられない
まるで人形の相手をしてるみたいだと思ってね」
「そうだ、こいつは俺の指示通りにデュエルをしていただけだ」
「それに昼間お前がデュエルしてるとこみてなんとなくな」
「なんとなくって…どこの霊夢よ」
メリーの言う事に賛成です
お前は博麗の勘の持ち主か?
「お前、本当はかなり強いんだろ」
「だったらなんだってこんなことを?普通にデュエルすれば?」
「それができれば苦労しない!!
俺だって好きで緊張してるわけじゃないんだ
デュエル場に立って、相手にプレッシャーをかけられ、なにがなんだか分からなくなって負けてしまう
大原だってそうだ
体が大っきいてだけで怖がられたり、邪魔者扱いされたり
オベリスク・ブルーの奴ら、馬鹿にしやがって!」
「そんなことして意味があるのか?」
「なに!?」
「デュエルで負けて悔しいなら正々堂々デュエルで勝てるようにすればいい
その方がきっとデュエルも楽しいぜ」
「十代の言うとおりだ!
そんな奴ら実力で見返してやれよ!
デュエルは復讐の道具じゃない!楽しんでやるものだ!」
「五月蠅い!五月蠅い!
どんな事したって俺たちが勝つ!行くぞ大原!!」
「うう」
「俺のターン、ドロー
ゴブリンドバーグを召喚!!」
ゴブリンドバーグ!?なんでこの時代にあのカードが!
「更にゴブリンドバーグの効果発動!!
このカードの召喚に成功した時
手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚できる!!
ゴブリン突撃部隊を特殊召喚!!
俺たちの怨みの証を見せてある!!」
何をする気だ?通常召喚は終わってるしマジックかなんかか?
「レベル4のジャイアント・オークとゴブリンドバーグ、ゴブリン突撃部隊をオーバーレイ!!」
「え?そんな馬鹿な!?」
「どうしてあなたがそれを!?」
「どうして!?」
「いったい何が起きてるっすか!?」
「オーバーレイっていったいなんだぁ!?」
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
何で幻想郷でもないのにエクシーズモンスターがあるんだ!?
しかもこの10って数字はまさか!
「エクシーズ召喚!白輝士よ、全てを貫け!
10!白輝士イルミネーター!!」
bセと!?しかもあのカード…闇のカード!!
どうして、どうしてそんなもんが此処にあるんだ!?
腕に10の文字まで現れてるし
サイコの時の邪神と言い一体どうなってるんだ!?
「エクシーズモンスター!なんでそのカードを!」
「知っていたのか?
このカードはとある人物からもらったんだこのカードでお前たちの恨みを晴らせとな!!
俺はこのカードで俺たちを馬鹿にしたオベリスク・ブルーに復讐をするんだ!
イルミネーターの効果発動!
オーバーレイユニットを1つ消費し手札を1枚捨てることで1枚ドロー出来る!
ドロー!手札からデーモンの斧を発動!
イルミネーターに装備!これでイルミネーターの攻撃力は3400!!
更にイルミネーターにメテオ・ストライクを装備だ!!」
「遊輝君、これは…」
「ああ、異変だろうな
そうとしか考えられない、幻想郷から何者かがカードを流した
しかも闇のカードにしてから」
「このことは今度幻想郷に行ったときに霊夢たちに言わなきゃね」
「ああ」
俺達秘封倶楽部は翔たちに聞かれないように話し合う
本当に異変以外には考えられないよな
しかも幻想郷と俺たちの世界を股にかけたな
現想異変と言ったところか
「イルミネーターでランパートガンナーに攻撃だ!
イルミネートスラッシュ!!」
4000−(3400−2500)=3100
「うわぁぁぁあああああああああああああああ!!!」
「ア、 アニキ!?本当に切れてる!?」
「モ、モンスターが実体化したんだなぁ!?」
おいおいマジかよ、あれが闇のカードだというのは分かってたが
闇のゲームになってるぞ!
「カードを1枚伏せる!
俺のターンは終了だ、どうだ!俺はホントは強いんだ!」
「いいや、お前は他人の手を借りて強くなった気でいるだけだ
それじゃ、本当のデュエリストにはなれない」
「十代君の言うとおりね、それはあなたの強さじゃない!
「うう」
「俺のターン…ドロー!!
手札からマジックカード強欲な壺を発動、デッキからカードを2枚ドロー!
!?」
十代はデッキからカードをドローした瞬間、驚いた表情をした
いったいどうした?
Sideout
Side十代
「俺のターン…ドロー!!
手札からマジックカード強欲な壺を発動、デッキからカードを2枚ドロー!
!?」
このカードは!?
『ギャアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオ!!』
なんだ!?この鳴き声は!?
っく、急に何かが頭の中に浮かび上がってくる
白いドラゴン?
『クリクリー!』
「相棒?出せって言うのか?分かったぜ!
ジャンク・シンクロンを召喚!!」
「ジャンク・シンクロン!?」
「ジャンク・シンクロンの効果発動!
墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚できる!!
ハネクリボーを特殊召喚!!
更にリビングデッドの呼び声を発動!
墓地からクレイマンを特殊召喚!!」
行かせてもらうぜ!これが俺の新たな力だ!
「レベル1ハネクリボーとレベル4クレイマンにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!!」
「今度はアニキがなんか分からないことを!?」
俺の腕に赤い痣が浮かび上がる
気になるけど今はそれを気にしているときじゃない
俺が呼ぶべきモンスター
「英雄たちの結束が星屑の奇跡を紡ぎだす、光差す道となれ!」
その名は…
「シンクロ召喚!飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!!」
白く光りを放つ幻想的なドラゴンが俺の場に現れた
綺麗だなあ
「綺麗…」
「なんて幻想的な…」
「え?まさか十代君が…」
「5人目の…」
「シグナー?」
俺が5人目のシグナー?
俺が遊輝から聞いているのは遊輝だけだけど
他に3人いるのか?
「更にマジックカード発動!ミラクル・フュージョン!!
墓地のクレイマンとバーストレディを融合!
現われろ、E・HERO(エレメンタルヒーロー)ガイア!!
ガイアの効果発動!
このカードの融合召喚に成功した時
相手モンスター1体の攻撃力の半分を吸収する
イルミネーターの攻撃力の半分1700を吸収する!」
「な、イルミネーターの攻撃力が!?」
「ガイアでイルミネーターに攻撃!コンチネンタルハンマー!!」
「トラップカード発動!鎖付きブーメラン!!
このカードは2つの効果を持っている
相手モンスターが攻撃した時にそのモンスターを守備表示にする効果
攻撃力を500ポイントアップさせる装備カードになる効果
俺は両方の効果を発動!
ガイアを守備表示にしイルミネーターの攻撃力を500ポイントアップさせる!
これでもう残された手段はないはず!
次の俺のターンで終わりだ!」
甘いぜ小原!
「甘いぜ!トラップ発動!盗賊の七つ道具!
1000ライフを払い鎖付きブーメランを無効化する!
よって攻撃は通るぜ!」
3100−1000=2100
3000−((2200+1700)−3400÷2)=800
「ぐあああああああああああああ!!
bヘbナしか破壊できない」
「だけど、そんなのは関係ない!
スターダスト・ドラゴンで止めだぁぁぁあああああああああ!!
シューティング・ソニック!!」
「うわぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!」
800−(2500−1700)=0
何とか勝てたぜ!
でも、どうしてエクシーズモンスターが?
って2人とも気絶してる?
「す、凄いよアニキ!」
「怒涛の攻撃だったな」
「少しヒヤッとしたぞ」
「本当にすごいデュエルだったわね」
「確かにやばかったぜ」
俺たちがデュエルの事について話していると
急に2人の胸から黒い球体のようなものが現れる
「な、何?」
その黒い球体の表面に罅が入っていく
そしてそれが割れ中から白い球体が現れる
その白い球体から光が集まって行き1枚のカードになる
そしてそのカードが俺の手元に来た
「10白輝士イルミネーター?」
「カードがお前を選んだんだろ
さてこいつらを起こして話を聞かないとな」
「確かに」
それから俺たちは2人を起こした
そして話を聞くと今まで起きたことを覚えていないようだった
どうやら完全にカードに操られていたみたいだ
でも、どうしてそんな危険なカードを2人は持っていたんだろう
謎が深まるばかりだぜ
Sideout
Side????
「キヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!
俺がばら撒いた闇のカードはきちんと機能してるみたいだなあ!
だが、面白くねえなあ!
十代がシグナーに目覚めただとお
しかもあの神と悪魔の使いめえ、余計な実力者を増やしやがってえええ!!
どちらにしても俺にはかなわないがなあ!!
キヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!
キヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!」
Sideout
闇夜の巨人デュエリストの事件から時間がたち新たな時間が起きた
ドローパン盗難事件
この事件の真実を暴くため十代たちと秘封倶楽部が動き出す
さて次回は 遊城 十代 VS 大山
《10 白輝士(しろきし)イルミネーター》アニメ効果
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2400/守2400
レベル4モンスター×3
このカードは「avと名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる
自分の手札を1枚墓地へ送り、自分のデッキからカードを1枚ドローする
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