ハイスクールD×D〜HSSを持つ転生者〜 第4話
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悪魔に転生してから数日が過ぎた。

 俺達は、リアス部長に呼ばれていた。

「失礼しま〜す」

「失礼します」

 と言って入ってみると、室内は暗かった。それに、魔方陣がある。

「イッセー。クリス。来たわね」

 俺達が来たのを確認するなり、朱乃さんに指示を送る。

「はい、部長。イッセーくん、魔方陣の中央に来てください」

 俺達は、魔方陣の中央に立った。

「二人とも、チラシ配りご苦労様。よく頑張ったわね。改めて

 悪魔の仕事を本格的に始めてもらうわ」

「おおっ! 俺も契約取りですか!」

 という事は…俺もか。面白そうだな

「ええ、そうよ。小猫に予約契約が二件きてしまったの。両方行くのは難しいから

 片方はあなた達に任せるわ」

「……よろしくお願いします」

 頭を下げる小猫。別に下げなくてもいいのに…

 

 朱乃さんが何かを詠唱している…すると、魔方陣が青白く光り出した。

 初仕事か…頑張ろう。魔方陣が強く光り出す!眩しい…!

 光が収まってきた…そこには、イッセーは………いた。

 ……ゑ?

 部長は困った顔をしていた。

 朱乃さんは、「あらあら」と残念そうな顔をしていた。

 祐斗は、ため息をついていた。

「どうやら、魔方陣はあなたの魔力があまりにも低すぎたから魔方陣が反応しないの」

「な、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 そんなのありなのか…?なんか俺も心配になってきたぞ。

「前代未聞だけど、イッセー。依頼者を待たせるわけにはいかないから、

足で直接現場にいってちょうだい」

「チャリでお宅訪問!? そんな悪魔存在するんですか!?」

「いるじゃないか。お前だよ」

 と俺は、イッセーに指を指した。イッセーは、苦痛に歪めた顔をした。

「ほら、行きなさい。人を待たせたら駄目よ」

「う、うわぁぁぁぁぁん!!頑張ってきまぁぁぁぁぁ!!」

 

 イッセーが涙を流しながら部室を出た。かわいそうだな

「…で、次はクリスよ」

 部長がこっちに向いた。

「あの…部長。すごく心配になってきたんですけど…」

「大丈夫よ。イッセーは、前代未聞だから。きっと大丈夫…だと思う」

 思うって何!? 不安が大きくなっていくんですけど

「クリスくん、魔方陣の中央に立ってください」

 朱乃さんに言われたとおりに中央に立った。

 すると、魔方陣が光り出した。光が強くなっていく…!思わず目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

 そこには、コスプレ衣装を持った人とイッセーがいた。

「どうも…グレモリー眷属の者ですが…」

「お前…魔方陣から来たのか…?」

 イッセーがびっくりしていた。衣装を持っている変態は…俺をじっと見て

「き、きみ!」

 変態さんは、持っていた衣装より少し大きめの衣装をとり、

「これを着て欲しいんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何で…俺が…」

「仕方ないじゃないか…依頼者が言ったんだし…それに」

 …それに?

「けっこう…似合っているし…」

 ちょ…イッセー!?

「予想以上だ……小猫ちゃんより似合っている…」

 依頼者もびっくりしているらしい。

 どうやら、この変態の名前は森沢さんというらしい。

 依頼者じゃなかったら、この場で気絶させているところだ。

「あの…これは、依頼だよな?」

 あれ…?なんか…気分がおかしくなって来た……

 

 

 

 

 

 

 

 

  イッセーSide

 

 なんだ…? クリスの様子がおかしい…雰囲気が変わった。

 森沢さんは、それには気づいていない。

「き、君で契約取ろうかな」

「や、やめてください!」

 あれ…?声が女っぽくなった。いつものクリスの声じゃない。

 クリスは俺を指差し

「あ、あの人でお願いします」

 そう言うと、クリスは女装姿で出て行った。

 

 

 

 

 けっきょく、契約はとれなかったが、依頼者はとても喜んでいた。

 それで、部長は困惑していたけど次は契約してきなさいといわれた。

クリスは、女装してHSSになっていた。でも、慣れていないらしく、

 部室にきて気絶したらしい。 クリスの姿を見て朱乃さんは、とても悪い顔をしていた。

   

   

 

 

 

 

   

 

   

 

   

   

   

    

説明
神様の悪戯で、死んでしまった俺―――神矢クリスはハイスクールD×Dの世界に転生した。原作の主人公、兵藤一誠らに会っていろんな事に巻き込まれる。
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