ハイスクールD×D×D 第1章 旧校舎のディアボロス 第7話 友人、助けました
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第7話 友人、助けました

 

Side龍道 総司

 

「付き合ってください!」

 

俺はイッセーを尾行していた

俺は高校2年生になっている、つまりは原作開始の合図

あの黒髪の美女はイッセーに天野(あまの) 夕麻(ゆうま)だ

本名、堕天使レイナーレ

至高の堕天使(笑)のただの勘違い馬鹿だな

 

「ようイッセー!なんだお前にも春が来たか!」

 

「げっ!?総司かよ!!

そうだぜ!俺にも彼女が出来たんだ!彼女無しのお前h「何を勘違いしているんだ?」

 

「ひょ?」

 

「俺は中学生の時から付き合っている彼女がいるぞ!

ほれ、これ写真」

 

俺は携帯で黒歌と一緒に映ってる写真を見せる

すると…

 

「なんだとぉおおおおおおおおおお!!?」

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピン!

 

イッセーのライフポイントが0になった音がしたな

遊戯王的な意味で

 

「お前彼女持ちだったのかよぉおオオオオオオオオオオ!!?

しかも美女だと!?ようやくお前に追いついただけかよ!?」

 

「何を勘違いしているんだ?」

 

「ひょ?」

 

「いつもエロい事ばっか言って………

信用が無い!元浜や!!浜松や!!お前とは違って!!

俺は信用が有り余ってるんだよ!!!」

 

「ぐ、グァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピン!!!

 

まるでオベリスクのインフィニティ・ゴッド・インパクトを喰らった後のようだ

イッセーがレイナーレに寄りかかりながら真っ白になっている

 

「そ……そんな馬鹿な!

此処まで圧倒的な差があるというのか?」

 

「大丈夫だよ、イッセー君!

私がいるからね!元気出して!!」

 

レイナーレについて知って無かったら本気だと信じてしまうな、これは

最優秀女優賞をもらえるんじゃないか?

 

「そうだ!俺には夕麻ちゃんがいる!!

夕麻ちゃんがいる限り俺は絶望しない!!!」

 

何処までも遊戯王的な展開だな、今日は!!

お前は龍亜か!アポリア戦の龍亜か!!

 

「じゃあ聞くけど…夕麻ちゃんだけじゃハーレムにならないぜ

お前前に言ってたじゃん「ハーレム王に俺はなる!」って

ハーレムの夢潰えたんじゃね?」

 

「ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピン!

 

「もう止めて!イッセー君のライフポイントは0を通り越してマイナスよ!」

 

確かに邪神ゲーとオベリスクの巨神兵の攻撃を同時に食らった上に相手の手札にエクゾディアが揃っているような顔してるけど

 

「じゃあイッセーを弄るのもこれくらいにして帰りますか」

 

とりあえずは…

 

「…遅延(ディレイ)スペルカード―――――封印『空間封鎖』―――――」

 

遅延スペルカード、これは俺が改良したスペルカードの亜種だ

文字通り、遅れて効果を発動させるスペルカード

今回はイッセーに対して致死ダメージに至る戦闘ダメージを与える攻撃が放たれた時

イッセーを結界の封鎖空間に閉じ込めるスペカを使った

これでイッセーは殺されないだろ?

それだとリアス・グレモリーの『兵士』にならない可能性がある?

無いな、ハーレムが作りやすくなると言えばすぐ悪魔になるだろうな

友達を見殺しには俺は出来ないからな

 

その翌日、放課後

 

「さて、そこまでは分かったけど、どうするの?」

 

「我、赤龍帝が死ぬのは、好ましくない」

 

「私としては総司の意見が聞きたいんだけどな」

 

「私もです!総司にいしゃまの意見が聞きたいです」

 

「俺としてはまずは俺だけで助ける心算だ

その後、現われるであろうリアス・グレモリーに身柄を渡す」

 

秘封倶楽部の今回の話し合いの内容は

「兵藤一誠及び接触した堕天使について」だ

そしてメンバーは俺等、龍道兄妹と

マエリベリー・ハーンと宇佐美 蓮子

マエリベリー・ハーン、愛称メリーの能力は

結界の境目を見る程度の能力(結界を操る程度の能力?)と境界に干渉する程度の能力

宇佐美 蓮子の能力は

星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今いる場所が分かる程度の能力と

空間を切断する程度の能力だ

 

「それがベストだと思うにゃん」

 

「あ、黒歌ねえしゃま!」

 

「「黒歌さん!」」

 

「よ、白音でも見てきたのか?」

 

「そういう事にゃん

それにしてもはぐれ悪魔の私も随分自由に動いてるにゃん」

 

未だにはぐれ悪魔の黒歌だけど

此処にいるメンバーは全員黒歌の真実を知ってるからな

それに何よりもここにいるメンバーは強い

それこそ魔理沙と差でやり合えるくらいには強い

今のリアス・グレモリーよりは遥かに強いだろうな

 

「確かにそうだね、黒歌さんは自由に動いてる」

 

「でも、その方がいいでしょ

黒歌さんがはぐれ悪魔なのは最低な悪魔のせいなんだから」

 

「それもその通りだな」

 

「………我も同意」

 

「皆しゃまの言うとおりです!

悪いのは黒歌ねえしゃまを騙した悪魔です!」

 

「皆ありがとうにゃん」

 

「そうだ、黒歌は俺の自慢の彼女なんだから安心しとけ

いつかはぐれ悪魔じゃ失くして見せるからな」

 

「うん、ありがとうにゃん」

 

「あー顔赤い!黒歌ねえしゃま照れてる!」

 

「五月蠅いにゃん!

それより話の方はどうなったんにゃん?」

 

話を逸らしたな、まあいいけど

 

「リアス・グレモリーに渡すで決定でいいだろ

俺たちが神器持ちというのは俺の封印で気付かれてないが

イッセーが赤龍帝なのがばれているかは知らないけど神器持ちなのはばれているだろうし

だから、イッセーを殺しに来たんだろうし

ハーレム目指してるあいつだったら結局は引き込まれるだろ?」

 

「「「「「納得」」」」」

 

そうメリーと蓮子は神器持ちなんだ

どんな神器かはまだ秘密だ

 

「それじゃあ

今週の日曜、行動を開始させてもらうよ」

 

「内容が決まったことだし…」

 

「「「「「「解散!」」」」」」

 

そして日曜日

 

イッセー張り切ってんな、約束の3時間前から待ってるよ

途中でリアス・グレモリーの使い魔からチラシをもらっていたが

 

「遅れてごめんね」

 

「いや、俺も今来たところだから」

 

テンプレすぎる台詞をありがとう

ドヤァって顔してるけどそれは無いぞ

 

「総司の言う通りにゃん」

 

「だよな黒歌」

 

そうそう、黒歌は俺と一緒に来ている

俺一人だと不自然だからって言ってたけどまあデートしたいだけだろ

まあいいけど、ついでに言うと仙術で別の人間に見えるからな、俺以外には

仙術マジ便利!

 

「さて尾行しながらデートと洒落込みますか」

 

「そうしようにゃん!」

 

レイナーレと手をつないで歩いていくイッセーを追いかける

先ずは洋服屋に入ったな

俺たちも入るけど目ぼしい服がなかったから買いはしなかった

 

次はファンシーショップで部屋に飾る小物を見るみたいだから追いかけた

 

「何てテンプレなデートなんだ!」

 

「確かにそうにゃん

あ、このぬいぐるみ可愛いにゃん」

 

「確かにお前に似て可愛いぬいぐるみだな」

 

黒歌が取り出したのは黒い猫のぬいぐるみ

猫形態の黒歌そっくりだ

 

「ありがとうにゃん!赤龍帝たちも出たみたいだし買って追いかけようにゃん」

 

「そうしようっか」

 

それからぬいぐるみを勝って俺たちは尾行を続けた

いろいろ行ったけど昼飯はファミレスだった

レイナーレはチョコパフェ食べてるの見てイッセーの顔が歪んでるな、嬉しさで

ちょっと気持ち悪いぞ

 

「それにしても美味いなパフェ」

 

「そうにゃん、このサイズも丁度いいし」

 

そんな感じで食べ終えて尾行を続ける

途中でぬいぐるみをスキマにしまって尾行を続けると最終的に公園についた

町外れにある公園だ、人気が無く、俺ら以外居ない

それも当たり前の話だ、結界が貼られている

俺からすればこの程度で結界か?と言わせる程度のものだが一般人を入れないようにするには十分な代物だ

 

「今日は楽しかったね」

 

噴水をバックにイッセーに話しかけるレイナーレ

 

「ねぇ、イッセー君」

 

「なんだい夕麻ちゃん」

 

「私たちの記念すべき初デートってことで、ひとつ、私のお願い聞いてくれる?」

 

「な、何かな、お、お願いって」

 

これで始まるんだな

イッセーの常識を投げ捨て非常識を受け入れる、そんな生活が

早苗が前に言ってたな

「幻想郷で常識にとらわれてはいけないのですね」と

それは違う、この世界なら

むしろ常識にとらわれてはいけないのは外の世界の方だ

何故なら…

 

「…この世界は非常識な事ばかりだからな」

 

「確かにそうにゃんね」

 

どうやら声に出ていたみたいだな

さてレイナーレが言の葉を紡ぐぞ、イッセーを地獄に落とす

 

「死んでくれないかな?」

 

「……え?それって……あれ、ゴメン、もう一度言ってくれない?

なんか俺の耳変だわ」

 

「死んでくれないかな?」

 

そう言うと共に堕天使の翼を広げるレイナーレ

イッセーは呆然としている

 

「楽しかったわ。あなたと過ごした僅かな日々

初々しい子供のままごとに付き合えた感じだったわ」

 

そして手に光の槍を作るレイナーレ

ここだ、このタイミングだ

 

「そうはさせねえよ!疾風拳殺!!」

 

俺は妖力版瞬動でイッセーの前に行き光の槍を殴って砕く

すぐに黒歌も俺の隣に来る

 

「何者!?」

 

「総司!?それとその彼女さん!?」

 

「そうだ、俺は龍の道を往き総てを司る男………龍道 総司

最強の半妖だよ」

 

「私はその式神、SSランク級はぐれ悪魔………龍道 黒歌

お前を還すものにゃん」

 

そして名乗りを上げる

 

「堕天使レイナーレ、俺の親友を傷づけようとしたことは万死に値する」

 

「「さあ、お前の罪を数えろ/なさい!」」

 

「ふざけるな!!なんでSSランク級のはぐれ悪魔なんかがこんなところに!?

分が悪い、此処は逃げさせてもらうわ!」

 

俺たちを前にした瞬間に逃げようとするレイナーレ

流石に分が悪い事くらいは分かったか

だが…

 

「逃がすと思うか?消え去れ…」

 

「「―――――合符『フュージョンスパーク』―――――!!」

 

俺は黒歌と同時にマスタースパークを放つ技フュージョンスパークを放つ

俺のピンク色のマスパと黒歌の黒いマスパがプ○○○アの必殺技のようにレイナーレに向かって行く

だが、その時

 

「っち!」

 

「何をしているレイナーレ?

一度体制を立ちなおすぞ!」

 

男の堕天使が横から殴りかかってきやがった

俺が気付けなかっただと?転移か!

それから堕天使どもは転移して消えて行った

そして…

 

「あなたね、わたしをよんだn?

これはいったいどういう事かしら?」

 

「イッセーは任せるぞ、リアス・グレモリー

さあて、聞きたいことがあるなら明日にでもだな」

 

「私たちは帰らせてもらうにゃん」

 

そうして俺と黒歌はスキマを使って帰った

 

Sideout

 

Sideリアス・グレモリー

 

「さて、混乱してると思うけど今は寝なさい」

 

私は彼に眠りの魔法をかける

本当に面白いことになったわね

それにしてもあの子たちは一体何者なのかしら?

しばらく様子を見るとしましょうか

 

Sideout

 

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