現象起こしの転生者第二十九話
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「ふぁー・・・?」

 

最近見慣れた屋根と少し違うな?

・・・そうだ、十五年と少しすんだ自分の部屋だ

 

「・・・兄さん?」

 

昨日は姫ちゃんと寝たんだっけ

十八歳じゃないからいろんなことはやってないよ

 

「おはよう姫ちゃん」

 

「おはようです」

 

家の妹は可愛いなぁ、さっすが俺の嫁!

温かいしもうちょっと布団にもぐっとこ

姫ちゃん抱いてね

 

「姫ちゃん、ぎゅー」

 

「・・・ぎゅーです」

 

「・・・お前ら何やってんねん」

 

「「!?」」

 

誰だ!?つーかこの関西弁は!

 

「おいーっす零」

 

「都、何回言ったら勝手に入る癖が治るんだ?

それに鍵がかかってたと思うけど?」

 

「ああ、それはこいつ」

 

ん?ああお前か

我が親友二号

 

「久しぶり、零」

 

「久しぶりだな、結香(ゆうか)」

 

我が親友二号その名も

空繋(そらつぎ) 結香(ゆうか)

特技はピッキング

ちなみに女

俺の友人にして

 

「うりゃあ!」

 

「きゃ!・・・何よ急に抱き着いて」

 

「ええやろ?」

 

「はぁ・・・仕方ないなぁ」

 

都の嫁だ

前は「このリア充め!」とか言って

笑ってたけな

 

こいつとあったのは

二年の夏休み明けか

都が付きまとって俺も別にいいかとか思ってた頃だな

 

―――――――――――――――――

回想(過去)パート

 

「零ー、ご飯食おうぜー」

 

「勝手にしろ」

 

今日も都がはしゃいでいる

静かにするというのを知らないのだろうか?

 

「ちょっとは静かにしろよな」

 

「ん?なんで?こんなに楽しいのに!」

 

楽しくてももうちょっと声量を下げてくれ

でないと耳が痛くなる

 

「耳栓しよ」

 

「あ!・・ちょ、おま」

 

聞こえない聞こえない

静かにするまではずしてやらねぇよ

 

「〜〜!」

 

「何言ってんの?きこえねーよ」

 

「・・・・!?〜〜〜〜!!」

 

上指さしてどうした?・・・・!?

女の子じゃねーか!

なんで屋上に!?

つーか柵越えてるんですけど!?

 

「耳栓なんかやってる場合じゃねぇ!」

 

「・・・−い!そこの女子!

女の子!早まんなや!」

 

目が虚ろなんですけど!?

おいおいやばいやばい、飛び降りじゃねーか

 

「おいお前!自殺なんて早いぞ!

あれだ、命は大事に!」

 

「・・・」

 

だめだ!完全に聞こえてない!

 

「零!マット!マットもってこい

あのでかい奴」

 

「わかってる!」

 

セーフティマットな!

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

「おーい!都!持ってきたぞーって・・!?」

 

おいおいおい女の子いねぇぞ!?

まさか落ちたんじゃ!

 

「都!」

 

「ああ、零か

なぁこの子落ちて来てんやんか、

何とか受け止めたけど」

 

結局飛んだのかこの子!

 

「お前大丈夫か!?」

 

「・・・死にたい」

 

何バカ言ってんのこの子!?

俺は・・・まぁ死にたいけど

親に悪いしな

 

「馬鹿か!お前死んだら誰か悲しむやろーが

親とかどうすんねん!」

 

「親いないもん、私捨て子だし」

 

あーそっち系か

それはそれで辛い、俺がわかったようなこと言うのもあれだが

 

「う・・・何で俺の周りそんな子ばっか・・・・

まぁいい!それでも!お前死んだら誰か悲しむやろ!?」

 

「知らない、皆私のこといじめるし

施設では殴られるし私はいらない子だもん」

 

あーあー随分絶望した表情ですね

えー、俺どうしたらいいのかわからんのだが?

 

「いらない子なわけないやろ!

友達は!?友達くらいおるやろ!」

 

「いない、さっき言った、いじめられてる」

 

「都ーこれは重症だと思うんだが?」

 

「零は黙っとけ!

・・・あのな、お前名前は?」

 

「結香、・・・空繋結香」

 

「わかった、結香、お前は今から俺の友達な」

 

「え?」

 

「わからんか?

俺がお前の友達になるって言ってん」

 

「・・・いいの?」

 

ちょ、都、お前優し!

俺、急にそんなことしろって言われてもできねーよ

 

「もちろんだ!ついでにあっこに突っ立ってる

零もお前の友達な!」

 

「ちょ!?お前勝手に決めんなよ!」

 

「・・・友達になってくれるの?」

 

「う・・・・」

 

そんな目で見るなよ!

俺は違う!そいつみたいに優しくないからな

お前の友達になんか・・・友達になんか・・・

 

「しかたねぇ」

 

「とまぁこういうわけで

俺達がお前の友達だよ、もう死のうとすんなよ?

俺らが悲しむからな」

 

「うん、・・・ごめんなさい」

 

此処から半ばというより

完璧に強引な友達関係が出来たのだ

まぁ最終的にはみんな仲良かったんだしいいか

 

回想終了

――――――――――――――――――――――

 

「零は最初のころは典型的なツンデレだったよねー」

 

「そういえばそうやな、手伝ってって言うたら「勝手にやってろ」

言うくせに最後には戻ってきて「仕方ねーから手伝ってやる

ただ単に遅くなるのが不満なだけだからな!」やもんな」

 

「兄さん、可愛いです!でも、私にはいつも素直ですよ

そんな素直な兄さんも素敵です」

 

「妹ちゃんはいいねー、私たちなんて

素直にするのに二人係で三か月かかったんだから」

 

「お前ら勝手に人のこと色々暴露すんなよ」

 

勝手にボロボロと・・・まぁいいけど

しかもさすがに腹減ったぞなんか食わせろ

 

「腹減った、さっさと朝飯食わせろ」

 

「そうですね、さすがに私もおなかがすいちゃいました」

 

「ああ、悪いな、一応ここに材料は買ってきといたで」

 

どんだけ準備いいんだよ

まぁおそらく結香の提案だろうが

 

「私が提案したんだけどね」

 

「まぁそうやな」

 

ほら、やっぱり結香じゃねーか

 

「じゃ、妹ちゃん、一緒に作っちゃいましょ」

 

「あ、はい」

 

「「行ってらっしゃーい」」

 

―――――――――――――――――――――

ご飯タイム

 

「んー、美味い!」

 

「同感だな、姫ちゃんの料理は最強だ」

 

「妹ちゃん料理上手なんだねー」

 

「そんな、結香さんの手際にかないませんよ」

 

「「どっちでもいい!美味いから上手いのさ(んや)!」」

 

「兄さん・・・」

「都・・・」

 

「「人生って最高だな!」」

 

――――――――――――――――――――――――――

 

「ふ〜食った食った」

 

「大満足だな」

 

「満足してもらえて良かったです」

 

「ほんとね、お粗末さまでした」

 

あーおいしかった

 

「片づけしてきますね」

 

「ゆっくりしててよね」

 

「「はーい」」

 

 

「!、そうだ零」

 

「なんだよ都」

 

「一週間はいるんやろ?、ならさお前の転生能力で

外国あたり行って遊ばへんか?」

 

外国かー良いな、乗ってやるよ

深く考えない方が楽しいだろうしな

 

「いいとも、どこ行く?」

 

「そーやなー、じゃあ一回一緒に行きたかったとこ

・・・大阪旅行や!」

 

・・・?外国どこ行った?

 

「外国は?」

 

「んなもんどーでもええ」

 

ならなぜ振った!

 

「このやろーー!!」

 

「うわーすまんすまん、でもええやろ?」

 

わーったよ

 

「行こうか」

 

「おう」

 

 

こうして大阪旅行が決まった

説明
神様と転生した主人公が
めだかで原作に入るお話

※注意※
めだかボックスの二次創作です
キャラ崩壊するかもです
作者は分が苦手です
俺TUEEEE系です
自分的解釈もあります

上記でもよい方以外はバックすることをお勧めします
構わないという方はよろしくお願いします
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タグ
神様がヒロイン 主人公最強 チート めだかボックス 

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