いわゆるテンプレ物語 第6話
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しばらく理子と俺を先頭に二十人程が狙撃科《スナイプ》の建物に向かっていると、理子が話しかけてきた。

 

「ねえ、今までフランスでなにしてたの?」

 

「勉学に励んだり遊んだりしてたけど?」

 

「じゃあなんであんなに戦闘に慣れているの?」

 

うっ…痛いところをつかれた。どうしようか…しょうがない。

 

「さあ?何でだろうね?貴方は探偵科《インケスタ》何だから、自分で調べてみたら?答え合わせぐらいならしてあげれるから」

 

「それはつまり、なにかあるってことだな?」

 

急に裏理子が出てきたし。なぜだし。

 

「さあ?どうだろうね?っと、ついたみたいだよ?

 

ついた途端、中から狙撃科《スナイプ》の女の先生が出てきた。

 

ボーイッシュな感じの人だった。

 

 

「あなたがフランドール=スカーレットか?」

 

「はい。私です。」

 

「それでは、ついてきて。」

 

「はい」

 

なんか無愛想な先生だなあ。これじゃあ彼氏なんか出来っこないよ…

 

「なにか?」

 

「いえ?なにも?」

 

「そうですか。」

 

…ビビったぁ!考えてることを読まれたかと思った…

この先生には今後気をつけないとな。

 

それからエレベーターに乗り、屋上にやって来た。

 

「それではテストをはじめる。方法は、様々なビルの屋上にあるマンターゲット、二十五体をできるだけ早く撃ちぬいてくれ。因みに、現在の最高記録は一分三十ニ秒だ。では、準備をしてくれ。」

 

 

俺はカバンからM82A3を取り出した。

 

「ア、アンタ!メタルイーターをつかうの!?」

 

「うん。弾頭は風に流されにくいし、初速は早いし、射程も長いしね。結構重宝するよ?」

 

「そう?でも、反動がすごいじゃない。それはどうするの?」

 

「反動を活かして撃てば何の問題もないよ?」

 

「…それが出来るのはアンタだけだと思うわ…」

 

「そうかな?」

 

「フランドール、準備が出来たら早く位置につけ」

 

「はい」

 

さて、既に俺はターゲットの場所を全て特定した。これなら十秒もあれば十分だな。

 

「準備はいいか?」

 

「はい」

 

「では、はじめっ!」

 

合図と共に、俺は一番左にあるターゲットから撃って行く。

 

ドォォォン 、 ドォォォン 、 ドォォォン

と派手な音が連続してなる。

 

 

 

そして9,6秒後、

 

 

「うそ…でしょ?」

 

すべてのターゲットを撃ちぬいた。

 

「ほぅ…凄いですね。これでテストは終わりだ。つぎは車輌科《ロジ》だな?連れてってもらえ」

 

「はい。ありがとうございました」

 

「じゃあ、俺が案内するよ」

 

と言い出してきたのは、武藤だった。

 

「ありがとう。いこう?」

 

「ああ」

 

 

 

 

ところ変わって車輌科《ロジ》の倉庫前。

 

「本当にここでテストがあるの?」

 

「ああ。そのはずなんだが…」

 

「そういや武藤、車輌科《ロジ》の先生って時間に遅れる事で有名じゃあ…」

 

「キンジは黙ってろ」

 

「はいはい」

 

そこに、キンジを心配した様な振る舞いで理子がきた。

 

「ねえねえキンジくん。チャリジャックされたんでしょ?大丈夫だった?」

 

自分で仕掛けてておいてこういうことをサラッと自然に言えるのは凄いよな…

 

「ああ、大丈夫だったよ」

 

「本当に!?」

 

と、いいながら理子は腕を振って…

パシッと腕時計を叩き落す。

地面に落ちた腕時計は壊れてしまった。

 

「ご、ごめんねキンジくん」

 

「大丈夫だよ。どうせアメ横で買った安物だし。」

 

「私がよくないの。お願い、貸して?今日中に治して渡すから。」

 

「そうか…じゃあ頼むよ」

 

「了解!」

 

と、いって理子は向こうに走って行ってしまった。

そして治したあと、時間をずらして渡すんだな。流石だな。不自然なところはほとんど無かった(あっただろ…作者のせいで。)。こりゃあリュパン三世と言われても、驚かないな。

 

理子を見送って数分。

 

「ねえねえ、あの先生が車輌科《ロジ》の先生?」

 

「…ああ、そうだ。あの先生だよ」

 

男の人がこっちに向かって走ってくる。

 

「君が、フラン、ドール、スカーレット、です、か?」

 

息も絶え絶え、俺に聞いてくる。

 

「まずは息を整えてからですよ」

 

「………済まなかったね。私は車輌科《ロジ》の安藤だ。君のテストを担当するから、よろしく」

 

「よろしくお願いします」

 

「それでは、テスト内容を説明します。…と言っても単に車でレースをして好成績な程ランクが上って何なんだけどね。取り敢えず武藤、お前が相手してやれ」

 

「…俺がっすか、分かりました」

 

「先生、どの車で行うんですか?」

 

「そこにあるやつだ」

 

と先生が指差したのは、GTに使う車だった。

 

ハンドルに遊びなどない、レース仕様の車だった。

 

「…一回練習でコースを走らせてもらえませんか?」

 

「ああ、いいぞ」

 

先生からの許可も貰ったので、早速コース内に入る。

先生からキーをもらい、エンジンをかけてゆっくりとスタート地点に向かう。

見た感じは鈴鹿サーキットっぽい。東コースの。あんまり直線は無いな。コーナーは十一個くらいか。

 

そして、一周を走り終え、

 

「先に10周回れば勝ちです。両者、準備はいいですか?」

 

「いいです。」

 

「いいぞ」

 

 

「それでは、スタート!」

 

合図とほぼ同時に、俺は飛び出す。横で武藤が目を見開いている。まあ、素人だと思った相手がいいスタートダッシュを決めたからな。そりゃあそうだ。

 

そして、武藤の顔つきが変わった。どうやら全力でやるつもりみたいだ。ならこちらも全力で迎え撃ってやるまでだ!

 

 

 

 

十分後

 

俺は一ラップ差をつけて武藤に勝った。

 

「いやー、フランちゃんは凄いねえ。プロレーサー顔負けのドライビングだったよ」

 

あれ?こんな話し方だっけ?

 

「ありがとう。あれで全力だからね、あれ以上向上しないんだよね。」

 

「そんな事無いさ。もっともっと君は上手くなるよ」

 

「ありがと!」

 

「それでは、テストを終了します。お疲れ様」

 

「ありがとうございました」

 

ふう、やっと全部のテストが終わった。この後はどうしようか?

 

「ねえ、遠山くん、この後はどうするの?」

 

「結果は明日出るらしいから、今日はもうおしまいだよ」

 

「ふーん。ねえ、これから何か任務するの?」

 

とキンジに聞くアリア。期待しているようだけど、普通の時のキンジは平凡以下の実力だから期待出来ないのに…

しょうがないけど。

 

「ああ、するけど?」

 

「なら、一緒に連れてってよ!」

 

「アタシも行きたいわ」

 

とアリア。

 

「それじゃあ行くか」

 

「オー!」

 

…なんか行動が身体に持っていかれてるような気がするな。

さっさといこう。

 

「ねえ、どんなことするの?」

 

「猫探しだ。」

 

「ふーん」

 

そうだ、アリアと話してみるか。キンジには気づかれないように小声で

 

「ねえ、アリアちゃん。遠山くんの実力、どう思う?」

 

「そうねえ、猫探しだなんて、簡単すぎると思うわ。」

 

「そうなんだよねえ。入学時はSランクだったのに」

 

「…!何であんたがそんなこと知ってるのよ!?」

 

「そりゃあ武貞だし。知りたいことは自分で調べてみるでしょう?アリアちゃんもそうしたんでしょ?」

 

「ま、まあね。あんた、探偵科《インケスタ》も受けたら良かったんじゃない?」

 

「無理だよ。そんなにいっぱい受けたって意味はあんまり無いし。大変そうだしさ。」

 

「そう。ねえキンジ、どうやって探すの?」

 

「猫がいそうな場所をしらみつぶしに探すだけだ」

 

と、何を言っているんだとでも言いたげな顔で言った。

 

 

 

 

 

 

 

結局、原作通りに海の近くにいた。

 

「なあ、この後はどうする?」

 

「ゲーセンでもいかない?」

 

「ゲーセン?何それ?」

 

「神崎はゲーセンも知らないのか?」

 

「しょうがないでしょ!今まで外国にいたんだから!」

 

「まあまあ二人とも、とにかく行ってみればわかるんじゃ無いかな?」

 

この二人だけだと直ぐに口論に成るな。俺がストッパー役にならないとだめか。

 

「そうだな。行くか」

 

「それじゃあそこまで競争よ!」

 

「場所が分かんないのにどうやって競争するのさ?」

 

「うっ…わかったわよ!歩けば良いんでしょ!?」

 

「そうだよ。…そういえば遠山くん」

 

「なんだ?」

 

「私も場所がわかん無いから、連れてって?」

 

「…分かったよ」

 

「それじゃあRet's Go!」

 

「…英語うまいな。フランスからきたんだろ?なんでそんなに上手いんだ?日本語も英語も。」

 

「昔から使ってたからね。使えば自然と身につくよ。」

 

実際は、神のところにいる時に全世界の国の言葉を完璧にマスターさせられただけなんだけどな。

 

「そうか。…ついたぞ。」

 

そこは、とても大きなゲーセンだった。前住んでいたところのゲーセンの二倍あるんじゃないか?

 

「ずいぶん大きいんだね。…それにしても、シューティングゲームが多いね」

 

「武貞高の近くだしな。当たり前っちゃあ当たり前だろ」

 

その頃アリアは、

 

クレーンゲームのガラス窓に張り付いていた。

 

「…かわいい」

 

「なんだ、欲しいのか? 」

 

コクリと頷いたアリア。

 

まあ、確かにブサイクではないが、そんなに可愛いかな?

 

「ほら、やり方教えてやるから。」

 

「それじゃあ私は向こうに居るから。頑張ってね」

 

「おう。」

 

俺は二人からはきれることにした。可哀想だし。

ということで、何となくまわってみることにした。

すると、思いがけないものがあった。

「ここにもあるのか…」

 

それは、ドラムマニアだった。俺は前世でずっとやっていた。大体三年くらいじゃ無いかな。そんな俺にとってはとても嬉しかった。

前世ではあまり上手くなかったが、今の俺は動体視力も筋力も、とてつもなく高くなっている。

 

今なら出来る。あの鬼畜譜面を。

 

それは、今までフルコンした人が一人もいない、まさに鬼畜中の鬼畜譜面だった。それも今なら出来るはずだ。

 

早速お金を入れて曲を選択する。

 

曲が始まった。

 

思ったとおり、かなり凄い。全くタイミングを外す事なくパーフェクトで進むと、なぜかだんだん周りに人がよってきた。それもそうか、小さい女の子が誰も出来なかった譜面を容易く、楽しそうに叩いているのだから。

 

そして、ついにフルコンを、達成した。その途端、店内が

 

「わーーーーーーーーーっ」

 

と湧き上がった。

 

「お嬢ちゃんすごいな!」

 

「ついにフルコンした人がでたぞ!」

 

「一緒に写真とってくれ!」

 

…何でこうなるのかな?

 

「おい!やめろ!困っているじゃないか!」

 

声をした方をみると、不知火がいた

 

「…ありがとう。不知火くん。助かったよ。」

 

「当たり前のことをしただけさ。それよりも、どうしたんだい?」

 

その当たり前の事をするのが大変なんだけどな…

 

「実は、このドラムマニアっていうゲームの譜面でね、誰もフルコンした人がいないやつがあったんだけど、それをフルコンしたら、こうなったんだよ」

 

「…それなら仕方が無いよ。あと、写真は絶対に撮られないようにしてね。何があるか分からないから。」

 

「うん。」

 

そこで

 

「おーいフラン、いくぞー!」

 

とキンジに呼ばれた。

 

「はーい!それじゃあ、不知火くん、ありがとうね!またあした!」

 

「さようなら」

 

 

「お待たせ。じゃあ、帰る?」

 

「そうだな、帰ろうか」

 

そのあとは、特に何もなく女子寮の前まで来た。

 

「それじゃあ、またね。」

 

「ああ、じゃあな」

 

「アリアちゃんもいこう?」

 

「わかってるわよ!」

 

 

キンジと別れたあと、アリア話しかけてみた

 

「ねえアリアちゃん、この後さ、遠山くんの家に行くんでしょ?」

 

「そ、そんなわけないじゃない」

 

あからさまな動揺。

 

「ならなんで旅行する準備みたいなのをしてたの?」

 

「な、なんで知ってるの!?」

 

「…カマかけただけだよ?すぐに引っかかるねえ?」

 

妙なところでダメだもんな〜

 

「…そうよ!何か悪い!?」

 

「いや、一緒にいこうかなって」

 

「な、なんでよ!?何であんたがついてくるの!?」

 

「なんか変なことしそうだし、不安だし」

 

「いいからいいから!」

 

「わ、分かったわよ!一緒に行けば良いんでしょ!」

 

「そうそう。じゃあ五時半に一階で待ち合わせね。」

 

「分かったわ」

 

 

よし、原作介入成功!

早速とに帰ると、必要なものをカバンに詰めていく。

…取り敢えず持ち物は服と銃とシャンプーと…

 

 

こんなもんかな。

じゃあ五時半になったことだし、行きますか。

 

 

「お待たせ!」

 

「遅いわよ!五分前に来ようとは思わないの?」

 

「ごめんごめん。ほら、いこう?」

 

「話そらさないでよ…」

 

と言いながら、キンジ家へと俺たちは向かった。

 

ピンポーン

 

ドアのベルを鳴らす

 

「はいはーい、ってアリア!?フランもなんで!?」

 

まあ、こんなに急に来られたらそうなるよな。

 

「実は引っ越してきたばかりでさ、まだ整理に時間がかかるし、寝具もないから、少しの間泊まらせて欲しいんだけど…」

 

実際はなんともないけどな。

 

「そうか。フランの事情は分かった。けどな、」

 

そうして少しの間貯めたあと、

 

「アリアはなんでここに来るんだ!?」

 

「さあ?遠山くん、お風呂借りるね」

 

「ああ、いいぞ」

 

 

 

俺はサッサと危険地帯をぬけ、一日の疲れを癒すべく、風呂に入った。

 

あ、そうそう、俺は既に二百年も生きてるから、風呂に入ったことは何回もある。それに何回も着替えて居るから元が男だとはいえ、もう自分の体で興奮したりはしないからな。

 

それから二十分後。風呂から上がると、丁度"あのシーン"だった。

 

「アンタ、私の奴隷になりなさい!」

 

「はぁ!?」

 

まさかこの耳で本物を聞けるときが来るとは…

取り敢えず弄るか。

 

「もしかしてアリアちゃんってそういう趣味があったの?」

 

「ふ、フラン!?いつも間に上がってたの!?」

 

「ついさっきだよ。それにしても"奴隷"ねぇ…」

 

「違うわよ!私はそんな変態じゃないわよ!」

 

「なら、なんで来たんだよ!?」

 

「それは…」

 

流石に"パートナーになって一緒に事件を解決してもらうため"なんて言えないよな。

しょうがない。助けてやるか。

でも、自分でいじって置いて自分で助けるとか…何がしたかったんだ?俺は。

 

「アリアちゃんも引っ越してきたばかりで部屋が片付いてないから寝れないんだよね?」

 

「え、ええ。そうよ!だから来たの。悪い!?」

 

「で、でも…」

 

「遠山くん、いいでしょ?」

 

「…分かったよ。いいよ、いても。」

 

「そう。それじゃあ私はこれからお風呂に入るから。」

 

「そうか。」

 

「だから、」

 

「だから?」

 

 

「早くでで行け!」

 

「うおっ!?」

 

とキンジは自分の家から追い出された。

そしてアリアは鍵をかけ、

チェーンで二重にロックした。

 

「ねえ、あんた」

 

「フランって呼んで?」

 

「じ、じゃあフラン、なんで私を助けたの?」

 

「? 何の事かな?」

 

「私がここに来た理由よ!私が邪魔になるとは思わないの?」

 

「なんでそうなるの?アリアちゃんは単に自分のパートナーになって貰いたかっただけなんでしょ?」

 

と俺がいうと、アリアは目を見開いて言った。

 

「なんでそこまであん…フランは分かるのよ?人の心でも読めるの?」

 

読めるけど何か?

 

「さあ、何ででしょうね?まあ、頑張ってね。言うなら今日しか無いよ?」

 

「それってどういう事なのよ?今日しか無いって、まるでそれを逃すとずっとダメみたいな…ああもう!お風呂入る!」

 

「じゃあ、背中流してあげよっか?」

 

「いいわよ。そんな事しなくても。」

 

「いいからいいから。ほら、早くしないとお湯が冷めちゃうよ?」

 

「…分かったわよ。一緒に入れば良いんでしょ?」

 

「そういうこと」

 

「…脱ぐからあっちいっててよ」

 

「嫌だ」

 

「何でよ!?」

 

「だって、ねえ?」

 

逃げられるとおもうし。

 

「もういいわ。好きにして。」

 

「させてもらうよ」

 

さて、アリアが服を脱いで、風呂の椅子に座っているところまできた。

 

「早くしてよ。背中、流してくれるんでしょ?」

 

「いまやるよ。…それにしてもアリアちゃんの肌ってすっごく綺麗だよね。お手入れとかはなにやってるの?」

 

「特になにもやってないわよ」

 

「そんな…何もしないでこんなに綺麗だなんて…」

 

「そんなこと言ってるけど、フランの肌だって凄く綺麗で…なんかやってるの?」

 

「いや?なにもしていないけど?」

 

「…なら、お互い様じゃない」

 

「それもそうだね。ところでさあ、」

 

「なに?」

 

「アリアちゃんの好きな男の人のタイプってなんなの?」

 

と聞くと、ビクッと跳ねた。

そして顔を真っ赤にしてこっちを見てきた。

面白いな、おい。

 

「な、な、な、なんでそんなこと聞くのよ!?」

 

「別にいいじゃない。で、どんな人なの?」

 

「それは…私を守ってくれるような人…かな」

 

これは新しい情報ですな!?

 

「アリアちゃん。アリアちゃんを守れる人ってほとんどいないような…それこそ遠山くんとか」

 

「な、なんであいつの名前が出てくんのよ!?」

 

「さあ?ま、人生は一度きりなんだから、たっぷり楽しんでね」

 

「うん。…ありがと。って、はぐらかさないでよ!」

 

その後は、何もなく、風呂から上がった。

 

「それじゃあ私は遠山くんを迎えにいって来るから。言うこと考えて置いてね」

 

「…分かったわよ。」

 

「いってきまーす」

 

 

 

キンジは原作通りにコンビニで時間を潰していた。

 

「遠山くん。終わったよ」

 

「そうか」

 

…機嫌直しに買ってってやるか

 

「遠山くん、先に帰ってて。」

 

「いいけど何でだ?」

 

「ちょっと買って行きたいものがあるんだ。時間が掛かるかもしれないし、待たせたら悪いし。」

 

「分かった」

 

「それじゃあ、後でね」

 

「おう」

 

 

さてと、取り敢えずももまんとジュースでも買っていくか。

 

後は適当に…そういえば、アリアはエスプレッソ・ルンゴ・ドッピオが飲みたいって言ってたな。ついでに砂糖はカンナとも言ってたな。買ってってやるか。

 

 

 

 

三十分後

 

何だよあのコーヒー。ばかみたいに高かったぞ。砂糖もなかなか売って無かったから、専門店に行くしかなかったじゃないか。

まあ、しょうがないんだけどね。

そろそろ帰るか。

 

帰宅

 

「一回だけだからな?」

 

「その代わり、どんなに大きくても一回は一回だからね?」

 

「どんなに小さくても一回は一回だからな?」

 

おっ?終わったみたいだな。

 

「どうなったの?アリアちゃん?」

 

「キンジが私と一回だけ一緒に強襲科《アサルト》として事件を解決するって事になったわ」

 

「そう。遠山くんはそれでいいの?」

 

「ああ、一回だけならな」

 

そこからどんどん繋がって行くことになるんだけどな。

 

「そう。それじゃあ、私はもう寝るね?」

 

「おう。おやすみ」

 

「おやすみなさい」

 

…さて、明日はどうなるかな?

早く寝て明日に備えよう。

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いわゆるテンプレ物語の第6話
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