テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー
[全1ページ]

〜レオンSIDE〜

 

 

俺たちはワイバーンの治療が一日かかると言われたので十分に休むことになり、クレインの屋敷で休んでいる。

 

 

ミラは皆の様子を見てくると言って屋敷を出ている。俺は屋敷の屋根の上に登って空を見上げている。

 

 

「空はこんなにも綺麗なのに……人の心は欲に満ち、無関係な者を殺すんだな……この世界に転生してからの10年間……いやってほど、見てきたけど、その結果が今の仲間が集まったことになるんだよな」

 

 

こんなにも大きな出来事がなければ今の仲間たちは揃わなかっただろうな。ミラとは、まあ、ずっと一緒だけど。

 

 

カラン

 

 

俺は空を見上げながら寝っ転がる。

 

 

「ここは平和だな……戦いなんて起こさず、平和に暮らそうとしている人達のことがよくわかるよ」

 

 

ここの住民たちは本当に笑顔で暮らしているからな。

 

 

「フフ……」

 

 

この街は活気であふれかえっているので俺まで笑顔になってくるよ。

 

 

「何がおかしいんだ?」

 

 

すると、

 

 

「お、ミラか」

 

 

皆と話してきたミラが屋根の上に登ってきた。

 

 

「ここに帰ってくるときにレオンが見えてな」

 

 

「まあ、ここにいれば門から見えるよな」

 

 

屋根の上だし。

 

 

「ここ、座るぞ」

 

 

「ああ」

 

 

ミラは俺の隣に座る。

 

 

そして、自然とくっ付きあう。

 

 

「もうすぐ……イル・ファンだな」

 

 

「ああ。ようやく、私の使命を行うことができるよ」

 

 

「が、無理はするなよ。ミラ、お前が傷つけば俺は傷つく」

 

 

ミラは一瞬、きょとんっとするが、笑いながら俺に言う、

 

 

「フフフ……レオン、それは私のセリフだぞ?もし、レオンが傷ついて死んでもしたら……」

 

 

最初は笑っていたミラだが、俺が死んだら……と考えてしまい、暗くなってしまった。

 

 

「全く……ミラ」

 

 

「なんだ……レ「ん…」ん!?」

 

 

俺の方を向いたミラにキスをする。

 

 

「ん…ちゅちゅちゅ……ちゅぷ………れろぉ」

 

 

ぬるっと唇より熱く柔らかい感触がミラの唇をなぞる。

 

 

ミラが口を軽く開けると、ぬるりと、俺の舌がミラの口内に侵入してくる。

 

 

「レオン……れろ…れろ…ちゅぷちゅっ…ちゅぱっ…ちゅっちゅっ」

 

 

ミラも俺とのキスでスイッチが入ったのかミラからも俺の口内に侵入してくる。

 

 

 

 

 

数分間、俺たちはキスをし続けた。

 

 

 

 

 

「////////////」

 

 

キスを終えるとミラは茹でタコみたいに顔を真っ赤にしている。

 

 

「ククク……俺のとのキスは気持ちよかったか?」

 

 

「/////////(コクン)」

 

 

言葉にせず、首を動かして頷く。

 

 

「そうか///クックック///俺も恥ずかしくなってきたな。さて、そろそろ戻ろう。明日は早いかもしれないしな」

 

 

「そ、そうだな///」

 

 

俺たちは屋根から降りて、各部屋に向かい、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

屋敷でばったりミラと会い、他の皆は既に広場へ向かったとドロッセルが言っていた。俺とミラはどうやら寝坊したらしい。よっぽど疲れていたらしいからギリギリまで寝かせていたと聞いた。

 

 

 

 

 

 

広場に行くとアルヴィン以外のメンバーが揃っていた。

 

 

「アルヴィンはいないのか?」

 

 

俺はジュードにアルヴィン事を聞くと、

 

 

「うん、まだ来てないよ」

 

 

やはりまだ来ていないようだ。

 

 

「また……ウソつく……準備ですよ」

 

 

「そんなはずないよ、エリーゼ」

 

 

ジュードはまだ、アルヴィンのことを信じている。まあ、助けてもらったし、アルヴィンの性格を考えるとな……。

 

 

「他の者はアルヴィンをどう思う?この先の戦いを共にしてもいいのか?」

 

 

ミラは皆を見渡しながら言った。

 

 

「お母さんのことで頑張ってるんだから、わたしは応援してあげたいな」

 

 

「私は彼自身このままでいるのか、とても心配しています」

 

 

「ぷい…………」

 

 

「でも、ぼくを悪いヤツから守ってくれたのはアルヴィン君なんだよねー」

 

 

「ミラとレオンはどう思っているの?」

 

 

各々が自分のアルヴィンに考えを言いあう。

 

 

そんな中、ジュードは俺とミラがどう思っているのかを聞いてくる。

 

 

「真意が測れない以上、油断はできんが……戦いにおいては、こと信頼している」

 

 

「俺の場合は、あいつは本音とウソの両方を言っているからな。戦闘以外では信用以上信頼以内って感じか?」

 

 

「か?って、僕に聞かないでよ」

 

 

「わりぃわりぃ」

 

 

質問を疑問文で返したのをジュードに怒られてしまったぜ。

 

 

「本人のいないところで悪口なんて、イケナイ子のすることだぞ、エリーゼ」

 

 

そこへ現れるアルヴィン。 

 

 

「知りません……」

 

 

お手上げって風に手を広げるアルヴィンはジュードとレイアを見ていう。

 

 

「俺の味方は、お前らだけだよ」

 

 

そんなアルヴィンに呆れるジュードとレイア。

 

 

「これで全員そろったな。では……」

 

 

「待って……ください!」

 

 

ミラの話を遮ってエリーゼはローエンを見る。

 

 

「ローエン君、友達とケンカするのー?」

 

 

心配そうな表情で見るエリーゼとティポに笑いかけてローエンは言う、

 

 

「ナハティガルがこうなってしまったのには、私にも責任があります。私は私の覚悟をもって戦います」

 

 

決意しているローエン。

 

 

「ローエン……」

 

 

「がんばろうね、ローエン!わたしもがんばるから!」

 

 

「ぼくも応援してるよー!」

 

 

「戦いの時になったら力を貸すぜ?」

 

 

俺たちはローエンを励ますように言った。

 

 

「みなさん、ありがとうございます」

 

 

「骨は拾ってやるよ、じいさん」

 

 

「その時は、よろしくお願いします」

 

 

驚くアルヴィン。軽い気持ちで言ったつもりがこんな切り返しを受けたのだ。驚かない方がおかしいがな。

 

 

「マジにとるなよ」

 

 

「覚悟は決まったね。あとは……」

 

 

「うむ、準備を整えて出発するのみ」

 

 

「っていっても、すでに準備は終わっているし……」

 

 

準備もあらかじめ終えているので、行くことになる。

 

 

「世話になったな、クレイン、ドロッセル」

 

 

「皆さん、お気をつけて」

 

 

「皆、気をつけていってくださいね」

 

 

クレインとドロッセルに見送られ、俺たちはワイバーンに乗る。

 

 

「さあ、行くぞ」

 

 

「ひゃっは!再びフライト時間だぜぇ!」

 

 

順番に飛び立っていく俺たち。

 

 

目的地は……イル・ファン近くにあるバルナウル街道だ!

 

 

 

 

説明
第40話 イル・ファンへ
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コメント
レオンとミラがバカップル化してるな・・・。(BLACK)
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