ハイスクールD×D 喧嘩番長の新たな喧嘩 第8話
[全1ページ]

 

 

 

 

 

「ひーひー・・・・」

 

 イッセーは巨大なリュックサックを背負って山を登っている

 

 「イッセー、しっかりしろ。目的地はまだ先なんだぞ?こんなところでくたばってどうするんだ」

 

 前にいた大がイッセーに喝をいれた

 

 「はーはー、じゃあ、これ持ってくれよ。つーか・・・何でお前は普通の量なんだよ!?」

 

 「何でって・・・そりゃ、俺が人間だからだろ」

 

 「ふざけるな!!お前はあきらかに俺達悪魔以上の力持ってるだろう!!」

 

 イッセーは大に怒鳴った

 

 「・・・・あの私も手伝いますから」

 

 はるか先にいたアーシアがイッセーに言うと

 

 「いいのよ、イッセーはあれぐらいこなさないと強くなれないわ」

 

 隣にいたリアスがアーシアに言った

 

 「(ありがとうアーシア。その気持ちだけで嬉しいよ。・・・・それと・・・・部長の鬼――!!)」

 

 イッセーは心の中で叫んだ

 

 「部長、山菜を摘んできました。夜の食材にしましょう」

 

 イッセーと同じ巨大なリュックを背負った祐斗がイッセーを追い越して行った

 

 「・・・・・お先に」

 

 更にイッセーが背負っているリュックよりも大きなリュックを背負った小猫がイッセーを追い越して言った

 

 「・・・・いいのかイッセー?後輩やお前の憎いイケメンに負けたままで?」

 

 大がそう言うと

 

 「うおりゃぁぁぁぁっ!!」

 

 イッセーは全身に力を入れて一気に山を駆け上がって行く。・・・・だが、長続きせず同じことが繰り返された

 

 

 

 

 「はーはー・・・つ、疲れた」

 

 グレモリー家の別荘に着いたイッセーは大の字になって床に倒れた

 

 「じゃあ、俺達も着替えるか祐斗」

 

 「うん。それと、イッセー君」

 

 「な、何だ?」

 

 「覗かないでね」

 

 祐斗が冗談で言うと

 

 「マジで殴るぞ、この野郎!!」

 

 怒りの表情でイッセーは祐斗に言った

 

 「元気が有り余ってるなイッセー。訓練内容もっと厳しくしてもいいと部長に言っておいてやるよ」

 

 大がそう言って部屋を出ると

 

 「それだけは勘弁してくれーーー!!」

 

 リビングにイッセーの悲痛な叫びが響いた

 

 

 

 

 それぞれの準備が整い修行が始まった。レッスンは1〜5まであり・・現在レッスン5内容は

 

 「少しは反撃してこい!!」

 

 「無茶言うな!!」

 

 大との喧嘩と言う名の地獄の組手

 

 「おらぁっ!!」

 

 「ひぃっ!?」

 

 大の放った拳をイッセーが避け後ろにあった木に穴が開いた

 

 「あんなの喰らったら絶対に死ぬ!!」

 

 「アーシアがいるから問題無い!!」

 

 大は跳びあがり、落下の勢いを加えた拳を繰り出した

 

 「おわぁ!?」

 

 イッセーは横に飛んでそれを避けた。避けられたため大の拳は地面に当たりクレーターを作った

 

 「前から思っていたけど・・・お前本当に人間か!?」

 

 「ごちゃごちゃ言ってないで・・・・殴り掛かってこい!!」

 

 

 

 

 「うおおおお!美味ぇぇぇ!マジで美味い」

 

 一日目の修行が終わり、マサル達は食堂で夕食を食べていた

 

 「イッセー、もう少し静かに食え。後、食べながら喋るな」

 

 イッセーの隣にいた大はイッセーに注意した

 

 「あらあら。おかわりもあるからたくさん食べてくださいね」

 

 「さて、イッセー。今日一日修行してみてどうだったかしら?」

 

 リアスがイッセーに聞いた

 

 「・・・・俺が一番弱かったです」

 

 「そうね。それは確実ね」

 

 「(グサっ!)そ、それと」

 

 イッセーの心に何かが刺さった

 

 「それと?」

 

 「大は本当に人間なのかと思いました。・・・何度死ぬかと思った事か」

 

 それを聞いて大を除く全員が苦笑いをした

 

 「そ、そんなに厳しかったの?」

 

 リアスが聞くと

 

 「厳しいもんじゃありませんよ。拳で木に穴を開けるは、クレーターを作るわ・・・散々でしたよ」

 

 「鍛えれば誰でも出来ることだ」

 

 大が言うと

 

 「それはお前だけだ!!」

 

 イッセーが突っ込みを入れた

 

 「食事を終えたらお風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵なのよ」

 

 「っ!?」

 

 その言葉にイッセーの意識はエロに塗り替えられた

 

 「僕は覗かないよイッセー君」

 

 「俺もだ」

 

 「バッカ!お前らな!!」

 

 だが、大と祐斗に先制パンチを喰らった

 

 「あら、イッセー私達の入浴を覗きたいの?」

 

 リアスの言葉に全員の視線がイッセーに集中した

 

 「なら、一緒に入る?私は構わないわ。ついでにマサルも連れて行きましょう」

 

 「俺もなのか!?」

 

 リアスの言葉に大は驚いた

 

 「朱乃はどう?」

 

 「別に構いませんわ」

 

 朱乃は了承した

 

 「アーシアは?愛しのイッセーとなら大丈夫よね?」

 

 アーシアは顔を真っ赤にして小さく頷いた

 

 「最後に小猫。どう?」

 

 小猫に聞くと

 

 「・・・・・いやです。でも、大先輩ならいいです」

 

 小猫に拒否されイッセーは地獄のどん底まで落ちてしまった

 

 「俺はいいのかよ」

 

 「じゃ、無しね。残念、イッセー。それじゃあ行きましょうかマサル」

 

 「拒否権は?」

 

 「勿論ないわ♪」

 

 「うふふ♪」

 

 リアスと朱乃は大の服の襟を握り、大を引きずって行った

 

 「(・・・・こうなったら、覗くしか)」

 

 イッセーがそんなことを考えていると

 

 「・・・・覗いたら、恨みます」

 

 小猫に先制を喰らい、地面に倒れた

 

 

 

 

 「アグモン、イッセーの中にいる奴はまだ目を覚まさないのか?」

 

 『もう少しで目を覚ますと思うけど・・・あの様子じゃいつになるか解らねえぜ』

 

 「・・・・きっかけがあればいいのかもしれないな」

 

 『でも兄貴、そんなもん無いと思うぜ?』

 

 「・・・無いなら作ればいいだけだ」

 

 大は笑って言った

 

説明
修行の始まり
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
6693 6343 3
タグ
ハイスクールD×D 大門大 デジモンセイバーズ 無敵の喧嘩番長 

白の牙さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com