現象起こしの転生者 第三十四話
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〜〜第五階第四関門〜〜

零SIDE

 

「こんにちは生徒会補佐の皆さん

私は保健委員会委員長、赤 青黄」

 

「そしてここでは完全神経衰弱(パーフェクトメランコリィ)を関門にしているって?」

 

「その通り、安心院さんの言うとおり原作のことかしら?

よく知ってるわね」

 

知ってなかったらどうするってんだ

原作知識もちで転生なんて、テンプレだはないにしてもよくあると思うけどな

 

「あたりまえだろ?」

 

「そう、じゃあ早速だけど誰から挑戦する?」

 

「じゃあ私が行くわ」

 

「ねーちゃん!?」

 

「いいでしょ創?」

 

「だめに決まってんだろ!?ねーちゃんが負けたらどうすんだよ!?」

 

「あら?私が負けるわけないでしょ?

理外点以外に負ける気はないわよ

トランプゲームでめくったり揃えたりなら理外点にも負けない自信がある」

 

廻さんは随分と自信があるみたいだな

得意なのかこういうの

 

「でもっ」

 

「でももなしよ創、たまには私のしたいことさせて頂戴?」

 

「う・・・わーったよ、でも負けないでくれよ?」

 

「あったりまえよ!お姉ちゃんを信じなさい!」

 

廻さんカッケー

いいお姉ちゃんだな、創も幸せ者だ

 

「兄さん兄さん」

 

「何姫ちゃん?」

 

「廻さんが勝っても通行券は廻さんだけなんじゃ・・・」

 

「「あ」」

 

そういえばそうだ

どーしようかな

 

「ああ、大丈夫よ、ねぇ赤さん」

 

「何かしら、終さん?」

 

「イカサマありでいいから勝ったら

全員通っていい?」

 

ぬぁんだってー!?

イカサマありで勝てるはずないと思うんですけど!?

 

「ねーちゃん!流石にそれはやめろって!」

 

「あら創、おねーちゃんが信じられない?」

 

廻さん何か笑顔が黒いです

いつもの美人笑顔で黒いものが湧き出てますよー

 

「え、それは・・その・・」

 

「何?」

 

怖いぞ?なんか怖い、すんごく怖い

言うこと聞かないとこれは・・・

 

「「(殺される!)」」

 

「なに?」

 

「ナンデモアリマセン」

 

「ならよしっ」

 

怖いよ、女の人怖い

 

「兄さん、血の気が引いてますよ!?

大丈夫ですか!?」

 

「ウン、ダイジョウブダヨ?」

 

「聞かないでください!

膝枕してあげますから横になってください

そんな血の引いた顔じゃ心配です」

 

うんうん、ありがとう姫ちゃん遠慮なく膝枕されるよ

 

廻さんがんばれー

 

―――――――――――――――

三人称SIDE

 

「じゃあ始めましょう」

 

廻は笑顔を絶やさない

 

「ええいいわよ」

 

赤は不思議には思ったが疑問に思はなかった

 

「じゃあトランプ貸して?

混ぜるから」

 

「はい」

 

「ありがと・・・・」

 

廻は表とうれで一度づつ広げその後さっさっ、と廻がトランプを混ぜ

赤に渡す

 

「はい」

 

「どうも」

 

そして赤が混ぜ直し

廻を先攻としゲームをスタートした

 

ゲーム開始から二十ターン目

 

「そろった☆」

 

「・・・そう、よかったわね」

 

「でしょー」

 

今のところ結果は

 

赤・ゼロ組、0ポイント

 

廻・十組、132ポイント

 

廻は先攻にも関わらず最初からずっと揃え続けている

ポイントの多いカードを狙い撃ちで

しかもカードの裏が見えるかのように

対して赤の方は揃えられない

原作よろしくカードも入れ替え

覚えることもやっている、しかしそれでも揃わないのだ

 

「・・・・違いますね、あなたの番です」

 

「そう、じゃあこれと・・・・これね」

 

また廻揃えた

赤は焦り始めた、そして廻は笑顔から微笑に顔が変わった

 

「どうする?降参?」

 

「しませんよ・・・・くっ、また違います」

 

「そう・・・・じゃあこれとこれ」

 

「!またっ」

 

「うん、あてちゃったー」

 

赤には廻の顔が悪魔か何かに見えているのであろう

苦虫をかみつぶしたような顔をしていた

 

「「「・・・・」」」

 

観戦組は唖然としてそれを見ていた

 

「くっ、まだ、ジョーカーを揃えれば!」

 

赤はシャッフルカードを揃え巻き返しを狙うも

確率の問題もあり外れ

 

「はい、あっジョーカー」

 

「!!」

 

狙った直後に廻が揃えずにシャッフルカードとして出してしまい

あっけなくその計画も崩れる

 

その後もゲームは続き・・・

三十四ターン目

 

「はい、これでおしまいかな?合計点210ポイント」

 

「・・・そうですね、私の負けです」

 

結果

赤・0組、0ポイント

 

廻・17組、210ポイント

 

「楽勝楽勝、私にトランプ挑むんなら

一瞬で裏の模様を傷も含め覚える勢いで来なさい」

 

廻はにっこり笑って言う

 

「!?まさか、あなた!」

 

「そう、最初に並べて混ぜたときに覚えたの」

 

「そんな馬鹿な・・・」

 

赤は呆然とする

それを見た廻はふふふと笑い

 

「出来るんだから仕方ないでしょ?

ちなみに、わからなかったと思うけどカードの入れ替えもしてたわよ

あなたのめくったカードを丸々全部入れ替えしたの

だからあなたは揃わなっかった」

 

と種明かしをした

 

そして創たちの方を見る

創たちは

 

「「「・・・・」」」

 

驚きすぎて灰になっていた

 

「あらら、さぁ行くわよ皆!」

 

残された赤はしばらく目が点になって

喜々津たちを驚かせたのは別の話

 

―――――――――――――――――――

〜〜九階〜〜

零SIDE

 

まさか廻さんにあんな特技があったなんて

傷まで覚えるってどっかの村の部の部員でもやってたんですか

 

「まぁそんなのはどうでもいいけど」

 

「何言ってるんですか兄さん?」

 

「一ついいかな?」

 

「どうした零?」

 

「何か問題があるの?」

 

いやいやあり過ぎですよ

 

「なんで、どうして・・・

俺らがアニメみたいに岩に追いかけられてるんだ?」

 

「なんでって、トラップ発動したからだろ?」

 

そうでしたねー

さっき歩いてたら急に岩が出現したんですもんねー

でもさ・・・

 

「さっさと破壊しろよ!」

 

「お前がやれよ!」

 

「「はぁ!?」」

 

「どっちでもいいからさっさとして!」

「どちらでもいいですから早くしてください!」

 

「「アイサー」」

 

「『絶滅の一撃』百撃一手、弾幕ヴァージョン」

「『流星の尾』一点貫通ヴァージョン」

 

違いは文字通り、全滅の一撃が百発の弾幕で放たれる

創のは一点集中でレーザーっぽくなってるな

 

「「砕け散れ」」

 

ボッカーンってか?

はっ、あんなものは創の強化した皮膚に比べれば

安すぎるわぁ!

 

「あの・・・兄さん」

 

「創・・・」

 

「「ん?」」

 

「「塔の壁まで破壊してるわよ(ますよ)」」

 

「「あ」」

 

やっちゃったぜ☆

まぁいいか

 

「後で治すからいいでしょ」

 

「そんなのでいいんですか?」

 

いいのいいの

 

「文句言わないの、なでなでしてあげるから」

 

「そんなのじゃ許しませんよ!・・・・・

許しません・・・・」

 

なでなで

 

「だめ?」

 

「いいです」

 

「ありがと」

 

「「だめだこのカップル」」

 

んなこと言うなよ!バカップル万歳!

っで問題があるんだ

 

「迷ったな」

 

「馬鹿だろ?」

 

お前も迷ってんだよ創

 

「まぁとりあえず進むしかないでしょ」

 

「そうですね、ちょうどあっちにに部屋がありますし」

 

じゃあ早速

 

「お邪魔しまーす」

 

「こんちはー」

 

「「失礼しまーす」」

 

「む、最初は個性的なカップルが来たな

なぁロード」

 

「そうだねメラリー、今回は僕の『猟理』はいらなかったみたいだけど」

 

この委員長も個性的だよなー

超理と猟理ってなんすか、どうやるのか教えてほしい

つーか米良先輩そののこぎり的なものが怖いです

 

「ここは・・・料理かな」

 

「そうだ、ここの関門は簡単だ

この食材を使い!」

 

ざぁ!

 

おお!一面に食材が!

何か月分ですか!?全部ほしいんですけど!?

 

「私に『おいしい』と言わせたらクリアだ!

『超理師』として、『理を超えた』料理を待っている!」

 

ちょっと待て!理を越えるってどうやるんですかー

法則無視も制限つきだから理を無視できなんですけどー?

 

「料理か・・・家庭料理くらいしかできないしなー」

 

「私もいつもと同じものぐらいしか・・・」

 

「俺なんて何も作れないぜ?」

 

「創は私がいないとカップ麺しか食べないからよ」

 

創は料理も出来ないのか、

小学校の調理実習とか覚えてないんだろうなー

 

「別に四人で一食でもいいぞ

私はそんなに狭い人間ではないからな」

 

「じゃあ遠慮なく、創、廻さん一緒にやろう!」

 

「あいあいー」

 

「いいわよ」

 

―――――――――――――――――――――――――

 

「っで、何を作る?」

 

「そうだな〜そこが問題だ」

 

「それより食材が多いです」

 

「原作壊さないために少ししか使わないとして・・・

何作る?」

 

う〜ん、もういいか

 

「普通に家庭料理で」

 

「普通にって何使うんだ?」

 

「せっかくですからいつものご飯に少し贅沢を加えたぐらいでいいと思います」

 

「じゃあどうしようか」

 

「そうですね・・・・」

 

 

「メラリーあれどう思う?」

 

「彼らか?・・・そうだな、思うも何も彼らは答えを知っている

はずだ、自ら転生者であると言いこの物語を知っていると暴露したのは

戦挙の後の会議だ、あの時のことは忘れていないだろう?」

 

「そうだね、だけど知ってるからと言って

美味しいかどうかはわからないって?」

 

「ああ、答えを知っているからと言って必ずしも本心から

それを思えるとは思わない、これは答っを知っているからとかの問題ではない

私は思っているよ」

 

「ふーん」

 

 

「あれっ?何分炊けばいいんだ?」

 

「あっ創!炊く前に水入れないでどうやって炊くのよ!」

 

「魚ってどれ使う?」

 

「そうですねーまぐろなんかでいいんじゃないでしょうか」

 

「どうやって使うの?」

 

「大きく切って焼くんです」

 

「へー」

 

 

「随分楽しそうに料理するんだね」

 

「ああ、あれは見ている側も楽しい」

 

「けど、それで関門に何かがあるわけない」

 

「その通りだ」

 

 

「出来た」

 

「出来ましたね」

 

「こっちもオッケーよ」

 

「慣れない作業はキツイ」

 

まぁでもいい経験じゃねーかな

食ってものの意味なぁ

お母さんに教えてっもらったのそのまま使おう

 

 

「さて先輩方、これが俺たちの一食

『一般家庭の御馳走』そのまま俺の家でたま−に出る

御馳走を作りました、どうぞお召し上がりください」

 

「・・・いただこう」

 

「うん、いただきます」

 

 

 

「ご馳走様」

 

「ご馳走様」

 

「「「「お粗末様でした」」」」

 

「・・・さて、お前たち、何を思ってこれを作った?

味意外に、それを聞きたい、お前たちは何を思った?」

 

・・・・きたね、それはもうみんなが同意見だ

 

「俺から言います、皆同意見なので」

 

「そうか、なら教えてもらおうか、何を思った?」

 

「・・・・『ありがとう』

この食材達にそしてあと、この食材を育てた自然に

まぁ俺の場合はこれはお母さんの受け売りなんですけどね」

 

「そっちは?」

 

「俺達?俺はばーちゃんが同じことを・・・」

 

「あたしは無人島キャンプに行って・・・」

 

「私は元神様ですので・・・」

 

「・・・合格だ!肝心の味だがな、すごく良かったぞ!

お前ら全員平和でおいしいな!」

 

それはどうもありがとうございます

 

「さぁ通れお前たち、お前たちは極上だったっぞ!」

 

「じゃあ遠慮なく」

 

「面倒なこと全部終わらせますかね」

 

「お邪魔しました」

 

「じゃあまたねダブル委員長☆」

 

「「・・・・嵐だ」」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「さてお前ら、準備はいいか?」

 

「あったりまえ!」

 

「もちろんです」

 

「いつでもいいわよ」

 

じゃあ聞こう

 

「妄想の準備はいいか?」

 

「中防のころを呼び起こすぜ!」

 

「それは聞かなくてもいいと思うんですが?」

 

「いいの、二人にいちいち聞いてたら身がもたないわよ」

 

さぁ行こうか!

 

「最終関門レッツらごー」

 

説明
神様と転生した主人公が
めだかで原作に入るお話

※注意※
めだかボックスの二次創作です
キャラ崩壊するかもです
作者は分が苦手です
俺TUEEEE系です
自分的解釈もあります

上記でもよい方以外はバックすることをお勧めします
構わないという方はよろしくお願いします
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タグ
神様がヒロイン 主人公最強 チート めだかボックス 

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