いわゆるテンプレ物語 第7話
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 とある(元)高校生の夢

 

 

 

「どうだった?転生初日は?」

 

「やけにリアルな夢だな、おい?」

 

 俺は真っ白な空間にいた。

 何もない。ただ白いだけの空間。

 

「そう思うかもしれないけど、ここは神に世界だから。」

 

 なんか神とかほざいてる奴がいるな。

 と、いうことは

 

「そうか、つまり今までの出来事はすべて夢だったのか。それなら説明がつくn「話を聞け!」うおっ!?…すげえな俺の想像力。流石厨二病患者。やることの次元が違う」

 

「だから話を聞けっつってるだろうが!!!」

 

「…すみません。現実逃避してました。」

 

「まあいい」

 

「だってこんなにむさいジジイが夢に出てきたら、ねぇ?」

 

「前言撤回!やっぱ許さん!」

 

 と、バカでかいハンマーを振り上げながら言ってきた。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ。マジで謝るから!」

 

「本当に?」

 

「勿論、本当だ」

 

「…ならいいんだ。改めてきくが、どうだった?」

 

 ふう、何とかハンマーはおろしてくれた。

 

「はっきり言って、未だに信じられないよ。俺が転生して、神で、ドンパチやってるなんてさ。」

 

 ホント、あんなに受験直前で大変だったのに、今や高校生の女子だ。とても前は考えられないようなことが今は平気でおこってるしなあ。

 

「そうかもしれないが、これが現実だ。…頑張れよ。お前がここに来たせいで、若干原作がゆがんでいる」

 

「元から壊すつもりだったんだけど、ダメだった?」

 

「やり過ぎるとヤバイが、今ぐらいなら大丈夫だ。だけど気をつけろよ?これから先はどうなるかは分からない。どこまでが原作通りなのか、しっかりしろよ?」

 

「わかってるよ。ところで、何か大きく変わったところはある?」

 

「済まないが、それは教えられない。ゲームのルールだからな」

 

「そうか…それじゃあな」

 

「そろそろ目が覚めるみたいだな。頑張れよ!」

 

「ああ、もちろんだ。父さん。」

 

「…お父様とよべ…。」

 

「じゃあ、お父様。」

 

「ああ、じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、朝になった。

 

 

 

 

「遠山くん!起きないと遅刻しちゃうよ〜?」

 

「のわっ!?今何時だ!?」

 

「朝の6時半よ」

 

 とアリア。もうすでに着替えは済まれて制限姿になっている。

 

「…早すぎだろ」

 

「そんな事ないわよ。ほら、これ書いて」

 

 とキンジに渡したのは一枚の紙。

 

「…自由履修申請書…ってなに?遠山くん?」

 

 と、それっぽく振舞っておく。

 

「自由履修ってのは、要は他の学科のお試しみたいなもんだ」

 

「他の学科の授業などを受けることで、行動の幅を広げようっていうのが目的ね」

 

 わかりやすい説明ありがとうございます。

 

「それで、何でそんなものを?」

 

「俺は一回だけアリアと強襲科

アサルト

として事件を受けることになったからな。一時的に強襲科に戻るんだ」

 

「まあ、ちょっとの間だけだけどね」

 

 とアリアが付け足す。

 

 …そろそろ朝ごはんの時間だな。

 

「なるほど。それじゃあ、朝ごはん作るね」

 

「「よろしく」」

 

 さあ、何を作ろうか…

 

 

 

 

 

 

 10分後、

 

 出来たのは

 

 ご飯

 味噌汁

 鮭

 ほうれん草のお浸し

 

 という、何とも日本らしい朝ごはんとなった。

 

「できたよ〜」

 

「おっ、シャケに味噌汁か。」

 

「…なんかダメだったかな?」

 

 流石に朝からはきつかったか?

 

「いや、問題は全くないんだけど、フランスから来たんだよね?」

 

「そうだけど?」

 

「いや、なんかものすごい純和風だなぁと思っただけだ」

 

 確かに、金髪の女の子がシャケを焼いていたら…

 違和感しかねえな。

 

「実はお婆ちゃんが日本食が大好きでね?それでよく食べてたんだ」

 

「そうなのか」

 

「そんなことはいいから、キンジ、早く食べましょ?」

 

「そうだな。」

 

 

「「「いただきまーす」」」

 

 

 

 

 

 今日から新しい高校生活が始まるんだな。

 

 楽しみだな?。

 

 髪の頭脳をもった俺にしてみれば、学校のテストなんざ簡単簡単。

 

 …そこ、能力の無駄遣いとか言わない!

 

 有効活用

・・・・

と言ってくれ。

 

 

 

 そういえば、強襲科の授業ってどんななのかな?

 作中じゃああんまり描かれてなかったからな。

 

 …やばい。早く学校に行きてえ。

 

 

 

 

 とか考えているうちに食べ終わった。

 

 

 

 それじゃあいくか。

 

「ねえ、そろそろ行かない?」

 

 時刻はすでに7時45分。いつもキンジが乗っているバスがもう少しで来るな。

 

「まだいいんじゃないか?」

 

「何言ってるのよ。10分前行動って知らないの?」

 

「…分かったよ」

 

 

 

 さて、どうやら今日がバスジャックではなかったようだ。

 

 普通に学校についた。

 

 

 

 

「おはよう、不知火」

 

「おはよう。今日は遅刻しなかったんだね」

 

 …いつもも遅刻してたのかよ、キンジ…

 

「そんな風にいうなよ…まあ、本当のことだけどさ…」

 

 こりゃあ事件にも巻き込まれるわな。

 

 

 と、キンジが若干落ち込んでいると、武藤が来た。

 

「おはよー!ってキンジ、お前その娘は?…まさかもう落としたのか!?」

 

「「なっ!?」

 

「なんでそっちに行くかな!?」

 

「そ、そうよ!なんで…」

 

「だって二人も…なあ?不知火?」

 

「そうだね、こんな状態だったら仕方ないね」

 

「「ちょっ!?」」

 

「ほらキンジ、早くいかないと授業始まるぞ?」

 

「えっ?…ってやべぇ!?もうこんな時間かよ!?」

 

 すでに8時25分。授業が始まるのは8時30分。と、いう事は………

 

 

 

「「「「「ちこくだぁ〜〜〜!?」」」」」

 

 すげえ、全員ハモったな。

 

「ってフラン、感心している場合!?」

 

 

 

 それからは、全力で走った。

 

 まあ、俺はみんなに出ていているだけだけど。

 

 

 

 

 

 結果、

 

 

 

 セーフだった。

 

 1分前だったけど。

 

 

 

 

 何とか教室に着くと、担任が待っていた。

 

「あの〜、座って貰えませんか〜?」

 

 それでいいのか担任よ?

 

 まあ、素直に俺たちはすわる訳だけどな。

 

 

「それでは、授業を始めます」

 

 

 

 

 

 

 

 それからは、平凡に過ごし、昼ごはんの時間になった。

 

 

 

「ねえ遠山くん、アリアちゃん、一緒にご飯食べない?」

 

「俺は別にいいぞ」

 

「わ、私もいいわよ」

 

 ほう…すでにキンジが若干気になっているのかな?

 

「な、なによフラン、ニヤニヤして!?」

 

「いーや?何でもないよ?」

 

 こりゃあ、これからの生活も楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

 その後、強襲科の授業をうけたが…

 

 はっきりいてつまらなかった。

 

 今日はただ単に教室で授業を受けて、黒板にかかれたことをうつすだけだった。

 

 

 

 

 そうして、一日が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝

 

 

 さあ、今日はバスジャックの日なわけだが、どうも調子が狂う。

 と、いうのも

 

「キンジ、ジャムとって」

 

「ほい」

 

「アリアちゃん、バターとってくれる?」

 

「はい、どうぞー。でも買っていくかパンにジャムとバターの両方を塗るなんて変じゃない?」

 

「そんなことないよ。味がクリーミーになるというか…とにかく!美味しいんだって!」

 

「こってりしちゃうじゃない!」

 

「そこがいいんでしょ!?」

 

「「ねえキンジ(遠山くん)、どう思う!?」」

 

「…俺はなにもつけずにパンそのものの味を楽しみたいんだ。」

 

 …なんて会話をしてたら和んじゃったよ。

 これから事件が起きてってのに、緊張感ないなあ、俺。

 まあ、あってもなくても結果は同じだろうけど。

 

「そういえば、2人は仲直りしたの?」

 

 昨日の夜は凄かったからな…大丈夫かな?

 

「ああ、もう大丈夫だ」

 

「一応決着はついたしね」

 

 ということは、バスジャック、ハイジャックでの仲直りイベントはなくても良い?

 じゃあ、アリアの額に傷が付かなくてもいいんだな?

 良かった…。これなら、思う存分に出来るな。

 

「そろそろ学校に行く時間じゃない?」

 

「そうね。キンジ、行きましょう?」

 

「…俺は2人と時間をずらしていくから、先に行っててくれ」

 

「なんでよ?」

 

「男子寮から女子が出てきたってだけでもやばいのに、そこに男がいたらどうなるか…分かるだろ?」

 

「そうね。わかったわ。フラン、いこ?」

 

「うん。それじゃあ遠山くん、後でね」

 

「ああ、いってらっしゃい」

 

「「いってきまーす」」

 

 俺はM82を持って学校へと向かった。

 

 それから5分ほど後

 …会話がなくて気まずくなっていた。とりあえず何か話題を作らないとな。

 

「ねえ、アリアちゃん、武偵高の授業ってどうなってるの?」

 

「そういえばフランは今まで普通の高校に通ってたんだっけ。武偵高では午前中は普通の高校と同じように授業を受けて、午後はそれぞれの学部で授業を受けるのよ。あなたの場合は、好きな学部に行けばいいんじゃない?」

 

「ありがと、じゃあ普通の高校の勉強も頑張らないとね」

 

「その必要は無いわ」

 

「何で?授業やるんでしょ?」

 

「そうだけど、テストは全て実践形式で行う戦闘だけだから、最悪戦闘さえ出来れば授業に一切行ってなくてもいいのよ」

 

「そ、そうなんだ。…ねえ、アリアちゃん、携帯鳴ってるよ?」

 

「えっ?あ、本当だ。チョット待っててね」

 

「うん」

 

 ついにきたか…

 アリアが携帯の画面の相手の名前、"教務科

マスターズ

"を見て、目を見開いていた。

 

「はい…….はい………..はい、分かりました。…はい、失礼します」

 

「何だったの、?アリアちゃん?」

 

「事件よ。今すぐ女子寮の屋上のヘリポートに来いって」

 

「分かった」

 

 そうして、俺たちは女子寮へと走った。

 その途中、概要を聞いておいた。

 

 

「ねえ、アリアちゃん、事件の内容は?」

 

「バスジャックよ。武偵高の通学バスに爆弾を仕掛けたっていう電話が電子音声できたんだって」

 

「電子音声って…まさか」

 

 ここで驚いとかないと不自然だな。

 

「そう。部偵殺しよ」

 

「分かった。急ごう」

 

「ええ。私は装備を家からとってこなくちゃいけないから、先行ってて」

 

「了解」

 

 さて、そうして屋上に着くと、レキが居た。

 

 そして2分ほど待つとアリアがきた。

 

「いまキンジがこっちに向かってるから、チョット待ってて」

 

「了解。ところでレキ、その銃見せてくれない?」

 

「…はい」

 

 レキから借りたのはSVD。本来、この銃の射程距離は500mぐらいなのだが、レキは2000m越えの狙撃をこの銃でやってのける。一体どんな改造が行われているのか、と気になり、能力で調べてみると

 

 ステータス

 

 SVD

 

 メンテナンス S

 射程距離 B

 連射能力 A

 精度 A

 改造 なし

 特集能力・ 愛着・ 全てにプラス1ランク補正

 

 これは…すごいな。流石天才狙撃手の銃だ。

 そういえば、俺のはどうなんだ?

 ついでに測ってみるか。

 

 M82A3

 

 メンテナンス R

 射程距離 R

 連射能力 R

 精度 R

 改造 なし

 特集能力・ 愛着・ 全てにプラス10ランク補正

 

 …やべえ、チート過ぎた。

 これを作った時、俺はなにを考えてたんだ…

 

 そうして頭を抱えていると、アリアがなにか手渡してきた。

 

「ヘッドセットと無線よ。話せないと不便でしょ?ほら、レキのも」

 

「………」

 

 レキは相変わらず無言でそれらをつける。

 俺もそれを真似してつける。

 

「アリア!何があったんだよ!?」

 

 待つこと5分。やっとキンジがやって来た。

 

「それは後。早くヘリに乗って!」

 

 と、半ば強引にキンジをヘリに乗せる。

 

「それじゃあ綴先生、お願いします」

 

「はいよー」

 

 そして出発した。

 軽いな、おい。

 

 それよりも何時の間にキンジに電話してたんだ?

 アリアが装備を取りに行った時かな。

 まあいいや。

 

「アリアちゃん、キンジに説明しなくて良いの?」

 

「そういえばまだだったわね。今回はバスジャックよ。武偵高の通学バスに爆弾を仕掛けたっていう電話が電子音声で来たの」

 

「それってもしかして…」

 

「そう。部偵殺しだと考えられるわ。これが私たちの関わる事件になった訳ね。」

 

「そうか」

 

 それでいいのかキンジ…

 おっ?あれかな?

 

「ねえレキ、あのバスじゃない?」

 

 俺が指差したのは、一台のバス。中には武偵高の制服を着た生徒がいる。

 

「おそらく、そう」

 

「あんた達、視力いくつなのよ…」

 

 と、あきれ顔で聞いてくるアリア。

 

「6.0」

 

 と、レキ。

 

「10ぐらいだと思うよ」

 

 と、俺。

 

「…ねえ、キンジ、何で私たちの周りってこんな人ばっかりなの?」

 

「しるかよ」

 

 こんな人とは失礼だな。

 

 一応人だぞ?…能力は人外だけど。

 いや、神か。

 

「アリアちゃん、そろそろ降下準備を始めた方が良いんじゃない?」

 

「そうね。キンジ、いくわよ」

 

「ああ」

 

「いってらっしゃ〜い」

 

「はいはい。」

 

 そう言って、ヘリから飛び出して行った。

 

 そういや空挺するってことは小説版なんだな。

 たしかアニメ版では車をアリアが運転してたし。

 

「ねえレキ、あなたは爆弾をお願いして良い?私は2人のバックアップをするから」

 

「…分かった」

 

 さて、2人がバスに降りたようだ。相変わらずキンジは危なかったが。

 周りをみると、後ろ100mほどにUZIを載せたスポーツカーが5台ほどいた。

 

 それらを片っ端から片付けていく。

 

「フラン、どうしたの!?」

 

「後ろにまたUZIを載せたスポーツカーが5台ほどいたんだよ。でも、もう処理したから大丈夫」

 

「そう。キンジ、中はどう?」

 

「だめだ。見つからない。」

 

「そう…あったわ!!!場所はバスの下よ。カジンスキーβ型。量は…3500立方センチメートルぐらいあるわ」

 

「ナニッ!?バスなんか軽々吹き飛ばすじゃないか!?」

 

「そうね。でも大丈夫。私が解体するわ」

 

 

 

 ったく大丈夫かな…

 

 

 

 ---キンジside---

 

 アリアが車外の爆弾を解体していると、不知火が声をかけてきた。

 

「キンジ…おそらく犯人はまだ俺たちを監視しているはずだ。他の策をやられる前に手を打たないと」

 

「わかった」

 

 

 

 きっと電波の送信機なんかがあるんだろう。

 

 とすれば、ある場所は…

 

 見つかりにくく、かつ良く電波が届く屋根か…

 

 

 

 

 

 取り敢えず屋根に登ると予想どうりにアンテナがあった。

 

 それを引っこ抜く。

 

 ズボッと簡単に抜けた。

 

 ここまであっさり抜けると何かの罠だと思っちまうな。

 

 ガン!!と前にいた車が横からぶつかってきた。

 

 

「アリア!どうした!?」

 

「………」

 

 アリアからは全く応答がない。

 こんなこと原作では無かったぞ?

 意識を失ったのは銃弾が額をかすったからだし、もはや"ズレ"が起き始めているのか?

 

「遠山くん、アリアちゃんは?」

 

「…気絶しちまったみたいだ。いま引き上げてる」

 

「そう…レキ、爆弾を頼める?」

 

「…分かった」

 

「爆弾なら俺が…」

 

「遠山くんの仕事はアリアちゃんを守る事。それに集中して。」

 

「…分かったよ」

 

 こんなにスムーズに進むとは…流石小説と言った所かな。

 結局、アリアの入院イベントは起きたわけだが、まあ、必要なことだったのだろう。

 

 

 その後は無事に爆弾もレキの手によって外されて、事件は幕を閉じた。

 

 

 そして授業をいつも道理に受けた後、一つの案が浮かんだ。

 

「ねえ遠山くん、アリアちゃんのお見舞いにいかない?」

 

 そう。やはり原作道理にアリアは部偵の病院に入院していた。

 

 キンジはカバンに教科書やノートなどを詰めながら答えた

 

「そうだな…」

 

「そうだよ!行こうよキンジくん!」

 

 とはしゃいで、クルクルとキンジの周りを回りながら理子も言う。

 バスジャックの犯人がそんな事を言っても、楽しみにしているようにしか見えないんだけどな。

 

「じゃあ帰る途中に寄って行こうか」

 

 とキンジが言うと、何時の間にか居たレキが「私も行く」言い出したので、結局4人で行くことになった。

 

 

 

 

 さて、病院につき、アリアが居るところを聞いて病室の前まで着た訳だが、

 

 キンジ (誰が最初に行く?)

 

 俺 (一緒にいた遠山くんからでしょ)

 

 理子 (そういうフランちゃんも一緒にいたよね?)

 

 レキ (………)

 

 と、こうなる訳だ。

 

 そして、

 

(((言い出しっぺのフランがいけ)))

 

 と成ってしまった。

 取り敢えず決まっちゃったので、仕方なく最初にはいる。

 

「失礼しま〜す」

 

 するとアリアは驚きもせずに

 

「皆、来たの?別に来なくても良かったのに…」

 

「まあまあ」

 

 

 さっきの押し付けあいの意味はたいして無かった。

 

 なんか原作より性格が柔らかくなっているけど、これも俺のせいなのかな?

 

「………」

 

 レキは無言でベットの脇にあった花瓶に花をさした。

 

「明日は来れそう?」

 

「多分いけると思うわ」

 

「そう。ならまた明日ね。」

 

「うん。じゃあね」

 

「「「「失礼しました」」」」

 

 その後、特になにもせず、各々の家路へついた。

 

「ねえ遠山くん」

 

 帰る途中、ずっと無言というのも辛いので、取り敢えずなんかしゃべることにした。

 

「なんだ?」

 

「今日の晩御飯どうしようか?」

 

「あっ…そういえば家に何もなかったな…」

 

「スーパー行く?」

 

「そうだな。ついでに明日の朝ごはんも買ってくか」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スーパー

 

 

 

 

 

 おっ?あれは理子か?

 

「おーい、理子ちゃーん!!」

 

「おっ、フランちゃん。晩御飯のお買い物?」

 

「うん、でも、何にしようか迷ってるんだよね」

 

「それなら、キンジ家で鍋にしない?私も困ってたんだよね」

 

「いいね!ねえ遠山くん、いいでしょ?」

 

「うーん…まあ、いいか。」

 

「やったぁ!それじゃあ、一緒に材料買おう?」

 

「そうだね。何鍋にする?」

 

「 そうだなあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのあと、キンジ宅。

 

 

 

 

 結局すき焼きになった。

 

 

 

 

「それじゃあ」

 

「「「「いただきまーす」」」」

 

「」が一個余計だと思った人、

 

 これでいいんです。

 

 あの後家に帰ると、玄関前に白雪がいて、入れずに困っているようだった。

 

 どうやら、キンジと一緒に晩御飯を食べたかったらしく、誘うと二つ返事だった。

 

 

 と、いうことでキンジ、白雪、理子、俺の4人で鍋を囲んでいる。

 

 ちなみに、鍋奉行は白雪。

 

 

 

 

「そういえば、何で転校してきたの?」

 

 と、白雪が聞いてきた。

 

 …やばい、考えてなかった。

 原作に介入したかったからなんて言える訳ないし…

 

 親をつかうか。

 

「お父さんが日本に転勤してね、一緒にきたんだ」

 

「へぇ〜。そうなんだ」

 

 良かった。納得してくれたみたいだ。

 

 ………その後は、特に危ういこともなく、とても楽しくすごせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜。

 ●●●●(現 フラン)の夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶり!」

 

 ……..また奴がきた。

 

「奴って…普通にお父さんってよんでくれよ…」

 

 まあまあ。

 

 ところで、聞きたい事があるんだけど。

 

「なんだ?」

 

 !!!夢の中なので、声に出さなくて言いたいことが伝わります!!!

 

 

 …何で羽を出さないと武器を作る以外の能力がつかえないんだよっっっっ!?

 

「まあまあ落ち着いて 。………それで、その理由何だけどな……

 世界の抑止力が働いているみたいなんだ。」

 

 つまりは、世界から恐れられて、それで制限されていると。

 

 何という厨二設定…

 

「そういう事だ。まあ、それが当てはまるのは地球にいる生物に対してだけだから、神であり、悪魔である羽を出した姿には効かない訳だがな。」

 

 …神であり、悪魔であるって良いのか?正反対の存在だと思うんだが。

 

 つーか厨二。

 

「大丈夫だ。実際、俺だって神の姿と悪魔の姿の両方を持ってるしな」

 

 …マジで?

 

「マジで。つーか口がきたないぞ?」

 

 はいはいすみませんね。

 

 …そろそろ起きる時間じゃないの?

 

「…そうだな。それじゃあまたな」

 

 またね〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、アリアは学校を休んだ。

 

説明
いわゆるテンプレ物語の第7話
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