世界を越えし男と数の子たち 第24訓 バイクには男のロマンがある
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今回はあんまり面白くないかも。

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優斗とトーレ、ノーヴェはクラナガンで有名なバイク屋に来ていた。

 

つい先日、優斗はこの世界の運転免許を取得したため、何か乗り物を買おうと思ったからだ。

 

そして思いついたのが、バイクだったため、バイク屋に来たのである。

 

 

ユウト「何がいいかな…」

 

優斗は店に置いてあるバイクを見てまわっている。

 

ノーヴェ「流石、ミッドで有名なバイク屋だな。いろんな種類があるんだな」

 

ノーヴェが店頭にあるバイクを見て言う。

 

トーレ「それで、優斗はどういったのがいいんだ?」

 

トーレが店内のバイクを見ながら優斗に聞く。

 

ユウト「そーだな、この世界に来る前に乗っていたやつと同じようなのがあればいいんだが」

 

トーレ「?。どういうのに乗っていたんだ?」

 

ユウト「どういうのってーと…」

 

優斗は、自分が乗っていたバイクがどんなだかを説明した。(優斗が乗っていたバイクは、Fate/zeroで、セイバーが乗っていたやつを想像してください)

 

ユウト「まあ、中古で安いやつだったけど、俺的には割と良いものだったな」

 

ノーヴェ「だけど、この店には、それに似たようなのは無いみたいだぜ」

 

ユウト「そうか…。でも、そうだな。せっかく新しいのを買うんなら、前に乗っていたのとは違うバイクにするってのもありだな」

 

トーレ「取りあえず、他の店も見に行ってみるか?」

 

ユウト「そうだな」

 

そう言って、三人は店を出た。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

それから二時間後。

 

優斗達は、何軒か見た後、クラナガンの裏通りにある、一軒のバイク屋にたどり着いた。

 

 

ユウト「こんな所にも、バイク屋があったのか…」

 

ノーヴェ「取りあえず中に入ろうぜ」

 

優斗達は店に入った。

 

店に入ると、中は結構広く、いろんな種類のバイクが置いてある。

 

トーレ「ほう。沢山あるな」

 

ユウト「そうだな…」

 

三人は店をあちこち見てまわった。

 

暫く店内を見てまわっていると、一台のバイクを見つけた。

 

ユウト「あ、あった!」

 

ノーヴェ「?。何がだよ?」

 

ノーヴェは、優斗の視線を追って行った。

すると、店内の片隅に一台の、黒いボディのバイクが置いてあった。

 

ユウト「これ、俺が前に乗っていたバイクにそっくりだ!」

 

トーレ「それがか?」

 

ユウト「ああ。値段は…書いてないな。幾ら何だ?」

 

優斗は財布の中身を見た。

そして、バイクを買う為に、店長を呼び出した。

 

ユウト「すいませーん!このバイク欲しいんですけど!」

 

優斗は店の奥に向けて叫ぶ。すると、店の奥から女性の声が聞こえて来た。

 

???「はいはーい!少し待ってて!」

 

数分後、店の奥から、青い帽子をかぶった、店長であろう女性が現れた。

 

???「待たせたわね。それで、どのバイクが欲しいのかしら?」

 

ユウト「あ、これ何ですけど…」

 

優斗は、黒いボディのバイクを指差した。

 

???「どれどれ…って、それは…」

 

店長がバイクを見て言う。

 

???「あ?、残念だけどそれ、売り物じゃ無いのよ」

 

ユウト「何だ、そうだったのかよ」

 

ノーヴェ「しょうがないな、違うのにしたらどうなんだ、優斗」

 

ユウト「ああ…。見つけたと思ったんだけどな…」

 

優斗の言葉を聞いた店長が、優斗達に話し掛けてくる。

 

???「?。あなた、このバイクが欲しかったの?」

 

ユウト「まあ、確かに欲しかったが、売り物じゃ無いなら仕方ないな」

 

そう言って、他のバイクを見て廻ろうとすると、店長が言ってきた。

 

???「そうね…。別に、このバイク、売っても良いんだけど…」

 

トーレ「良いのか?」

 

???「ええ。ただし、条件があるけどね…」

 

そう言って、店長は優斗達に、その条件を話した。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

優斗達は、街の中で、店の宣伝のビラを配っていた。

 

ユウト「条件が店の宣伝とはな…」

 

ノーヴェ「しかも、何枚あるんだよ、このビラ…」

 

ノーヴェは、手に持った大量のビラを見て言った。

 

トーレ「しかし、良かったではないか。あのバイク、欲しかったのだろう?」

 

ユウト「ああ、早いとこビラを配り終えて、あのバイクを売ってもらわないとな」

 

そう言って、優斗達はビラを配り続けた。

 

ーーーーーーーーーー

 

数時間後

 

ビラを配り終えた優斗達は、店に戻った。

 

店に戻ると、何人かの客が来ていた。

 

優斗達に気がついたのか、店長…メリルが話し掛けて来た。

 

 

メリル「あ、ビラを配り終えて来たのね」

 

ユウト「ああ。それに宣伝したからか、客が入ったみたいだな?」

 

メリル「ええ。それじゃあ、このバイクの値段だけど…」

 

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優斗達は今、バイクに乗って、アジトに帰っている。

 

メリルが提示したバイクの値段が、思ったよりも安く、更にサービスで、サイドカーまで付けてくれたのだった。

 

サイドカーは、結構簡単に付け外しが可能だとの事。

 

ユウト「しかし、思ったよりも安く済んだな」

 

ノーヴェ「よかったな、優斗」

 

トーレ「……」

 

因みに、サイドカーにはノーヴェが乗っている。

トーレ優斗の後ろに座り、運転している優斗に掴まっている。

 

ノーヴェ「ん?どうしたんだよ、トーレ姉?」

 

トーレ「いや…。私も、バイクが欲しくなってな…」

 

ユウト「じゃあ、帰ったらスカリエッティに頼んだらどうだ?」

 

トーレ「そうだな…。…そういえば優斗、何故お前はドクターに頼まないで、買いに行ったんだ?」

ユウト「こういうのは、店で捜す方が良いのがあったりするんだよ」

 

ノーヴェ「そんなもんなのか?」

 

ユウト「そうなの」

 

そんな会話をしながら、優斗達はアジトに帰った。

 

ーーーーーーーーーー

 

ウェンディ「おおー!カッコいいバイクっスね!」

 

セイン「ねぇねぇ、あたしも乗っていい?」

 

ユウト「乗っていいって、運転出来ねえだろ、お前」

 

セイン「だったら、今度街に遊びに行くときはあたしも後ろに乗せてよ」

 

ユウト「はいはい、また今度な」

 

 

 

説明
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。
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