ONE PIECE ?黒髪少年の描く世界? 第二十三話 特製電伝虫
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ほー。これは考えた。

 

カルーのお仲間かは知らないが6匹のカルガモの上に6人のローブをかぶった人を乗せてこちらに走ってくる。これじゃどれがビビだかわからないってか。

 

 

「これじゃどれが王女だか“あやふや”じゃないのようっ!!」

Mr.2がじたばたしながら言う。そんな事を言ってる間にも接近してるのだが。

Mr.4が威嚇にバズーカ?を打つが、向こうの判断で避けられる。

 

 

「速いなあのカルガモ」

「!Mr.4、ミス・メリークリスマス!そっちに二人行ったわ。いくつかに別れて行くって言う作戦ね」

「南門だね、任せな!行くよMr.4!」

「うーーーーーんーーーーー」

うんこれまた長い返事だこと!腹筋スゴいんだろうなー…ってそんな事考えてる暇ないんだった!えっと結局西|門(ゲート)、南西|門(ゲート)、南|門(ゲート)に別れたんだっけか?うし、エージェント達も追ってった事だし。

 

 

 

 

 

 

 

ガガガピ???

「もしもーし。繋がってるー?」

『ああ』

『ええ、順調』

『さすが俺の作った子電伝虫コピー!“ウソップ電伝虫”と名付けよう!』

『そうね、さすがウソップさん』

『ビビちゃん、おだてるとこいつまた調子乗るぞ』

『そうだぞ』

「うん。繋がってる事はわかった。ていうかよく考えたなこんなの。俺も何処の門に誰が行ったかわからない。だから一通り言うぞ。まず西|門(ゲート)。1とミス・ダブルフィンガーが行った。南西|門(ゲート)にはMr.2。最後に南|門(ゲート)には4とミス・メリークリスマスってやつだ」

『そんな事言われてもわかんないわよ!オカマ以外!』

確かに。会った事もなければ技も知らないしな。ごもっともである。

 

 

 

「んじゃ略す。西ゲートは斬撃系、南西ゲートは…格闘系?んで南ゲートは狙撃系って感じか?」

『んげ!俺んとこオカマかよ!サンジ代われ!』

『敵は俺らの事を追いかけてきてんだから無理だろ!』

『うん!こっちは大丈夫そうね。ゾロ、まとめてやっちゃいなさい!』

『結局人任せじゃねぇか!』

…ホントこの一味緊張感ないな。

 

 

「あ、ちなみにビビは何処のゲートに向かったんだ?」

『私は何処にも向かってないわ。これから反乱軍を説得する』

「ん?でも6つ…あ、ルフィか」

『いんや。ラクダだ』『ヴォ』

サンジが返事をした後タイミングよくラクダが鳴く。

…なんでラクダ?っていうかラクダ鳴くの本当にタイミングよさすぎ。言葉わかってんのか?

いかんいかん。肝心なのはそこじゃない。

 

 

 

「何でルフィがいないんだ?」

『…途中でクロコダイルが追ってきたんだ。始めはビビが捕まったんだけど、ルフィが代わりに戦いに行ったんだ』

チョッパーが心配そうに言う。

なるほど。その後帰ってきてないってことか。

 

 

 

 

「ルフィならきっと来るさ。大丈夫だ。それにそろそろビビから離れただろ?俺はルフィを見つけ次第フォローに回る」

『『『『『『了解!』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「健闘を祈る」

 

 

 

 

 

 

子電伝虫を切る。

 

なるほどなー。考えたなー。

 

ルフィも子電伝虫を持ってるだろうから連絡は取りたい時にとれるだろう。

 

さて。今度こそ考えなくては。

 

 

 

俺は何をしたらいい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うし。ルフィが来るまでビビの援護だ!

 

 

俺も小さき脳みそから絞り出したのは『ビビの妨害にみせて実は援護しちゃってる作戦』だ。というわけでとりあえず南ゲートの方に向かう。

 

 

しばらくするとビビが見えてきた。横にカルーもいる。南側からは反乱軍が近づいてくる。ビビの前に回り込む。

「ヤマトさん!?」

びびが5mくらい先に立っている。

「ビビ、これから俺と戦うフリをしてくれ」

「フリ?」

何でそんな事をする必要があるのかという顔をする。

 

 

「ああ。多分俺の想像では反乱軍にも国王軍にもバロックワークスの奴らがいるんだ。そしたらどうやってでもビビが反乱軍を説得するのを邪魔すると思う。勝手に攻撃を仕掛けるとか砂嵐を起こすとか。んで俺らがこの向きで戦うと、どさくさにまぎれてその攻撃をそらす事ができる可能性が増えるんだ」

「なるほど!そうね」

ビビが武器を取り出して笑う。

 

「俺は国王軍が何かしてきた時にその攻撃をそらす。ビビは反乱軍からの攻撃をそらしてくれ!」

「わかったわ!」

 

 

 

 

そして戦うフリが始まった。予想通り国王軍がいきなり大砲を撃ってくる。

おいおいホントいきなりだな。

しゃがんだ状態で葉でできてる|刃(やいば)を数本ビビに投げる。それをビビが横に避けてかわす。ここからビビに向かって投げるとビビに当たるはずだった刃は大砲の玉に当たるはずだ。予想通り玉に当たり、空中で爆破する。幸い大砲の玉に気づくのが早かっため、砂が舞うのは避ける事ができた。砂が舞うと目に入って痛い。

 

 

ビビも上手く反乱軍からの攻撃をかわしている。そしてついに反乱軍が100mくらいまで迫っていた。

 

 

うし。お邪魔虫は退散すっかな。

 

ビビに適当に吹き飛ばされて倒れる。もちばりばり元気だけどー。

 

ビビが武器をしまい、両手を広げる。

 

 

 

 

 

 

 

「止まりなさい!!反乱軍!!!」

 

 

説明
にじファンからの転載です。
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